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中部支部2019年度第1回研究会【8月27日】

2019年度 | 日本映像学会 中部支部 | 第1回研究会 開催のお知らせ
http://jasias-chubu.org/wp/?p=745

日時:2019年8月27日(火)13時30分より
会場:中京大学 豊田キャンパス16号館4階グループ学習室C
(470-0393 愛知県豊田市貝津町床立101)
※アクセスの詳細は、文末に記載しています。

◎研究会スケジュール
13:00 –  第1回研究会 受付開始
13:30 –  開会あいさつ
13:35 – 14:35 研究発表(2件)
休憩
14:50 – 15:50 招待講演(1件)
15:50 – 16:20 ディスカッション
16:20 –  閉会あいさつ
16:30 –  支部総会(研究会終了後に開催)
(終了後 懇親会)

◎招待講演
「公共建築設計におけるアイデアやデザインの共有」
小松 尚 氏

要旨:
1950年代から70年代にかけての都市や経済の成長期には数多くの公共建築が建設された。当時はスピーディかつ効率よく公共建築を建設し、新たな住民や利用者を受け入れる必要があったため、標準設計という手法がとられ、各地に類似の形態をした公共建築が建設された。例えば、学校建築がどこへ行っても大体同じなのはそのためである。しかし現在は、既成市街地の中で物理的、機能的、社会的寿命を迎えた既存の公共建築を建て替えるため、現在の利用者や地域関係者との協議が計画上、避けて通れない。特に学校建築は、基礎自治体が保有する公共建築の中で面積上、多くを占めるだけでなく、学校は日本の地域コミュニティの中で社会文化的にも空間的にも重要な位置を占めるため、建て替えの計画・設計における合意形成のあり方や方法は大きな課題である。その中で、松阪市鎌田中学校の校舎建替計画においては、設計案の完成予想図や模型、3次元CAD等とともに、単眼VRが中京大学准教授の曽我部哲也氏によって制作され、地元住民に体験してもらうという試みを行った。デザインを共有するためのあらたなメディアやツールは、建築設計だけでなく教育自体のあり方を大きく変えていく可能性がある。鎌田中学校での実例をもとに、建築と映像のこれからの接点について議論したい。

小松尚(こまつ ひさし)氏 プロフィール
名古屋大学大学院環境学研究科准教授。博士(工学)。一級建築士。1966年生まれ。1992年名古屋大学大学院工学研究科建築学専攻前期課程修了。2006年から現職。専門は建築計画。著書(共著、分担執筆)に『「地区の家」と「屋根のある広場」』(小篠隆生共著、鹿島出版会、2018年)、『Towards the Implementation of the New Urban Agenda』(Springer, 2017)、『まちの居場所』(東洋書店、2010年)、『地域と大学の共創まちづくり』(学芸出版社、2008年)など。市民協働による公共建築計画・運営への指導、助言として、いなべ市石榑小学校(2002年~:公共建築賞優秀賞)、亀山市川崎小学校(2012年~)、松阪市鎌田中学校(2015年~)など。

◎研究発表(2件)
「Volumeの生成によるメディア表現」
加藤 良将 会員(名古屋芸術大学講師)

要旨:
私の作品に共通することの一つとして、Volumeの生成による驚きがある。それは、私の興味ある作品がキネティック・アートやライト・アートにあることによるかもしれない。簡単に作品を紹介すると、【White Lives on Speaker】(2007、Ars Electronica PRIX 2007)では、デンプンを水で溶いた液体をスピーカによる振動によって起こるダイラタンシー現象を用いて、観客は白い液体が生きているかのような動きを見ることができ、触れることによって不思議な体験ができる。また、【Rokuro-2】(2008、 第15回学生CGコンテスト/デジタル・スタジアム)や【micRokuro】(2010)では、光ファイバーを高速に回転させることによって出来上がる球体を手で触れることによって、陶芸における轆轤のように自由に形態を変えることができる。それはまるで触れることのできない光を掴んでいるような体験である。どちらも動いていない状態では不定形な液体や一筋の線状であるため、人が触れて体験できるようにするためにVolumeを作成し、触れることによって普段味わうことができないような不思議な作品となっている。今回はこれまでに行ってきた作品制作と展示の報告を行う。

