中部支部2014年度第2回研究会【12月6日】

2014年度日本映像学会中部支部第2回研究会(12月6日)開催のお知らせ

日時:2014年12月6日(土)15:00〜17:30頃
会場:椙山女学園大学星ヶ丘キャンパス:文情棟319教室
〒464-8662 名古屋市千種区星が丘元町17番3号
http://www.sugiyama-u.ac.jp/sougou/access.html

プログラム

◎講演

岩井大輔氏(大阪大学大学院基礎工学研究科准教授)
http://www-sens.sys.es.osaka-u.ac.jp/users/iwai/jp/

タイトル:プロジェクタ応用工学が切り拓く映像投影表現

講演内容:建築物等に映像を投影するプロジェクションマッピングを見る機会が急速に増えてきた。一方、今日のように広く認知される以前から、身の回 りの様々なモノに映像を投影する表現技法には、アートの文脈のみならず、コンピュータ科学・システム工学といった工学的な研究領域においても数十年の歴史がある。本講演では、プロジェクタを用いた映像表現に関して、工学的な切り口でどのような研究がこれまでに行われてきたのかを解説し、さらに、現在取り組まれている様々な技術的限界への挑戦を紹介する。

◎研究発表1
河原崎貴光会員(徳島大学大学院ソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究部総合科学部併任准教授)

タイトル:GISを応用したインスタレーションの制作と地域社会での活用

要旨:建物形状のGISポリゴン情報に航空レーザー測量(国土地理院所蔵)による高さ情報を加えて作成した3次元データを粉末積層プリンターで出力 したものに、色面化した津波浸水想定ハザードマップ(徳島県所蔵)を投影し、USBマイクロスコープを使用して任意の場所を映し出すことで、津波の高さ予 測映像を実物大で投射するインスタレーションの制作に関する報告と、地域社会での活用の可能性を考察する。本研究は「津波浸水深度の仮想体験装置」として 徳島大学でGIS研究を専門とする塚本章宏氏との共同研究である。

◎研究発表2
岡川卓詩氏(広島国際学院大学情報文化学部情報デザイン学科講師)

タイトル:「〜のある風景」シリーズにおけるポップアートの境界線

要旨:インターネット上の写真や動画映像を採取し、画像編集ソフトまたは動画編集ソフトを用いて、絵画や映画、アニメーションなどのイメージ図像をコラージュするプロセスで「〜のある風景」シリーズは制作を行っている。本発表では、これらの制作工程を1950年代半ばに登場したポップアートにおける大衆イメージや文脈から考察を行う。

◎スケジュール
-15:00~16:10 研究発表(2件)
-16:20~17:10 ご講演
-17:10~17:30 ディスカッション
-18:00~ 懇親会

以上。

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日本映像学会中部支部
http://jasias-chubu.org/
〒470-0196 愛知県日進市岩崎町竹の山57
名古屋学芸大学メディア造形学部映像メディア学科内


報告:会報第169号(2015年1月1日)15頁-16頁

2014年度第2回映像心理学研究会【12月21日】

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平成26年度第2回映像心理学研究会
『アニメーションの動きのメカニズムに関するパネル討論会』開催のご案内
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深秋の候、益々ご清祥のこととお喜び申し上げます。
さて、日本映像学会東部支部映像心理学研究会では、この度パネル討論会を企画いたしました。詳細は下記の通りです。
参加申込みに関しては文末をご覧下さい。どなたでもご参加いただけますので、是非ご出席くださいますようご案内申し上げます。

日本映像学会映像心理学研究会代表 横田正夫
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日本映像学会東部支部
平成26年度第2回 映像心理学研究会
『アニメーションの動きのメカニズムに関するパネル討論会』

日時:平成26年12月21日(日曜日)13:00~17:30
会場:日本大学文理学部百周年記念館会議室2(http://www.chs.nihon-u.ac.jp/access/
    東京都世田谷区桜上水3-25-40

