会報第176号(2016年10月1日)を発行しました。
以下のPDFよりお読みください。[ペーパーによる完全版は会員配布]
PDFがウィンドウに表示されない(画面が真っ白や真っ黒等)ときは、
ウィンドウ右下端のサイズ調節をマウスで動かして調節してみてください。
ウィンドウの幅のサイズが会報の幅のサイズより大きいときなどに、
PDF表示画面が出ずに真っ白や真っ黒の画面になることがあります。
また、文字が一部しか表示されないときは、URL表示のそばにあるリロードボタンをクリックしてみてください。
会報第176号(2016年10月1日)を発行しました。
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アナログメディア研究会共催
8ミリフィルム映像インスタレーションワークショップ開催のお知らせ
8ミリフィルム 映像インスタレーション ワークショップ
小金井で8ミリフィルムで撮影し、自分たちで現像・編集をして、
「第28回武蔵野はらっぱ祭り」で、夜の武蔵野公園で投影する
映像インスタレーション作品を作るワークショップです。
●1)8ミリについて / 日時:10月1日(土曜日) 18時~20時
●2)8ミリフィルム自家現像 / 日時:10月15日(土曜日)10時~18時
●3)ループフィルム作成 / 日時:10月22日(土曜日) 14時~19時
●4)映像インスタレーション/日時:11月5日(土曜日)と11月6日(日曜日)10時~21時
「第28回 武蔵野はらっぱ祭り」で、映像インスタレーションを発表します。
●ワークショップ会場:小金井市 中町天神前集会所(小金井市中町1丁目7-7)
JR武蔵小金井駅南口より徒歩15分 http://www.mapion.co.jp/phonebook/M13007/13210/0423838773-001/
●参加費:1,500円 +フィルム代実費 + 映像インスタレーション実費
● 定員:15名(8ミリ未経験の方も参加できます)
● 申込み:2016年9月30日(金)まで。
● 申込み・問合せ:distortedcinema-workshop@yahoo.co.jp 太田 曜(オオタヨウ)
●主催:8mmFILM小金井街道プロジェクト
http://shink-tank.cocolog-nifty.com/perforation/
●共催:アナログメディア研究会(日本映像学会)
https://www.facebook.com/analogmedia?ref=bookmarks
■■■8ミリフィルム 映像インスタレーション ワークショップ■■■
1)8ミリについて/インスタレーション現地下見:10月1日(土曜日)18時~20時
8ミリフィルムを用いた映像インスタレーションについて。8ミリカメラでの撮影方法について。撮影機材の貸し出し。インスタレーション会場(都立武蔵野公園)の下見、等。
2)8ミリフィルム自家現像 :10月15日(土曜日)10時~18時
撮影したフィルムの自家現像、試写。W.S.フィルム自家現像のみの参加は出来ません。
3)ループフィルム作成 :10月22日(土曜日) 14時~19時
編集作業、映写機の操作、ループ作成、インスタレーション準備、等。
●ワークショップ会場:小金井市 中町天神前集会所(小金井市中町1丁目7-7)
JR武蔵小金井駅南口より徒歩15分 http://www.mapion.co.jp/phonebook/M13007/13210/0423838773-001/
4)映像インスタレーション
日時:11月5日(土曜日)と11月6日(日曜日) 10時位~21時位
「第28回 武蔵野はらっぱ祭り」で、映像インスタレーションを発表します。朝9時から準備、17時ごろから暗くなったら上映/発表開始、20時ごろ撤収。
※「第28回武蔵野はらっぱ祭り」は11月5日と11月6日の二日間行われます。会場は東京都小金井市にある都立武蔵野公園の中の通称「くじら山」地区。
※映像インスタレーション当日のみの参加も可能です。W.S.現像だけの参加は出来ません。
武蔵野はらっぱ祭り公式ホームページ http://the-harappa.net/
● 参加費:1,500円+フィルム代実費+ 映像インスタレーション実費
※他に8ミリフィルム(KODAK TRI-Xモノクロスーパ−8フィルム)の実費、最大で一本2780円(これよりも安くなる可能性があります)がかかります。参加費には、貸し出し機材、現像薬品、リール1個、白リーダーが含まれます。8ミリカメラ/映写機等は貸し出しますが、お持ちの方はご持参下さい。
