インターリンク:学生映像作品展[ISMIE]2012【東京会場/12月1・7・8日】

「インターリンク:学生映像作品展[ISMIE]2012」(東京会場)開催のご案内

去る10/19~21<京都メディアアート週間2012>において、映像表現研究会が主催した「インターリンク:学生映像作品展2012」(京都会場)は皆様のご協力のもと無事終了いたしました。会場の様子などの報告は、日本映像学会HPにて会報としてお知らせいたします。
そして、来る12/1(土)には早稲田大学早稲田キャンパス大隈タワー26号館多目的講義室(B104)にて、12/7(金)12/8(土)にはApple Store, Ginza 3Fシアターにて「インターリンク:学生映像作品展2012」(東京会場)を開催いたします。

★早稲田大学では、12/1(土)11:00~各校25分以内で推薦された全作品を上映し、上映終了後17:00~18:00にシンポジウムを予定しております。

★Apple Store, Ginzaでは、12/7(金)17:00~19:30に各代表作品(10分2作品以内)のプログラムを上映します。12/8(土)18:00~19:30は、昨年度選抜されたセレクト集を上映した後に、パネルディスカッションを行います。

何れの会場も会員諸氏や作者のみならず、関係のみなさんを連れ立って、どうぞご参加ください。全て入場無料です。

[ISMIE2012参加校]
阿佐ヶ谷美術専門学校 メディアデザイン科
大阪芸術大学 芸術学部
九州産業大学 芸術学部
京都精華大学 芸術学部
尚美学園大学 芸術情報学部
成安造形大学
宝塚大学 東京メディア・コンテンツ学部
多摩美術大学 映像演劇学科
東京工芸大学 芸術学部
東京造形大学
東北芸術工科大学 デザイン工学部
名古屋学芸大学 メディア造形学部
日本大学 芸術学部
文教大学 情報学部
北海道教育大学
早稲田大学川口芸術学校

[プログラム]

12/1(土)
11:00~(12:23)
Aプログラム(83分)
京都精華大学 芸術学部/文教大学 情報学部/北海道教育大学/阿佐ヶ谷美術専門学校 メディアデザイン科

(約30分の休憩)

13:00~(14:13)
Bプログラム(73分)
九州産業大学 芸術学部/多摩美術大学 映像演劇学科/日本大学 芸術学部

14:30~(15:32)
Cプログラム(62分)
大阪芸術大学 芸術学部/東京工芸大学 芸術学部/東北芸術工科大学 デザイン工学部/宝塚大学 東京メディア・コンテンツ学部

15:45~(16:45)
Dプログラム(60分)
名古屋学芸大学 メディア造形学部/成安造形大学/東京造形大学/早稲田大学 川口芸術学校/尚美学園大学 芸術情報学部

17:00~18:00
シンポジウム『学生作品の今を考える』
司会:瀧健太郎(早稲田大学 川口芸術学校)
パネラー:伊奈新祐(京都精華大学)
               末岡一郎(阿佐ヶ谷美術専門学校)
               奥野邦利(日本大学芸術学部)、他

12/7(金
17:00~(18:10)
代表作品プログラムI(70分)
九州産業大学 芸術学部/多摩美術大学 映像演劇学科/日本大学 芸術学部/名古屋学芸大学 メディア造形学部/京都精華大学 芸術学部/文教大学 情報学部/北海道教育大学/阿佐ヶ谷美術専門学校 メディアデザイン科

18:20~(19:26)
代表作品プログラムII(66分)
大阪芸術大学 芸術学部/東京工芸大学 芸術学部/東北芸術工科大学 デザイン工学部/宝塚大学 東京メディア・コンテンツ学部/成安造形大学/東京造形大学/早稲田大学 川口芸術学校/尚美学園大学 芸術情報学部

12/8(土)
18:00~19:30
パネルディスカッション『デジタルイメージのリアリティ』
冒頭にISMIE2011セレクト集(39分)を上映します。
司会:奥野邦利(日本大学芸術学部)
パネラー:波多野哲朗(東京造形大名誉教授)
               伏木啓(名古屋学芸大学)

日本映像学会ホームページ    https://jasias.jp/
映像表現研究会ブログ    http://d.hatena.ne.jp/e_h_kenkyu/

会場mapは以下のURLをご覧ください。なお、会場には駐車場はありません。

<12/1>
早稲田大学 早稲田キャンパス 大隈タワー26号館多目的講義室(B104)
http://www.waseda.jp/jp/campus/waseda.html (地図の26番です)
(東京都新宿区西早稲田1-6-1)

<12/7,8>
Apple Store, Ginza 3Fシアター
http://www.apple.com/jp/retail/ginza
(東京都中央区銀座3-5-12 サヱグサビル本館 )

日本映像学会映像表現研究会
ISMIE 2012 事務局
〒176-8525 東京都練馬区旭丘2-42-1
日本大学芸術学部映画学科
TEL 03-5995-8221
担当:奥野邦利
e-mail:okuno.kunitoshi@nihon-u.ac.jp


