2019/03/25 アジア映画研究会
日本映像学会会員各位
日本映像学会アジア映画研究会(第8回)開催のお知らせ
アジア映画研究会(第2期第9回/通算第28回)を下記のとおり開催します。
アジア映画研究会×国際交流基金アジアセンター×ムービー・アクト・プロジェクト Present
ベトナム映画の夕べ~歴史・女性・娯楽~
日時:2019年4月3日(水) 16:00-20:40
会場:アテネ・フランセ文化センター
東京都千代田区神田駿河台2-11 アテネ・フランセ4F
JR御茶ノ水・水道橋駅から徒歩7分
http://www.athenee.net/culturalcenter
入場無料(予約不要) 定員80名(先着順)←一般向けの案内なのでご注意ください。
*日本映像学会会員の方はいつも通り調整さんで出欠の管理を致します。それ以外の方は入場無料・予約不要のイベントなので直接おいでください。
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内容:
①レクチャー「ベトナム映画史~南北の歴史から紐解く~」(50分)坂川 直也(ゲスト)
②レクチャー「ベトナムアクション映画の興隆~ゴ・タイン・バンを中心に~」(50分)坂川 直也
③鼎談「ベトナム娯楽映画の魅力」(50分)坂川直也×宇田川幸洋×浦川留×夏目深雪(ゲスト)
④特別上映 映画『仕立て屋(仮題)』(100分)
[全体概要]
昨年はベトナム映画祭も開催され、注目を浴びているベトナム映画。トラン・アン・ユンの流れを汲むファン・ダン・ジーなどの若手アート系監督が国際映画祭で注目を浴びていたが、近年はジョニー・グエン&ゴ・タイン・バンのコンビが活躍する超絶アクション、幅広い娯楽作品を作るグエン・クアン・ズンなど、多様性を持った面白さで活況を呈している。
ベトナム映画に造詣の深い坂川直也氏をゲスト講師に迎え、その南北に分かれた複雑な歴史から生まれたベトナム映画の流れ、アクション映画の動向を紐解いてもらう。そして、アクション女優・映画監督・映画製作者といくつもの顔を持ちながらベトナム映画を底上げしているゴ・タイン・バンに注目し、アジア映画・アクション映画に造詣の深い3人のゲストとのベトナム娯楽映画鼎談を経て、ゴ・タイン・バン製作・出演の映画『仕立て屋(仮題)』の上映を行う。ベトナム映画の面白さが、その複雑な歴史とともに、女性のパワーに支えられていることを実感するだろう。
[レクチャー概要]
かつて岩波ホールで上映され、日本におけるベトナム映画のイメージを築いた戦争映画『無人の野』(1979)。そして、東京国際映画祭で上映された、『輝ける日々』(2018 『サニー』ベトナム版)。一見関連性の薄い二作ですが、ベトナム戦争末期の南ベトナム(1972年のメコンデルタと1975年以前のダラット)を取り上げた点で共通し、さらに、『無人の野』の脚本家と『輝ける日々』の監督は親子です。これら二作の違いに、ベトナム映画史の幅広さ、面白さが詰まっています。今回、なかなか見えづらいベトナム映画史に関して、南北の歴史を踏まえ、その流れを紐解こうと思っています。加えて、大阪アジアン映画祭で、自身最後のアクション映画主演と位置づける『ハイ・フォン』(2019)が上映されたゴ・タイン・バン(ベロニカ・グゥ)さんを中心に、『映画秘宝EX 激闘!アジアン・アクション映画大進撃』のコラム「ベトナムアクション映画の新潮流(ニューウェイブ)、『The Rebel』以降」から最新作『ハイ・フォン』までのベトナムアクション映画の歩みも、お話できればと考えています。(坂川直也)
[レクチャー登壇者]
講師:坂川直也(さかがわ なおや)
東南アジア地域研究者。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科研究指導認定退学。ベトナムを中心に東南アジアの映画史を研究している。ネットで読める論文には「ベトナム 革命イデオロギーから夢と笑いへ :B級映画都市サイゴンの復活」や「サイゴン新世代がつくる「英雄」たち──現代ベトナムにおけるヒーローアクション映画をめぐって」など。大阪大学非常勤講師。
特別ゲスト:宇田川幸洋(映画評論家)、浦川留(映画ライター)
モデレーター:夏目深雪(映画批評家/アジア映画研究会)
[特別上映]
『仕立て屋(仮題)』2017年|100分|Blu-ray|
監督:チャン・ビュー・ロック、グエン・ケイ
出演:ニン・ズーン・ラン・ゴック ゴ・タイン・バン
1969年のサイゴン。9代続いたアオザイの仕立て屋の娘ニュイは、60年代の新しいファッションに夢中でアオザイを古いと嫌い、母と対立していた。そこから48年後の未来、2017年にタイムスリップしたニュイは、自殺を図ろうとしていた落ちぶれた自分に対面。なんとか店を立て直すべく奔走が始まる。釜山国際映画祭をはじめ、多くの映画祭に招待された。
プログラム
15:30 会場
16:00 開会ご挨拶・当日のご案内
16:05 ①レクチャー「ベトナム映画史~南北の歴史から紐解く~」坂川 直也
16:55 休憩
17:00 ②レクチャー「ベトナムアクション映画の興隆~ゴ・タイン・バンを中心に~」坂川 直也
17:50 休憩
18:00 ③鼎談「ベトナム娯楽映画の魅力」坂川直也×宇田川幸洋×浦川留×夏目深雪
18:50 休憩
19:00 ④特別上映『仕立て屋(仮題)』
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ご参加についていくつか注意点がございます。
〈ご所属またはご専門のご確認〉
調整さん等で出欠をお取りいただく際は、ご所属の情報(組織等にご所属でいらっしゃらない場合はご専門の情報等)をお知らせいただけますようお願いいたします。
〈出欠について〉
前日までに参加者全員のお名前と、所属・役職(または職業)を把握するため、参加をご希望の方は「調整さん」でおこないますので、下記のサイトへ行き、「出欠を入力する」をクリックしてください。
https://chouseisan.com/s?h=3fd7d9f6a47a42838caef03e1038d38b
「表示名」にお名前と、コメント欄に所属・役職(または職業)を入力、○(出席)△(不明)×(欠席)のいずれかを選ぶ。最後にコメントがあれば入力してください。出席の登録は、前日4月2日(火)18:00までにお願いします。今回は準備がいつもよりかかるので、締切厳守でお願い致します。
以上
4月座長:夏目深雪
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日本映像学会アジア映画研究会
代表 石坂健治
〒215-0014 神奈川県川崎市麻生区白山2丁目2-1 日本映画大学内