2022/10/03 映像人類学研究会
日本映像学会映像人類学研究会第3回研究会(2022年11月12日)のお知らせ
下記の通り日本映像学会映像人類学研究会第3回研究会をオンライン(Zoom)にて開催いたします。会員に限らず多くの方の参加をお待ちしております。
「世界遺産」 『ニンガルー・コースト〜 300kmのサンゴ礁(オーストラリア)』(実尺およそ24分,2021,TBS)を題材に、「ウィズコロナ時代の海外取材の現況とこれから」を考える
概要:参加者の皆さんにはゲストスピーカー(杉井真一氏)が制作した上記の作品を事前に鑑賞して頂き、当日はこの作品における講演を杉井氏から頂き、その後、参加者で活発な意見交換、ディスカッションを行いたいと思います。
日時:2022年11月12日(土)14時00分〜16時00分
形式:Zoomを使ったオンライン開催(当該番組の映像を事前にご覧になってご参加下さい)
参加費:無料
どなたでも参加できます。学生さんも歓迎です。
出入り自由ですので、お気軽にお申し込みください。若手制作者、若手研究者の方で興味がある方も是非ご参加ください。
参加申し込み方法:下記 Googleフォームや映像人類学研究会宛のメールでお申し込みください。参加者リスト作成などの準備のため、締め切りは11月7日(月)0:00厳守とさせていただきます。
お申し込みを頂いた方には、「世界遺産」 『ニンガルー・コースト〜 300kmのサンゴ礁(オーストラリア)』を事前視聴して頂けるように順次、映像共有のURLをご指定のメール宛に送付させて頂きます。
Googleフォーム:https://forms.gle/VbvWC6cVTVPsorXu5
メールでのお申し込み、お問い合わせ: visualanthropology2021gmail.com
「世界遺産」 『ニンガルー・コースト〜 300kmのサンゴ礁(オーストラリア)』(実尺およそ24分,2021,TBS)*著作権上の配慮により、エンドクレジットを削除してしますので、最後の部分の終わり方に唐突感があることはご了承願います。
作品概要:オーストラリア大陸の西の果て。海岸を縁どるように、約300kmもサンゴ礁が続いています。裾礁としては世界最大のニンガルー・コーストです。浅瀬に育つサンゴが、ここにしかない風景を生みました。毎年3〜6月になると世界最大の魚ジンベエザメが500匹も集まってきます。一体なぜなのでしょうか?その鍵を握っているのもサンゴでした。またこの地の年間降水量は300ミリ足らず。乾燥した大地が広がっていますが、その地下には巨大な地底湖が広がっていました。
ねらい:この作品は、コロナ禍という要因から、担当ディレクターが現地に出向かない「リモートロケ」の手法で制作されました。コロナを経て多くの海外ロケが中止となったり現地に行けなくなったりすることで、映像制作の機会が大きく損なわれ、制作現場から離れてゆく制作者も少なくない中で、今回のゲストスピーカーの杉井氏は日々、海外ロケの手段を模索し続けている現役のディレクターです。杉井氏が制作した実際の番組を皆で共有し、制作にあたっての問題点や工夫についてお話を伺いながら、ウィズコロナ時代における取材、番組制作、研究をめぐるフィールドワークの課題について検討し、これからの映像フィールドワークの可能性について展望してみたいと思います。
ゲストスピーカー略歴:
杉井真一 / テレビディレクター /(株)メディア・ワン
1980年生まれ。41歳。大学卒業後、(株)メディア・ワンに入社。民放の報道番組・情報番組を経てディレクターになる。主に企画VTRを担当し、TBS「みのもんたの朝ズバッ!」では、イギリス最新鋭駆逐艦や海上自衛隊最新鋭潜水艦への搭乗取材などを行う。30代半ばからは長尺番組の制作を担当し、 TBS『世界遺産』やBS11「世界の国境を歩いてみたら…」などの海外紀行・ドキュメンタリー番組を制作している。
司会:本研究会メンバー(田淵俊彦、中垣恒太郎)
式次第(予定):
14時00分〜 開会の挨拶、映像研究会のこれまで(第1回、第2回)の活動についての報告
14時15分〜 ゲストスピーカー・杉井真一氏による講演「ウィズコロナ時代の海外取材
の現況とこれから」
15時15分〜 参加者との意見交換
16時00分頃 終了
映像人類学研究会代表:田淵俊彦