第52回映画文献資料研究会【8月6日】

2022/07/11 映画文献資料研究会

映画文献資料研究会では、下記の要領で、第52回例会を開催いたします。
会員の皆様のご参加をお待ちしています。

映画文献資料研究会第52回例会
シンポジウム「『日本映像カルチャーセンター』に眠る映像コレクションの利活用研究」

概要
 映像文化が現代社会を大きく支える今日にあって、映像遺産の発掘、収集、保存、利用は映像の発展のみばかりでなく、社会の発展にとってもきわめて重要な意味をもつ。しかしわが国には、このうえなく貴重であるにもかかわらず、正当な評価がされないまま、埋もれてしまっている映像遺産が少なからずある。「日本映像カルチャーセンター」(1972年設立)が所蔵する映像作品コレクションは、その代表格のひとつである。2016年度から2018年度にかけて実施してきた科研費研究では、この一大コレクションに再び光をあて、その意義をあきらかにしようとした。この成果を引き継ぐかたちで2020年度からあらたに開始した科研費研究が「『日本映像カルチャーセンター』に眠る映像コレクションの利活用研究」である。今回の研究ではさらに次の段階へと歩を進めた。すなわち、前回のカタロギング完成を受けての所蔵作品のデータベース化と、日本語添付の最適なスタイルの探究である。これらの実現あるいは検証作業の眼目は、このコレクションの利活用を積極的に推進するとともに、これら作品群の存在意義について広く再認識を促すことにあった。
 今回のシンポジウムでは、コレクションに含まれる具体的な作品事例をとりあげながら、3年間にわたるこうした研究調査の結果を報告する。

日時:2022年8月6日(土)13時30~17時30分
(1)基調報告:奥村賢(明星大学)
(2)参考上映:『ビム、小さなロバ』Bim, le petit âne(アルベール・ラモリス監督 1951年/フランス/51分 )
『沈黙の村』The Silent Village(ハンフリー・ジェニングス監督 1943年/イギリス/35分)
(3)パネルディスカッション
パネリスト:中山信子(早稲田大学演劇博物館招聘研究員)
      堤龍一郎(相模原女子大学)
      入江良郎(国立映画アーカイブ)
全体進行:西村安弘(東京工芸大学)

会場 東京工芸大学芸術学部2号館マルチメディア講義室(2号館B2)
主催:日本映像学会映画文献資料研究会/明星大学デザイン学部奥村研究室
事前申込制:先着50名 ※入場無料
申込先:西村安弘(映画文献資料研究会代表)
nishimurimg.t-kougei.ac.jp

※本企画は、2020年度 科研費基盤研究(C)の助成を受けています。
問い合わせ先:明星大学デザイン学部奥村研究室
masaru.okumuradesign.meisei-u.ac.jp