映画ビジネス研究会 2022年度 第1回 研究会【5月14日】

※開始時間が変更になり30分繰り下がり、16時開始となりました

映画ビジネス研究会「2022年度 第1回 研究会開催のお知らせ」(オンライン開催)
(zoomによるオンラインで開催します。申し込み方法は最後にあります)

発表:劉文兵会員(大阪大学)
テーマ:コロナ下の中国映画市場と、日本映画の上映
日 時:令和4年5月14日(土) 16:00〜17:30

概要:
中国映画の市場規模はここ20年間で60倍に膨れ上がり、2012年に日本を抜き、北米に次ぐ世界第2位のシェアまで上り詰め、15年には日本のそれの4倍となり、17年の時点で日本円1兆円を超える市場規模を誇るようになった。しかし、コロナの影響で20年の興収は204.17億元(3707億円)にとどまり、400億元(7263億円)以上が失われたと言われている。そして、21年にいたると、コロナ以前の7割程度まで回復してきている。コロナ下の中国映画市場の現状を多くのデータをもって分析する。
いっぽう、中国での日本映画の上映は、主に「一般公開」と「国際映画祭」という二つのルートを通じて行われている。2016年より、毎年10~20数本の日本映画は中国の映画館で一般公開され、「上海国際映画祭」「北京国際映画祭」においても数十本の新作が上映されつづけている。日本映画上映の最新事情も合わせて紹介する。

劉文兵(リュウ ブンペイ) プロフィール
大阪大学言語文化研究科准教授。東京大学大学院総合研究科超域文化科学専攻表象文化論コース博士課程修了。博士(学術、2004年)。著書に『日本の映画作家と中国』(弦書社、2021)『映画がつなぐ中国と日本』(東方書店、2018)『日中映画交流史』(東京大学出版会、2016)『日本映画在中国』(中国電影出版社、2015)『中国抗日映画・ドラマの世界』(祥伝社、2013)『中国映画の熱狂的黄金期』(岩波書店、2012) 『証言 日中映画人交流』(集英社、2011)『中国10億人の日本映画熱愛史』(集英社、2006) 『映画のなかの上海』(慶應義塾大学出版会、2004)。日本映画ペンクラブ賞(2016)奨励賞を受賞。

司 会:田村順也(株式会社ティ・ジョイ 総務部総務室総務チーム サブ・マネージャー)

申し込み方法
参加をご希望の方は、メールアドレス<eigabusinessjasiasgmail.com>まで、ご氏名・ご所属を記して5月10日(火)までにメールで申し込んで下さい。
送信元メールアドレスに、zoomのURLを5月13日(金)までに返信いたします。