※映像インスタレーション実費は、「発電機レンタル代、ガソリン代等の割り勘額」になります。1作品あたり、およそ1,500~2,000円程度を見込んでいます(参加者の人数によって変わります)。
● 申込み・問合せ:distortedcinema-workshop@yahoo.co.jp
太田 曜(オオタヨウ)電話 080-1276-8478
主催:8mmFILM小金井街道プロジェクト
http://shink-tank.cocolog-nifty.com/perforation/
共催:アナログメディア研究会(日本映像学会)
https://www.facebook.com/analogmedia?ref=bookmarks
以上
日本映像学会アナログメディア研究会
代表 西村智弘
〒166-0011 東京都杉並区梅里1-3-3
阿佐ヶ谷美術専門学校(担当:末岡一郎)
ショートフィルム研究会「tea time video」開催のお知らせ
第2回若手短編映像制作者(映像作家)交流会「tea time video :meeting vol.2」を開催することとなりました。
本企画は、映像を中心とした若手作家の交流&発信を支援し、お茶会を楽しむように作家と交流しながら作品を鑑賞するイベントです。
お時間ありましたら、是非お越しください。
tea time video :meeting vol.2
日時/2016.9.25 (日) 15時より
会場/愛知県名古屋市中区錦2-11-13 長者町トランジットビル2階
※参加無料
◎当日スケジュール
14:40 開場
15:00〜16:30 各作家プレゼンテーション
参加作家(敬称略)
益田朱梨/ふぃじこ/所遥菜/高木拓人/南條沙歩/井藤雄一
16:40〜17:30 ディスカッション&交流タイム
◎会場アクセス
地下鉄東山線・鶴舞線[伏見]駅下車、①番出口より徒歩5分
http://transit-building.com/
主旨:映像制作者同士が定期的に気軽に交流できる場を設け、また、交流会のまとめとして展示上映を開催した後、一連の記録をまとめた冊子を配布。
内容:交流会、展示、記録作成など
主催:日本映像学会ショートフィルム研究会
企画:伊藤仁美
協力:N-Mark・深谷崎子
tea time video
Web: http://teatimevideo.strikingly.com/
Mail: teatimevideo@yahoo.com
以上
日本映像学会ショートフィルム研究会
代表 林緑子
〒460-0011
愛知県名古屋市中区大須二丁目32-24
マエノビル2階
シアターカフェ 内
日本映像学会会員各位
2016年度秋期
新規(変更を含む)研究会登録申請について
締め切り:2016年10月20日(木)
記入票(研究会登録申請書.xlsx)を学会ホームページ(https://jasias.jp/archives/3477)よりダウンロードし、別紙資料とともに郵送、あるいは電子メール(送信先アドレス:jasias@nihon-u.ac.jp )にて、映像学会事務局・支部宛(登録を希望する支部)に登録申請を行なってください。なお、既存の研究会についても、登録事項の変更がある場合に、申請の手順に従って提出をお願いいたします。
映像学会研究会の新規発足については以下のガイドラインに基づいてお考えください。
<ガイドライン>
*映像学会の研究会活動であるということをよく認識したうえで、研究テーマに普遍性、広がりがあること。
*研究会の運営が特定の個人に偏りすぎず、多くの会員の参加と交流が見込まれること。
*研究会の継続性が担保されるよう運営委員のバランスを考慮したものであること。
*事前に研究会活動に準じたような実績がない場合には、研究テーマが想定する専門性や業績を持った会員が運営構成員に含まれていること。
<その他>
*研究会の登録申請は代表者の所属する支部、または所属する研究員が多数を占める支部に登録申請を行なってください。なお、研究会内にさらに支部会などを組織する場合は、必要に応じて各研究会内部で調整を行なってください。
*申請書にある代表及び運営構成員とは別に、過去の研究活動への参加者も併せて、参加を予定している会員リストも添付してください。なお、運営構成員に会費納付の遅滞がないことを確認してください。
*申請された研究会の当該テーマにおける研究活動(勉強会や準備会など)を1年以上、複数回実施されていることを別紙資料として提出してください。
