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日本映像学会第42回大会(日本映画大学)のご案内【5月28・29日】

日本映像第42回大会第3通信が発行されました。以下をご参照ください。

日本映像学会第42回大会第3通信(プログラム)

pdfPDFファイル

日本映像学会第42回大会第3通信1/3画像

 

日本映像学会第42回大会第3通信2/3画像

 

日本映像学会第42回大会第3通信3/3画像

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日本映像学会第42回大会第2通信(会報第173号21頁より)

I. 大会概要
==========
1. 大会テーマ:映像教育の可能性について~創作と研究の二面から(仮)
2. 会場:日本映画大学[白山キャンパス]
3. 会期:2016年5月28日[土]・29日[日]
4. プログラム(予定)
   第1日:5月28日[土] 13:00~20:00
    シンポジウム(内容・登壇者未定)
    研究発表・作品発表
    懇親会
   第2日:5月29日[日] 10:00~18:00
    研究発表・作品発表
    理事会・第43回通常総会
5. 大会参加費(2日間通し)
会員3,000円 一般2,000円 学生1,000円
懇親会5,000円(予定)
※プログラムの詳細は、大会ホームページおよび「第3通信」(5月初旬)にてお知らせいたします。

II. 大会研究発表・作品発表申込要領
==========
①各発表の申込資格は、2015年度在籍会員に限らせていただきます。
②各発表は学会の趣旨にそぐわない場合、あるいは技術的な理由などで対応しかねる場合にはお断りすることがあります。
③各発表は日本映像学会理事会(2016年3月末開催予定)において承認の上、大会実行委員会として正式に受理致します。
④発表を希望される方は、所定の申込書を郵送・FAX・メールのいずれかで日本映像学会第42回大会実行委員会までお送りください。
⑤必要事項に不備のある場合や申込資格のない場合は無効になります。
⑥各発表の申込期日は、理事会開催の都合上、2016年2月26日(金)必着といたします。
⑦理事会承認後に正式受理の可否についてご連絡致します。
⑧正式受理の場合、発表概要原稿(2000字、MS-Wordファイル)を2016年4月22日(金)までにご提出ください。正式受理者には発表概要書式をお送りします。

III. 大会への出欠はがきの送付
[1月発送予定のペーパー版第2通信に同封]
==========
参加のみの出席なのか、研究・作品発表もおこなうのか、1月発送予定のペーパー版第2通信に同封のはがきに必要事項を記入し、切手を貼らずに投函してください。
必着日厳守でお願い致します。

IV. 大会研究発表・作品発表申込方法
==========
①1月発送予定のペーパー版第2通信に同封の申込用紙に手書きで記入し郵送する場合の送り先(封筒・郵送料はご自身でご負担願います。)
〒215-0014
神奈川県川崎市麻生区白山2-1-1 日本映画大学
日本映像学会第42回大会実行委員会行
②1月発送予定のペーパー版第2通信に同封の申込用紙をFAXで送る場合の送り先
FAX:044-988-7575(大会実行委員長:石坂健治 宛)
③申込用紙を大会HPからダウンロードし、メール添付で送る場合
大会HP:https://jasias.jp/2016main
大会実行委員会メールアドレス:jasias2016@eiga.ac.jp
※1週間以内に受領のメールを差し上げます。受領の連絡がない場合は電話にてお問い合わせください。
TEL:044-328-9123(大会実行委員会)
④直接メールで送る場合は、申込用紙の項目に従って必要事項を記入し、大会実行委員会メールアドレスにお送りください。
申込締切 2月26日[金]必着厳守

V. 発表時間・使用機材
==========
①[発表時間]:研究発表・作品発表の発表時間は25分、質疑応答を5分とします。
②[使用機材]:研究発表・作品発表には、DVD、ブルーレイ、VHS、OHPなどが使用可能です。ご持参されるパソコンを接続するVGA接続端子は教卓に設置されていますが、接続用アダプタは発表者ご自身でご用意ください。またフィルム(8mm、16mm)やDVテープの上映に関することなど、詳細はメールにてご相談ください。

日本映像学会第42回大会実行委員会
顧問    佐藤忠男(日本映画大学学長)
実行委員長 石坂健治(日本映画大学映画学科長・教授)
委員    高橋世織(日本映画大学映画学科教授)
      安岡卓治(日本映画大学映画学科教授)
      伊津野知多(日本映画大学映画学科准教授)
      土田環(日本映画大学映画学科准教授)
      藤田純一(日本映画大学講師)
      川崎賢子(日本映画大学映画学科教授)
      田辺秋守(日本映画大学映画学科准教授)

