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2024年度 秋期新規研究会登録申請について(応募締切:2024年11月22日12:00)

日本映像学会 会員各位

平素より日本映像学会の活動にご参加・ご協力いただき、ありがとうございます。 日本映像学会では会員のみなさまに活発な学会活動をおこなっていただくため、2023年度秋期の新規研究会を募集します。 従来の研究会にない枠組みでのご活動を検討されている方、映像学への新たな視点をお持ちの方、是非ご申請ください。

〆切は2024年【11月22日(金)12:00まで(厳守)】となっております。 みなさまのご応募お待ちしております。

日本映像学会 研究企画委員会

詳細のご案内や申請フォーマットは、以下よりダウンロードしてご使用ください。
2024年度_秋期新規研究会登録申請について.pdf
新規研究会登録申請書.xlsx

会報第201号PDF公開版を掲載しました。

会報第201号(2024年10月1日)を発行しました。
以下のPDFよりお読みください。[ペーパーによる完全版は会員配布]

JASIAS_NewsLetter201

PDFがウィンドウに表示されない(画面が真っ白や真っ黒等)ときは、
ウィンドウ右下端のサイズ調節をマウスで動かして調節してみてください。
ウィンドウの幅のサイズが会報の幅のサイズより大きいときなどに、
PDF表示画面が出ずに真っ白や真っ黒の画面になることがあります。
また、文字が一部しか表示されないときは、URL表示のそばにあるリロードボタンをクリックしてみてください。


会報への会員による投稿につきましては以下の投稿規定をお読みのうえ、末尾の連絡フォームによりご連絡ください。のちほど担当よりご連絡申し上げます。

日本映像学会 会報 投稿規定(2017年10月 理事会決定)

1.投稿資格

(1) 投稿の時点で正会員の資格を有していること。

(2) 投稿者本人が執筆者であること。共著の場合は、投稿者が筆頭執筆者であり、必ず他の共著者全員の承認を得た上で投稿しなければならない。

2.投稿内容

(1) 映像に関する研究を推進し、広く映像文化の向上に寄与するもの(「日本映像学会会則」第2章第4条にもとづく)。

(2) 未発表のもの。二重投稿は認めない。投稿者自身の既発表論文や口頭発表と関連がある場合には、そのことを必ず明記すること。

(3) 投稿者は、自らが著作権を有しない著作物や図版などを引用するに際しては、著作権法(第32 条第1項)が定める引用の条件に則って行なうものとし、必要な場合はその著作権所有者の許諾を得なければならない。

3.字数

(1) 字数は自由(1ページは2,400字程度・複数ページも可)

(2) 図版を添付する場合には、図版の大きさを文字数に換算し、全体の文字数に含める。

4.体裁

(1) 完成原稿であること。

(2) メール本文に、題名、執筆者名、住所、電話番号、Eメールアドレス、所属等を記すこと。なお、総務委員会が原稿を確認し、事務局からEメールで「原稿受付」の通知をする。

5.提出方法

(1) 電子データをメール添付で事務局に送信すること。

(2) メール本文にOSの種類とソフト名(Wordもしくはテキスト)を明記すること。

6.投稿先

E-mail: officejasias.jp

7.校正

著者校正は初校のみとし、以後は総務委員会が行なう。

8.著作権

会報に発表された研究報告等の著作権は日本映像学会に帰属する。他の著作に転載する場合には、事務的な手続きのため、事前に文書等で学会に連絡し、転載する際に、会報への掲載に関する基本的な書誌情報を明記すること。

9.締切

投稿は随時受け付ける。

10.その他

(1) 掲載の可否については、総務委員会が決定する(一部改稿を求めることもある)。また、「採否の通知」は事務局からEメールで送信する。

(2) 投稿原稿掲載部分はPDF電子版会報の内としてホームページ上で一般公開

以上


中部支部2024年度第1回研究会【10月19日】

中部支部では、下記の通り2024年度 中部支部支部 第1回研究会を開催いたします。
中部支部会員に限らず多くの方の参加をお待ちしています。

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2024年度 | 日本映像学会 中部支部 | 第1回研究会
https://jasias-chubu.org/wp/?p=1245