*研究会に配分される活動費は登録する支部予算の中から支給される場合もあります(各支部の裁量となります)。
*研究会承認後過去2年間以上にわたり実質的な研究会活動が見られない研究会は、研究活動に対する休止の正当な理由、存続の必然性の有無、研究会を構成する会員の意欲および、今後の研究活動の継続への意思などが問われます。
*研究活動の休止の理由などについて充分な説得力が得られない場合には、研究企画委員会・理事会の審議を経て本学会が公認する研究会としての承認が得られない場合があります。なお、その対象となった研究会は、2年間同一の会員が主宰する同名の研究会として申請することができなくなります(以上、2015年5月31日の理事会の承認事項)。
*「研究会登録申請書」の記入内容については記入票(研究会登録申請書.xlsx / URL https://jasias.jp/wp-content/uploads/2016/08/StudyGroupApplicationForm2016New.xlsx)をご確認ください。
以上
日本映像学会研究企画委員会
〒176-8525
東京都練馬区旭丘2-42-1
日本大学芸術学部内
日本映像学会関西支部第38回夏期映画ゼミナール2016年
加藤泰特集 生誕100年
主催:日本映像学会関西支部・京都府京都文化博物館
*日本映像学会研究活動助成対象研究*
9月2日(金)
午後1:30 ~
開会の辞
午後1:40 ~ 午後3:10
『風と女と旅鴉』 1958年 90分 東映京都
午後3:30 ~ 午後4:56
『大江戸の侠児』 1960年 86分 東映京都
午後5:15 ~ 午後7:00
『阿部一族』(熊谷久虎監督) 1938年 105分 東宝
9月3日(土)
午後1:30 ~ 午後2:53
『瞼の母』 1962年 83分 東映京都
午後3:15 ~ 午後4:41
『人情紙風船』(山中貞雄監督) 1937年 86分 東宝
午後5:00 ~ 午後6:21
『素浪人罷通る』(伊藤大輔監督) 1947年 81分 大映(京都)
※会報第175号で案内しておりました上映作品のうち9月3日(土)上映の『丹下左膳余話 百万両の壺』は都合により『人情紙風船』に変更となりました。ご了承ください。
9月4日(日)
午前10:30 ~午後0:09
『幕末残酷物語』 1964年 99分 東映京都
午後1:30 ~ 午後3:10
『緋牡丹博徒お竜参上』 1970年 100分 東映京都
午後3:30 ~ 午後6:00
シンポジウム
パネリスト:山根貞男(映画批評家)
パネリスト:井川徳道(映画美術監督)
パネリスト:石原昭(映画美術監督)
パネリスト:北浦寛之(日本映像学会会員、国際日本文化研究センター助教)
司会進行:小川順子(日本映像学会会員、中部大学准教授)
午後6:00~午後6:10
閉会の辞
会場:京都市中京区三条高倉 京都文化博物館
TEL075(222)0888 FAX075(222)0889 http://www.bunpaku.or.jp
[ 交通機関 ] ○地下鉄「烏丸御池駅」下車、5番出口から三条通を東へ徒歩約3分
○阪急「烏丸駅」下車、16番出口から高倉通を北へ徒歩約7分
○京阪「三条駅」下車、6番出口から三条通を西へ徒歩約15分
○JR・近鉄「京都駅」から地下鉄へ
○市バス「堺町御池」下車、徒歩約2分
参加費:一般、学生ともに1日 500円(※当日券でその日限り出入り自由)
学会会員は、1階にて入場券(500円)をお買い求めの上、3階フィルムシアター へお越しください。
問合せ先:〒585-8555大阪府南河内郡河南町東山469
大阪芸術大学映像学科内 日本映像学会関西支部事務局(遠藤・大橋)宛
TEL 0721(93)3781 内線:3327 FAX 0721(93)6396
Mail : eizou@osaka-geidai.ac.jp
※参加希望の日本映像学会会員は8月31日までに予め 関西支部事務局 へメールか電話連絡をください。
以上
( PDF版チラシはこちらからダウンロードしてお使いください。)
第41回映画文献資料研究会のお知らせ
日本映像学会映画文献資料研究会では下記のように研究例会として映画の上映会を開催いたします。会員の皆様のご参加をお待ちしています。
記
上映映画:極東キネマ作品『忍術戸隠八剣士』(1937年 山口哲平監督 雲井龍之介主演 58分)
上映後、忍術映画研究家マンス・トンプソン氏によるアフター・トークを予定しています。
日 時:2016年8月23日(火)13時~15時
会 場:東京国立近代美術館フィルムセンター 試写室
