「インターリンク:学生映像作品展[ISMIE]2021」オンライン開催のご案内

今年で第15回となる「インターリンク:学生映像作品展[ISMIE]2021」を映像表現研究会主催にて開催いたします。
昨年に引き続き、特設サイト(https://sites.google.com/view/ismie2021/)にて参加校教員による推薦作品を共有し、Zoomにて情報交換を行うオンラインでの研究会を行います。

会員諸氏や作者のみならず、在学生の方にも是非ご覧頂きたいと思っております。
詳細は以下をご参照ください。

【参加校一覧】
愛知淑徳大学
イメージフォーラム映像研究所
大阪芸術大学
九州産業大学芸術学部
京都精華大学 芸術学部
尚美学園大学
情報科学芸術大学院大学[IAMAS]
椙山女学園大学 文化情報学部
成安造形大学 情報デザイン領域
専修学校インターナショナルデザインアカデミー
宝塚大学 東京メディア芸術学部
玉川大学 芸術学部
東京工芸大学芸術学部
東北芸術工科大学 映像学科
名古屋学芸大学 メディア造形学部 映像メディア学科
日本大学 芸術学部(本年度幹事校)
文教大学情報学部メディア表現学科
北海道教育大学 北海道教育大学 芸術・スポーツ文化学科
武蔵野美術大学 造形学部 視覚伝達デザイン学科

【推薦作品の視聴】
12月12日(日)から、ISMIE2021特設サイト(https://sites.google.com/view/ismie2021)にて各校推薦作品を公開します。
※公開は12月26日(日)までです。

【研究会概要】
日時:2021年12月26日(日)13:00〜15:00
会場:Zoom
事前に、各校推薦作品をご覧になった上でご参加ください。
参加する推薦教員から自校と他校の作品について講評を行い、その後、議論を行います。
ISMIE2021特設サイト(https://sites.google.com/view/ismie2021/)にて参加申込みを受け付けております。
研究会前日までに申込みいただいた方には、当日メールにてZoomへの参加リンクをお送りします。
また、研究会当日にISMIE2021特設サイトにもZoomへの参加リンクを設置します。

以上です。
みなさまのご参加をお待ちしております。

日本映像学会映像表現研究会
ISMIE 2021 事務局
〒176-8525 東京都練馬区旭丘2-42-1
日本大学芸術学部映画学科(研究室A)
担当:奥野邦利/野村建太/山﨑汐音

関西支部第92回研究会【12月12日】及び関西支部総会

日本映像学会関西支部第92回研究会(12月12日)のお知らせ(追補)

以前に案内いたしました日本映像学会関西支部第92回研究会につきまして、リモート(Zoom)を併用することにいたしましたので、お知らせします。関西支部以外の方でもご興味のある方はどうぞご参加下さい。
リモートでの参加を希望する方は、12月11日(土)までに下記メールアドレスにお名前とご所属を記入したメールをお送りください。追ってZoom招待メールを返信いたします。
eizoukansaigmail.com
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日本映像学会関西支部第92回研究会(12月12日)及び関西支部総会のお知らせ

