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西部支部2015年度研究例会・総会【11月28日】

2015年日本映像学会西部支部研究例会開催のお知らせ

西部支部では,下記のとおり,研究例会を開催いたします。
会員の皆様のご参加をお待ち申し上げております。

なお,例会終了後に支部総会の開催を予定しております。
―――――――――――
日時:2015年11月28日(土)  15:00-17:00
会場:九州産業大学17号館6階 601教室(〒813-0004 福岡県福岡市東区松香台2丁目3−1)

1)「評論としての映像音響詩―”Reassenbly”」
発表者:中村滋延(九州大学大学院芸術工学研究院)

《Reassembly》は「映像音響詩」と名付けられた映像付きの電子音響音楽である。私は、この作品において小津安二郎の歴史的名作《東京物語》の卓越性を音響と映像によって表現しようとした。一種の「評論」である。
《東京物語》には物語の基本構造が明確に存在する。それは「行って帰る」という構造である。この構造には「(東京に)行く前」と「(東京から)帰った後」、「こちら側(=尾道)」と「あちら側(=東京)」という対比関係がある。
《Reassembly》は、2時間15分の上映時間の《東京物語》を、その構造を保持したまま6分間に縮小し、映像とともに音響が物語の中の対比関係を豊かに彩っている様子を表現した。しかし素材は原作のままではあり得ず、また対立関係の彩り方はより象徴的になり、それは《東京物語》にインスパイヤされた完全なる「新作」である。

2)【学生発表】「服飾の自己表現と心の関係性を描いた2DCGアニメーション—The Choice is Yours」
発表者:田中梨咲
(九州産業大学芸術研究科博士前期課程 造形表現専攻デザイン領域2年)

服装(服飾)とは着ている人物の内面や個性が表れた表象であろう。身につける人物の感情で服装は変化し、服によって感情が変化する。さらにそこに他者の目が加わることにより、服自体の意味が変化することもある。人にとって服を選ぶ理由は様々である。好きな色や形、素材や動きやすさなど、目的や時と場所に応じた服を、人は常に選択している。人が自分を表現するにあたり、服は極めて身近な存在である。服装はその人の内面の鏡であり、自分を表現するツールであると考えても良い。
本研究では、服と自己表現、そして心理的な関係性を調査し、いくつかのケースを検討しながらユニークな2DCGアニメーションを制作する。

3)【学生発表】「フィルムサウンド分類法の整理 ―直近20 年間の邦画分析を通して―」
発表者:三好悠介(九州大学芸術工学部)・中村滋延
映画分析の一環として、1950 年代以降様々な分類基準を持つフィルムサウンドの分類法が提案されてきた。その中でもボードウェルとトンプソンの提唱する「音の次元」、シオンの提唱する「改訂版三等分円モデル」の2つが現在多く使用されている。しかし、それら多様な分類法には統一された見解は示されておらず、体系的な映画音響分析の手法は未だ確立されていない。本発表の目的は、邦画作品分析を通して前述の2つの分類法の対応関係、分析における不整合点を検討し,その結果と他の先行分類法をもとに音響的要素全てを包括できる新しい分類モデルの構築を目指していくことである。

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会場案内
九産大は敷地が広いため、国道3号線の正門よりも、JR九産大前駅側の北門の方が比較的近くなります。
map_Kyusan17
キャンパスマップ http://www.kyusan-u.ac.jp/guide/map/campus.html
アクセスマップ http://www.kyusan-u.ac.jp/guide/map/access.html

以上

問い合わせ先
日本映像学会西部支部
代表 伊原久裕
e-mail:ihara@design.kyushu-u.ac.jp
〒815-8540福岡市南区塩原4-9-1
九州大学芸術工学部内


