日本映像学会アニメーション研究会【8月27日】

2022/07/23 アニメーション研究会

日本映像学会アニメーション研究会 研究発表会のご案内

 東映アニメーション企画部シニアプロデューサーの野口光一氏による研究発表「アニメーション製作におけるプロデュース業務」を、Zoomを用いたオンライン形式で開催いたします。参加登録をしていただければ、どなたでも参加いただける会です。
 ご興味、ご関心がございましたら、是非ご参加くださいますようご案内申し上げます。

日本映像学会アニメーション研究会 代表:横田正夫

■開催概要

曜日:令和4(2022)年8月27日(土曜日)
時間:14:30~16:30
場所:Zoomを使ったオンライン研究会
参加費:無料

参加登録:参加をご希望される方は、8月25日(木曜日)までに下の参加登録フォームに必要事項をご記入ください。
https://forms.gle/1Tb5wtJzzsfZU5aC9
※登録後、ご記入いただいたメールアドレスに参加用URLをご案内いたします。ご案内のメールは野村 (nomura.worksgmail.com) よりお届けいたします。登録から数日経っても連絡がない場合は、お手数ですが野村までお問い合わせください。
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発表タイトル
「アニメーション製作におけるプロデュース業務」

発表者
 東映アニメーション 企画部 シニアプロデューサー  野口光一
 1989年リンクス(現IMAGICA Lab.)、1995年からBOSS FILM STUDIOS(米・ロサンゼルス)でリチャード・エドランドに師事し『スピーシーズ』(1995)、『エアフォース・ワン』(1997)のVFX制作を担当。その後、東映アニメーションのVFXスーパーバイザーとして『男たちの大和/YAMATO』(2005)、『カツベン!』(2019)、『大怪獣のあとしまつ』(2022)に参加。『楽園追放』(2014)、『正解するカド』(2017)、『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』(2020)、『怪獣デコード』 (2021)ではプロデューサーを務める。日本映像学会•日本アニメーション学会会員。博士(総合社会文化、2020)。

発表概要
 アニメーション製作におけるプロデュース業務を分類する。製作委員会方式による作品では複数人のプロデューサーがクレジットされるが、中心となるプロデューサーの業務を解説する。私が所属している東映アニメーションは、アニメーション制作会社でもあるが、そこでのプロデューサー業務に焦点を当てる。プロデューサーの業務は、企画立案、委員会調整、監督・脚本・キャラクターデザイナーの選出、シナリオ作成、制作スケジュールの確認、アフレコ、ダビング、本編集、宣伝活動、商品展開等がある。また、東映アニメーションにおけるアニメーション制作は、他社とは作り方が違うと言われている。1年(4クール)を通して1つの作品を作り続けることが他社との大きな違いであり、制作において音響監督を立てない特殊性もある。加えて、作画枚数の制限やシリーズディレクターを監督とクレジットしないことなどのルールがある。そこで、企画、制作、営業の視点でプロデューサー業務を分類する。