映画にとってフィルムとは何か その2 オンラインで8mmフィルム映画制作

2021/12/29 アナログメディア研究会

映画にとってフィルムとは何か その2 オンラインで8mmフィルム映画制作

アナログメディア研究会 主催

趣旨:

 今日フィルムでの映画、映像制作は映画学科等でもほとんど行われていない。全国で映画、映像を学ぶ学生のみならず、映画映像制作に関わる少なくない人達にフィルムが“新しいメディア”としてその表現が注目されている。しかし、フィルムについて実践的に学ぶ機会は限られている。かつてフィルムでの映画映像制作の入門的フォーマットであった8ミリフィルムはその機材が生産、販売を終了して既に数十年経ち、購入は中古市場しか無い。フィルムは限定的に購入可能だが、日本国内で商業的にそれらを現像している現像所は東京に1箇所あるだけだ。しかもその現像所は現在存亡の危機にある。

 8ミリフィルムで映画作品、映像作品として完結させる場合はもとより、デジタル映像に全部または一部を使う場合でも、まずは8ミリフィルムで撮影、現像、編集、映写、場合によってはテレシネを自分だけの力で行う必要がある。講座では、8ミリフィルムカメラの使い方や自分で行う現像のやり方、編集や上映、映写、テレシネのやり方まで実際に機材、フィルム、薬品、などを使いながら、“オンラインで”行う。既に前回行った講座では沖縄などの遠方からも参加する受講者があった。オンラインでどこに住んでいる人も基本的に講座に参加出来る。

8ミリフィルムでの映像作品制作、ワークショップ形式での実証的研究

参加者へ機材などを郵送し、4回のZOOMセッションを通じて遠隔でフィルム作品制作の実習を行います。また、実習に参加せずにZOOM視聴のみの参加も可能です。
■8ミリフィルムカメラでの撮影
■撮影した8ミリフィルムを自家現像
■自家現像したフィルムを編集
■映写、テレシネ、講評
参加方法(以下の①②のどちらか)

①ZOOMセッションを通じて実際に制作する実習参加【定員5名】
注:資料代1000円およびフィルム等の材料費、機材送料等実費がかかります。(メールでお問い合わせください)機材等郵送の関係で国内在住会員に限らせて頂きます。全回参加が必要です。

②ZOOMセッション視聴のみ参加【定員20名】
参加無料。

遠隔ワークショップの実際(参加者①を中心に説明)
1:事前に参加者へ必要機材などを郵送。カメラの使用法、撮影方法、制作構想などをZOOMと配布資料で解説。参考作品を紹介。その後参加者各自で作品を計画し、撮影。
2:撮影済みフィルムの自家現像。ZOOMと配布資料で現像方法等を解説。
3:編集と映写、出来る人は自力でテレシネ。
4:テレシネした作品を遠隔で視聴し、ZOOMで全員参加の講評。
5:フィルムで映画やパフォーマンス作品を制作する作家によるレクチャー
  映画にとってフィルムとは何か、オンラインでレクチャーセッション6と同じものです。

■スケジュール

■参加募集期間 〜2022年1月21日金曜日締め切り

■ワークショップスケジュール 2022年

1:1月30日 日曜日 13時~14時30分
2:2月13日 日曜日 13時~14時30分
3:2月20日 日曜日 13時~14時30分
4:2月27日 日曜日 13時~14時30分
5:3月6日  日曜日 13時~15時

主催:アナログメディア研究会
https://www.facebook.com/analogmedia

申し込み、問い合わせ:
太田曜(オオタ ヨウ)
distortedcinema-ws@yahoo.co.jp