報告:会報第173号(2016年1月1日)9頁

アナログメディア研究会協力「実験映画上映―フィルムにとって映画とは何か」【11月21日】

アナログメディア研究会協力事業
■■■■ 実験映画上映 ● フィルムにとって映画とは何か ■■■■
開催のお知らせ

映画のメディア(支持体)は百年以上前から最近までフィルムだけだった。フィルム映写機で暗い部屋のスクリーンに映写し、みんなで見るのが映画だった。今、スマホの画面で見るモノも“映画”だ、などと言われる中で、原点にかえってフィルムで作られた映画を暗い部屋で、フィルム映写機による映写で見る。これは“映画とは何か”を問い直すことでもある。

■11月21日土曜日 19時上映 18時30分開場

■阿佐ヶ谷 アートスペース煌翔(コウショウ)
http://www.kohsho.co.jp/Art_Space_top.html
東京都杉並区阿佐谷南3−2−29  電話 03−3393−6337
JR 阿佐ヶ谷駅南口 徒歩5分 / 東京メトロ丸ノ内線 南阿佐ヶ谷 徒歩2分

■入場料 1000円 学生500円

■プログラム
●「心霊映画」宮崎淳●「光る女」徳永彩加●「FORMOSA BLUE」川口肇●「フランスバニングコック隊長の市警団」太田曜●「SUBTLETY」水由章●「THINKING DOT」大島慶太郎●「кинофрагмент (Filmfragment) 」末岡一郎●「IN A SHRINE」能登勝●「Kdybych byl spion (私がスパイだったら)」伊藤隆介●「ミートボールブーン」谷岡昭宏 ●「まぜるな」奥山順市

■主催:阿佐ヶ谷アートストリート
https://www.facebook.com/阿佐ヶ谷アートストリート-244146855753223/?ref=bookmarks&pnref=story

■協力:日本映像学会アナログメディア研究会
https://www.facebook.com/analogmedia/?ref=bookmarks
代表 西村智弘 〒166-0011 東京都杉並区梅里1-3-3 阿佐ヶ谷美術専門学校(担当:末岡一郎)

■■■■ プログラム 詳細 ■■■■
全て16ミリフィルム自家現像、直接加工、などの作品。 全作品フィルム映写機で上映。

■「心霊映画」宮崎淳 2005年 15分 光学サウンド
2005年9月新宿ロフトプラスワンで行われたイベント「ファンタスマゴリア〜闇に封印された映像コレクション」で上映された宮崎淳唯一の自家現像ホラー映画。

■「光る女」徳永彩加 2015年 3分 サウンド別出し
存在し得ない「光る」女。しかしそこには確実に存在していて・・・。
12月の川原に立つ女、私はこの眼で見たのだ、光る女を。

■「FORMOSA BLUE」川口肇 2015年 8分 サウンド別出し
撮影時の手持ちバルブ撮影によるブレ・滲み・露光ムラ、自家現像による現像ムラ・キズによるエマルジョン剥離、再撮影時の手持ちブレ、色調補正、時間操作等の組み合わせ、多重の再撮影やブローアップ。

■「フランスバニングコック隊長の市警団」太田曜2015年 5分 光学サウンド
アムステルダムのレンブラント広場には「フランスバニングコック隊長の市警団(通称夜警)」この集団肖像画に描かれた人達が実物大の彫刻になって鎮座していた。その後ろには作者レンブラントの立像もある。

■「SUBTLETY」水由章 2012年 5分 サイレント
「映像の繊細さ」「映像の微妙さ」「映像の曖昧さ」という視る人それぞれが感じる事象をテーマにしたのが本作「SUBTLETY」である。

■「THINKING DOT」大島慶太郎 2011年 8分 光学サウンド
イメージを作り出す為の、主な手段は、未露光のフィルムに素材となるフィルムを重ね合わせ、暗室の卓上で露光する密着焼きである。

■「кинофрагмент (Filmfragment) 」末岡一郎 2014年 5分 光学サウンド
『映画の断片』と題し、ソビエト時代のウクライナで使用されていたフィルムの断片を素材にした作品。映画/フィルムは常に物理的断片化による散逸に曝されている。