実行委員会事務局
〒215-0014 神奈川県川崎市麻生区白山2-1-1
日本映画大学 白山キャンパス内
日本映像学会第42回大会実行委員会
[TEL]044-328-9123 [FAX]044-988-7575
[E-MAIL]jasias2016@eiga.ac.jp
[大会HP]https://jasias.jp/2016main
以上

発表申込用紙フォーム
pdfMS-Word[docx]版
pdfPDF版

アナログメディア研究会主催公開講座「現代アメリカの実験映画: ライダ・ラーチュンディの作品と作家性 “ Here We Are Together “」【5月13日】

アナログメディア研究会 公開講座 開催のお知らせ

『現代アメリカの実験映画:ライダ・ラーチュンディの作品と作家性 ” Here We Are Together “』

講師;西川智也(映像作家・キュレータ)

現代アメリカの実験映画の状況を、NY在住の映像作家、西川智也氏に解説していただきます。特に今回は、若手女性映像作家ライダ・ラーチュンディ氏に注目し、彼女の作品を通して、アメリカに於ける『現代性』『女性作家の評価』『アナログメディアの状況』等を中心にレクチャーしていただきます。

西川智也
映像作家、ニューヨーク州立大学ビンガムトン校助教授。2007年より映像キュレータとして活動を始め、恵比寿映像祭、[+](プラス)、アナーバー映画祭、ドレスデン短編映画祭、サンフランシスコ近代美術館、エコ・パーク・フィルムセンター等で上映プログラムを紹介。2008~10年までアメリカの実験映画配給組織「キャニオン・シネマ」の理事を務める。2010年にクアラルンプール実験映画祭(KLEX)を現地の作家らと設立し、2013年よりニューヨーク州ジョンソンシティで開催されている映像祭「TransientVisions」のキュレーターを務める。
( http://www.tomonarinishikawa.com )

ライダ・ラーチュンディ(Laida Lertxundi 1981年〜)はロサンゼルス在住の映像作家・アーティスト。映像作品は、主に16mmフィルムでロサンゼルスとその周辺を撮影し、人々、風景そしてその場の音で作られ、彼女の作品の語り口は制作過程や物性に注視する事へと置き代わり、断片化された素材に接近する方法を取っている。作品は、アメリカ・欧州を中心に様々な映画祭、美術館等で取り上げられている。
バードカレッジで学士(BFA)を、カリフォルニア芸術大学で修士(MFA)を取得。ロサンゼルスのアートセンター・カレッジ・オブ・デザインでアーティストに映画/ビデオを教えている。

プログラム:”Here We Are Together”
Footnotes to a House of Love (2007, 13 min, 16mm)
My Tears Are Dry (2009, 4 min, 16mm)
Cry When it Happens / Llora Cuando Te Pase (2010, 14 min, 16mm)
A Lax Riddle Unit (2011, 6 min, 16mm)
The Room Called Heaven (2012, 11 min, 16mm)
We Had the Experience but Missed the Meaning (2014, 8 min, 16mm)
(TRT: 56 mins)

*上映作品はデータ版となります

会場:阿佐ヶ谷美術専門学校 5号館 521教室
166-0011 東京都杉並区梅里1-3-3
(最寄駅:東京メトロ丸ノ内線・新高円寺駅南口下車徒歩4分)
http://www.asabi.ac.jp/access/

日時;2016年5月13日(金) 17:30〜19:30

主催:日本映像学会アナログメディア研究会
協力:阿佐ヶ谷美術専門学校
入場無料

以上
日本映像学会アナログメディア研究会
代表 西村智弘
〒166-0011 東京都杉並区梅里1-3-3
阿佐ヶ谷美術専門学校(担当:末岡一郎)

