アジア映画研究会(第3期 第7回) 開催のお知らせ【8月10日】

日本映像学会アジア映画研究会(第3期 第7回) 開催のお知らせ

日時:2021年8月10日(火)18:00 – 20:00(予定)
(ZOOMによるオンライン開催:事前申込制)
申込締切:8月4日(水)
下記URLより所定のフォームにご記入の上、お申し込みください。
https://forms.gle/eABmRYutpy3Zgth27

【開催概要】
「チベット映画をめぐる夕」
●発表1:チベット映画と文学:ペマ・ツェテン作品を中心に(30分+討議)
星泉(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)
チベット映画の歴史は20年に満たないが、ペマ・ツェテン、ソンタルジャらチベット映画第一世代の監督たちの優れた作品によって、国際的に知られるようになった。今回はその立て役者の一人であるペマ・ツェテンに焦点を当て、第一世代の形成についてたどりながら、小説家、翻訳家、脚本家、監督、プロデューサーという多彩な顔をもつペマ・ツェテンの作品世界について、本邦未公開作品の紹介も交えつつ、文学と映画の両面から考察してみたい。
●発表2:映画から見えてくるチベット(30分+討議)
松尾みゆき(字幕翻訳家、映像制作者)
ソンタルジャ監督の映画『草原の河』『巡礼の約束』『ラモとガベ』の日本語字幕を作成した時の苦労話から。そして、字幕作成の過程で現場のスタッフと交流するうちに、チベットで映画を制作する際に直面する様々な問題を知った。彼らがその問題をどのように乗り越えているのかについて紹介するとともに、映画の中には親と暮らせない子どもたちの姿も描かれているが、なぜそのような状況が発生するのかについて、現地で見聞きしたことをもとに考えてみたいと思う。

以上、皆様のご参加をお待ちしております。(8月座長:杉原賢彦)