映像テクスト分析研究会 2023年度(通算第23回)研究発表会【9月26日】

2023/08/29 映像テクスト分析研究会

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日本映像学会 映像テクスト分析研究会
2023年度(通算第23回)研究発表会 開催のお知らせ
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日本映像学会会員各位

映像テクスト分析研究会の研究発表会を下記のとおり開催します。
対面のみでの開催です。みなさまのご参加をお待ちしています。

日本映像学会映像テクスト分析研究会
代表 藤井仁子

■日時===========================
2023年9月26日(火曜日)17時00分開始〜18時30分終了予定
発表後に休憩をはさんで質疑応答あり

■発表者==========================
一之瀬ちひろ(東京大学大学院総合文化研究科博士後期課程)

■会場===========================
早稲田大学 戸山キャンパス 36号館2階演劇映像実習室(283教室/定員60人)
〒162-8644 東京都新宿区戸山1-24-1
最寄り駅:地下鉄東京メトロ東西線「早稲田駅」、副都心線「西早稲田駅」
https://www.waseda.jp/flas/hss/access/

■表題・概要===============================
『リトアニアの旅の追憶』におけるイメージの曖昧さ

ジョナス・メカスの『リトアニアへの旅の追憶』は、27年ぶりに故郷リトアニアのセメニシュケイ村を訪れる様子を中心に構成されている。この作品は作家の身辺の出来事を、遊動する画面や不安定な露出、極端に短いショットなど、作家自身が手持ちカメラで撮影した映像によって構成されていることがひとつの特徴であり、このスタイルは出来事の客観的記録とは対極にある私的で個人的な「日記映画」として理解されてきた。本発表では、たとえ注意深く眺めても画面に映っている情景が実際のところ何であるか分かりにくいこれらの映像がソ連体制下のリトアニアという異常な状況を撮影対象としている点や、映画内に物語的時間を駆動させる要素の希薄なシークエンスが頻繁に見られる点、交錯する視覚要素と聴覚要素の複雑な組み合わせによって現れる時間の重層性といったもののもたらす意味を検討しながら、メカス作品を観るときにつねに私のうちに生じる、通常は作動しない映画への向き合い方の回路が開拓されていく感覚に、少しでも近づきたいと思う。

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お問合せ先:
日本映像学会 映像テクスト分析研究会
代表 藤井仁子
〒162-8644 新宿区戸山1-24-1
早稲田大学文学学術院
e-mail: jinfujiiwaseda.jp