2011/10/18 アニメーション研究会
日本映像学会アニメーション研究会
研究発表会開催のご案内
秋涼の候、益々ご清祥のこととお喜び申し上げます。
さて、日本映像学会アニメーション研究会の研究発表会を下記の如く開催いたします。是非ご参加くださいますようご案内申し上げます。
アニメーション研究会代表 横田正夫
■日時=======================================================
平成23年(2011年)11月12日(土曜日)14:30~17:15
■会場=======================================================
日本大学文理学部3408教室(3号館4階)
〒156-8550 東京都世田谷区桜上水3-25-40
交通案内 http://www.chs.nihon-u.ac.jp/access_map.html
キャンパスマップ http://www.chs.nihon-u.ac.jp/about_chs/swf/map.html
■プログラム==================================================
表題:川本喜八郎先生と人形たち――『死者の書』の日々を振り返って
(14:30~15:30 質疑応答時間を含む)
ゲスト発表者:奥津広美氏(人形アニメーター)
要旨:
日本を代表する人形美術家・人形アニメーション作家で、昨年惜しくも他界された、川本喜八郎先生の目指した「人形アニメーション」とは、どのようなものだったのか。集大成となった、長編人形アニメーション映画『死者の書』の制作エピソードを振り返りながら、考えてみたい。
「人形とは何か」、川本先生が、当時アニメーション助手であった私に発した、この問いの答えを私は今でも探し続けている。先生のアトリエで、人形作りを習っていたとき、先生は手にした一塊の粘土から、ヘラを使って、人形の首(かしら)を作って見せてくれた。まさに人形が生まれる、神秘的な瞬間だった。人形は、一つの役を演じるためだけに生まれ、精一杯生きて、死んでいくという宿命を背負っている。それゆえ、先生が目指した「執心」と「解脱」という、人形でしか表現できない世界があるのだと思った。
川本先生の人形たちと出会えたことは、私のアニメーション人生において本当に幸せなことだったと思う。人形と対話をしながら「魂」を吹き込むという、川本先生の教えを忘れずに、これからもアニメーションをしていきたいと思う。
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表題:Annecy 2011参加報告
(15:45~17:15 質疑応答時間を含む)
ゲスト発表者:権藤俊司氏(東京工芸大学アニメーション学科)
要旨:
本年6月6日から6月11日に開催されたアヌシー国際アニメーションフェスティバルのレポートを行う。
その中で近年のコンペティションにおける長編部門重視の傾向に注目し、長編部門のセレクションおよび受賞傾向を分析する。その結果を手がかりとして、フランスおよびヨーロッパにおける劇場長編アニメーションの動向を考察する。
参考映像(予定):
Le Chat du Rabbin(2011)、Une vie de chat(2010)、他
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■参加申込
どなたでも参加できますが、資料作成の都合上、11月5日までに下記までお申し込み頂けますと助かります。
なお申込み無しでのご参加の場合、配布資料をご用意できない場合がございますので、予めご了承ください。
■参加申込・問合せ先:
日本映像学会アニメーション研究会
代表 横田正夫
〒156-8550 東京都世田谷区桜上水3-25-40
日本大学文理学部心理学研究室
E-mail: myokota@chs.nihon-u.ac.jp
Tel: 03-5317-9720 Fax: 03-5317-9427
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