2017/07/08 映画文献資料研究会
第43回映画文献資料研究会のお知らせ
日本映像学会映画文献資料研究会では、下記のように研究例会を開催いたします。会員の皆様のご参加をお待ちします。
記
「立体映像の特徴と視機能の関係について」
第1部:参考上映(※デジタル3Dによる上映)
『大アマゾンの半魚人』Creature from the Black Lagoon
1954年ユニヴァーサル映画 モノクロ 76分
監督:ジャック・アーノルド
撮影:ウィリアム・E・スナイダー
出演:リチャード・カールソン、ジュリー・アダムス
「魔の水底に棲息する不気味な怪物半魚人! いま激怒をこめて男を殺し、裸女に迫る! その出現は世紀の恐怖だ!」(日本公開時のポスター惹句より)
第2部:研究発表「立体映像の特徴と視機能の関係について」
発表者:名手久貴(東京工芸大学芸術学部教授)
立体映像は、スクリーンから被写体が飛び出したり、スクリーンの奥に空間が広がって見えたりするなど、実空間の見えに近い体験を得ることが可能です。しかしながら、被写体の厚みが感じられなくなる書割効果や見かけの大きさが小さくなる箱庭効果など主観的な歪や鑑賞時に視覚疲労が発生しやすくなるなど、実空間の見えとは一致しない部分も存在します。とくに鑑賞時における疲労の発生は、昨今の立体映像ブーム終焉の理由の一つとも考えられます。本発表では、立体映像の仕組みを概説した後、どのような原因により主観的な歪や疲労が生じるのかについて、これまでの立体視に関する研究成果を踏まえながら論じます。
日時:2017年7月29日(土)13:00~16:00
会場:東京工芸大学芸術学部2号館B1マルチメディア講義室
東京都中野区本町2-9-5
参加費:無料(例会の後に、有志による懇談会を予定)
主催:日本映像学会映画文献資料研究会(代表:西村安弘)
問合先:nishimur@img.t-kougei.ac.jp
※ご来場の際は、1号館入口の警備室で、入館証をお受け取り下さい。
以上
日本映像学会映画文献資料研究会
代表 西村安弘
〒164-8678
東京都中野区本町2-9-5
東京工芸大学芸術学部映像学科内