下記の通り日本映像学会関西支部第92回研究会を開催いたします。関西支部会員に限らず多くの方の参加をお待ちしています。

日時:2021年12月12日(日)午後2時より4時頃まで。
会場:大阪大学豊中キャンパス 文法経講義棟 文11教室

研究発表1:メタ歴史家としてのホリス・フランプトン——「無限のフィルム」をめぐって
発表者:京都大学大学院人間・環境学研究科修士課程 堀内大暉会員
要旨:
 ホリス・フランプトン(1936-1984)は、アメリカの実験映画を代表する映像作家であり、写真家、デジタルアートの先駆者としても広く知られている。また理論家としての顔をあわせもつフランプトンは、メタ歴史家を自称し、その特異な歴史観のもとで理論的な論考を多数発表している。
 フランプトンをメタ歴史家として捉える上で特に重要となるのが、1971年に発表された論考For a Metahistory of Film: Commonplace Notes and Hypothesesにおける「無限のフィルム(infinite film)」という概念である。「無限のフィルム」とは、歴史という時間軸に沿って、世界が潜在的に生み出すことのできるあらゆるイメージを含んだフィルムの存在を仮定することを意味する。そしてフランプトンは、この概念を通じて、映画と写真、あるいは映画とフッテージ間の差異を取り除くような、ラディカルな議論を展開している。
本発表では、フランプトンの様々な論考とマーク・B・N・ハンセンらの先行研究を参照することで、「無限のフィルム」という極めて特殊な概念の生成過程を追いつつ、その理論的射程を検討することを目的とする。また同時に、この概念が当時のフランプトンの映画であるZorns Lemma(1970)やCritical Mass(1971)において、如何に作用するのかについて考察する。

研究発表2:映像としての女性たちの満洲記憶 –田中絹代『流転の王妃』(1960)を中心に–
発表者:大阪大学大学院言語文化研究科博士後期課程 李潤澤会員
要旨:
 本発表では、世界映画史でも画期的な存在である日本初の「女だけで作る」劇映画、田中絹代監督の『流転の王妃』(1960)を以下の三つのステップによって検討する。
 第一に、映画『流転の王妃』の戦後日本大衆文化における位置付けを再定義する。日本女性監督のパイオニアとして知られている田中絹代が『乳房よ永遠なれ』(1956)から四年ぶりに多難を克服して『流転の王妃』を監督した際に直面したさまざまな問題を、映画史的文脈、日本の女性運動の文脈、冷戦期の中日交流という文脈を横断しつつ考察する。
 第二に、自伝小説『流転の王妃』(1959)に記録された原作者愛新覚羅浩の「個人の記憶」が映画化された際のアダプテーション的特徴を映像テキストの分析によって抽出した上で、同時代に行われた戦争・植民地支配をめぐる歴史闘争との関係をふまえて、本作品における満洲記憶の表象の語りを分析する。
 第三に、本作品と40余年の後にテレビ朝日45周年記念ドラマとして作られた『流転の王妃 最後の皇弟』(2003)と映画『赤い月』(2004)とを比較し、女性を主人公として満洲の歴史を扱う劇映画の変容に光を当てる。

※感染防止の観点より湯茶の用意はいたしません。何卒ご理解ください。

・研究会終了後、同会場にて2021年度日本映像学会関西支部総会を行います。4時半頃開始予定。

〒560-8532 大阪府豊中市待兼山町1-5 大阪大学文学研究科
最寄駅:阪急電車宝塚線・石橋阪大前駅(特急・急行停車)下車 東へ徒歩約15分
大阪モノレール 柴原阪大前駅下車 徒歩約15分
https://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/top

日本映像学会関西支部事務局
〒585-8555大阪府南河内郡河南町東山469
大阪芸術大学映像学科内(大橋)
Tel: 0721-93-3781(内線3327)
email:eizouosaka-geidai.ac.jp

映像アーカイブ研究会第2回研究会のお知らせ【1月22日】

(2022.01.18追記)
新型コロナウイルス感染症の影響から対面会場を取りやめ、オンライン(zoom)のみでの開催に変更いたしました。
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映像アーカイブ研究会第2回研究会のお知らせ

基調講演:阪神・淡路大震災から考えるテレビとアーカイブ
ゲスト講師:木戸崇之氏(朝日放送テレビ)
日時:2022年1月22日[土]13:00-15:00
会場: オンライン(Zoom)のみ+関西大学梅田キャンパス(大阪市北区鶴野町1-5)7階701教室