「都市デザインとしての小規模な美術教育の仕組み「長者町スクール・オブ・アーツ」の試みと必要性について」
山田 亘 会員(写真家/メディア表現)
PAC代表 アートセンター[Yojo-Han] ディレクター
長者町スクール・オブ・アーツ代表
名古屋芸術大学、名古屋学芸大学、名古屋造形大学非常勤講師

要旨:
一般的にみられる美術センターは通常大型の設備を持ち、多数のコンテンツを多くの人数に手渡すことを常としており、特に都心部では施設そのものの維持継続に多くのエネルギーや公的な予算を必要とし、自立するものは少ない。2012年に発足した、持続可能で経済的に自立することが容易な小規模美術教育のための私立アートセンター[Yojo-Han]の試みは、アーティスト達の小規模組織による社会人に向けた先進的な美術教育のための、一つのローモデルであり、2018年に名古屋都心部に登場したアートコレクティブ「長者町スクール・オブ・アーツ」へとその構造の可能性を繋げ、拡げている。本発表では、2009年から始まったプロジェクトベースの新聞編集部を運営する作品から、創造性教育のための仕組みを都市デザインに組み込むアートセンター[Yojo-Han]への発展、センターの写真映像スクールPACellの試みについてや、長者町スクール・オブ・アーツの本年度のプロジェクト「ART FARMing」につながる流れを報告し、社会人向けの上質で小規模な美術教育の必要性について解説する。

◎補足情報
日本映像学会中部支部 幹事会
12:50-13:20(場所:16号館4階グループ学習室C)
日本映像学会中部支部 支部総会
16:30-(場所:16号館4階グループ学習室C)

◎会場へのアクセス(中京大学豊田キャンパス)
https://www.chukyo-u.ac.jp/information/access/h2.html

<お車でお越しの方>
学内駐車場をご利用ください。(無料)
守衛門にて「映像学会中部支部会参加のため」とお知らせください。
・東名高速道路 東名三好ICから約20分
・名古屋瀬戸道路 長久手ICから約20分

<公共交通機関でお越しの方>
・名鉄豊田線浄水駅からスクールバスで約10分
・愛知環状鉄道貝津駅から徒歩15分

<スクールバス運行案内>
https://www.chukyo-u.ac.jp/support/studentlife/a7.html

以上

日本映像学会中部支部
http://jasias-chubu.org/wp/
〒503-0006
岐阜県大垣市加賀野4丁目1番地7
情報科学芸術大学院大学メディア表現研究科内

第47回映画文献資料研究会 【9月10日】

第47回映画文献資料研究会のお知らせ

日本映像学会映画文献資料研究会では、下記のように研究例会を開催いたします。会員の皆様のご参加をお待ちいたします。


「日本インディペンデント映画研究 獅子プロの時代」

企画概要:小林悟の『肉体の市場』(1962)を第1号とする<ピンク映画>は、大手映画製作会社のブロック・ブッキングの隙間を縫うようにして製作され、一時は国産映画の半数を占めるほどの量産体制を誇った。しかしながら、今世紀に入って、フィルムからデジタルへの移行が進展してくると、35ミリのフィルム撮影、オール・アフレコの<ピンク映画>の製作を維持することが事実上不可能となった。<ピンク映画>のデジタル化に対応できない老朽化した成人映画館の多くは、営業終了を余儀なくされる状況となる。
<ピンク映画>黎明期の『肉』(1965)で成人映画へ進出した向井寛(1937~2008)は、
東映セントラルで『生贄の女たち』(1978)を手がけた後、獅子プロを立ち上げ、にっかつ買取作品を含めた成人映画を量産する。獅子プロの名称は、四×四=一六もの監督がいたからだという説が巷間囁かれるように、ベテランの渡辺護や山本晋也、深町章(稲尾実)らを起用する一方、新進気鋭の滝田洋二郎、佐藤寿保、瀬々敬久、田尻祐司、いまおかしんじ(今岡信司)らを輩出した。日本映画情報システムで、製作会社として獅子プロを検索すると、1979年から1994年の間に、175本の映画がヒットする。カリスマ的な監督・プロデューサーの若松孝二が君臨した若松プロとは異なり、獅子プロの活動は未だに十分な検討がなされているとは言いがたい。
今回は、獅子プロ製作の作品上映に併せて、同プロで助監督を経験した後、『激愛!ロリータ密漁(狂った触覚)』(1985)でデビューした佐藤寿保監督をゲストとしてお招きし、佐藤監督の初期作品『人妻コレクター』及び『暴行クライマックス』の上映後、同時代の貴重な証言をお聞きする機会を設ける。