日時:2024年10月19日(土)(13:30 開始予定)
会場:名古屋大学 全学教育棟 本館北棟 406室
〒464-8601 名古屋市千種区不老町

スケジュール(予定)
 13:00 – 第1回研究会 受付開始
 13:30 – 開会あいさつ
 13:35 – 14:35 研究発表(2件)
 休憩
 14:50 – 15:50 招待講演(1件)
 15:50 – 16:20 ディスカッション
 16:20 – 閉会あいさつ
 休憩
 16:30 – 支部総会(研究会終了後に開催)

 - 終了後 別会場にて懇親会を予定 –

◎招待講演タイトル:
Shooting Mothers──ポスト・パンデミック時代の中国インディペンデント映画と新たな創造のプラットフォーム

要旨:
中国におけるメディアや芸術への規制が強化される中、かつて隆盛を誇った中国インディペンデント映画は、公的言説から排除され、その存在は非常に見えにくくなっている。しかし、そうした厳しい状況下でも常に創造の芽は育まれており、新しいプラットフォームや、これまでにない作り手が登場し、世代を超えた共創が活発に行われている。

本講演では、中国の老舗映像コレクティブ、草場地(Caochangdi)ワークステーション主催のオンライン映画祭「フィルム・フォー・マザー」に焦点を当て、パンデミック以降、インターネット上に築かれたプラットフォームにおけるユニークな制作と流通の過程を検証する。「母」をテーマにしたこの映画祭では、母と子、撮る者と撮られる者、見る者と見せる者が千変万化に交替し、融通無碍に交錯する。

特別ゲストとして、同映画祭で高い評価を得た短編処女作『紅娣(Hongdi)』(2023/モノクロ/ 15分)の監督、楊眉(Yang Mei)氏をオンラインでお迎えし、上海の初老女性の婚活を描いた同作を上映する。[助成:JSPS 基盤研究(C) 23K00224]

ゲスト紹介:
秋山 珠子(あきやま たまこ)
神奈川大学外国語学部中国語学科准教授。1990年代初めより中国語圏の映画監督・美術家らと多く親交を結び、研究・通訳・翻訳を通して彼らの活動に伴走する。共著に『動物×ジェンダー―マルチスピーシーズ物語の森へ』(青弓社、2024)、『Chinese Cinemas in Translation and Dissemination』(Routledge、2021)、共編著に『華語独立影像観察』1「特集=現代日本と中国インディペンデント映画のコネクション(1989–2020)」(CIFA、2021)、訳書に『侯孝賢の映画講義』(侯孝賢著、みすず書房、2021)、字幕翻訳に『鉄西区』(共訳、王兵監督、2003)など多数。

◎研究発表(2件)

・セルフヒーリングのアプローチとしてのインディペンデント映画制作
(Independent Filmmaking as an Approach of Self-healing)
 王 馨怡(ワン シンイー)(金沢21世紀美術館)

要旨:
本研究は山岡瑞子の自伝的ドキュメンタリー映画『Maelstromマエルストロム』(2022年)に着目し、一人称視点を通して、9.11事件、東日本大震災、コロナ禍など混乱した大環境における事故、家族や友人の死、家の売却などの様々な出来事を乗り越え、自己救済(self-salvation)とセルフヒーリング(self-healing)の過程を描いた。健常者から障がい者への変化、および制御不能な災害を経験した後の記憶を整理しながら、個人の主体性を際立たせている。また、横断的に活動するアーティストとして、美術館やギャラリーという場を利用し、映画上映と映画に登場する絵画、写真、装置、日記などの作品展示に結びつけている。こうした記憶の担い手である物事の物質性を強調し、観客は監督の数十年にわたる歩みを目撃する「証人」として、そのセルフヒーリングのプロセスを共有する。

・戦後日本、映像作品における風景の構築と転回
 -瀬戸内海を舞台とする作品を中心にして
 永井聖子(名古屋大学 人文学研究科 映像学専攻 博士後期課程3年)