■「IN A SHRINE」能登勝 2008年 19分(オリジナルは14分)サイレント
記録映画の制作会社で廃棄処分扱いだったネガを拾って来て、それに魚にまつわる映像と言葉を重ねた。何故魚の夢かは、この作品の技法が「魚の夢送り」という映画の技法だからと言う単純な理由。今回新しい試み有り。

■「Kdybych byl spion (私がスパイだったら)」伊藤隆介2014年 7分 光学 サウンド
35ミリ、16ミリなどのフィルムを物理的に切り貼りしたファウンド・フーテージ作品。

■「ミートボールブーン」谷岡昭宏 2015年 3分40秒 サウンド別出し
この作品は16mm幅のフィルムに直接、絵を描くという技法で制作をし、色彩と質感、動きに特徴があります。揺れ動く丸は日本の隠喩。また、フィルムペイントの豊かな質感を見てほしいと思い制作しました。

■「まぜるな」奥山順市 2008年 5分 光学サウンド
映像を見よ!イメージはチカチカ。サウンドはボツボツ。黒点は現像液。白点は定着液。私は、現像液と定着液を生フィルムに直接ペイントしてこの作品を制作した。“暗室作業を白日の下にさらせ”をスローガンに、私は、現像・定着の魅力に独自の美学で迫ったのだ。

以上

日本映像学会アナログメディア研究会
代表 西村智弘
〒166-0011 東京都杉並区梅里1-3-3
阿佐ヶ谷美術専門学校(担当:末岡一郎)
https://www.facebook.com/analogmedia/?ref=bookmarks


報告:会報第173号(2016年1月1日)11-12頁

アナログメディア研究会主催「『ヒカルオンナ』実験映画の女たち 女性フィルムメーカー特集映画上映」【11月28日】

アナログメディア研究会主催
『ヒカルオンナ』実験映画の女たち 女性フィルムメーカー特集
映画上映のお知らせ

【日時・会場】
■日程:11/28(土) 【Aプロ】17:45開場/18:00上映【Bプロ】19:50開場/20:00上映 ※受付開始時刻は16:45から
■会場:渋谷UPLINK FACTORY(1F)〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町37-18 トツネビル1階
JR渋谷駅ハチ公口から北西へ徒歩10分
■料金:1プロ¥1,500(1drink込)/全プロ予約¥2,300(1drink込)、全プロ当日¥2,500(1drink込)
※日本映像学会会員は予約のみ全プロ¥2,000(1drink込)となります。
会員予約は下記e-mailよりご連絡ください。(UPLINKホームページ内の予約ページは通常予約となりますので、お間違えのないようお気を付けください。)
e-mail:analogmedia2013@gmail.com

■主催: 日本映像学会 アナログメディア研究会
https://www.facebook.com/analogmedia
e-mail:analogmedia2013@gmail.com
■協力:フレデリック・デヴォー(映像作家・マルセイユ大学准教授)/ Light Cone / ミストラルジャパン

フレデリック・デヴォーやセシル・フォンテーヌなど、欧州の女性作家をはじめとしたライトコーン(パリ)所蔵の16ミリフィルム作品!
日本人作家では、葉山嶺、徳永彩加などの若手、浅野優子や宮田靖子の実力派フィルムメーカーによる16ミリ、8ミリ作品の上映です。
この機会に女性作家の実験映画が引き出す力強さ、儚さ、美しさ、繊細さといった魅力をじっくりとご覧ください!

上映場所、地図などは以下のURLをご参照下さい。
http://www.uplink.co.jp/event/2015/40487

■■■プログラム■■■

●Aプログラム

田端志津子「three minutes out」(3’00/sound/2000/8mm)
黄木可也子「紅花の影色染め」(10’00/sound/2015/8mm)
小畑円香「とどまることなかれ」(3’00/sound/2015/8mm)
宮田靖子「ひかりぬけて」(7’00/sound/2013/8mm)
三井彩紗「short-term memory」(4’00/sound/2015/8mm)
三谷悠華「RIKO」(11’00/silent/2014/8mm)
中原千代子「行ったり来たり」(4’00/sound/2015/8mm)
遠藤萌美「pureness」(4’00/sound/2015/16mm)
徳永彩加「隙」(2’00/sound/2015/16mm)
白木羽澄「架空旅行」(8’00/sound/2015/16mm)
浅野優子「蟻の生活」(14’00/sound/1994/16mm)
葉山嶺「Reportage !」(1’00/silent/2015/16mm)