日時:2019年9月10日(火)14時~17時
会場:国立映画アーカイブ試写室
スケジュール 14時:参考上映『人妻コレクター』(1985年)
『暴行クライマックス』(1987年)
16時:鼎談
〇佐藤寿保:映画監督(1959~)
東京工芸大学短期大学部卒業。獅子プロで深町章(稲尾実)や滝田洋二郎の助監督を務めた後、『激愛!ロリータ密漁』(1985)でデビュー。サトウトシキ、佐野和宏、瀬々敬久らと一緒に、<ピンク四天王>として注目された。近作の『眼球の夢』(2016)は、ハーバード大学感覚人類学研究所のルーシャン・キャスティーヌ=テイラーとベレナ・バラベラが共同プロデューサーを務めた。
〇田島良一:日本大学藝術学部映画学科教授。
〇西村安弘:東京工芸大学芸術学部映像学科教授(進行)

参加費:入場無料
※会場の関係で、今回は先着15名までがご参加できます。参加希望の学会員は、連絡先のメール・アドレスに9月1日(日)までにお申し込み下さい。
連絡先:西村安弘 nishimur@img.t-kougei.ac.jp

主催:日本映像学会映画文献資料研究会(代表:西村安弘)

※例会の後に、有志による懇談会を予定

西部支部主催「プッティポン・アルーンペン短編作品展 」【9月7日】

プッティポン・アルーンペン短編作品展

Phuttiphong Aroonpheng

西部支部では下記のとおり、9月7日(土)13:00-18:00 中洲大洋メディアホールにて、「プッティポン・アルーンペン短編作品展」を開催することになりました。

タイの映像作家プッティポン・アルーンペンは『マンタレイ』でヴェネチア国際映画祭2018オリゾンティ賞を受賞しました。
プッティポンは2007年より約一年半福岡アジア美術館に滞在し短編作品を発表しました。
『マンタレイ』がアジアフォーカス・福岡国際映画祭2019で上映されるのを記念し、短編作品を上映しその魅力に迫りたいと思います。

13:00- ”Suspended Moment” 2010 57min

日本財団フェローとして福岡、糸島で制作した作品。死を間近にした初老の男性が幼少期の記憶と現実とを交錯させつつ残された時間を必死に生きようとする。デビット・リンチと寺山修二にインスパイヤされ製作した実験映画。主演は舞踏家の原田伸雄。

14:30- ”Suspended Moment”
16:00- ”Ferris Wheel 観覧車” 2016 24min

タイとミャンマーの国境における親子の物語。ロヒンギャなど、初の長編『Manta Ray』(ヴェネチア国際映画祭2018オリゾンティ賞)のテーマとの共通性も多く、作家性を強く打ち出した問題作。ショートショート・フェスティバル&アジア2016入選作品、アジアインターナショナル部門のベストアクトレスアワード主演女優賞受賞(ジャルナン・ファンタチャット)。

入場無料

場所:中洲大洋メディアホールhttps://goo.gl/maps/CRx8E3gmf2B63Um56 

〒810-0801福岡県福岡市博多区中洲4-6-10大洋ビル6F
主催:日本映像学会西部支部
協力:福岡アジア美術館、福岡インディペンデント映画祭

https://www.facebook.com/events/358450418181015/

プッティポン・アルーンペン短編作品展チラシ

アジア映画研究会(第11回)開催のお知らせ 【8月5日】

日本映像学会アジア映画研究会(第11回)開催のお知らせ
アジア映画研究会(第2期第11回/通算第30回)を下記のとおり開催します。

日時:2019年8月5日(月) 18:00-20:00
会場:国際交流基金・御苑前オフィス7階アジアセンター(702 – 703会議室)

〒160-0004 東京都新宿区四谷 4-16-3 7F
(東京メトロ丸ノ内線 四谷三丁目駅 2番出口から徒歩8分)
アクセスマップ https://www.jpf.go.jp/j/access/map.html

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内容:
『サタンジャワ』の向こう側を見る
企画・製作、そして上演をめぐって