要旨:
今回の発表では、戦後間もない1950年代から1980年代までの瀬戸内海を舞台とする映像作品の中で描かれた風景に注目する。空間論を示したルフェーブルの例では、建造物などにより知覚される「空間的実践」、意図的に空間の役割を操作される「空間の表象」、日々を生きる人々の生きられる空間、メディアによるイメージをも取り込み構築されていく「表象の空間」を3つの空間の次元として提示した。しかし、戦後、映像作品のフレームの中で表現された風景には、これらの既存の空間分析のスケールでは捉えきれない社会的表象としての独自の風景が構築されているのではないかとの仮説を今回の発表では掲げ、その分析に挑むこととする。

◎補足情報
日本映像学会中部支部 幹事会
※幹事メンバーのみ
会場:全学教育棟 本館北棟 406室(研究会会場と同じ)
時間:12:30 – 13:00

◎会場へのアクセス
https://www.nagoya-u.ac.jp/contact/directions.html
https://www.sssj.jimu.nagoya-u.ac.jp/docs/20206nagoya.pdf
名城線をご利用の場合、最寄りは「名古屋大学」駅 1番出口です。
出口後、研究会用の路標に従って北棟までお越しください。

日本映像学会 中部支部事務局
email: msaitonuas.ac.jp (齋藤)

第3回東部支部研究発表会【12月21日】

第3回東部支部研究発表会の開催について

残暑お見舞い申し上げます。
さて、第3回東部支部主催の研究発表会を下記の要領で開催いたしますので、奮ってご参加ください。

【日時】12月21日(土)
【場所】東京工芸大学芸術学部1204教室(予定)
    東京都中野区2丁目9番地5号
【発表形態】口頭発表
      発表時間30分・質疑応答10分 計40分

発表希望者は、11月8日(金)までに、以下の内容を下記宛までにメールをお送りください。
(支部の所属に拘わらず受け付けますが、希望者多数の場合は、東部支部会員を優先させていただく場合もあります。)

・氏名
・所属
・発表タイトル
・発表概要(800字以上~1000字未満、wordまたはPDF)

発表会場では、ブルーレイ・プレイヤーの他、UDMIでの入出力でプロジェクターが使用できます。
Macのノート・パソコンを使用される場合は、変換プラグをご持参ください。

主催:日本映像学会東部支部
担当:東京工芸大学 西村安弘
nishimurimg.t-kougei.ac.jp

アナログメディア研究会主催: Alain ESCALLE アラン・エスカル 作品上映【9月15日】

Alain ESCALLE アラン・エスカル 作品上映

最新デジタル映像システムでアナログ的な、絵画的映像世界を創造するアラン・エスカルがフランスから来日。最新作『ETREINTES – 抱擁(2020 / 13 minutes)』を含む5作品を上映。PLACE M でのアラン・エスカル作品上映は2019年に続いて2回目、今回も作家本人が会場で皆様と交流します。

● 2024年9月15日日曜日 16時〜18時
● PLACE M 東京都新宿区新宿1-2-11 近代ビル3F
電話:03-3341-6107
http://www.placem.com/map.html
● 入場資料代:1500円(映像学会会員1000円)

●予約:https://forms.gle/DmspX1aSPagfpfRd8
 座席に限りがありますので、必ずご予約下さい。

●上映予定作品 約87分
1- FINAL GATHERING – (2016 / 13 minutes)
2- ETREINTES – 抱擁(2020 / 13 minutes)
3- LE LIVRE DES MORTS Edition Spéciale – 死者の書(2018 / 35 minutes)
4- L’OBJET DU DESIR – (2001 / 2 minutes 30)
5- LE CONTE DU MONDE FLOTTANT – 浮世物語(2001 / 24 minutes)

●アラン・エスカル ホームページ スタジオAE http://www.studioalainescalle.com

●主催 日本映像学会アナログメディア研究会 https://www.facebook.com/analogmedia/
    analogmediazoomgmail.com
    ミストラルジャパン infomistral-japan.co.jp

日本映像学会メディアアート研究会【9/20-10/5】

 この度、日本映像学会メディアアート研究会では、「反射するリアリティ」を開催します。
研究会講演ではアーティスト宇佐美奈緒が「ビデオゲームの身体感覚と3DCGの皮膚感覚」を講演します。
展示は芸術資料館にて、「反射するリアリティ展」を開催いたします。