※上映後、作家トーク有り

●Bプログラム

ジェルメーヌ・デュラック「Disque 957」(6’00/silent/1928/16mm)
マルティンヌ・ルッセ「Un vent leger dans le feuillage」(3’00/sound/1994/16mm)
セシル・フォンテーヌ「JAPON SERIES」(7’00/sound/1991/16mm)
フレデリック・デヴォー「ELLIPSES」(5’22/silent/1999/16mm)
マーサ・コルバーン「Cats Amore」(2’30/sound/2002/16mm)
ローズ・ローダー「SOURCES」(5’22/silent/2012/16mm)
マルセル・ティラッシュ「Fenice」(3’00/sound/2003/16mm)
ミッシェル・ボカノフスキー「FENETRES」(8’48/silent/2004/16mm)
フレデリック・デヴォー「K (Berberes)」(5’00/sound/2007/16mm)
マヤ・デレン「カメラのための振付けの研究]」(3’00/silent/1945/16mm)

※上映後、skypeでフレデリック・デヴォー氏の作品解説有り

以上。

日本映像学会アナログメディア研究会
代表 西村智弘
〒166-0011 東京都杉並区梅里1-3-3
阿佐ヶ谷美術専門学校(末岡一郎)


報告:会報第173号(2016年1月1日)11頁

2015年度第1回(第12回)映像テクスト分析研究会【11月28日】

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日本映像学会東部支部 映像テクスト分析研究会
2015年度第1回(通算第12回)研究発表会 開催のお知らせ
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日本映像学会会員各位

映像テクスト分析研究会の研究発表会を下記のとおり開催します。
みなさまのご来場をお待ちしています。

日本映像学会東部支部 映像テクスト分析研究会
代表 中村秀之

■日時===========================================
2015年11月28日(土曜日)15:00開始~18:00(終了予定)

■会場===========================================
立教大学 池袋キャンパス 5309教室(5号館3階)
〒171-8501 東京都豊島区西池袋3-34-1
JR各線・東武東上線・西武池袋線・東京メトロ丸ノ内線/有楽町線/副都心線
「池袋駅」下車。西口より徒歩約7分。
交通アクセスマップ
http://www.rikkyo.ac.jp/access/ikebukuro/direction/
キャンパスマップ
http://www.rikkyo.ac.jp/access/ikebukuro/campusmap/
*5号館はマップの右上隅です。

■発表者・討論者
発表者:木下耕介(群馬県立女子大学)
討論者:木村建哉(成城大学)

■表題・概要====================================
表題:パズル・フィルム、焦点化の限界、そしてもう一つの系譜
   ――クリストファー・ノーラン『メメント』を例に
概要:今日の英語圏での映画研究においてクリストファー・ノーランは、所謂“現代の作家監督”の一人として、間違いなく高評価を受けている。
このことは、今夏出版された論文集The Cinema of Christopher Nolanをはじめとして、彼の作品について非常に多数の文献、論文が著されていることからも明らかである。
このような状況を作り上げた要因のうちのひとつは、彼の映画作品に見られる複雑かつ独創的な物語構造だろう(例えば『インセプション』Inception (2010)、『プレステージ』The Prestige (2006)、そして『メメント』Memento (2000)など)。こうした複雑な物語構造を持つ映画を今日「パズル・フィルム」という名のジャンル・サイクルとして措定する研究者たちは、皆一様にノーランに重要なポジションを割り当てている。
また彼の作品には、ある面ではこの物語構造に支えられる形で、非常に多様な方法論からの分析が寄せられている。精神分析批評、ジャンル批評、社会文化的批評、メディア生態学的分析、歴史的詩学(historical poetics)的分析などがその例に挙げられる。
こういった状況を踏まえつつ、本発表では、物語論の古典的概念である「焦点化(focalization)」の理論モデルとノーランの『メメント』の物語構造を突き合わせることで、新たな議論の糸口を探る。こうすることで、「焦点化」概念の理論的限界――というよりも「焦点化」概念が暗黙の裡に対象として想定してきた特定の種類の物語テクストの形式的限定性とそれ以外の種類の物語テクストの歴史的存在――を明らかにし、理論的改案の方向性を探るとともに、そういった「それ以外」のテクストの、物語映画における系譜ないし歴史的出現の典型例としての『メメント』の意義を検討することを試みる。
===========================================