登壇者:
谷元浩之(映画プロデューサー)
森永泰弘(サウンド・デザイナー)
司会:杉原賢彦
全体90分+討議

[概要]
7月2日、「響きあうアジア」の一環として有楽町・朝日ホールにて上演された『サタンジャワ』は、成功裡に幕を閉じた。
インドネシア映画界の最重鎮ガリン・ヌグロホと、日本を代表するサウンド・デザイナー、森永泰弘が組み、想像/創造力のおよぶ限りにエクスパンデッド・シネマの可能性を広げようとした試みは、イメジャリーとパフォーミング・アーツとの融合という刺戟に満ち、同時に地域間をまたぐコラボレーションの可能性をも示し得た。だが、それが一朝一夕になし得たものでないことは容易に知れることだろう。そしてその間に横たわっていたさまざまな障害や問題の存在も、想像に難くない。今回はとくに『サタンジャワ』に焦点を合わせつつ、ふたりのキー・パースン──企画の進行を裏支えした国際交流基金職員の谷元浩之氏と、作品の共同クリエイターであったサウンド・デザイナーの森永泰弘氏──に登壇いただき、おふたりからそれぞれ話しをうかがってゆく。

———————-

ご参加についていくつか注意点がございます。
<19時までにご来場の方>
御苑前オフィスビルの正面玄関からお入りいただき、直接7階アジアセンターフロアまでお越しください。
<19時以降ご来場の方>
19時以降はビルが施錠されます。19時以降のご来場は対応できませんので悪しからずご了承ください。

<出欠について>
国際交流基金の会場の都合で、前日までに参加者全員のお名前と、所属・役職(または職業)を報告する必要があります。参加をご希望の方は「調整さん」でおこないますので、下記のサイトへ行き、「出欠を入力する」をクリックしてください。
*今回、月曜日開催のため、出席登録の締め切りが早くなっています。
https://chouseisan.com/s?h=80a0ed3734fa4e5dab5484475a647626

「表示名」にお名前と、コメント欄に所属・役職(または職業)を入力、○(出席)△(不明)×(欠席)のいずれかを選ぶ。最後にコメントがあれば入力してください。出席の方は、前日8/2(金)18:00までにお願いします。

以上

8月座長:杉原賢彦

日本映像学会「アジア映画研究会」
代表 石坂健治
〒215-0014
神奈川県川崎市麻生区白山2丁目2-1
日本映画大学内

関西支部第41回夏期映画ゼミナール2019年【8/30・31・9/1】

日本映像学会関西支部第 41 回夏期映画ゼミナール 2019 年
大谷巌 特集
― 音の世界 ―
主催:日本映像学会関西支部・京都府京都文化博物館
*日本映像学会研究活動助成対象研究*

8月30日(金)
午後1:30~開会の辞
午後1:40~午後3:03 『東海水滸伝』(伊藤大輔・稲垣浩) 1945年 83分 大映
午後3:30~午後 5:20 『西陣の姉妹』(吉村公三郎) 1952年 110 分 大映京都
午後5:50 午後 7:27 『雨月物語』(溝口健二) 1953年 97分 大映京都
8月31日(土)
午後1:00~午後2:23『噂の女』(溝口健二) 1954年 83分 大映京都
午後2:40~午後4:38『源氏物語浮舟』(衣笠貞之助) 1957年 118分 大映京都
午後4:50~午後6:14 『初春狸御殿』(木村恵吾) 1959年 84分 大映京都
午後6:30~午後8:01 『不知火検校』(森一生) 1960年 91分 大映京都
9月1日(日)
午前10:30~午後0:02 『新座頭市破れ!唐人剣』(安田公義) 1971年 92分 勝プロ・大映京都
午後1:30~午後 3:07 『竜馬を斬った男』(山下耕作) 1987年 97 分 アルマンス企画
午後 3:30 ~ 午後6:00 シンポジウム
パネリスト:伊豆田千加(整音・音響効果技師、大阪芸術大学)
パネリスト:長門洋平(日本映像学会会員、京都精華大学)
パネリスト:白井史人(映画音楽研究、名古屋外国語大学)
司会進行 :遠藤賢治(日本映像学会会員、大阪芸術大学)
午後6:00 ~ 閉会の辞

会場:京都市中京区三条高倉 京都文化博物館
http://www.bunpaku.or.jp TEL075(222)0888 FAX075(222)0889
[ 交通機関 ]
○地下鉄「烏丸御池駅」下車、5 番出口から三条通を東へ徒歩約 3 分
○阪急「烏丸駅」下車、16 番出口から高倉通を北へ徒歩約 7 分
○京阪「三条駅」下車、6 番出口から三条通を西へ徒歩約 15 分
○JR・近鉄「京都駅」から地下鉄へ
○市バス「堺町御池」下車、徒歩約 2 分
参加費:学会会員は、3 階フィルムシアター 入口の日本映像学会関西支部受付へ直接お越しください。
※参加希望の日本映像学会会員は 8 月26 日(月)までに予め 関西支部事務局 へメールか電話連絡か FAX をください。
その上で連絡先をお知らせください。 折り返し、当日の詳細等ご連絡いたします。

