映像教育研究会第5回公開研究会のお知らせ【6月30日】

映像教育研究会第5回公開研究会のお知らせ

アール・ジャクソン教授講演会
“Passionate Agendas: Melodrama in Yoshimura Kozaburo”
(「情熱的なアジェンダ 吉村公三郎におけるメロドラマ」)

日本映画研究の大御所ジャクソン教授(台湾国立交通大学教授・カリフォルニア大学名誉教授)を迎えて、吉村公三郎の名作『暖流』(1939年)や『わが生涯のかがやける日』(1948年)について、メロドラマのグローバルな観点から論じていただきます。講演は英語ですが、通訳がつきます。予約不要、入場無料です。ご関心のあるかたはぜひともお越しください。

平成 30年 6月 30日(土) 15時〜18時
慶應義塾大学日吉キャンパス来往舎シンポジウム・スペース
主催:佐藤元状 日本映像学会映像教育研究会代表
お問い合わせ:motsato@a7.keio.jp
後援:慶應義塾大学教養研究センター

日本映像学会映像教育研究会
代表 佐藤元状
〒223-8521神奈川県横浜市港北区日吉4-1-1
慶應義塾大学法学部内

以上

関西支部第84回研究会【6月23日】

日本映像学会関西支部第84回研究会(6月23日)のお知らせ

下記の通り日本映像学会関西支部第84回研究会を開催いたします。会員の皆様の参加をお待ち申し上げます。

日時:平成30年6月23日(土)午後2時より
会場: 京都大学 吉田南キャンパス 総合人間学部棟 1B09

研究発表1: 『彼岸花』の二つの修正入台本に見られる京都弁の修正
発表者:伊藤弘了 京都大学 人間・環境学研究科 博士後期課程
要旨:小津映画の台本をめぐる先駆的な研究に、宮本明子が里見弴による『早春』(1956年)の修正入台本を分析したものがある。宮本は、小津が里見に『早春』の台本の修正を依頼した主たる理由として、関西弁の登場人物の存在を挙げている。トーキー初期の作品以来、小津映画には方言を話す人物が頻繁に登場する。この点について、正清健介は、小津映画における方言が「疑似方言」であり、少なくともトーキー初期から『東京物語』(1953年)までの作品では、リアリティを重視していなかった点を指摘している。しかし、『早春』の修正入台本にくわえて、実は『彼岸花』(1958年)には、主として京都弁の修正が施された二種類の書き込み台本が残っており、この時期の小津がむしろ方言のリアリティにこそこだわっていたことがうかがえる。仮に小津が『早春』以降の作品で方言に対する考え方を転換したのだとすれば、それはいかなる要因によるもので、映画にどのような効果をもたらしているだろうか。

研究発表2:メディアの変化と東映―映画からテレビへの移行と現在
発表者:荒木慎太郎 花園大学 文学部 創造表現学科 非常勤講師
要旨:活版印刷が発明されてから現在まで、メディアはテクノロジーと密接に関係しながら変化を行ってきた。新しいメディアは古いメディアの機能を内包し、テレビという強力なメディアですらインターネットという新しいメディアの中にコンテンツを配信し、新たな取り組みを行っている。このような変化は、テクノロジーとメディアの変化が起こる度に繰り返されてきた。テレビが新しいメディアであった頃、娯楽の中心として最盛期であった映画も例外ではない。
 本発表では、映像メディアの誕生から現在のインターネットを活用したデジタルメディアまでのメディアの変容と要素を簡単に整理した上で、映画からテレビへと娯楽の中心が変化した時代に東映が行った柔軟な経営について述べ、映画・テレビドラマ・特撮・アニメ・テーマパークと多様なコンテンツと蓄積を持つ東映の現在を考察する。

〒606-8501 京都府京都市左京区吉田二本松町
京都大学 吉田南キャンパス 総合人間学部棟 1B09

アクセス
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/yoshida/map6r_ys.html
会場はキャンパスマップの84の建物の地下です。

日本映像学会関西支部事務局
〒585-8555大阪府南河内郡河南町東山469
大阪芸術大学映像学科内
Tel: 0721-93-3781(内線3327)
email:eizou@osaka-geidai.ac.jp