 多様なデジタル表現によって、表現におけるリアリティが一箇所に定位せずに、鑑賞者をはじめ心や身体にも反射してリアリティが偏在していっていると思われる。そのようなリアリティーを表現として読み取れる作品を展示依頼しました。

 多くの方にご覧いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

日本映像学会メディアアート研究会講演 「 ビデオゲームの身体感覚と3DCGの皮膚感覚 」
日  時  2024年10月5日(土)14:00から16:00まで(質疑応答時間含む)
講 演 者   宇佐美奈緒(アーティスト)
会  場   愛知県立芸術大学 芸術資料館演習室
住  所  〒480-1194 愛知県長久手市岩作三ケ峯1-114
主  催  日本映像学会メディアアート研究会
問 合 せ  愛知県立芸術大学 メディア映像インフォメーション Tel.0561-76-3027
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日本映像学会メディアアート研究会展示
「反射するリアリティ展」

会  期 9月20日(金)~10月5日(土) ※木・金・土のみ開館 12:00~17:00
展示作家 宇佐美奈緒(アーティスト)
     真鍋大度+石橋素(ライゾマティックス)
     DTG〔大泉 和文(中京大学工学部)、加藤 良将(名古屋芸術大学)〕
     村上泰介(愛知淑徳大学)
     関口 敦仁(愛知県立芸術大学)
会  場 愛知県立芸術大学 芸術資料館
住  所 〒480-1194 愛知県長久手市岩作三ケ峯1-114
主催 /企画 日本映像学会メディアアート研究会
入 館   無料
問 合 せ   愛知県立芸術大学 芸術情報・広報課 Tel.0561-76-4698

フライヤーは、こちら

アナログメディア研究会 協力企画のご案内【9月1日】

太田曜 実験映画 16mm FILM作品上映 

https://www.facebook.com/photo/?fbid=892632166227174&set=a.460718629418532

2024年9月1日 日曜日 13時20分 開場 上映13時30分〜15時30分

おだわら市民文化交流センター UMEKO 会議室 5・6
https://umeco.info/use/access/
小田原駅から徒歩約3分です。
住所:〒250-0011 小田原市栄町一丁目1番27号(小田原駅東口駐車場1階)
TEL:0465-24-6611

入場無料 予約不要

1920年代ヨーロッパ、アヴァンギャルドシネマといわれる主に美術家によって作られたアートフィルムが今日の実験映画の原点だ。呼び方は様々だが、主に個人が表現の手段として映画を使って作るのが実験映画だ。かつてそのメディアはフィルムだけだったが、今ではデジタルが主流になったのかも知れない。とはいえ、フィルムでの映像表現はデジタルに置き換えられるものではないというのがフィルムで映画を作り続ける作者の信念だ。フィルムで制作された映画は、フィルムで上映しなければその表現の真価を知ることは出来ない。全ての作品をフィルム映写機で映写する。

上映予定作品 全14本 上映時間84分

●UN RELATIF HORAIRE 16ミリ カラー サイレント 2分1980年
●UNE SUCCESSION INTERMITTENTE 16ミリ カラー サイレント 2分1980年
●UN RELATIF HORAIRE No3 16ミリ カラー サイレント 3分1980年
●STÄDEL 16ミリ カラー サイレント 7分1986年
●5400Secondes 16ミリ カラー サイレント 10分1987年
●FLOTTE 16ミリ カラー サウンド/サイレント 9分1994年
●ENTOMOLOGIST 16ミリ カラー サウンド/サイレント 8分1996年
●INCORRECT INTERMITTENCE カラー サウンド 6分2001年
●SPEED TRAP カラー サウンド 6分2004年
●SURF/LENGHT カラー サウンド 8分2010年
● 根府川(Nebukawa) パート・カラー サウンド 6分2012年
●ULTRAMARINE カラー サウンド 5分2014年
●Les Grands Boulevards カラー サウンド6分2019年
●新作 OPTICAL SOUND FILM 2024 パートカラー サウンド 6分2024年