問合せ先:〒585-8555 大阪府南河内郡河南町東山 469
大阪芸術大学映像学科内 日本映像学会関西支部事務局(遠藤・大橋)宛
TEL 0721(93)3781 内線:3327 FAX 0721(93)6396
Mail : eizou@osaka-geidai.ac.jp

2019夏期映画ゼミナールチラシ

アナログメディア研究会「アナログ多重露光映画の魅力」【7/26】のお知らせ

「アナログ多重露光映画の魅力」のお知らせ

多重露光とは、写真や映画撮影における技術の一つで、1コマの中に複数の画像を重ね込む手法。多重露出、二重写しとも言われています。いまや、スマホのアプリや編集ソフトで誰でも簡単に多重露光が楽しめる時代になりました。そんな時代に映画カメラの内部でフィルムを〜撮影しては巻き戻し、巻き戻しては撮影する〜を繰り返すという、やり直しの効かない超アナログな手法でつくられた水由章の映画を上映します。新作『Perception』上映後に解説あり。ゲスト作品として石川亮さんの作品も上映。
8mm/16mmの映画の上映から、カメラ内多重露光の可能性を探ります。

2019年7月26日(金) 20:00ー21:30(開場19:45)
会場:市民交流スペース カエルハウス(東京都小金井市中町4-17-11-1F/JR中央線武蔵小金井駅南口徒歩7分)
主催:ミストラルジャパン
問合せ:042-380-8270 info@mistral-japan.co.jp
協力:日本映像学会アナログメディア研究会 SpiceFilms
資料代:500円 定員25人 (狭いスペースですのでできるだけ予約をお願いします)

上映作品
『瞬息』水由 章 8mm/カラー/3分/1997年
『木綿たり/MOMENTARY』水由 章 16mm/カラー/4分/2017-18年
『Perception』水由 章 16mm/白黒/8分/2019年(解説付)
『signify』石川 亮 8mm/カラー/5分/2019年(ゲスト作品)

日本映像学会アナログメディア研究会
代表:太田曜
連絡先:尚美学園大学芸術情報学部情報表現学科 川口肇研究室(川口肇)
e-mail:analogmedia2013@gmail.com

多重露光の魅力チラシ

『映像学』「投稿規定とスタイル・シートページ」を更新しました

日本映像学会会員各位

『映像学』103号より適用の投稿規定(2019年6月改正)を、「投稿規定とスタイルシート」ページに掲載いたしました。
従来の投稿形式と大きく異なりますので、お間違えの無いようご確認ください。

なお、こちらの投稿規定は2019年7月25日発行予定の『映像学』102号に掲載いたします。

投稿規定とスタイル・シートページ リンク

日本映像学会機関誌編集委員会

会報第185号を発行しました。

会報第185号を発行しました。 以下のPDFよりお読みください。

JASIAS_NewsLetter185

 

PDFがウィンドウに表示されない(画面が真っ白や真っ黒等)ときは、 ウィンドウ右下端のサイズ調節をマウスで動かして調節してみてください。 ウィンドウの幅のサイズが会報の幅のサイズより大きいときなどに、 PDF表示画面が出ずに真っ白や真っ黒の画面になることがあります。 また、文字が一部しか表示されないときは、URL表示のそばにあるリロードボタンをクリックしてみてください。


会報への会員による投稿につきましては以下の投稿規定をお読みのうえ、末尾の連絡フォームによりご連絡ください。のちほど担当よりご連絡申し上げます。

日本映像学会 会報 投稿規定(2017年10月 理事会決定)

1.投稿資格

(1) 投稿の時点で正会員の資格を有していること。

(2) 投稿者本人が執筆者であること。共著の場合は、投稿者が筆頭執筆者であり、必ず他の共著者全員の承認を得た上で投稿しなければならない。

2.投稿内容

(1) 映像に関する研究を推進し、広く映像文化の向上に寄与するもの(「日本映像学会会則」第2章第4条にもとづく)。

(2) 未発表のもの。二重投稿は認めない。投稿者自身の既発表論文や口頭発表と関連がある場合には、そのことを必ず明記すること。

(3) 投稿者は、自らが著作権を有しない著作物や図版などを引用するに際しては、著作権法(第32 条第1項)が定める引用の条件に則って行なうものとし、必要な場合はその著作権所有者の許諾を得なければならない。

