映像人類学研究会第5回研究会【11月12日】のお知らせ

2023/10/23 映像人類学研究会

日本映像学会映像人類学研究会第5回研究会(2023年11月12日)のお知らせ

下記の通り日本映像学会映像人類学研究会第5回研究会をハイブリッド(対面およびZoomでのオンライン)にて開催いたします。
会員に限らず多くの方の参加をお待ちしております。
ドキュメンタリー映画 『Happy Ainu』の監督であり、ドキュメンタリー作家の山田裕一郎氏をお迎えして、「短編」「ネット」「地方」にこだわり、ドキュメンタリー作品を発信し続けることの意味と意義についてお話をしていただきます。

概要:参加者の皆さんには、ゲストスピーカー(山田裕一郎氏)が制作した上記の作品『Happy Ainu』を事前にご覧頂き(参加申し込み後に視聴URLを送らせていただきます)、当日はこの作品にまつわる講演を山田氏から頂き、その後、参加者で活発な意見交換、ディスカッションをおこないたいと思います。

日時:2023年11月12日(日)13時00分〜15時00分
形式:対面およびZoomによるオンラインの同時ハイブリッド開催

場所:桜美林大学東京ひなたやまキャンパス(東京都町田市本町田2600-4)
https://www.obirin.ac.jp/access/tokyohinatayama/
*オンラインでの参加を希望される方には、申し込み後にZoomの招待を送らせていただきます。

参加費:無料
どなたでも参加できます。学生さんも歓迎です。
お気軽にお申し込みください。若手制作者、若手研究者の方で興味がある方も是非ご参加ください。

参加申し込み方法:下記 Googleフォームからお申し込みください。ご質問、ご不明点がございましたら、以下のメールでお問い合わせください。参加者リスト作成などの準備のため、締め切りは11月10日(金)18:00厳守とさせていただきます。
Googleフォーム:https://forms.gle/x6NCJh3L873t8kwU7
メールでお問い合わせ: visualanthropology2021gmail.com

『Happy Ainu』(2020年)
作品概要:北海道の先住民族であるアイヌ。アイヌ語は今、消滅の危機にさらされている。母語として話す人は一人もいない。そんななか、YouTubeを使ってアイヌ語講座を発信する一人の大学生がいる。関根摩耶さん(21歳)だ。父の健司さん(49歳)は長年アイヌ語の復興に尽力してきたが、兵庫県出身でアイヌではない。ともに復興に取り組むものの、摩耶さんが幼いころからぶつかり合ってきた。そんな父娘の葛藤を追う。
ねらい:山田裕一郎氏は海外でドキュメンタリー映像を学び、現在は北海道で「地方発」のドキュメンタリーを発信している。その手法はネットである。ヤフーと契約して資金援助を受けながら作品を発表するという方法を採っている理由は何なのか?海外の映画祭に招かれるなど徐々に活躍の場を広げている山田氏。「ドキュメンタリーはテレビ局が作るもの」という常識を塗り替えたその「発想」と「着眼」に迫る。山田氏は語る。「人間の活力を描きたい」それはまさしく、映像人類学の真骨頂である。放送と配信、メディア激動期における作品発表のかたちを探り、映像制作の手法の多様性を模索してみたい。
ゲストスピーカー略歴
山田裕一郎/ドキュメンタリー作家
北海道出身のフィルムメーカー。
2004年、立命館大学法学部を卒業後、ニューヨーク州立大学ビンガムトン校シネマ学部で実験映画を学び、同大学バッファロー校大学院メディアスタディ科では、ドキュメンタリーとダンス映像の制作を学び、2010年に帰国。2011年に北海道恵庭市にてヤマダアートフィルムを立ち上げる。主に、大学や専門学校、病院などの広報動画を制作しながら、短編ドキュメンタリー映画を制作している。2017年には東京都主催Beyond Awardにて、車いすソフトボールを取材した作品が優秀賞と観客賞を受賞。2018年には、札幌国際短編映画祭で「Choreographer/平原慎太郎の創作」がアミノアップ北海道監督賞を受賞した。
2019年からは、Yahoo!クリエーターズにも選ばれ、ショートフィルム部門のクリエーターとしても活動中。

司会:本研究会メンバー(田淵俊彦、中垣恒太郎)

式次第(予定)
13時00分〜 開会の挨拶、映像研究会のこれまで(第1回~第4回)の活動についての報告
13時15分〜 ゲストスピーカー・山田氏による講演(オンラインによる)
14時15分〜 参加者との意見交換
15時00分頃 終了

映像人類学研究会代表:田淵俊彦