主催:小田原ビエンナーレ実行委員会
協力:日本映像学会アナログメディア研究会 https://www.facebook.com/analogmedia

西部支部共催「第16回福岡インディペンデント映画祭2024」【8/31・9/7】

第16回 福岡インディペンデント映画祭(FIDFF)2024 ZERO Day
 福岡市総合図書館 映像ホール・シネラ: 参加費:無料

8月31日(土)
11:00~13:10 台湾・高雄映画祭セレクション「開幕プログラム」
 『さよならデッドボール<再見觸身>』(2023年/デジタル/カラー/22分/台湾)日本初上映
 『same<隔河>』(2023年/デジタル/カラー/24分/台湾)日本初上映
 『五福路の少女<五福女孩>』(2023年/デジタル/カラー/25分/台湾)日本初上映
 『ちょっとだけ逃げてもいい?<我可以暫時逃跑一下嗎?>』(2023年/デジタル/カラー/22分/台湾)九州初上映
 高雄映画祭とFIDFFは2023年から交流をスタートしました。
 高雄で撮影される短編映画に助成する「高雄拍」プロジェクトから優秀作を上映。

13:30~15:00 FMFセレクト パーソナルフォーカス選集+伊藤高志作品
 70年代後半から福岡を拠点に個人映画・実験映画の制作、国内外の作家・作品の紹介を行ってきたFMF(フィルム・メーカーズ・フィールド)福岡。
「パーソナル・フォーカス」は1978年から2010年まで続いたFMF主催による無審査の3分間8mmフィルムフェスティバル。
 全国から集められた作品の中から初期出品作を紹介。FMFの創世記から交流のあった福岡出身の世界的映像作家である伊藤高志の作品を特集上映。
 <パーソナルフォーカス(8㎜フィルム上映) >プログラム  
1978年から1986年までの応募作品の中からFMFがアーカイヴした<パーソナルフォーカスアンソロジー>より上映
1 第六のドーンとやってみよう! 第六整形外科 1978 3min
2 TIME TRANSFER 永崎通久 1979 3min
3 MOON DOG 出渕亮一朗 1982 3min
4 三角形の法則 木塚忠広 1983 3min
5 あ・りんごII 福山静子 1983 3min
6 ねこ色の楽園 武藤起一 1983 3min
7 乙女の祈り 坂本崇子 1983 3min
8 ストリプス パトロール 渡辺 宏 1983 3min
9 CANON 山田けい子 1983 3min
10 B’ かわなかのぶひろ 1984 3min
11 FLICKERTIMESCAPE 江上計太 1984 3min
12 虚構の影ーshadow by shadow 板山信一 1984 3min
13 捜 査 中島 崇 1984 3min
14 SNOW ROOM 中島 洋 1985 3min
15 on the wall 小嶋哲生 1985 3min
16 栓なき世界 斉藤利行 1986 3min

<伊藤高志プログラム(16㎜フィルム上映)>
:日本を代表する実験映像作家伊藤高志の<ZONE>など90年代に制作された3作品を上映
1 THE MOON 伊藤高志 1994 7min
2 ZONE 伊藤高志 1995 13min
3 モノクローム・ヘッド 伊藤高志 1997 10min

15:15 ~16:20 『May and June』(2023年/デジタル/カラー/35分/韓国) 
プサン・インターシティ映画祭2023レジデンス事業の作品。オール糸島ロケを敢行しFIDFFとプサンのスタッフがコラボした。日本初上映。

9月7日(土)10:10~12:10 福岡市美術館ミュージアム・ホール:参加費1,000円
<パーソナルフォーカス(8㎜フィルム上映) >
1 PASSING ZONE ノトヨシヒコ 1978 3min
2 Cat-a-logue 宮田靖子 1982 3min
3 PAST DAY 稲垣洋祐 1982 3min
4 Yー29KS 𠮷住美昭 1982 3min
5 ドキドキパーソナルフォーカス 森田淳壱 1982 3min
6 弾機 福間良夫 1983 3min
7 「A」ーわが愛しき 森 優一 1983 3min
8 Æsthésiomètre 森下明彦 1983 3min
9 Delay Exposure 松本俊夫 1984 3min
10 LEAPー2 鳥飼康男 1986 3min