関西支部第78回研究会【5月14日】

日本映像学会関西支部第78回研究会(5月14日)開催のお知らせ

下記の通り日本映像学会関西支部第78回研究会を開催いたします。会員の皆様の参加をお待ち申し上げます。

日時:平成28年5月14日(土)午後2時より
会場:花園大学 拈花館(ねんげかん)104教室

研究発表1:痙攣する「白いボディコンスーツの秘書」 ――押井守監督『トーキング・ヘッド』(1992年)にみる俳優とアニメーション・キャラクター、それぞれの身体の描写
The depiction of human figures in Mamoru Oshii’s Talking Head
発表者:松野敬文会員
 関西学院大学
要旨:『トーキング・ヘッド』(1992年)は、押井守(1951-)監督3作目の実写映画である。劇場アニメの制作途中で失踪した監督、丸輪零の代役として雇われた「私」が、制作スタジオを舞台にした連続殺人事件に巻き込まれる、という内容の同作では3本の短編アニメが劇中劇として挿入される。
「押井映画イズムの集大成」(『PERSONA』)であるこの作品は、主にその「物語批判とメタフィクションのスタイル」(上野俊哉)において賞賛を受けてきた。だが、先行研究は主にダイアローグの分析に終始しており、「映っているもの」(蓮實重彦)に対する検討は十分になされていない。
本発表は、『トーキング・ヘッド』を特に俳優とアニメ・キャラクター、それぞれの身体の描写に注目しながら読み解いていく。例えば、「私」がプロデューサーの待つ車内へと歩みを進めていくショット(シーン2、カット1)では、車両の横に秘書の女性が立っている。「待ち受けている下品なアメ車/白いボディコンスーツの秘書/SMOKEあり」と、絵コンテ上に記されたこの場面では、秘書はその身体を小刻みに震えさせ、今にも倒れそうな様子をみせる。勿論、秘書のこの痙攣を役者の演技力不足、撮影上の瑕疵と受け取ることも可能であろう。しかし、痙攣する身体というモティーフは劇中の線画アニメ「作画監督大塚の告白」(シーン25)においても、繰り返されるものである。
以上のような検討をもとにして、本発表が提示する結論は、以下の通りである。押井守は『トーキング・ヘッド』において、俳優とアニメ・キャラの身体を対置させることにより実写のみ、あるいはアニメのみでは実現しえない、総合体としての「〈映画〉」(『絵コンテ集』)の実現可能性を探っている。その試みは完全に成功したとは言えないものの、同作に独自の効果をもたらしている。

研究発表2:日本映画と「読み手」の論理――溝口健二映画を中心に
発表者:長門洋平氏
 国際日本文化研究センター技術補佐員
要旨:わが国における映画学/映画批評の方法論は多岐にわたるが、本発表では「表層批評」や「テクスト分析」といった概念を軸にその現在性を再考してみたい。映画を「読む」ことの創造性と実証主義はどのように関係するか、作品を「作る」のは作者なのか観客なのか、といった大きな問題系を念頭におきつつ、具体的には溝口健二映画を例に、あり得べき「読み手」の可能性について検討する。「われわれは対象について語っていると信じがちだが、逆に見(語)ることがその対象をシステマティックに形成する」(宮川淳)との論理がいまなお一定の存在感を有するとすれば、いま我々はいったい何について語っているのか。そして、「イメージの背後には何もない」(松浦寿輝)のテーゼが現在の映画研究においても有効性をもつならば、我々はいったい何を明らかにしようとすることができるのか。しばしば「日本的」とも評される溝口映画のスタイルを再考すると同時に、映画を見たり聴いたりすることの学術的な意義についての問題提起をおこないたい。

 

[会場アクセス]
花園大学 〒604-8456 京都市中京区西ノ京壺ノ内町8-1  TEL:075-811-5181(代)
JR嵯峨野線「円町駅」より徒歩8分 または 市営地下鉄「西大路御池駅」より徒歩12分
京阪「京阪三条駅」下車 市バス61、62、63、64、65系統(約30分乗車)「西ノ京馬代町(花園大学前)停留所」下車 徒歩2分
阪急「西院駅」下車 市バス26、特27、27、91、202、203、205系統(約10分乗車)「太子道停留所」下車 徒歩5分
阪急「四条大宮駅」または「四条烏丸駅」下車 市バス26、91、203系統(約30分乗車)「太子道停留所」下車 徒歩5分
http://www.hanazono.ac.jp/about/campusguide/access

以上
日本映像学会関西支部事務局
〒585-8555大阪府南河内郡河南町東山469
大阪芸術大学映像学科内
Tel: 0721-93-3781(内線3327)

アナログメディア研究会協力「実験映画作家 太田曜、能登勝、末岡一郎 による16mm Film 実験映画上映&トーク」【4月23日】

アナログメディア研究会協力事業

16mmフィルムでの実験映画上映
「実験映画作家 太田曜、能登勝、末岡一郎 による16mm Film 実験映画上映&トーク」
開催のお知らせ

■4月23日(土曜日)14時上映(13時30分開場)~ 16時
■バロックカフェ 杉並区阿佐ヶ谷南2丁目40番1号の5 TEL:03-5356-6630
J.R.阿佐ヶ谷駅下車高架下沿い高円寺方面徒歩4分阿佐ヶ谷アニメストリート内
http://rental.bq-club.jp/access.html
■入場料 1000円
■上映プログラム 約85分 上映後にトークあり

■■■■美術(家)と映画 太田 曜  合計 29分 ■■■■
●5400Secondes 1986年 16ミリ カラー サイレント 10分
●INSTALLATION TIME 1989〜90年 16ミリ カラー サウンド 6分
●INCLINED HORIZON 2007年 カラー サウンド 8分
●ULTRAMARINE 2014年 カラー サウンド 5分