お問合せ先:
日本映像学会 映像テクスト分析研究会
代表 中村秀之
〒352-8558 埼玉県新座市北野1-2-26
立教大学現代心理学部映像身体学科
e-mail:hideyukin@rikkyo.ac.jp
mobile: 〇8〇-3770-5972


報告:会報第173号(2016年1月1日)16頁

インターリンク:学生映像作品展[ISMIE]2015【東京会場/10月24・25日】

映像表現研究会主催

「インターリンク:学生映像作品展[ISMIE]2015」(東京会場)開催のご案内

今年で第9回となる「インターリンク:学生映像作品展(ISMIE)2015」を映像表現研究会主催にて開催します。

東京会場は、10/24(土)、25(日)の2日間、日本大学芸術学部江古田校舎大ホールにて実施します。

★10/24(土)は、13:00~15:40に各代表作品(10分2作品以内)のプログラムを上映し、16:00~18:00には作品推薦教員による公開ディスカッションを予定しています。
★10/25(日)は、11:00~18:00に各校25分以内で推薦された全作品を上映します。

京都会場は、11/27(金)~11/29(日)の3日間、Lumen Galleryにて、「KINO-VISION 2015」のプログラムとして実施します。
今回は、「ISMIE2015」と「ICAF2015(学生アニメーションの最前線)」および「日本の映像作家作品(KINO-VISIONセレクト)」を予定しており、作品上映に合わせて「トークorパネル」も計画しています。
詳細は追って、京都メディアアート週間のHPおよびLumen GalleryのHPで発表します。

なお、北海道会場、福岡会場でも開催を予定しており、日時・会場を調整中です。

何れの会場も会員諸氏や作者のみならず、在学生の方にご覧頂きたいと思っております。
是非お誘い合わせの上、ご来場ください。
全て入場無料です。

上映作品の詳細は、近日中に映像表現研究会のブログ(http://d.hatena.ne.jp/e_h_kenkyu/)にて公開します。
プログラムにつきましては、以下をご参照下さい。

[ISMIE2015 参加校]

阿佐ヶ谷美術専門学校
イメージフォーラム映像研究所
大阪芸術大学芸術学部
大阪成蹊大学芸術学部
九州産業大学芸術学部
京都精華大学芸術学部(2015年度幹事校)
久留米工業大学情報ネットワーク工学科
尚美学園大学芸術情報学部
情報科学芸術大学院大学[IAMAS]
成安造形大学
宝塚大学東京メディア芸術学部
玉川大学芸術学部
多摩美術大学映像演劇学科
東京工芸大学芸術学部
東京造形大学
東北芸術工科大学映像学科
名古屋学芸大学メディア造形学部
名古屋市立大学芸術工学部
日本大学芸術学部(2015年度幹事校)
北海道教育大学
武蔵野美術大学造形学部

[東京会場プログラム]

10/24(土)

13:00〜14:05

代表作品プログラムⅠ(65分)
阿佐ヶ谷美術専門学校/イメージフォーラム映像研究所/久留米工業大学情報ネットワーク工学科/情報科学芸術大学院大学[IAMAS]/大阪成蹊大学芸術学部/東京工芸大学芸術学部/九州産業大学芸術学部/成安造形大学/京都精華大学芸術学部

