日本映像学会第8回大会
1982年6月26日‐28日
主催校:多摩美術大学
実行委員長:赤坂長義
学会発祥以来8年目ということで会員数も内容もそろそろ充実して来た時期ではあったが、理由は判らないが丁度この時期は現在のように会報が発行されていなかった。ために大会開催の広報活動に多少の不便さはあった。しかし会員諸氏の積極的な参加もあって、大会は活気に溢れて運営された。その内容については、次の如くである。
研究発表
浅井正昭・大竹 徹・真鍋信誠「映像コミュニケーション過程に関する実験心理学的研究」
福屋武人「映像にみる抽象概念の表現形式」
八木信忠・広沢文則・高野 徹「映像として記録されている物体相互の心理的距離についての考察」
豊原正智「映像の創造的機能」
箱崎総一「妄想と映像」
作品・研究発表
平野哲郎「ビジュツアルコミュニケーションを目的とした写真に関する研究─第5報─」
内山昭太郎「動態と形態のバイオロジー」
脇リギオ「参考展示(出品)」
森下明彦「映像と世界像について」
曽根幸子「マンガを中心としたイメージの物語性について」
作品発表
山口勝弘「ポートアイランド」
江藤隆介「美術教育における写真表現の展開とその触媒的広がりの可能性について」
エクスカーション
NEC(日本電気)研究所見学
(執筆・記録:赤坂長義)