■■■■究極の自家現像映画 能登 勝  合計28分 ■■■■
●夢代八 2012年 16ミリ カラー サイレント 9分30秒
●無題8 1988年(1999年)16ミリ 白黒 サイレント9分10秒
●夢代八 2014年 16ミリ カラー サイレント 9分30秒

■■■■ファウンドフッテージ(見出されたフィルム)末岡一郎 合計 28分 ■■■■
●кинофрагмент (Film fragment)  2014年16ミリカラー サウンド 5分
●AZIZ SHAKAR LOOKING FOR JOB  2007年16ミリ カラー サウンド 5分
●SINKING AWAY  2005年16ミリ白黒サウンド3分
●Ein Sommer in Deutschland   2005年16ミリ白黒サウンド6分
●Аврор(Aurora)  2013年16ミリカラー サウンド 6分
●Елена в тумае ( Elena in the Fog)  2016年16ミリ白黒サイレント3分

★フィルム作品上映の前にエドワルド・ブリトの『The Disappearence (#1)』 2016年 ビデオ 5分 を上映予定

■主催 阿佐ヶ谷アートストリート
https://www.facebook.com/阿佐ヶ谷アートストリート-244146855753223/?ref=ts&fref=ts
■協力 日本映像学会アナログメディア研究会 代表 西村智弘
事務局:阿佐ヶ谷美術専門学校 担当 末岡一郎
https://www.facebook.com/analogmedia/?ref=bookmarks

■お問い合わせ:distortedcinema-joei@yahoo.co.jp 太田 曜

以上
日本映像学会アナログメディア研究会
代表 西村智弘
〒166-0011 東京都杉並区梅里1-3-3
阿佐ヶ谷美術専門学校(担当:末岡一郎)

会報第174号を発行しました。

会報第174号(2016年4月1日)を発行しました。
以下のPDFよりお読みください。

JASIAS_NewsLetter174
会報第174号

PDFがウィンドウに表示されない(画面が真っ白や真っ黒等)ときは、
ウィンドウ右下端のサイズ調節をマウスで動かして調節してみてください。
ウィンドウの幅のサイズが会報の幅のサイズより大きいときなどに、
PDF表示画面が出ずに真っ白や真っ黒の画面になることがあります。
また、文字が一部しか表示されないときは、URL表示のそばにあるリロードボタンをクリックしてみてください。

関西支部第77回研究会【3月26日】

日本映像学会関西支部第77回研究会(3月26日)開催のお知らせ

下記の通り日本映像学会関西支部第77回研究会を開催いたします。会員の皆様の参加をお待ち申し上げます。

日時:平成28年3月26日(土)午後2時より
会場:京都精華大学 清風館1階 C−101

研究発表1:1960年~1980年代の国内個人制作アニメーションの相関について
発表者:森下豊美会員 京都精華大学大学院マンガ研究科博士後期課程/名古屋学芸大学非常勤講師
要旨:国内の個人によるアニメーション制作が始まったのは1917年、当時「楽天パック」の漫画家であった下川凹天による黒板アニメーションからだと言われている。またこれ以後徐々にアニメーション制作者も増えプロダクションシステムによる商業作品も作られていくが、1960年久里洋二、柳原良平、真鍋博を中心とした「アニメーション3人の会」が発足して以降、個人による実験性、芸術性を重視したアニメーションも増え、現在も美術系大学の学生及び出身者の作品を中心に、世界の名だたるアニメーション映画祭で日本作品は高い評価を得ている。しかしながら国内にはこれら映画祭で発表される作品以外にも現代美術、アマチュア作品(小型映画)など、違う評価軸を有する個人によるアニメーションやアニメーショングループがいくつか存在する(した)が、それぞれの相違や類似、または関連性の有無について言及する研究がほぼ無いのが現状である。
本発表では、個人制作アニメーションがさかんになり始めた1960年~1980年代の違う歴史や評価軸を有するいくつかのアニメーショングループ及びその相関関係を考察しながら、国内個人制作アニメーションの全体像を俯瞰する。

研究発表2:身近なものへの視線と「女の子写真」についての一考察
発表者:荒川美世子会員 武庫川女子大学
要旨:本発表は1990年代に大きなムーブメントを起こした「女の子写真(ガーリーフォト)」を軸に、その前後の写真文化との関係性を探るものである。
「女の子写真」の撮影者たちのほとんどは、10代後半から20代にかけてのキャリアが浅い女性たちで占められている。にもかかわらず、彼女たちの作品は ’96年前後を中心として多くの雑誌で取り上げられ、写真界の主要な新人賞を次々と受賞していった。「女の子写真」が登場する背景には、以下の三つがあげられる。まずは、’70年代から ’80年代にかけて、カメラの使用が容易になったという技術的な側面。写真を志す女子学生の増加。さらには「プリクラ」によるポートレートの交換文化が発生したことである。これらの背景によって生まれた「女の子写真」という親和的な写真文化は2000以降から現在にかけて、どのように変化し、存在しつづけているのだろうか。本発表では、その背景や特徴を試論的に捉えなおし、後発の写真への影響と、それ以前に同様の特徴をもつ写真の有無について探っていく。

