アナログメディア研究会主催:実験映画を観る会 vol.1【10月16日】

2022/10/03 アナログメディア研究会

実験映画を観る会 vol.1

2022年10月16日 日曜日

開場 12時40分
プログラム1 アメリカの実験映画     13時〜15時
休憩 15時〜15時30分
プログラム2 日本の実験映画その1.  15時30分〜17時30分

於:1小金井市中町天神前集会所
〒184-0012 東京都小金井市中町1丁目7-7
武蔵小金井駅南口から徒歩約14分
https://loco.yahoo.co.jp/place/g-Zs8NitBrVqI//?utm_source=dd_spot&sc_e=sydd_spt_slo_p_ttl&lsbe=1

 〈実験映画を観る会〉は、フィルム作品をフィルムで上映し、解説とともに鑑賞する実験映画(アンダーグラウンド映画)の入門的な上映会である。1960年頃から松本俊夫は、〈実験映画を見る会〉を主宰した。実験映画の輸入される機会が少なく、国内でもほとんど制作されなかった当時、貴重な機会をつくった。今日、実験映画を見る機会は増えたが、フィルムで鑑賞する機会はほとんど失われている。フィルム作品はフィルムで上映することを前提につくられており、フィルムで上映してこそ本来の姿を現す。DVDやインターネットでは作品を観たとはいえないのである。〈実験映画を観る会〉は、フィルム上映という貴重な機会を提供するものだ。フィルムで体験することで、実験映画の神髄に触れてほしい。(西村智弘)

無料上映

講師:太田曜、西村智弘 

略歴: 
太田曜:実験映画制作、研究。日本映像学会アナログメディア研究会代表。
西村智弘:映像評論家。著書『日本のアニメーションはいかにして成立したか』(日本アニメーション学会賞、森話社、2018)、共編著『アメリカン・アヴァンギャルド・ムービィ』(森話社、2016)

プログラム1 アメリカの実験映画
74分

『ラジオダイナミクス』 オスカー・フィッシンガー 1942年5分 カラー サイレント
“RADIO DYNAMICS” Oskar Fischinger 1942 5min color silent

『ア・ムービー』 ブルース・コナー 1958年 12分 モノクロ サウンド
“A MOVIE” Bruce Conner 1958 12 min

『ラピス』 ジェームス・ホイットニー 1963〜66年 10分 カラー サウンド
“LAPIS” James Whitney 1963~66 10 min color

『オールマイライフ』 ブルース・ベイリー 1966年 3分 カラー サウンド
“ALL MY LIFE” Bruce Baillie 1966 3min color

『カストロ・ストリート』 ブルース・ベイリー 1966年 10分 カラー サウンド
“CASTRO STREET” Bruce Baillie 1966 10min color

『ごみ、エッジレター、スプロケットホールなどが現れる映画』
オーエン・ランド s/k/a ジョージ・ランドウ 1965〜66年 4分 カラー サイレント
“FILM IN WHICH THERE APPEAR SPROCKET HOLES , EDGE LETTERING , DIRT PARTICLES , ETC .”
Owen Land a/k/a George Landow 1965~66 4min color silent

『フリッカー』 トニー・コンラッド 1966年 30分 モノクロ サウンド
“THE FLICKER” TONY CONRAD 1966 30min

74 min

プログラム2 日本の実験映画
59分

『やまかがし』相原信洋 1972年 7分 モノクロ サウンド
『アートマン』松本俊夫 1975年 11分 カラー サウンド
『日没の印象』鈴木志郎康 1975年 24分 モノクロ サウンド
『LE CINÉMA・映画』奥山順市 1975年 4分 モノクロ サウンド
『休憩』谷川俊太郎 1977年 3分 カラー サウンド
『SPACY』伊藤高志 1980年 10分 モノクロ サウンド

59分

問い合わせ先
日本映像学会アナログメディア研究会 analogmediazoomgmail.com

主催:日本映像学会アナログメディア研究会
https://www.facebook.com/analogmedia
:8ミリフィルム小金井街道プロジェクト
http://shink-tank.cocolog-nifty.com/perforation/
協力:東京造形大学、阿佐ヶ谷美術専門学校