メディア考古学研究会(第2回)開催のお知らせ【9月16日】

2023/09/08 メディア考古学研究会

メディア考古学研究会(第2回)開催のお知らせ【9月16日(土)】

メディア考古学研究会(第2回)を下記のとおり開催いたします。板橋区立教育科学館にて、当時の映像機器と実物史料をもちいた実演による研究発表会(対面)になります。館内入場無料、事前予約などはございませんので、会場に直接お越しください。皆様のご参加をお待ちしております。

日時:2023年9月16日(土)
第1部10:30〜11:30 第2部12:30〜13:30 第3部 14:00〜15:00
(各回入退場自由、入替制)
会場:板橋区立教育科学館2階・教材製作室
https://www.itbs-sem.jp/event/detail?id=5730

〒174-0071東京都板橋区常盤台4-14-1
東武東上線 上板橋駅 北口下車 徒歩5分
https://www.itbs-sem.jp/access/

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「プリントメディアの科学観」
第1部 トーキーとアニメーションで学ぶ戦前の「タヌキ」童話の世界
解説:福島可奈子(早稲田大学)
実演:山端健志(板橋区立教育科学館)

第2部 体感する「プリントメディア」の文化的・技術的変遷
解説・実演:松本夏樹(大阪芸術大学)、福島可奈子(早稲田大学)

第3部 新発見の紙フィルム「発声映写器」と「ツキボシフヰルム」の復元保存について
司会進行・機械操作:山端健志(板橋区立教育科学館)
ゲスト:菊田鉄男(KWorx代表、電気システム技術者)

要旨:「プリントメディアの科学観」と題した第2回研究会では、まず第1部では、幻燈、玩具映画、紙フィルムや紙芝居といった「プリントメディア」のなかに登場する「タヌキ」像に焦点を当てる。そのイメージが『文福茶釜』や『証城寺の狸囃子』などの童話でどう扱われ、いかに変容してきたかについて検証するとともに、子供から大人まで、誰もが童心に帰って戦前の「タヌキ」の世界を追体験できる機会としたい。第2部では、近世から近代にかけての「プリントメディア」について、15世紀のキリスト教木版画から日本発明の紙フィルム、謄写版出版・芸術までの文化的・技術的変遷を中心に、松本夏樹コレクションの史料群のなかから具体的かつ体感的にみていく。第3部では、稀有な投影・活動する「印刷」メディアでありながら短命に終わった「紙フィルム」を取りあげる。なかでも、山端健志が新発見した家庭トーキー「発声映写器」と「ツキボシフヰルム」の復元保存活動と映像文化史的意義についてシンポジウム形式で話し合う。

お問い合わせ先:
日本映像学会メディア考古学研究会
代表・福島可奈子
korogattahotmail.co.jp