ショートフィルム研究会主催「黒坂圭太―不定形のドローイング 映像作品「不定形シリーズ」をめぐる対話」【2月18日】

日本映像学会会員各位

ショートフィルム研究会主催(第23回活動)
「黒坂圭太―不定形のドローイング 映像作品「不定形シリーズ」をめぐる対話」
ライブ・ドローイング、上映、講演、交流会開催のお知らせ
 
作家・黒坂圭太氏の映像作品「不定形シリーズ」について、研究者・赤塚若樹氏との対談により読み解いていく。またライブ・ドローイングと関連作品上映も行う。具体的には、黒坂氏のフィルモグラフィを振り返りつつ、手法と表現、描くという行為、抽象的な映像表現など、本シリーズにまつわるさまざまな事柄について、作家と研究者の対話を通して考察する。ライブ・ドローイング+作品上映+作家と研究者の考察的対話を行うことで、抽象的な短編映像作品への理解を深める。

期日 2018年2月18日(日)14:00-17:30(予定)
ゲスト 黒坂圭太(アニメーション作家)、赤塚若樹(首都大学東京 教授)
内容 ライブ・ドローイング、上映、講演、交流会
会場 シアターカフェ 〒460-0011愛知県名古屋市中区大須二丁目32-24 マエノビル2階
定員 20名 (main@theatercafe.jp へご予約ください)
入場無料
企画 林緑子
主催 日本映像学会ショートフィルム研究会
日本映像学会研究会活動費助成対象研究

以上
日本映像学会ショートフィルム研究会
代表 林緑子
〒460-0011
愛知県名古屋市中区大須2丁目32-24
マエノビル2階

アナログメディア研究会協力「太田曜16㎜実験映画上映」【2月10・11日】

アナログメディア研究会協力事業
「太田曜16mm実験映画上映」(2月10・11日)開催のお知らせ

日時:2月10日(土曜日)・2月11日(日曜日)
   14時00分 Aプロ
   15時30分 Bプロ
   17時00分 Cプロ
   18時30分 Dプロ
   ★★★ 全て16mm フィルム作品 フィルム映写機で映写して上映します ★★★
場所:TATARABA / タタラバ(座席数約30)
   https://tataraba-tataraba.jimdo.com/access/
   東京都品川区北品川2-25-17
   京浜急行「新馬場駅(品川駅から2つ目)」北口より徒歩約5分 北馬場参道通りを山手通り方向へ、山手通りを渡って、ミユキハウジングと日本経済新聞の間の細道を真っすぐ進んだ左手。ショーウィンドウのタタラバのロゴが目印。
入場料:1プログラム1000円 2プログラム以上1500円

Aプログラム  サイレント作品 1980年代 12作品 71分
Bプログラム  サウンド / サイレント作品 1990年代 9作品 70分
Cプログラム  サウンド作品 2000年代 8作品 66分
Dプログラム  最近の作品 2010年代 9作品 63分

主催:TATARABA / タタラバ & MALTESE CROSS VISION
協力:日本映像学会アナログメディア研究会
お問い合わせ先(太田曜):distortedcinema-joei@yahoo.co.jp
080−1276−8478(オオタ)
太田曜 ホームページ : http://www.tokyo100.com/ota/

上映作品 プログラム

Aプログラム サイレント作品 1980年代 12作品 71分

●RELATIF HORAIRE 16ミリ カラー サイレント 2分 1980年
●UNE SUCCESSION INTERMITTENTE 16ミリ カラー サイレント 2分1980年
●UN RELATIF HORAIRE No3 16ミリ カラー サイレント 3分 1980年
●UN RELATIF HORAIRE No4 16ミリ パートカラー サイレント 5分 1980年
●TEMPS TOPOLOGIQUE 16ミリ モノクローム サイレント 11分 1981~82年
●UN RELATIF HORAIRE No5 16ミリ カラー サイレント 8分 1983~84年
●STÄDEL 16ミリ カラー サイレント 7分 1985年
●STUHL 16ミリ カラー サイレント 6分 1986年
●5400Secondes 16ミリ カラー サイレント 10分 1986年
●CHAISE PLUS 16ミリ カラー サイレント 4分 1987年
●15h-3h 16ミリ カラー サイレント 4分 1988年
●段・ボール 16ミリ カラー サイレント 9分 1989年