報告:会報第162号(2013年4月1日)4頁-5頁

関西支部第67回研究会【12月8日】

関西支部第67回研究会(12月8日)のお知らせ

下記の通り日本映像学会関西支部第67回研究会を開催いたします。
会員の皆様には奮ってご参加下さいますようお願い申し上げます。

日時:平成24年12月8日(土) 午後2時より
会場:神戸学院大学有瀬キャンパス 9号館6階961教室

研究発表1:ジャン・コクトーの映画『詩人の血』(1930)にみるデッサンからの変容
発表者:大阪大学大学院文学研究科博士後期課程三年 水田百合子
要旨:フランスの詩人ジャン・コクトー(1889-1963)は、詩、小説、演劇、評論、デッサン、映画と、多くの分野で活躍した。本研究は、その中でもとりわけ彼の映画に着目し、その制作過程を明らかにするものである。彼自身が監督した映画は全部で6本あるが、今回の発表では処女作である『詩人の血』(1930)を取り上げる。当初アニメーションとして企画されていたこの映画には、彼が1920年代後半に描いたデッサンの影響が強くみられる。この映画の構想と同じ時期に、コクトーは、阿片の解毒治療の苦しみと治癒の過程を日記『阿片』(1930)に残しているが、その文章やデッサンには『詩人の血』の原型とみられるモチーフがある。たとえば身体にできた傷口は、映画の詩人を想像させるし、手足がもがれた人物や周囲の物体と一体化する身体などは、映画の中の彫像やオブジェを思わせる。コクトーにおける静止したデッサンから動くデッサンへの変容は、人間の自然的知覚を超えた世界をリアルに表現する映画の可能性を示唆している。

研究発表2:インド映画におけるジャンル―テルグ語映画のフォークロア映画を題材に―
神戸学院大学人文学部 赤井敏夫
要旨:インド映画においてサイレント時代に成立した「ソーシャル/ミソロジカル/ヒストリカル」というジャンルの分類方法は非インド文化圏観客には違和感が大きい。しかしこのジャンル分けが今でも有効であるからにはそこに何らかの文化的要因が介在しているはずであり、それをテルグ語映画のフォークロアと呼ばれるサブジャンルから考察してみようというのが本発表の目的である。テルグ語映画はインド映画市場の中でも神話映画が多数製作されてきたという特徴がある。しかし細かく観察してみると厳密にはミソロジカルには分類しにくい、境界領域のジャンルがあることが分かってくる。これは現在ソシオ・ファンタジーと呼ばれるが、40‐50年代にかけて流行したフォークロア映画が先駆型としてあるらしい。フォークロア映画はエロール・フリン等の主演で流行した剣戟映画やアーサー・ルービンのオリエンタリズム映画の影響のもとに成立したとする説があるが、その実態はさらに複雑で他にも幾つかの起源が想定できる。本研究ではテルグ語映画の代表的なフォークロア映画をとりあげ、映像学的観点からその独自のフォーマットを分析し、それがインド人の映画認識といかに関係するのかを考察してみる。

研究会終了後(午後4時30分頃)、同会場にて支部総会を行います。
午後6時頃より懇親会を催します。会費5000円程度、会場は当日お知らせします。

神戸学院大学 有瀬キャンパス
神戸市西区伊川谷町有瀬518  Tel:078-974-1551(代)
アクセス
JR神戸線「明石駅」下車、北側バス停「北1番」のりばから、神姫バス「神戸学院大学行」に乗車し、神戸学院大学前下車(約5分おきに発車、所要時間約20分)
JR神戸線「朝霧駅」下車、北側バス停のりばから神姫バス「神戸学院大学行」に乗車し、神戸学院大学前下車(運行本数が少ないため、発車時間をご確認ください。所要時間約10分)
詳しくは http://www.kobegakuin.ac.jp/access/arise.html

日本映像学会関西支部事務局
〒585-8555大阪府南河内郡河南町東山469
大阪芸術大学映像学科内
Tel: 0721-93-3781(内線3327)


報告:会報第161号(2013年1月1日)6頁

第31回映画文献資料研究会【12月15日】

第31回映画文献資料研究会のお知らせ

日本映像学会映画文献資料研究会では下記の如く研究例会を開催いたします。会員の皆様のご参加をお待ちしています。

 記

日 時:2012年12月15日(土) 15時~17時
場 所:日本大学芸術学部江古田校舎東棟2階E204教室
            西武池袋線江古田駅下車 徒歩5分。

発表者:高山隆一会員(東京工芸大学芸術学部映像学科准教授)
テーマ:「撮影台本から見た演出技法―成瀬巳喜男『ひき逃げ』より─」
 映画演出の方法論を撮影台本の観点から考察を行います。本発表では、成瀬巳喜男の『ひき逃げ』の書き込み撮影台本を基に映画監督の演出技法を探ります。また、演出術のみならず日本の撮影方法の構造も検討していきます。

問合せ先:〒176-8525東京都練馬区旭丘2-42-1
日本大学芸術学部映画学科内
日本映像学会映画文献資料研究会
代表 田島良一
TEL 03−5995−8220・8944

以上