1 RINKAI 堀内孝寿 2013 6min
2 夜ヲ狩ル 香月泰臣 2013 3min
3 stair 黒岩俊哉 1988 7min
4 Fraction 山本 宰 2000 3min
5 Sans Suite III 中原千代子 2017 3min
6 Movement3 伊藤高志 1980 3min
7 新神風 福間良夫 1983 4.10min
8 威風堂々 宮田靖子 1998 3.35min

<伊藤高志特集プログラム(16㎜フィルム上映)>
1 SPACY 伊藤高志 1981 10min
2 BOX 伊藤高志 1982 8min
3 THUNDER 伊藤高志 1982 5min

主催:福岡インディペンデント映画祭 共催:日本映像学会西部支部
後援:福岡市 台北駐福岡経済文化弁事処
協賛:テラスサイド
協力:プサン独立映画協会、高雄電影節、FMF福岡、DOKUSO映画館
お問い合わせ Mail: fidff_since2009@fidff.com
※作品情報など詳細はFIDFFホームページ(www.fidff.com)をご参照ください。

映像人類学研究会第8回研究会【9月7日】のお知らせ

日本映像学会映像人類学研究会第8回研究会(2024年9月7日)のお知らせ

下記の通り日本映像学会映像人類学研究会第8回研究会を、Zoomでのリアルタイムオンラインにて開催いたします。
今回は、「映像領域の越境」をテーマにフィールド調査や取材に基づく領域横断的な美術作品の制作をおこなう、現代美術家であり映像作家の八幡亜樹氏をお招きします。八幡氏の表現は「映像インスタレーション」です。3面を使用した映像インスタレーションのみならず、ドキュメントや写真、webサイトを同時に展示して完結させるという独自の手法は高い評価を受けています。八幡氏が提唱する 「ドキュメンタリーミュージカル」は、前回、前々回の研究会で取り上げた「アニメーションドキュメンタリー」と同様、映像における「ジャンルの境界とは何か」ということを私たちに問いかけてきます。また「映像インスタレーション+α」という表現の多様性や柔軟性は、「映像の限界と何か」を考えさせてくれます。
とても刺激的な研究会になると思いますので、会員に限らず多くの方の参加をお待ちしています。特にこれから映像業界や美術家を目指す学生さんなどにも積極的に参加いただけたら幸いです。

概要:参加申請をしてくださった皆さんには、ゲストスピーカー(八幡亜樹氏)が制作した作品『jaPandesal2013』『ベシュバルマクと呼ばないで//2022』の二作品を事前にご覧いただきます。どちらも、3面インスタレーションで表現されている作品です。参加申し込み後に視聴URLをお送りします。当日は、これらの作品にまつわる制作秘話や苦労話を伺いながら、八幡氏と主催者とでトークセッションを繰り広げます。そしてその後に参加者との質疑応答、意見交換をおこないたいと思います。
多くの皆様の参加をお待ちしています。

日時:2024年9月7日(土)14時00分〜16時00分(予定)
形式: Zoomによるオンライン開催
参加費:無料
どなたでも参加できます。学生さんも歓迎です。
お気軽にお申し込みください。若手制作者、若手研究者の方で興味がある方も是非ご参加ください。

参加申し込み方法:下記 Googleフォームからお申し込みください。ご質問、ご不明点がございましたら、以下のメールでお問い合わせください。参加者リスト作成などの準備のため、締め切りは2024年9月2日(月)18:00厳守とさせていただきます。
Googleフォーム:https://forms.gle/fdiW1A9ANy8NpLwAA
メールでお問い合わせ:visualanthropology2021gmail.com