Bプログラム サウンド / サイレント作品 1990年代 9作品 70分

●INSTALLATION TIME 16ミリ カラー サウンド 6分 1989~90年
●FLOTTE 16ミリ カラー サウンド/サイレント 9分 1993年
●LUNAISON 16ミリ カラー サイレント 8分 1994年
●ENTOMOLOGIST 16ミリ カラー サウンド/サイレント 8分 1995年
●SYNONYM OF ANIMATION カラー サイレント 5分 1996年
●DISTORTED “TELE” VISION カラー サウンド 11分 1997年
●DISTORTED MOVI SION カラー サウンド 8分 1998年
●INCORRECT CONTINUITY カラー サウンド 9分 1999年
●INCORRECT INTERMITTENCE カラー サウンド 6分 2000年

Cプログラム サウンド作品 2000年代 8作品 66分

●RELATIVE TIME-TABLE 2001 パートカラー サウンド 6分 2001年
●OFF THE SYNC パートカラー サウンド 8分 2002年
●DISCREPANT SIGHT パートカラー サウンド 7分 2003年
●SNAIL DANCE パートカラー サウンド 9分 2004年
●SPEED TRAP カラー サウンド 6分 2004年
●ANTONYM of CONCORD(E) カラー サウンド 9分 2005年
●INCLINED HORIZON カラー サウンド 8分 2007年
●PILGR IMAGE of TIME カラー サウンド 13分 2008年

Dプログラム 最近の作品 2010年代 9作品 63分

●REFLEX/REFLECTION カラー サウンド 8分 2009年
●SURF/LENGHT カラー サウンド 8分 2010年
●FANTÔME カラー サウンド 8分 2011年
●根府川(Nebukawa) パート・カラー サウンド 6分 2012年
●L’Image de la Pucelle 2 カラー サウンド 12分 2013年
●ULTRAMARINE

以上
日本映像学会アナログメディア研究会
代表 西村智弘
https://www.facebook.com/analogmedia/
〒166-0011
東京都杉並区梅里1-3-3
阿佐ヶ谷美術専門学校内(担当:末岡)

日本映像学会映像心理学研究会・アニメーション研究会合同研究発表会【2月11日】

日本映像学会
映像心理学研究会・アニメーション研究会合同研究発表会のご案内

日本映像学会映像心理学研究会・アニメーション研究会の合同究発表会を下記の要領で開催いたします。是非ご参加くださいますようご案内申し上げます。

日本映像学会映像心理学研究会・アニメーション研究会 代表:横田正夫

■開催概要

日時:平成30年2月11日(日曜日) 午後2:00~6:00
会場:日本大学文理学部百周年記念館会議室2
http://www.chs.nihon-u.ac.jp/about_chs/campus_map/
(東京都世田谷区桜上水3-25-40)

■プログラム

第1部 アニメーション研究会(2:00~3:00)

2:00~3:00
アニメの感情の谷
横田正夫会員(日本大学)

アニメに描かれる物語では、主人公がある出来事によって激情を誘発され、異世界に行ってしまったり、無意識に陥ったり、さまざまな心理的な反応が生ずる。例えば、マンガの原作とアニメ化された「進撃の巨人」では、主人公は、巨人と戦う訓練を経て、巨人と戦えると過信した時に、巨人と戦うことになり、初戦で巨人に食べられてしまう。この時には「駆逐してやる」という断片的な意識はあるもののもとの人間の意識は失われている。つまり感情の谷に落ちている。そしてこの谷から出るためには自らの力で出ることはできず、友人が外から声をかけてやる必要があった。感情の谷から抜け出るのは、難しい。このように感情の谷をひとつの図式として当てはめると、物語の構造が分かりやすい。そして感情の谷に落ちること、ならびにそこから出てきたときには感情の谷に落ちる以前よりも人格が高まっていると描くのが、日本でヒットしているアニメの基本構造になっている。

第2部 映像心理学研究会(3:10~5:20) 

3:10~4:10
造形力に頼らないアニメーション制作実習課題の検討
野村建太会員(日本大学)・野村康治会員(松蔭大学)