 

[会場アクセス]
京都精華大学 〒606-8588 京都市左京区岩倉木野町137 Tel:075-702-5131(代表)
叡山電鉄「京都精華大前駅」徒歩すぐ または
地下鉄「国際会議場駅」下車 3番出口右に30mのスクールバス専用バス停よりスクールバス(約10分)
http://www.kyoto-seika.ac.jp/about/access/

以上
日本映像学会関西支部事務局
〒585-8555大阪府南河内郡河南町東山469
大阪芸術大学映像学科内
Tel: 0721-93-3781(内線3327)

中部支部2015年度第3回研究会【3月11日】

2015年度 | 日本映像学会 中部支部|第3回研究会

日時:2016年3月11日(金)13時30分~18時00分
会場:名古屋学芸大学 メディア造形学部 MCB210教室(愛知県日進市岩崎町竹ノ山57)
https://www.nuas.ac.jp/profile/access.html

◎スケジュール
-13:30~13:35 開催校挨拶
-13:35~15:15 第一部:研究発表(3件)
-15:15〜15:30 休憩
-15:30~18:00 第二部:学生作品プレゼンテーション

その後、学内にて懇親会を予定


◎第一部:研究発表(3件)13:35~15:15

名取雅航会員(名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程2年)

タイトル:太陽族映画における石原裕次郎の身体/肉体―戦後日本の構築とマスキュリニティ―
要旨:本発表は、映画における男性表象およびその言説を通じ、戦後日本とマスキュリニティーの関係を考察する。特に太陽族映画にお/肉体に戦前にはない存在感を見出していた。それは、占領終結から間もない日本が、主権の回復を男性身体/肉体に確認しようとしていたとも言い換えられる。

しかし、戦後のマスキュリニティーを体現していたかに見える『狂った果実』の石原の身体/肉体も、実は演出による部分が大きく、また占領の記憶と男性不安を背負っていることが確かに表象されていたことはあまり知られていない。そもそも、古典的ジェンダー表象から言えば、身体/肉体は女性の領分であったはずだ。そのようなテクストと言説の差に注目し、女版太陽族映画などの周辺作品にも目を配りながら、男性身体/肉体のポリティクスと俳優・石原裕次郎の新たな読みの可能性を検討する。


宮下十有会員(椙山女学園大学文化情報学部メディア情報学科 准教授)
加藤良将会員(椙山女学園大学文化情報学部メディア情報学科 助手)

タイトル:小学生の表現活動を促進する映像制作~視覚遊び、ものづくりの連携から
要旨:本研究は、平成27年度椙山女学園大学学園研究の「ものづくりと映像制作の連携から小学生の表現活動を促進させる情報教材の開発と実践」の助成を受け、ものづくり=実際に自らの手を動かして、視覚遊びのおもちゃや、撮影の際に被写体などのオブジェクトを創造すること、また映像制作により、小学生の表現活動を促進させる長期的・短期的プログラムを実施してきた。

本発表では、特に映像制作とものづくりとの関係性に焦点を当て、ストップモーション技法を用いたアニメーションの制作と、リベットなどのアナログなオブジェクト、3Dスキャニング技術と3Dプリンタを用いたデジタルなものづくりと連携による表現活動の促進について報告する。


河村るみ氏(ゲスト発表 / アーティスト)

タイトル:「戯れる場」としての映像インスタレーション
要旨:記録媒体として映像を場にプロジェクションすることで、記録映像は、ただの記録ではなくなり、その空間から立ち上がるものは、「戯れ」ではないかと考えます。映像と身体と場所との関係性の中から、映像のみで成立しないインスタレーションのあり方を、自身の作品構造を読み解きながら思索します。


◎第二部:学生作品プレゼンテーション 15:30〜18:00

参加校
・愛知淑徳大学
・大垣女子短期大学
・情報科学芸術大学院大学 [IAMAS]
・椙山女学園大学
・名古屋学芸大学
・名古屋芸術大学


◎懇親会:終了後学内にて


◎会場へのアクセス
<公共交通機関でお越しの方>
東山線「上社」駅と、鶴舞線「赤池」駅より、スクールバスが出ています。両駅とも、大学までの時間は15分ほどとなります。
乗車時に、車掌に「学会での来校」の旨お伝えください。スクールバスの時刻表は下記のPDFにてご確認ください。
https://www.nuas.ac.jp/download/2016bustimetable_spring.pdf