プログラム:
パネル討論会 13:00~17:00
質疑応答   17:00~17:30

パネル討論要旨:
2013年にアニメーション映画監督片渕須直会員が提唱した「アニメーションの動きについて言語化・法則化して、創作現場と研究の両方の立場で概念を共有したい」という重要なテーマに対し、映像心理学研究会において、アニメーション制作現場と研究側の間で意見交換が数次に渡って繰り返されている。その結果、日本と海外のアニメーションの動きの作り方を、「リミテッドアニメーション対フルアニメ―ション」という古典的ではあるが皮相的な二分法によらず、それぞれが作る代表的な動きを受容する生理学的メカニズムによって区別することで、それらの違いがより理解しやすくなるのではないかと考えられるようになってきた。そこで今回の研究会では、パネルディスカッション形式を取り、代表的なアニメーターとして豊富な経験を有する井上俊之、稲村武史両作画監督を招き、「表現の現場で実際に動きを作っている人たちが、背景にどのような感覚を置いた動きを作り出し、どのような経験則を蓄積しているのか」について語ってもらい、それを法政大学吉村浩一氏ら知覚研究者などからの見解とすり合せることで、このテーマに関する今後の展開の礎としたい。

パネラー:
井上俊之(ゲスト)アニメーター
稲村武志(ゲスト)スタジオジブリ 作画監督
片渕須直(会員) アニメーション映画監督
深井利行(ゲスト)ブレインズ・ベース 元アニメーター養成担当、アニメミライヒアリング委員
吉村浩一(ゲスト) 法政大学(知覚心理)

司会:
横田正夫(会員) 日本大学文理学部(映像心理)

会場アクセス:京王線 下高井戸あるいは桜上水下車、徒歩8分
http://www.chs.nihon-u.ac.jp/access/

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■参加申込
どなたでも参加できますが、資料作成の都合上、12月20日(土)までに下記までお申し込み頂けますと助かります。
■参加申込・問合せ先:
日本映像学会映像心理学研究会
〒156-8550 東京都世田谷区桜上水3−25−40
日本大学文理学部心理学研究室(横田正夫)
E-mail: myokota@chs.nihon-u.ac.jp
Tel: 03-5317-9720 Fax: 03-5317-9427
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報告:会報第170号(2015年4月1日)6頁

第10回ヴィデオアート研究会【12月13日】※会場・時刻変更

ヴィデオアート研究会 第10回研究会(12月13日)開催のお知らせ
会場および終了予定時刻が変更となりました。以下にて開催します。

日時:2014年12月13日(土)10:30-13:30
会場:co-lab西麻布 KREI B1F サロンスペース
アクセス:
東京メトロ銀座線/半蔵門線/千代田線 [表参道駅] A5出口 徒歩9分、根津美術館交差点を直進、右手(東京メトロ千代田線 [乃木坂駅] A5出口 徒歩10分, 東京メトロ日比谷線 [広尾駅] A3出口 徒歩10分)
会場website
http://co-lab.jp/locations/nishi-azabu/access_nishi-azabu
google map
https://www.google.co.jp/maps?q=35.66135561174189,+139.7210860525608&hl=ja
最寄り駅からの行き方(PDF)
http://co-lab.jp/cms/wp-content/uploads/2014/06/140624nishiazabu_map.pdf
会場は入り口が当日空いております。受付左に地下への階段がございますので、お降りください。

内 容:中嶋興 ヴィデオ制作の軌跡(1964-2014)の裏側に迫る

予定パネリスト:中嶋興氏(ヴィデオアーティスト)
進行/資料作成:瀧 健太郎会員(ビデオアートセンター東京代表)

本研究会は、ヴィデオアートのアカデミックな研究と、制作や展示現場のフィールドワークを交互に行なう方針で発足されました。今回は作家の制作現場に触れる機会として、実際に作者を招聘し、10月に行なわれた回顧上映から抜粋というかたちで上映し、研究会を行ないたいと思います。中嶋氏は本研究会でも扱ってきたイヴォンヌ・シュピールマン「VIDEO再帰的メディアの美学」(p.227-230)で取り上げられている数少ない邦人ヴィデオ作家の一人です。この機会に彼の作品制作のプロセスや根底にある思想などについて伺えればと考えております。

(*会場座席数30席となります。参加希望の方は、事前資料なども御座いますので下記連絡先、瀧までご連絡頂ければ幸いです。)

参考:
http://www.uplink.co.jp/event/2014/31249
http://www.webdice.jp/dice/detail/4409/

お問合せ:
日本映像学会ヴィデオアート研究会
代表 瀧健太郎
e-mail:taki.kentarou@ebony.plala.or.jp
ビデオアートセンター東京
〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町42-6 co-lab 渋谷アトリエ内
tel:○8○- 4355-1721


報告:会報第169号(2015年1月1日)11頁