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西部支部研究例会および2016年度西部支部総会【4月22日】

2017/04/12 西部支部

日本映像学会会員各位

西部支部研究例会および2016年度西部支部総会のお知らせ

日時:2017年4月22日(土) 15:00-18:00
会場:九州大学大橋キャンパス7号館1階「シアタールーム」
   アクセスマップ https://www.kyushu-u.ac.jp/ja/campus/ohashi
   キャンパスマップ https://www.kyushu-u.ac.jp/f/30080/Ohashi_jp-2017.pdf
   (福岡県福岡市南区塩原4-9-1)
プログラム:
・研究発表(1件)
・作品上映および研究発表とディスカッション(1件)
・2016年度西部支部総会

●研究発表
発表テーマ:「映像視聴環境としてのWebブラウザの可能性」
発表者:井上貢一(九州産業大学芸術学部)

 近年、Webサイトにおける動画の活用がますます盛んになっている。
記事と連動した紹介動画の埋め込みはもちろん、ページヘッダーや背景にも動画を活用したものが多くなった。例えば、WordPressの最新のテーマであるTwenty seventeen では、8MB以下のMP4ファイル、あるいはYouTube動画のURLを用いて、ページヘッダーに動画を置く仕様になっている。
 動画を提供するサービスの拡充、通信速度、PCの処理速度の向上、また、HTML5のvideo要素や動画フォーマットの技術仕様の定着により、Webブラウザは、映像を視聴する場としての存在感を拡大している。本発表では、こうした技術の現状と動向についての報告を行うとともに、ブラウザ上での動画活用を目的に筆者が開発したシステムを紹介しつつ、Webブラウザの今後の可能性を探りたい。

●作品上映および研究発表とディスカッション
発表テーマ:「『MAAS展 伊藤高志-ブルベス・ジェローム-黒岩俊哉—三人のメディア芸術作家による映像展 Vol.1』における表現研究について」
発表者:伊藤高志・ブルベス・ジェローム・黒岩俊哉(九州産業大学芸術学部)

 2016年10月3日(月)から16日(日)の2週間、福岡市のギャラリー「アート・スペース貘」にて『MAAS展 伊藤高志-ブルベス・ジェローム-黒岩俊哉—三人のメディア芸術作家による映像展 Vol.1』を開催した。これは伊藤高志・ブルベス・ジェローム・黒岩俊哉による映像展で、それぞれの作品をシングルチャンネル・スクリーンで上映展示したものである。
 今回はまず、そこで上映された作品のスクリーニングを行う。

・伊藤高志『最後の天使』(2014/デジタル/カラー/33分)
・ブルベス・ジェローム『Ghost World I』『 Ghost World II』 『Ghost World III』(2014 -2016/デジタル/カラー/3作品合計15分)
・黒岩俊哉『記憶の融即律 2016 nHr°2』(2016/デジタル/カラー/12分)

 スクリーニングの後、各作家より作品のコンセプト、表現特性、技術、上映展全体について発表・解説を行い、さらにその後、会員とのディスカッションを行う。実験映像と3DCGアート・アニメーション作家の立場から「メディア芸術」領域における映像の役割と今後の展望および社会性の考察もあわせて行う。

以上

日本映像学会西部支部
〒815-8540
福岡市南区塩原4-9-1
九州大学芸術工学府内