第51回映画文献資料研究会【2月26日】

2022/02/14 映画文献資料研究会

日本映像学会第51回映画文献資料研究会
日本映像学会映画文献資料研究会では、以下のように研究例会を通常開催いたします。

 記

「『ラヂオの時間』の撮影」

 企画概要:撮影監督の高間賢治氏は、1949年東京に生まれ、1971年に都立大学を卒業。若松プロで伊東英男の撮影助手を経て、1975年にCMカメラマンとして独立。1981年に文化庁芸術家在外研修制度で米留学。アメリカの撮影監督システムを本格的に日本に導入し、村野鐵太郎の『月山』(1979)、山川直人の『ビリィ・ザ・キッドの新しい夜明け』(1986)、椎名誠の『あひるのうたがきこえてくるよ。』(1993)、中江裕司の『ナビィの恋』(1999)、金子修介の『DEATH NOTE デスノート』(2006)など、新人監督のインディーズ映画からメジャー作品まで幅広くてがける。日本映画撮影監督協会の機関誌『映画撮影』に「撮影報告」を多数寄稿。著書に、『撮影監督ってなんだ?』(1992)、『シーナ映画とコーキ映画』(2001)、『撮影監督 高間賢治の映画撮影記』(2018)、訳書に『マスターズオブライト―アメリカン・シネマの撮影監督たち』(1988)など。
中原俊の『12人の優しい日本人』(1991)を始め、三谷幸喜の映画デビュー作『ラヂオの時間』(1997)と続く『みんなのいえ』(2001)も担当。ラジオ収録中のスタジオで起こった密室殺人ものという構想から始まった『ラヂオの時間』は、フジテレビのドラマ『振り返れば奴がいる』(1993)と同時進行で執筆されたために、プロットの大幅な変更を経ることとなった。最終的にはバック・ステージものの喜劇として、93年に舞台化されたものを映画化したもので、ラジオ局のスタジオが大がかりなセットで作りこまれた。今回は、『ラヂオの時間』の参考上映の後、高間賢治氏に製作当時のお話を伺う。

日時:2月26日(土)14時~17時(予定)
  第1部:映画『ラヂオの時間』(参考上映)
  第2部:鼎談 高間賢治(撮影監督)
         龔主(東京工芸大学大学院博士課程)
         高山隆一(東京工芸大学教授)
会場:東京工芸大学藝術学部2号館B1 マルチメディア講義室
参加費:無料
事前申込制:参加を希望される方は、下記宛にお申し込みください。
(人数制限はありませんので、返信はいたしませんが、延期または中止になった場合は、ご連絡します。)
※入校規制が実施されているため、当日は上映開始10分前に1号館入口にご参集ください。
nishimurimg.t-kougei.ac.jp
日本映像学会映画文献資料研究会(代表:西村安弘)