作品概要:以下の二作品を事前に視聴していただく予定です。
『jaPandesal2013』
展示形態: 映像インスタレーション[3channel videos+ドキュメント展示 ] (25分59秒 )
本作は、パンデサル(フィリピンの国民食とも言える定番のパン)をめぐるフィリピンの日常と、そこに接続する第二次世界大戦や植民地時代の歴史を「ドキュメンタリーミュージカル」という形式で捉えた作品です。フィリピンの日常のなかの戦争の歴史、人々の心の中にまで入り込んでいる記憶を研ぎ澄まされた感性で描き出しています。同時に、急速にテクノロジーが進んでいく現代社会のなかで、昔ながらの暮らしや価値観を守ろうとする田舎の風景も映し出され、「失われそうなもののなかにある、失われない強さ」というものをどこか確信的に映し出してもいます。その強さは、パンデサルというものが過酷な歴史を貫通して残ってきたソウルフードであることや、大きな袋から家族や仲間と手に取り合って、共食するものであるという精神的なつながりの強さなどに折り重なっていきます。
『ベシュバルマクと呼ばないで//2022』
展示形態: 映像インスタレーション[3channel videos+写真+手食webサイト展示 ] (10分45秒)
本作品は手食を題材とし、そこに複数の事象が絡み合うことで形を成している作品です。手食を「人類のパフォーマンス」と捉え直し、文明の発達とともに失われていく手食の面影や痕跡、現在の在り方を調査し、アーカイブしていく(https://teshoku.com)とともに、行為としての手食に身体性や感覚の解放と拡大、人と人との結びつきや自他の共通性を見出し、芸術を通して手食を考え、人間の可能性や人類のあゆみに考えを巡らせることを意図した作品です。本作では、世界中の手食文化の中でもカザフスタンとキルギスの伝統的な肉料理であるベシュバルマクに焦点を当てています。ベシュバルマクとはカザフスタン語で「5本の指」を意味しますが、その取材を進めるなかで、八幡氏はこの料理名をめぐるカザフスタン人の複雑な思いとアイデンティティ の問題、その背景にあるロシアとの関係にも触れていくことになります。

ねらい
八幡氏は、3面インスタレーション映像をベースに、そこに音楽や写真、はたまたドキュメントやwebサイトなどの様々な情報伝達の手段を駆使する展示を通して作品表現をおこなっている。その手法は独特で、そして多様性に満ちている。またそれらの作品は、綿密なフィールド調査や取材に基づいて構築され、現地の人々と共有されることで生み出されている。それはまさしく、ジャン・ルーシュが提唱した「共有人類学」にも通ずるものである。八幡氏が「失われそうなもののなかにある、失われない強さ」を映像として表現しようと考えたきっかけや理由は何なのか。八幡氏とのトークセッションを通して、八幡氏の作品の方向性や目指しているものは何なのかを探ってゆきたい。そこには必ず、映像の限界や可能性のヒントが見いだせるに違いない。

ゲストスピーカー略歴
八幡亜樹/Aki Yahata
現代美術家、映像作家
東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修士課程修了。同専攻博士後期課程中退後、滋賀医科大学医学部医学科卒業。フィールド調査や取材に基づく、領域横断的な美術作品の制作を行なう。主なメディアは映像+インスタレーション。
「(地理的/社会的/心身的な)辺境」の概念を追求し、その一環として近年は「手食」や「ロードムービー」に焦点を当てる。ロードムービーをVJの手法で即興する試みなど、映像の多岐にわたる展開も探求する。2022年より世界の手食文化をオンラインアーカイブするウェブサイト「手食」webを立ち上げ、主宰・編集。また最近では、“医術としての芸術”の在り方に着目し、それを「藝医術(げいじゅつ)」と呼び、人間の生命力を伸張する芸術の在り方について改めて思索・探究している。
主な個展に、「ザ・トライアングル『八幡亜樹展 | べシュバルマクと呼ばないで//2022』」(京都京セラ美術館、2023)、「彼女が生きたかった、今日の日に。」(HENKYO.studio、京都、2021)、「楽園創造 vol. 07 八幡亜樹」(gallery αM、東京、2014)、グループ展に「2023 Taiwan International Video Art Exhibition」(鳳甲美術館、台湾、2023)、「逡巡のための風景」(京都芸術センター、2019)、「Journey to the West」(Lalit Kala Akademi、インド、2012)、「REFLECTION」(水戸芸術館、2010)「六本木クロッシング」(森美術館、東京、2010)など。