 アニメーション制作実習課題を行うにあたり、課題対象者の造形力が問題となることがある。将来アニメーターを目指し、デッサンなどの専門教育を受けている場合はその限りではないが、初等中等教育過程の生徒や高等教育過程でも絵を描かない分野の学生に対し、アニメーション制作実習課題を行う場合、造形力の基礎がないことを前提に実習課題を設定する必要がある。将来アニメーターにならない場合でも、アニメーションの動きを理解出来る人材を育成することを目的に、アニメーション制作実習課題の検討を行う。
 発表者は日本大学芸術学部映画学科でアニメーションを教えているが、画力にばらつきがある学生を対象としたアニメーション制作の教育、特に動きの制作を習得する初歩として、カットアウト人形を使用した歩きのアニメーション制作課題を課している。学生には、人形の体の部位と関節の数を指定し、人形を制作してもらう。撮影方法やデータ提出方法の規定を提示し、撮影は自宅で行ってもらう。完成した映像は、講評会で見ながら問題点を指摘し、何度か作り直す。毎回の講評会では、自身が制作したアニメーションを自己評価してもらい、各段階に制作された映像は第三者にも評価してもらうことで、データを収集し、実習課題の有効性の調査も行っている。また、その調査を行いながら授業内容のブラッシュアップを行っている。
 大学で行っている実習課題の他に、小・中学生を対象としたアニメーションのワークショップを複数回行った経験から、課題対象や環境に合わせて実習課題を行う方法を検討する。

4:20~5:20
笑いの力
阿部恒之氏(東北大学大学院文学研究科心理学講座)

2012年から,哲学・ 国文学の研究者と共に,復興の狼煙ポスタープロジェクトのポスターに写った東日本大震災の被害者の「顔」を巡って議論してきました。私は,知覚心理学的アプローチから,怒り顔と笑顔の持つ「魅力」を考えてきたのですが,今回は,笑顔のほうを中心にして,笑いの発する「力」についてお話しさせていただこうと思います。
高笑いと共に登場する黄金バット。黄門さまの呵々大笑。『ワンピース』の初登場シーンで笑いながら登場する強面キャラクター。密かに笑い方の訓練を受けていたデロリンマン。笑いの力を自覚的に用いたニューヒーロー・オールマイト・・・多くの娯楽作品における笑いを取り上げながら,笑いという感情の表出が有する異質な強さを考えてみたいと思います。

5:20~6:00 質疑応答

■参加申込

どなたでも参加できますが、資料作成の都合上、2月9日(金)までに下記までお申し込み頂けますと助かります。

■参加申込・問合せ先:

日本大学文理学部心理学研究室(横田正夫)
東京都世田谷区桜上水3-25-40
E-mail: myokota@chs.nihon-u.ac.jp
Tel: 03-5317-9720 Fax: 03-5317-9427

アナログメディア研究会協力「帰巣譚 <映像作家福間良夫没後10年追悼映像個展>東京上映会」【2月3・4日】

日本映像学会会員各位

アナログメディア研究会 協力事業
「帰巣譚 <映像作家福間良夫没後10年追悼映像個展>東京上映会」開催のお知らせ
https://www.facebook.com/events/1792296427737791/

九州・福岡における1970年代以降の個人映画・実験映画シーンを俯瞰する上で、FMF(フィルム・メーカーズ・フィールド)の存在は欠かす事ができない。今年で40周年を迎えるこの集団は、日本最長級の老舗シネマテークだ。永年FMFを牽引した創立メンバーの映像作家・福間良夫は、誠に残念ながら2007年6月28日に急逝。53歳であった。福間作品の殆どは、静謐かつ緊張感に満ちた独特の質感を伴っている。難解と評される事もあったが、その凛とした作品と繊細かつ豪放な人柄は、多くの人々から慕われた。
東京上映では、福間の同志でありパートナーの宮田靖子と厳選した作品集【福間良夫8mmフィルム映像個展】に加え、創立以来FMFに注目し続けその活動をリスペクトしたかわなかのぶひろの長篇『人である。』、FMFと親交の深かった松本俊夫と中島崇による8ミリ作品、さらに福間への「あきらめと再起動の予期せぬ作業になった」という宮田靖子の『月日譚』による【特別上映作品集】、そして30年以上に渡って続けられたFMF主催3分間8ミリフィルムアンデパンダン展「パーソナルフォーカス」等に参加した東京近郊映像作家の出品作による【PERSONAL FOCUS 東京セレクション】の3プログラムをお届けしたい。
世紀を跨いだひとりの映像作家の生き様に感応して頂ければ幸いだ。
《櫻井篤史 映像作家/Lumen gallery (京都)》
《東京主催スタッフ》

