日本映像学会第11回大会
1985年7月1日‐3日
主催校:筑波大学
実行委員長:大辻清司
開学して日のあさい本学の学内施設とキャンパスの見学から初日の幕をあけ、午後は挨拶に続きシンポジウムを開催、終了後再びバスでエキスポセンターとつくば写真美術館を見学した。
第2日は2つの会場で13テーマの研究発表があり、終了後総会と懇親会が開かれた。
第3日は科学万博の見学。これは最新の映像技術を駆使した数多くの展示があり、本学会としてはまたとない機会を得た見学である。
研究発表
土山 伸「映像で見る科学の指針:(BIG BRAIN COMPANY)」
林 三郎「映像メディアの学習」
宇佐美昇三「画像コミュニケーションモデルに関する一試案」
大日向欣一「写真とThe picturesque」
平木 収「写真史の地理学的視野に関する一考察」
平野哲郎「中国写真取材実験より」
岡村征夫「写真教育の場に於ける見え方の分析」
中川邦彦「映像の多様性を利用するために、レーザーディスクのランダムアクセスを活用する方法について」
柴本 猛「ディスクメディアにおけるインタラクティビティの研究(1)」
三田村峻右「ホログラフィーからの発想」
小松 弘「フッサールの映像論」
金子隆一「伊奈信男の写真史観」
牧野 守「我国における映像検閲の制度化以前の状況について」
シンポジウム
「写真からメディアの地平へ」
伊藤俊治・登川直樹・柏木博・山口勝弘・司会:大辻清司・波多野哲朗
映像作品展 開催せず
エクスカーション
第1日午前:大学会館内特別展示場・教育機器センター・芸術学系施設キャンパス一巡バス見学
第1日午後:筑波エキスポセンター・つくば写真美術館’85見学
第3日:国際科学技術博覧会(科学万博─つくば’85)見学
(執筆・記録:大辻清司)