司会:本研究会メンバー(田淵俊彦、中垣恒太郎、西野毅史)
式次第(予定)
14時00分〜 開会の挨拶、映像研究会のこれまで(第1回~第7回)の活動についての報告
14時15分〜 ゲストスピーカー・八幡亜樹氏とのトークセッション
15時15分〜 参加者との意見交換
16時00分頃 終了
協力
芸術科学会
映像人類学フォーラム

映像人類学研究会代表:田淵俊彦

関西支部第44回夏期映画ゼミナール2024年【9/6・7・8】

日本映像学会関西支部第44回夏期映画ゼミナール2024年
特集 日本の女性映画人
-結髪、美粧、記録、編集、美術、脚本、監督-
主催:日本映像学会関西支部・京都府京都文化博物館
日本映像学会2024研究活動費助成事業

9月6日(金)-結髪・美粧・記録-
午後1:30 ~ 開会の辞
午後1:40 ~ 午後3:20 『お琴と佐助』(島津保次郎)1935年 100分 松竹蒲田
             [結髪]:石原いく、杉本しづ [美粧]:坂井羊子
午後4:20 ~ 午後5:46 『雪夫人絵図』(溝口健二) 1950年 86分 新東宝
             [記録]:鈴木伸
午後6:00 ~ 午後7:00 トーク&ディスカッション(トーク:谷慶子、立命館大学、脚本家・スクリプター)

             司会進行:中村聡史(日中文化芸術学院、日本映像学会会員)

9月7日(土)-編集・美術-
午後1:30 ~ 午後3:05 『黒い画集 あるサラリーマンの証言』(堀川弘通)1960年 95分 東宝
             [美術]:村木忍
午後3:15 ~ 午後3:45 トーク&ディスカッション(トーク:中村聡史)

             司会進行:橋本英治(日本映像学会会員)
午後4:45 ~ 午後5:48 『愛と希望の街』(大島渚)1959年 63分 松竹大船
             [編集]:杉原よ志

午後6:00 ~ 午後6:30 トーク&ディスカッション(トーク:豊浦律子、大阪芸術大学、撮影・編集)
             司会進行:大橋勝(大阪芸術大学、日本映像学会会員)

9月8日(日)-脚本・監督-
午後1:30 ~ 午後3:19 『この広い空のどこかに』(小林正樹) 1954年 109分 松竹大船
             [脚本]:楠田芳子

午後3:30 ~ 午後4:00 トーク&ディスカッション(トーク:石塚洋史、近畿大学、日本映像学会会員)
             司会進行:豊原正智(大阪芸術大学名誉教授、日本映像学会会員)
午後5:00 ~ 午後6:36 『恋文』(田中絹代) 1953年 96分 新東宝 
             [監督]:田中絹代
午後6:45 ~ 午後7:15 トーク&ディスカッション(トーク:中村莉菜、大阪大学大学院、日本映像学会会員)

             司会進行:東志保(大阪大学、日本映像学会会員)
午後7:15 ~ 閉会の辞

会場:京都市中京区三条高倉 京都文化博物館 http://www.bunpaku.or.jp
TEL075(222)0888  FAX075(222)0889
[ 交通機関 ] ○地下鉄「烏丸御池駅」下車、5番出口から三条通を東へ徒歩約3分
○阪急「烏丸駅」下車、16番出口から高倉通を北へ徒歩約7分
○京阪「三条駅」下車、6番出口から三条通を西へ徒歩約15分
○JR・近鉄「京都駅」から地下鉄へ
○市バス「堺町御池」下車、徒歩約2分

参加費:学会会員は、3階フィルムシアター 入口の日本映像学会関西支部受付へ直接お越しください。
参加希望の日本映像学会会員は8月31日(土)までに予め 関西支部事務局へメールか電話連絡かFAXをください。
その上で連絡先をお知らせください。折り返し、当日の詳細等ご連絡いたします

問合せ先:〒585-8555  大阪府南河内郡河南町東山469
大阪芸術大学映像学科内 日本映像学会関西支部事務局(大橋)宛
TEL 0721(93)3781 内線:3327 FAX 0721(93)6396
Mail : eizouosaka-geidai.ac.jp

チラシは、こちら