<お車でお越しの方>
はじめに正門入ってすぐの「守衛室」にお寄りください。来客用の駐車場位置について、守衛より説明があります。
https://goo.gl/maps/MCTeanvsB2F2


日本映像学会中部支部
http://jasias-chubu.org/wp/
〒470-0196 愛知県日進市岩崎町竹の山57
名古屋学芸大学メディア造形学部映像メディア学科内

第39回映画文献資料研究会【3月8日】

第39回映画文献資料研究会のお知らせ

日本映像学会映画文献資料研究会では、下記のように研究例会を開催いたします。会員の皆様のご参加をお待ちしています。

「プロデューサー加賀四郎と『舗道の囁き』(1936)」

企画趣旨:1931(昭和6)年に松竹を脱退した鈴木傳明が、不二映画等での活動を経て、監督・主演した『舗道の囁き』は、同じく松竹出身の加賀四郎が(昭和11)年に設立した加賀ブラザーズ・プロの第1回作品として完成させました。タップ・ダンサー中川三郎とジャズ歌手ベティ稻田が出演した本格的なジャズ・ミュージカル映画ですが、戦前は封切られることのないまま、敗戦後の1946年になって、『思い出の東京』と改題され、松竹の配給でようやく公開されました。その後、プリントは行方不明とされていましたが、1996年にUCLAのアーカイヴで発見され、フィルムセンターに収蔵されました。同センターでは、2007年の『日本映画史横断② 歌謡・ミュージカル映画名作選』の中で上映されましたが、今後の研究が待たれるところです。今回は、『舗道の囁き』の特別上映に併せて、プロデューサー加賀四郎のご子息である祥夫氏をお招きし、小笠原隆夫会員との対談形式でお話を伺います。

加賀四郎
1904(明治37)年大阪生まれ。1929(昭和4)年明治大学商学部卒業後、松竹蒲田撮影所宣伝部に入社。不二映画、入江プロ、新興キネマを経て、1942(昭和17)年創立時の大映に入社。営業調整部長、宣伝部長、企画部長などを歴任、三隅研次の『剣鬼』(1965)や増村保造の『刺青』(1966)などの企画を担当。女優の加賀まりこは末娘。

日時:2016年3月8日(火)13:00~15:30
会場:東京国立近代美術館フォルムセンター小ホール(東京都中央区京橋3-7-6)
※参加人数により、試写室に変更の場合あり
アクセスマップ:http://www.momat.go.jp/fc/visit/information_map/

第1部:映画『舗道の囁き上映』(1936年加賀ブラザーズ・プロ・84分)
監督:鈴木傳明 原作・脚本:稻津延一
撮影:山中眞男 音楽:渡辺良
出演:ベティ稻田、中川三郎、関時男、花房銀子、中野英治

第2部:対談
加賀祥夫氏(元松竹演劇プロデューサー)
小笠原隆夫会員(日本大学大学院芸術学研究科)

参加費:無料・事前申込制
※会場準備のため、3月6日(日曜日)までに下記のメールアドレスに申込をお願いします。
主催:日本映像学会文献資料研究会(代表:田島良一)
申込及び問合先:nishimur@img.t-kougei.ac.jp
東京工芸大学芸術学部映像学科 西村安弘(本企画担当)

以上
日本映像学会映画文献資料研究会
代表 田島良一
〒176-8525
東京都練馬区旭丘2-42-1
日本大学芸術学部映画学科内

映像心理学研究会・アニメーション研究会合同研究発表会【3月6日】

**********************************************************************
平成27年度
日本映像学会「映像心理学研究会・アニメーション研究会」
合同研究発表会のご案内
**********************************************************************
 早春の候、益々ご清祥のこととお喜び申し上げます。
 さて、日本映像学会東部支部映像心理学研究会ならびにアニメーション研究会では、このたび合同研究発表会を企画いたしました。
 詳細は下記の通りです。参加申込みに関しては文末をご覧下さい。
 どなたでもご参加いただけますので、是非ご出席くださいますようご案内申し上げます。

日本映像学会 映像心理学研究会・アニメーション研究会
代表 横田正夫
**********************************************************************

期日:平成28年3月6日(日)
時間:PM1:00~6:00
場所:日本大学文理学部百周年記念館会議室1
アクセスマップ http://www.chs.nihon-u.ac.jp/access/
キャンパスマップ http://www.chs.nihon-u.ac.jp/about_chs/campus_map/
東京都世田谷区桜上水3-25-40
京王線 下高井戸あるいは桜上水下車、徒歩8分