14:30〜15:38

代表作品プログラムⅡ(68分)
尚美学園大学芸術情報学部/玉川大学芸術学部/多摩美術大学映像演劇学科/東北芸術工科大学映像学科/大阪芸術大学芸術学部/名古屋学芸大学メディア造形学部/日本大学芸術学部/宝塚大学東京メディア芸術学部/東京造形大学/北海道教育大学

16:00〜18:00

作品推薦教員による公開ディスカッション「映像表現とその教育」(120分)
パネリスト:
伊奈新祐(京都精華大学)
大山麻里(玉川大学)
川口肇 (尚美学園大学)
須藤信 (久留米工業大学)
野村建太(日本大学)
波多野哲朗(東京造形大学名誉教授)
前田真二郎(情報科学芸術大学院大学)
他、現在調整中
モデラー:
奥野邦利(日本大学)

10/25(日)

11:00〜12:04

各校プログラムA(64分)
阿佐ヶ谷美術専門学校/イメージフォーラム映像研究所/久留米工業大学情報ネットワーク工学科/情報科学芸術大学院大学[IAMAS]

休憩(約30分)

12:40〜13:43

各校プログラムB(63分)
大阪成蹊大学芸術学部/九州産業大学芸術学部/成安造形大学/東京工芸大学芸術学部

14:00〜15:08

各校プログラムC(68分)
京都精華大学芸術学部/尚美学園大学芸術情報学部/玉川大学芸術学部/多摩美術大学映像演劇学科/東北芸術工科大学映像学科

15:20〜16:29

各校プログラムD(69分)
大阪芸術大学芸術学部/名古屋学芸大学メディア造形学部/武蔵野美術大学造形学部/日本大学芸術学部

16:50〜17:55

各校プログラムE(65分)
宝塚大学東京メディア芸術学部/東京造形大学/北海道教育大学/名古屋市立大学芸術工学部

会場:日本大学芸術学部江古田校舎大ホール

   〒176-8525 東京都練馬区旭丘2-42-1
   (西武池袋線各駅停車にて江古田駅下車 北口より徒歩2分)
   http://www.art.nihon-u.ac.jp/information/access.html

以上

日本映像学会映像表現研究会
ISMIE2015事務局
奥野邦利/野村建太
〒176-8525
東京都練馬区旭丘2-42-1
日本大学芸術学部映画学科内


報告:会報第173号(2016年1月1日)16頁-17頁

ショートフィルム研究会共催「アニメーションテープス上映会」【10月23・24日】

ショートフィルム研究会共催
「アニメーションテープス上映会」(10月23・24日)開催のお知らせ
(ショートフィルム研究会第12回活動)

会期名 アニメーションテープス上映会
期日 2015年10月23日(金)19:00-21:30、10月24日(土)14:00-17:00頃
内容 上映、交流会
会場・料金 トランジットビル(N-mark)、シアターカフェ
   ・10月23日:料金500円(軽食付)
    トランジットビル:〒460-0003名古屋市中区中区錦2-11-13
   ・10月24日:料金 要1ドリンク(500円)注文
    シアターカフェ:〒460-0011名古屋市中区大須2丁目32-24 マエノビル2階
    定員 1回19名程度 ※満席の場合、ご入場いただけません、どうぞご了承ください。

主催 アニメーションテープス実行委員会
共催 日本映像学会ショートフィルム研究会
主旨 2000年から開催している短編アニメーション上映会の枠内で、作品上映と制作者同士の交流の機会を設ける。
詳細 http://theatercafe.blog.fc2.com/blog-entry-531.html

以上
日本映像学会ショートフィルム研究会
代表 林緑子
〒460-0011
愛知県名古屋市中区大須2丁目32-24
マエノビル2階


報告:会報第173号(2016年1月1日)6-7頁

会報第172号PDF公開版を掲載しました。

会報第172号(2015年10月1日)PDF公開版を掲載しました。
以下のPDFよりお読みください。[ペーパーによる完全版は会員配布]