3.字数

(1) 字数は自由(1ページは2,400字程度・複数ページも可)

(2) 図版を添付する場合には、図版の大きさを文字数に換算し、全体の文字数に含める。

4.体裁

(1) 完成原稿であること。

(2) メール本文に、題名、執筆者名、住所、電話番号、Eメールアドレス、所属等を記すこと。なお、総務委員会が原稿を確認し、事務局からEメールで「原稿受付」の通知をする。

5.提出方法

(1) 電子データをメール添付で事務局に送信すること。

(2) メール本文にOSの種類とソフト名(Wordもしくはテキスト)を明記すること。

6.投稿先

E-mail:  officejasias.jp

7.校正

著者校正は初校のみとし、以後は総務委員会が行なう。

8.著作権

会報に発表された研究報告等の著作権は日本映像学会に帰属する。他の著作に転載する場合には、事務的な手続きのため、事前に文書等で学会に連絡し、転載する際に、会報への掲載に関する基本的な書誌情報を明記すること。

9.締切

投稿は随時受け付ける。

10.その他

(1) 掲載の可否については、総務委員会が決定する(一部改稿を求めることもある)。また、「採否の通知」は事務局からEメールで送信する。

(2) 投稿原稿掲載部分はPDF電子版会報の内としてホームページ上で一般公開

以上

日本映像学会第45回大会にご参加の皆さまへ

日本映像学会第45回大会にご参加の皆さまへ

いよいよ大会開催前日となりました。
会場の飲食環境につきまして、以下の通りご案内申し上げます。
皆様のご来場を心よりお待ちしています。

・大学周辺は飲食店はありませんので、お弁当を予約されていない方は、事前に近くのコンビニエンスストアなどで昼食をご購入、ご持参ください。

・事前予約のお弁当の値段は600円(税込み)です。なお、お弁当に飲み物(お茶等)はつきません。

・飲み物は各自でご用意ください。日中は気温が高くなる可能性がありますので水分補給をこまめにしてください。

・キャンパス内に特定の食事スペースはありません。各自、発表会場などで昼食を取ってください。

・お弁当のゴミは所定の場所でお捨てください。

 日本映像学会第45回大会実行委員会
https://jasias.jp/eizo2019
〒990-6560
山形市小白川1-4-12
山形大学人文社会科学部附属映像文化研究所内

クロスメディア研究会第13回研究会のお知らせ【6月22日】

クロスメディア研究会第13回研究会のお知らせ

下記の通り日本映像学会クロスメディア研究会第13回研究会を開催します。会員の皆様の参加をお待ち申し上げます。

日時:2019年6月22日(土)13:00-17:00
会場:小田原短期大学 東館リトミック室(E101)
https://www.odawara.ac.jp

〒250-0045 神奈川県小田原市城山4-5-1
アクセス
https://www.odawara.ac.jp/about/access/index.html

 

研究発表1:数の思考と相関した世界、「理念的出来事」再考―ドゥルーズ『差異と反復』の能力論批判からパトナムの内在的実在論における真理論へ 

発表者:織田理史 アトリエ第Q藝術 会員

クワインに始まる存在論の復興以来、いわゆる英米の分析哲学と大陸哲学は、主に「実在」ないし「実在論」という存在論的主題をめぐって、自然な形の架橋が可能となり、実際その架橋の試みは多く行われているように思われる。本発表では、ドゥルーズの能力論、特に彼が「能力の超越的行使」と呼ぶものに対する批判的吟味を通じて、思考という能力を再検討し、この再検討された思考と実在との相関性をめぐってパトナムの内在的実在論へと開かれる道筋を追ってみたい。最終的に、パトナムの内在的実在論的枠組みにおいて、ドゥルーズ的意味での「理念的出来事」の概念の定位を試みることで、非ドゥルーズ的な実在論を素描する。

 

