2025年度 第1回 日本映像学会「映像アーカイブ」研究会【6月21日】

2025/06/05 映像アーカイブ研究会

2025年度 第1回 日本映像学会「映像アーカイブ」研究会
〈映像アーカイブに関する講演および広島市映像文化ライブラリー見学〉

 広島市による公立フィルム・アーカイブ施設である〈広島市映像文化ライブラリー〉の見学および映像文化専門官・森宗厚子氏(映像学会会員)による講演を伺うという企画です。同館は1982年に日本の地方自治体が初めて設けた公立フィルム・アーカイブであり、2026年度の移転により現施設は10月から休館となるため今回の見学は貴重な機会となります。旧来型の35mmフィルムによる名作映画コレクションに重きを置いた上映事業を主とするフィルム・アーカイブであり、また戦後にCIE映画の流れを汲んで文部省が全国地方自治体の図書館に設置を促した社会教育施設「視聴覚ライブラリー」の機能も併せ持ち16mmフィルム等の市民団体上映会向け貸出業務も行っています。なお、森宗氏は2024年に同館に着任する以前にも、国立映画アーカイブ(2020~24)や川崎市市民ミュージアム(2015~18)にてフィルム・アーカイブにおける上映事業を中心に従事してきました。
ご関心のある方はどうぞ奮ってご参加ください。尚、講演を行う部屋の大きさ上、申込人数が10名に達した時点で締め切りとさせて頂きます。また、参加は会員に限定させて頂きます。この点どうぞ御了承のほど宜しくお願いいたします。参加申込フォームの「ご所属」欄に、所属支部(東部支部、中部支部、関西支部、西部支部)もご記入下さい。
申込者には当日の集合場所などを追ってご案内致します。また、定数に達して参加をお断りする場合には6月15日(日曜日)までに連絡いたします。申込後のお問い合わせは〈wadamarciano.mitsuyo.6wkyoto-u.ac.jp〉にお願いします。

【日時】2025年6月21日(土)14:30-17:00(その後、懇談会を予定)

【会場】広島市映像文化ライブラリー(広島市中区基町3-1)

【参加費】参加費無料(懇親会は別途)

【参加方法】参加を希望される方は、以下のフォームからお申し込みください。
https://forms.gle/XktCkgixaPyVJhzr7

【定員】事前予約制/予約締切:6月14日 ※定員に達し次第、申込を締切します。
10名

【プログラム】
趣旨説明:ミツヨ・ワダ・マルシアーノ(京都大学)
講演:森宗厚子(広島市映像文化ライブラリー 映像文化専門官)
・研究会講演(1階試写室にて)14:30~16:00
・施設見学(映写室・ホール・収蔵庫)16:15~17:00
・懇談会(近隣の飲食店にて)17:30~19:30頃 ※任意参加

【使用言語】日本語

【共催】広島市映像文化ライブラリー、日本映像学会映像アーカイブ研究会

プロフィール:森宗厚子
フィルム・アーキビスト、映画研究者。広島市映像文化ライブラリー映像文化専門官として、上映企画及び映画保存に携わる。1972年京都市生まれ、89年より自主上映や映画館に従事し、97年よりフィルムアート社の編集部を経て、2001~10年東京フィルメックス事務局に勤務。2015~18年川崎市市民ミュージアム映画担当学芸員、2020~2024年国立映画アーカイブ上映室特定研究員を経て2024年4月より現職。