2023/02/19 映画文献資料研究会
「日本インディペンデント映画研究特別編 山川直人の発出departure」
企画概要:第53回の例会では、「日本インディペンデント映画研究特別編 山川直人の発出departure」(東京工芸大学芸術学部映像学科との共催)と題して、映画監督・東京工芸大学教授の山川直人会員をお迎えし、早大シネ研製作の『ビハインド』(1978)と商業映画デビュー作『ビリィ・ザ・キッドの新しい夜明け』(1986)の上映に併せて、70年代から80年代にかけての製作活動についてお話を伺います。
○山川直人(監督・東京工芸大学教授):1957年愛知県生まれ。1983年、早稲田大学教育学部卒業。在学中に早大シネ研で自主制作を開始、『ビハインド』(1978)がぴあオフシアターフィルムフェスティバルに入選。『イメージフォーラム』や『シナリオ』へ寄稿する一方、村上春樹原作の『パン屋襲撃』(1982)と『100%の女の子』(1983)を完成。パルコ製作の『ビリィ・ザ・キッドの新しい夜明け』(1986)で商業映画に進出し、松竹では大友克洋原作の『SO WHAT』(1988)を発表。TVドラマやCM、PVを多数手がけ、2011年東京工芸大学芸術学部映像学科教授に着任。2022年には、大学の講義をベースにしながら、名画の自作イラストを活用した『映画は生き方を教えてくれる 映画手法コレクション』(ジュピター出版)を刊行。
日時:3月11日(土)13時~17時(予定)
第1部:映画『ビハインド(デジタル版)』
映画『ビリィ・ザ・キッドの新しい夜明け』(参考上映)
第2部:対談 山川直人
高山隆一(東京工芸大学教授)
進行:西村安弘(東京工芸大学教授)
会場:東京工芸大学藝術学部2号館B1 マルチメディア講義室
参加費:無料
事前申込制:先着50名
※参加を希望される方は、下記宛にお申し込みください。
nishimurimg.t-kougei.ac.jp
日本映像学会映画文献資料研究会(代表:西村安弘)
主催:東京工芸大学芸術学部映像学科、日本映像学会映画文献資料研究会
上映作品
『ビハインド』 BHIND(1978/早大シネ研/8mm→デジタル/60分)
監督・脚本:山川直人
出演:伊藤清彦・石井葉子・室井滋
・ぴあ オフシアターフィルムフェスティバル ’79入選
・1984 ベルリン国際映画祭招待
『ビリィ・ザ・キッドの新しい夜明け』THE NEW MORNING OF BILLY THE KID
(1986/PARCO・VAP/35mm/109分)
製作:増田通二 / プロデューサー:森重晃 / 原案:高橋源一郎/ 撮影:高間賢治
脚本:高橋源一郎・山川直人 / 音楽:千野秀一・ZELDA / 監督:山川直人
出演:三上博史・真行寺君枝・室井滋・内藤剛志・石井章雄・原田芳雄・石橋蓮司
・1986 エジンバラ国際映画祭招待
・1986 シドニー現代日本映画祭招待
・1986 モントリオール・ヌーヴォーシネマ国際映画祭招待
・1986 ハワイ国際映画祭招待
・1986 高崎映画祭 グランプリ(新人監督賞)受賞
・1987 ロッテルダム国際映画祭招待
・1987 香港国際映画祭招待
・1987 バンクーバー国際映画祭招待
・1987 トロント国際映画祭招待
・1989 ベローナ国際映画祭(イタリア)招待
・1991 USフィルムツアー・アジア映画祭(EWC主催)招待