研究発表2:広告業界に先進事例を提供し続ける鉄道広告 

発表者:柴岡信一郎 タイケン学園 会員

鉄道車内、駅構内は公共性の高い場所であるので、そこに出稿されている鉄道広告はクリーンで、信頼性が高い媒体として認知される。また、鉄道広告は利用者や季節、時間帯、流行の変化に応じて柔軟に出稿内容、形態を変化させられるどの業界からも重宝される宣伝媒体である。こうした鉄道広告の現状と可能性について考察する。

 

研究発表3:〈ロック〉の本質とその未来

発表者:宮田徹也 嵯峨美術大学客員教授 会員

近年、ポピュラー音楽としての〈ロック〉が様々な場面で考察されている。そこで常に問われるのは、何を以て〈ロック〉と定義するかの点にある。本発表では先ずどのような研究媒体によって〈ロック〉が考察されているのかという先行研究を分析する。次に〈ロック〉とは神と人間の関係のように、シュミラークルとして存在することがその本質であることを示す。そして「新世界秩序」と「新右派連合」が渦巻く世界の中で、これから〈ロック〉がどのような役割を果たすべきかを論考する。

 

研究発表4:「現代における古典写真技法の動向

発表者:相田晃良 芸術メディア研究会、日本写真芸術学会、APPLE JAPAN合同会社 会員

写真は時代により像を記録するプロセスが移り変わっていくメディアである。現代の写真は、イメージセンサにより演算されるデジタルデータによるものであり、かつてはフィルムに像を直接定着した。

現代の写真プロセスはより合理的である。にもかかわらず、古いプロセスによる写真作成の流れが完全に途絶えた訳ではない。むしろ古典といわれるような技法を模索する傾向も感じ取れる。

本発表では、現代において選ばれる古典技法の傾向とその理由を考察する。

 

研究発表5:バーチャル・リアリティ(VR)時代の映像表現の可能性 — 重力・無重力との関係性を中心に

発表者:李容旭 東京工芸大学 会員

社会の様々な分野でVR映像の技術が広まっている。VR映像時代の映像表現のキーワードを「重力/無重力」を中心に歴史的に検証し映像表現の現在、そしてその可能性を探る。

実写とCGアニメーションの関係を詮索しながらVR時代の映像特性を検討する。

今まで経験したことがない空間体験を提供している VR映像を紐解くキーワードとしてバイナリグラビティーBinary Gravity概念*を提出する。

重力と無重力の間に生まれてきた独特な空間体験をVR映像の特徴として捉えること、そしてその可能性を考える。

*李は「柴岡信一郎 監著「はじめての情報情報メディアコミュニケーションリテラシー」p116 技術評論社 2019 」でバイナリグラビティー概念を提出している。

 

研究発表6:「ジャズピアノ教本の変遷〜テキストから映像へ~」 

発表者:河合孝治(河合明)芸術メディア研究会 会員

今日、ジャズピアノの教則本はたくさん出版されている。しかし、クラシック音楽のように楽譜に音が固定的にエクリチュールされ、目標とする音楽の全体像が明確なら、メソッドを絞りやすいが、ジャズは即興であり、ジャズピアニストは作曲家でもある。したがってそうした広範囲な音楽的技法や素地を満たすスタンダードな教本を示すのは難しい。本発表では、レコードコピーの時代から、今日の映像を含むインターネットによるジャズピアノの学習までを考察するが、それはまたジャズに限らず「対機テキスト」、「間-共創成テキスト」と言う様々な分野の学習に共通するテーマでもある。

 

研究発表7:保育現場における「合奏劇」の実践 ~子どもの初めての出会いに着目した音楽活動~

発表者:望月たけ美 小田原短期大学 ゲスト 山本華子 小田原短期大学 ゲスト

小田原短期大学保育学科1年次後期授業では、幼稚園教育要領「表現」の内容を踏まえ、「合奏劇」を行った。その際、教員側は学生に対し、「子どもが生まれて初めてその楽器に出会う時、「合奏劇」を通して子どもに楽器の魅力や特性が存分に伝わるような紹介シーンを作り出して演じよ」という指示を与えた。先行研究では、学生の授業内発表の振り返りシートの結果を分析し、「合奏劇」の実践が、学生の創造性や保育現場での実践力を育むことに繋がったか考察した。

本発表では、継続研究として、学生が環境や鑑賞する子どもの年齢が異なる2つの保育園で「合奏劇」を実際に演じた際、子どもの初めての出会いへのアプローチに繋がったのか、2つの園の保育者と演じた学生の事後アンケートの分析結果と今後の課題について発表する。

 

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李 容旭
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