日時・会場・料金:

●2月3日(土)
16時〜Aプロ 特別上映作品
19時〜Bプロ 福間良夫8mmフィルム映像個展+トークセッション(宮田靖子氏、かわなかのぶひろ氏、中島崇氏)
渋谷・イメージフォーラム3F「寺山修司」(東京都渋谷区渋谷2-10-2)
一般 1,000円 イメージフォーラム会員800円 2回券(当日のみ) 1,500円

●2月4日(日)
14時〜Cプロ PERSONAL FOCUS東京セレクション
17時〜Bプロ 福間良夫8mmフィルム映像個展+トークセッション(宮田靖子氏、櫻井篤史氏、他)
国立・木乃久兵衛(キノ・キュッヘ)(東京都国立市 西2丁目11-32)
一回券1,000円 2回券(当日のみ) 1,500円

プログラム詳細:

【Aプログラム】特別上映作品 93分
Delay Exposure 松本俊夫/8mm/3分/1984
捜査 中島崇/8mm/3分/1984
月日譚 宮田靖子/8mm/17分/2007-2010
人である。 かわなかのぶひろ/デジタル/70分/2009−2017

【Bプログラム】福間良夫8mmフィルム映像個展 76分
帰巣譚 3分/1978
跋 5分/1978
神風 3分/1979
続神風 3分/1980
新神風 4分/1983 
弾機 3分/1983 
眼界境域 3分/1984 
帰巣譚 12分/1988 
若水夜 3分/1993
葉月拾遺 3分/1997 
プラザホテル 3分/2000
415號室 3分/2001 
針穴と知恵熱 3分/2003 
<櫻井篤史との映像書簡>
『福間さんへ。』+『桜井へ』+『櫻井の引越』+『福間さんの引越』+『芳一夜話』 15分/1993〜2010
<特別追加作品>
ODESSA  3分/1985
川の底にあるもの  4分/1989
ふくおかぱらだいす 3分/1991
※すべて福間良夫作品(映像書簡は櫻井篤史との共作)、8ミリフィルム

【Cプログラム】「PERSONAL FOCUS東京セレクション」約2時間
青井克己 COOL HEART 1988
石川亮 春光呪詛 2016
内村茂太 多摩川のほとりで猫と暮らしている 2007
遠藤奈緒 きよう 1995
小口容子 無援の抒情 2010
大川戸洋介 影 1986
大木裕之 鏡川ぞいのガードレール 1991
太田曜 2005 MARS / PARIS 2007
大西健児 フジカブルー 2009
帯谷有理 私も動かす 1994
片山薫 子どものアリエッタ 1998-2008
加藤到 滅びゆくメディアのために 1986
川口肇 suginami-green 2007
佐々木健 Last of Showa 1991
新宅謙吾 5つのめくばせ 2007
芹沢洋一郎 走れウサギ 1991
徳永彩加 川赤子 2016
戸屋幸子 おしまい駅 2007
能登勝 満月 2006
袴田浩之 肉体実験通信 1993
早見紗也佳 あし 2016
昼間行雄 こわい森みたいな 2017(再現版)
福間良夫 ON A SHUTTER 1982
夢のゆきて 1978
走れ映郎 1988
ガラスの42才 1996
ホタルイカプロダクツ 闘え!カンフーウルフ「ペンギン拳を倒せ!!」 1997
前田敏行 おしまい 1996
万城目純 Seraphita (セラフィータ) 1993
水由章 瞬息4 2001
宮田靖子 威風堂々 1998
村上賢司 カスバから 1994
ヤジマチサト士 風の日曜 2009
山崎幹夫 じょっぴん 1988

※当日の上映順は上記とは異なります
※一部上映作品が変更になる場合があります

主催:帰巣譚 東京上映会
協力: Film Makers Field/Lumen gallery/イメージフォーラム/木乃久兵衛/日本映像学会アナログメディア研究会/上映作家の皆様

以上

日本映像学会アナログメディア研究会
代表 西村智弘
https://www.facebook.com/analogmedia/
〒166-0011 東京都杉並区梅里1-3-3
阿佐ヶ谷美術専門学校内(担当:末岡)