第1部 映像心理学研究会(1:00~3:55)

1:00~1:50
表題「静止画の連続呈示に何を見るのか~多様な運動対象とその動き~」
野川中氏(明星大学)
要旨
 静止図形を異なる位置に連続的に呈示すると、1つのものが移動するように見える。このように外的な動を伴わずに動きが知覚される現象は仮現運動と呼ばれる。静止画の連続呈示による動きの表現は、映画やアニメーションの根幹である。心理学では、前後の呈示の“間”が60msとする時に最適に運動が見えることが明らかにされている(Wertheimer,1912)。しかしながら、映画やテレビの呈示方法における各静止画の“間”は、非常に短いか、あるいは存在しない。2013年のパネルディスカッション「アニメーションと仮現運動~この似て非なるもの?~」では、動きが見えるための時間条件が異なるという観点から議論が行われた。
 本話題では、静止画の“呈示方法”に着目し、仮現運動として様々な運動現象が生じることを明らかにする。上記議論の的である時間条件の相違も、その諸相の一部として包括的に理解することができる。

2:00~2:50
表題「アニメーション制作実習課題の検討とその作品の印象評定」
野村康治会員・野村建太会員(日本大学)
要旨
 画力にばらつきがある学生を対象としたアニメーション制作の教育、特に動きの制作を習得する初歩として、日本大学芸術学部映画学科では、カットアウト人形を使用した歩きのアニメーション制作課題を課している。具体的には、人形の体の部位と関節の数を指定し、人形を制作。カメラの固定など撮影方法は各自検討し、自宅で行う。完成した動画は、講評会で見ながら問題点を指摘し、何度か作り直す。といったものである。
 本研究では、こうして制作された作品の動きについて、制作者である学生に自身が作ろうとした(頭に思い描いていた)作品の動き、造形と、完成した作品のそれとの齟齬の程度をマグニチュード推定法で回答してもらった。この回答をもとに実習課題の教育的効果と意義を検討したい。
 また、こうした課題作品を対象として、その動きに対する印象評定調査も併せて行った。芸術系ではない学生を評価者とし、先行研究の評定項目(25の形容詞)を用いて調査を行ったが、評定結果に先行研究で確認されたような明確な因子構造は確認されなかった。しかしながら、各作品の評定をプロフィール化したところ、特徴的なパターンがみられた。研究会では、この調査研究の結果も併せて報告したい。

3:00~3:25
表題「様々な顔の印象評価とアニメーションへの応用可能性」
渡邊伸行氏(金沢工業大)
要旨
 セマンティック・ディファレンシャル(SD)法を用いた、様々な顔の印象評価の研究を中心に紹介する。具体的には、ヴィジュアル系バンドのメイク、女性の上目遣いや伏し目、ヘアカラーの研究などを紹介する。ヴィジュアル系バンドのメイクの研究では、ファンの間で定義されているバンドのカテゴリーごとに、そのバンドメンバーの顔のメイクやヘアカラーから受ける印象が異なることが示唆された。女性の上目遣いや伏し目の研究では、上目遣いは社交性や魅力の度合いが高く、伏し目の研究では逆に社交性も魅力も低く評価されることが示された。ヘアカラーの研究では、4色のヘアカラーと、髪の長さや前髪を組み合わせた女性の顔画像の印象評価実験を行った結果、ヘアカラーによって顔の印象が左右される可能性が示された。以上の研究によって得られた知見が、アニメーション研究にどのように役立つか議論したい。

3:30~3:55
表題「萌える顔、萌える声の設計に関する研究」
山田真司氏(金沢工業大学)
要旨
 最近のアニメ、ゲームにおいて「萌える」キャラクタが多く用いられている。本研究ではまず、ゲームのキャラクタクリエイト機能を用いて様々な顔を合成し、これらを刺激としてSD法による印象評定実験を行った。その結果、「萌える」顔は、美しく、子供っぽい顔であり、「美人」顔は、美しく、大人っぽい顔であることが明らかになった。さらにこれらの結果から、「萌える」顔を構成するためのサイズ比を明らかにした。次に、女性声優5人がそれぞれ100通りの状況設定の下で発話した「おにいちゃん」という音声を用いて、印象評定実験を行った。その結果、「快さ」と「興奮度」の因子が抽出され、萌える声は快さ高い必要があることが分かった。また、萌える声は、基本周波数、スペクトル重心ともに高く、発話者のサイズが小さい、すなわち幼いことを示唆する情報を持っていることが明らかになった。

第2部 アニメーション研究会:持永只仁研究特集(4:10~6:00)