2018年度第2回アジア映画研究会【6月6日】

日本映像学会アジア映画研究会(第4回)開催のお知らせ
アジア映画研究会(第2期第4回/通算第23回)を下記のとおり開催します。

日時:2018年6月6日(水) 18:00-20:00
会場:国際交流基金・御苑前オフィス7階アジアセンター(702-703会議室)
〒160-0004 東京都新宿区四谷4-16-3-7F
(東京メトロ丸ノ内線 四谷三丁目駅 2番出口 から徒歩8分)
アクセスマップ https://www.jpf.go.jp/j/access/map.html

内容:
「スロー・シネマは観客の身体をどう考えてきたか——アピチャッポン、ラヴ・ディアスの映像実践を中心に」
発表者:中村紀彦(ゲスト/アジア映画研究会会員) 45分+討議

2010年代から欧米圏の映画批評・研究で活発に議論されてきたスロー・シネマ(Slow Cinema)という概念は、さまざまな可能性を含みもって展開してきた。その一方で、スロー・シネマの妥当性についての審議は国外で熱を帯び続けているが、国内での本格的な紹介や議論はまだない。そこで発表者は、東南アジア圏の映像作家(とりわけアピチャッポン、ラヴ・ディアスら)の実践から、スロー・シネマの展開可能性を探ってみたい。物語展開の希薄さ、ミニマルな画面構成、日常性の強調、そしてきわめて長尺であることが特徴的なスロー・シネマは、相当な身体的負担を観客に与えるだろう。その反面、この作品群はあたかも観客の存在を無視して成立しているかのようでもある。こうした一連のスロー・シネマは、いかなるかたちで観客の存在を戦略的に考慮あるいは無視し、いかに観客の身体性を要請あるいは排除してきたのだろうか。

「バディと同性愛の狭間に――韓国映画の最前線」
発表者:夏目深雪(ゲスト/アジア映画研究会会員) 45分+討議

昨年公開された『お嬢さん』はそのエロティックでありながら清々しいレズビアン描写が話題を呼んだ。今年に入ってからは『ザ・キング』『名もなき野良犬たちの輪舞<ロンド>』と、男たちのバディものの傑作が続いている。元々同性愛描写に寛容ではなかった韓国社会の地殻変動を感じるとともに、バディものといっても、香港映画などと較べると明らかにBL色が強いなど、新しい動きが垣間見える。レズビアン≠フェミニズム、BL≠ホモセクシュアリティ、そしてホモソーシャルな韓国社会。既存のジェンダー理論及び共同体を覆そうとするかのような韓国映画の勢いの源泉を探る。韓国映画が繋がりの強い同性同士、或いは同性愛そのものの表象を通して、表現しようとしていることは何なのか。それらは何を撃とうとしているのか。
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ご参加についていくつか注意点がございます。

<19時までにご来場の方>
御苑前オフィスビルの正面玄関からお入りいただき、直接7階アジアセンターフロアまでお越しください。

<19時以降ご来場の方>
19時以降はビルが施錠されます。今回は19時から座長である夏目が発表の予定ですので、申し訳ございませんが、19時以降のご来場は対応できませんので悪しからずご了承ください。

<出欠について>
国際交流基金の会場の都合で、前日までに参加者全員のお名前と、所属・役職(または職業)を報告する必要があります。参加をご希望の方は「調整さん」でおこないますので、下記のサイトへ行き、「出欠を入力する」をクリックしてください。

「表示名」にお名前と、コメント欄に所属・役職(または職業)を入力、○(出席)△(不明)×(欠席)のいずれかを選ぶ。最後にコメントがあれば入力してください。
出席の方は、前日6/5(火)18:00までにお願いします。
https://chouseisan.com/s?h=5df297ca37c649efb9a11c0807894d60

以上

日本映像学会アジア映画研究会
代表 石坂健治
〒215-0014
神奈川県川崎市麻生区白山2丁目2−1
日本映画大学内
e-mail:ishizaka@eiga.ac.jp