JASIAS_NewsLetter172
会報第172号PDF公開版

PDFがウィンドウに表示されない(画面が真っ白や真っ黒等)ときは、
ウィンドウ右下端のサイズ調節をマウスで動かして調節してみてください。
ウィンドウの幅のサイズが会報の幅のサイズより大きいときなどに、
PDF表示画面が出ずに真っ白や真っ黒の画面になることがあります。
また、文字が一部しか表示されないときは、URL表示のそばにあるリロードボタンを
クリックしてみてください。

ショートフィルム研究会主催「名古屋フィルムミーティング2015」【10月4日】

ショートフィルム研究会主催
「名古屋フィルムミーティング2015」(10月4日)開催のお知らせ
(ショートフィルム研究会第11回活動)

東海地区での学生と一般の映像制作を盛り上げる交流の場として、全国からの公募作品による上映会を開催します。

催事名 名古屋フィルムミーティング2015
期日 2015年10月4日(日)12:00開場
Aプログラム 12:30〜
Bプログラム 13:40〜
Sプログラム 14:40〜(ISMIE2014セレクト作品集)
Cプログラム 15:10〜
賞 上映作品から観客が選ぶ観客賞を各部門1点程度
入場無料
内容 上映、交流会

会場 愛知芸術文化センター12階・アートスペースEF(〒461-8525 名古屋市東区東桜一丁目13番2号/地下鉄・東山線、名城線「栄」駅下車、徒歩3分)
主催 日本映像学会ショートフィルム研究会
共催 名古屋フィルムミーティング実行委員会
公式HP http://filmm.info/

以上
日本映像学会ショートフィルム研究会
代表 林緑子
〒460-0011
愛知県名古屋市中区大須2丁目32-24
マエノビル2階


報告:会報第173号(2016年1月1日)6頁

第13回ヴィデオアート研究会【10月12日】

ヴィデオアート研究会 第13回研究会(10月12日)開催のお知らせ

日時:2015年10月12日(月・祝)17:00-19:30
会場:co-lab渋谷アトリエ2F 会議室3(東京都渋谷区宇田川町42-6)
http://co-lab.jp/locations/shibuya-atelier/access_shibuya-atelier
(当日は入り口の鍵が施錠されております。遅れていらっしゃる方は下記瀧にご連絡ください)

内容:ヴィデオアートの歴史を振り返る:イギリスを中心に

当研究会で何度か参考文献としてきた「ヴィデオ・アートの歴史その形式と機能の変遷」(三元社)の著者である、クリス・メイ=アンドリュースを迎え、ヴィデオ・アートの歴史をイギリスを中心に紹介して頂きます。自身 も作家活動を行っていたアンドリュース氏によるレクチャーに是非ご参加ください。
(*会場座席数20席となります。参加希望の方は、事前資料なども御座いますので下記連絡先、瀧までご連絡頂ければ幸いです。)

パネリスト:クリス・メイ=アンドリュース(セントラルランカシャー名誉教授・西イングランド大学客員教授)
参考リンク:
http://www.meigh-andrews.com/
http://www.sangensha.co.jp/Author/author-Meigh-Andrews_Chris.htm

進行:瀧健太郎会員(ビデオアートセンター東京代表)

お問合せ: 日本映像学会ヴィデオアート研究会
代表 瀧健太郎 e-mail:taki.kentarou@ebony.plala.or.jp
ビデオアートセンター東京
〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町42-6 co-lab 渋谷アトリエ内
tel:○8○- 4355-1721


報告:会報第173号(2016年1月1日)10頁

中部支部2015年度第1回研究会【9月26日】

中部支部では、2015年度第一回研究会を下記の通り開催します。

2015年度日本映像学会中部支部第1回研究会

日時:2015年9月26日(土)15:00より
会場:名古屋大学 情報科学研究科棟 第一講義室
住所:〒464-8601 名古屋市千種区不老町
http://www.nagoya-u.ac.jp/access-map/