4:10~5:00
表題「持永只仁のアニメーション」
横田正夫会員(日本大学)
要旨
 持永只仁が日本で監督した作品は良質な人形アニメーションであり、人間の健全な本性を描こうとする思想に満ちている。そこには人を怒らず、相手の良いところを見出し、それを伸ばそうとする教育者の理想的なあり方が見出せる。たとえば、「瓜子姫とあまのじゃく」では、あまのじゃくは瓜子姫に言われるままに、彼女の仕事を手伝おうとする。仕事をすることを媒介にして、あまのじゃくは人間的な本性を露わにする。このように持永のアニメーションの特質は、あまのじゃくといったように、差別され虐げられかねない対象との間に深い関係を築き、差別が描かれないということである。そうした表現は、持永が中国のアニメーションの仲間との深い交流を背景にしているのであろう。こうした持永の作品は、異なるものへの不寛容が繰り返し苛烈に描かれている現代日本の映像メディアに対して改めて取り組むべき重要なテーマを提起するものであり、現代的な意義が大きいといえる。

5:10~6:00
表題「1955-1963:人形映画製作所とMOMの映画~電通映画社に残された資料を中心に~」
和田敏克氏(東京造形大学)
要旨
 太平洋戦争敗戦後、中国におけるアニメーション映画製作の基盤を築いた持永只仁が帰国したのは1953(昭28)年。その後、国内での自身の本格的な制作活動は1955(昭30)年、元朝日映画社の稲村喜一プロデューサーとともに「人形映画製作所」を設立したことに始まる。その際大きな役割を果たしたのが、電通映画社の小畑敏一であり、雑司ヶ谷にある電通映画社の現像所内に敷地を提供、『瓜子姫とあまのじゃく』をはじめとする児童向け教育映画9作品の製作(教育映画配給社との共同)はもちろん、米ビデオクラフト社からの発注による『ピノキオの冒険』の日本側製作も電通映画社が担当した。またMOMの設立に際しても、田無の特撮スタジオの敷地提供、日米合作『ウィリーマックビーンの魔法の機械』製作など、その関係は続くことになった。昭和30年代を中心とした、日本国内における持永只仁の映画制作を考えるとき、果たして電通映画社は、どのようなきっかけで関わり、具体的にどのような役割を果たしていたのか。現・電通テックの倉庫に残されていた小畑敏一の資料をもとに、当時の状況を読み解く試みをここから開始してみたいと思う。

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■参加申込み
どなたでも参加できますが、参加人数把握のため3月5日(土)までに申込み頂けますと助かります。

■参加申込み・問合せ先
日本大学文理学部心理学研究室(横田正夫)
E-mail: myokota@chs.nihon-u.ac.jp
Tel: 03-5317-9720 Fax: 03-5317-9427
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以上
日本映像学会
映像心理学研究会・アニメーション研究会
代表 横田正夫
〒156-8550
東京都世田谷区桜上水3-25-40
日本大学文理学部心理学研究室内

アナログメディア研究会協力「第11回中之島映像劇場―ラボ映画の冒険 日本の構造的/物質主義映画」【2月13・14日】

アナログメディア研究会協力事業
第11回中之島映像劇場
ラボ映画の冒険 日本の構造的/物質主義映画
http://www.nmao.go.jp/event/

ラボ・ワークに積極的な創造性を見出す日本の映画作家5名(伊藤隆介、大島慶太郎、奥山順市、末岡一郎、能登勝)のフィルム作品を2日間にわたり上映いたします。

開催日:2016年2月13日・14日
会場:国立国際美術館B1階講堂
〒530-0005大阪府大阪市北区中之島4-2-55
アクセスマップ:http://www.nmao.go.jp/info/access.html
主催:国立国際美術館
協力:イメージフォーラム、日本映像学会アナログメディア研究会
協賛:ダイキン工業現代美術振興財団

※無料・全席自由・先着130名・各プログラム入れ替え制
※各日10:00から当日の各プログラムの整理券を配布(1名様につき1枚)

13日(土)13:00から
Aプログラム:大島慶太郎 特集
※上映後に作家自身による作品解説あり
13日(土)15:00から
Bプログラム:奥山順市・伊藤隆介 特集
14日(日)13:00から
Cプログラム:末岡一郎 特集
※上映後に作家自身による作品解説あり
14日(日)15:00から
Dプログラム:能登勝 特集
※上映後に作家自身による作品解説あり

詳しくは以下PDFをご覧ください。
http://www.nmao.go.jp/event/pdf/nakanoshima11.pdf

以上
日本映像学会アナログメディア研究会
代表 西村智弘
〒166-0011 東京都杉並区梅里1-3-3
阿佐ヶ谷美術専門学校(末岡一郎)