予約フォーム:https://forms.gle/ktoiK5vGdRjozicY7

広報資料:20220122flyer.pdf

アジア映画研究会(第3期 第9回)開催のお知らせ【12月7日】

アジア映画研究会会員/日本映像学会会員各位
《日本映像学会アジア映画研究会(第3期第9回)開催のお知らせ》

アジア映画研究会(第3期第9回/通算第42回)を下記のとおり開催します。
日時:2021年12月7日(火) 18:00~20:00
(Zoomによるオンライン開催/事前申込制)
申込:12月2日(木)締切
下記URLより所定のフォームにご記入の上、お申し込み下さい。
https://docs.google.com/forms/d/1XJqomhBiSD__xkO7wxBqos7baIEb0hMGIp4emK8Knr8/edit

<内容>
①発表(30分+討議)
山下宏洋(シアター・イメージフォーラム 劇場担当)
「『ジャッリカットゥ 牛の怒り』配給の顛末」
<発表要旨>
映画館がなぜインドのインディペンデント映画を直接配給するの? 個人映画や実験映画のイメージフォーラムがなぜ突然インド映画を?
『ジャッリカットゥ 牛の怒り』を配給していて何度か投げかけられた疑問です。その背景にはいくつか理由があったと思います。一つにはミニシアター系映画配給業の変化と、それを加速させているコロナ禍。もう一つの側面としては、いわゆる”アート映画”のジオグラフィーと形式の変容。ミニシアター劇場番組編成担当者として、アート映画上映者として、本作品配給という試みとその手応えについて、お話しできたらと思います。

②発表(30分+討議)
安宅直子(南インド映画研究者)
「タミル語映画とカースト」
<発表要旨>
 インド映画のはじまりから現在に至るまで、芸術映画でも娯楽映画でも、カーストは常に画面に表れ、言及されてきた。本発表では、カーストに対するアプローチに特殊性をもつ南インドのタミル語圏において、娯楽映画の中でカーストがどのように扱われているかを実例を示しながら概説する。

 発表の中で2018年のタミル語映画『僕の名はパリエルム・ペルマール』について言及する予定です。
ご興味をお持ちの方はDVDや配信で事前にご覧になることをお勧めいたします。
 DVD販売:https://www.happinetonline.com/ec/pro/disp/1/10863011
 DVDレンタル:https://tsutaya.tsite.jp/item/movie/PTA00013B4X8
 配信:https://www.im-o.net/
DVD販売とレンタルは上記以外のサイトでも取り扱いがあります。

[座長より]
以前、インド映画『ジャッリカットゥ 牛の怒り』ご鑑賞のお願いをしました折には、ご協力下さりありがとうございました。
イメージフォーラムという、映画配給&興行の現場からのお話は貴重だと思いますので、ぜひご参加下さい。
また、安宅直子さんお勧めの『僕の名はパリエルム・ペルマール』は、衝撃的な内容だけでなく、斬新な映画表現を使った点でも注目に値する作品です。
この機会にご覧いただき、当日の討議に参加していただければ幸いです。

皆様のご参加をお待ちしております。

12月座長:松岡 環

第50回映画文献資料研究会【11月27日】

第50回映画文献資料研究会

テーマ:「吉澤商店の国産映写機製造」
 明治の映画商社・吉澤商店による国産映写機製造の歩みを、現存する定価表などの資料の調査を通してたどります。海外の発明品によって幕を開けた我が国の映画史は、どのように次のステージへ進んだのか。吉澤商店が輸入した活動写真の正体や、最古の国産映写機についても考察します。
発表者:入江良郎会員(国立映画アーカイブ主任研究員)

日時:11月27日(土)15時~
会場:東京工芸大学中野キャンパス1号館1階映像学科ゼミ7室
参加費:無料(対面方式)
事前申込制:コロナ・ウィルス感染症対策として、参加を希望される方は、下記宛にお申し込みください。(人数制限はありませんので、メールでの返信はいたしません。)
nishimurimg.t-kougei.ac.jp
日本映像学会映画文献資料研究会
西村安弘