◎スケジュール
-15:00-15:10 開催校挨拶
-15:10-15:40 研究発表:盧銀美会員
       (名古屋大学大学院 文学研究科 博士課程後期課程)
-15:40-16:10 研究発表:山本努武会員
       (名古屋学芸大学 メディア造形学部 映像メディア学科 講師)
-休憩
-16:20-17:40 ご講演:馬定延氏「日本メディアアート史における「名古屋」という場」
-17:40-18:00 質疑

-18:00以降(講演終了後)支部総会(15分程度)
※支部総会後:懇親会を予定

◎ご講演
馬定延(ま・じょんよん)氏
タイトル:日本メディアアート史における「名古屋」という場

要旨:拙著『日本メディアアート史』のなかで、名古屋を中心にする出来事は、1980年代から1990年代をつなぐ連続性を見いだすミッシングリンクとして位置づけられます。本講演では、名古屋国際ビエンナーレARTEC(1989-1997年)のアーカイブ資料整理に取り組んだ経緯と現時点までの成果を切り口に、この分野における研究の現在と課題について考察します。当時の経済社会状況を如実に反映していた国際芸術祭が残したことは何であり、対象が獲得していた国際的な同時代性をアカデミックな知との関係性のなかで文脈化することの意義は何でしょうか。2020年東京オリンピックを目前に、テクノロジーの最先端で生まれる魔法のようなアートというかけ声がもう一度高まりつつある現在、同時代における表現の軌跡
を歴史として捉え直すことで得られる批評的視座について皆さんと一緒に考えてみたいと思います。

馬定延氏プロフィール
研究者。1980年韓国ソウル生まれ。学部で英語英文学と心理学を、修士課程で芸術工学を専攻。東京藝術大学大学院映像研究科修了(映像メディア学博士)。公益財団法人日韓文化交流基金招聘フェロー、東京藝術大学・国立新美術館客員研究員、国立音楽大学非常勤講師、韓国『月刊美術』東京通信員。著書『日本メディアアート史』(アルテスパブリッシング、2014)


◎研究発表(2件)
盧銀美(の・うんみ)会員(名古屋大学大学院 文学研究科 博士課程後期課程)
タイトル:トーキーの導入とヴォイス・オーヴァーの登場
要旨:「ヴォイス・オーヴァー(voice-over)」は、映画の語りの技法の一つで、映像に被せられる音声をさすのが一般的な定義である。現在様々なジャンルの映画で多く使用されているヴォイス・オーヴァーは、日本映画がサイレントからトーキーに転換していく1930年代から使われ始めた。しかし、1930年代のトーキーへの転換期に登場したヴォイス・オーヴァーは現在のものとは必ずしも同じではない。
そこで本発表では、1930年代のトーキー初期におけるヴォイス・オーヴァーを対象とし、それが日本でどのようなものとして認識され、またどのように使われたのかを当時の言説および映画の分析を通して考察する。特に、ヴォイス・オーヴァーを特徴づける同期性・非同期性/同時性・非同時性という当時の概念からこの声の特徴に注目する。そうすることで、当時、音声と映像を一致させるシンクロナイゼーションの技術が重視されていた一方で、トーキー映画にある種の芸術性を付与するための試みとして、ヴォイス・オーヴァーが採用されていたことを指摘する。
最初期のヴォイス・オーヴァーの使用例としては、映画『浪子』(1932年5月、田中栄三監督)がある。『浪子』に採用されているヴォイス・オーヴァーを中心に、該当するシーンのサウンド・トラックとイメージ・トラックの関係性、さらには弁士や字幕との関係性を分析することで、初期のヴォイス・オーヴァーの特徴を明らかにしたい。

山本努武会員(名古屋学芸大学 メディア造形学部 映像メディア学科 講師)
タイトル:映像作品の表現手法として全方位動画を扱う際の技術的考察
要旨:GoProなどのアクションカムの普及により一般ユーザが全方位動画の撮影を盛んに行っています。それに応じてYoutubeが全方位動画の再生に対応しました。これにより全方位メディアは更に身近なものになることが予想されます。
そんな中、私は全方位動画を映像作品の表現手法として用いる試みを行っています。現状分析を基にした技術的な研究内容を報告します。

以上
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