(東京都中央区京橋3丁目7−6)
※会場の都合で、今回は事前申込制で、先着20名限定となっております。20名になり次第締め切らせて頂きます。参加をご希望の会員は下記メール・アドレスにお申し込み下さい。
申込先:kant515@rapid.ocn.ne.jp(本企画担当:田島良一)
以上
日本映像学会映画文献資料研究会
代表 西村安弘
〒164-8678
東京都中野区本町2-9-5
東京工芸大学芸術学部映像学科内
第10回クロスメディア研究会開催のお知らせ
第10回クロスメディア研究会の研究発表を下記のごとく開催します。今回は開催10回目を記念いたしまして韓国、ソウルでの開催になります。韓国の会員も多数参加予定です。発表者の募集も行っておりますのでご希望の会員は研究会代表へご連絡ください。
開催日時:2016年8月23日(火)10:00-18:00
開催場所:崇実大学校 韓国ソウル Soongsil University、文化館111号室 AHA創意センター
369 Sang-doro, Dongjak-gu, Seoul, 大韓民国
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B4%87%E5%AE%9F%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E6%A0%A1
Soongsil University http://eng.ssu.ac.kr/web/eng/home
アクセスマップ http://eng.ssu.ac.kr/web/eng/intro_f_02_02
キャンパスマップ
http://www.ssu.ac.kr/html/themes/kor/html/campusmap/campusmap.jsp
以下研究発表の発表確定者の概要です。
基調講演:波多野哲朗会員「21世紀、映像文化の行方(仮題)」
発表者:牛田あや美(京都造形芸術大学、会員)
「子ども雑誌にみる戦前の外地の表象」
現在、「戦時下の漫画に描かれた戦地及び植民地の表象研究」を行っている。
今回の発表では、戦時下の子ども雑誌に掲載された「朝鮮」の表象をみる。ジャパン・ツーリスト・ビューロー(現JTB)が戦前・戦中において植民地への観光旅行を推奨し、本として出版もしている。戦前・戦中と政府の役人や資産家などは、外地へと旅行へ行き、大衆は職を求め、植民地下の朝鮮・中国・台湾などへ渡った。そのような状況下のもと、需要する読者であった子ども雑誌を中心に発表していく。
発表者:Lim Kyungran (School of Architecture, Soongsil university,ゲスト)
Discussion on Synesthesia Education for Creativity Thinking
The meaning of ‘synesthesia’ activity is analyzed in terms of brain science, aesthetics and convergence education on the premise that various sense activities are associated with enhancement of convergent creativity. The education for brain activation is discussed through the ‘synesthesia’ instruction, and the synesthesia expressions and experiences which induce transference and communication of senses by the convergence of multi- senses are also discussed. The education program to which the synesthesia is applied should be developed in creativity education for the future talent education. This study intends to discuss case analysis and direction of the education program to which synesthesia experiences, thoughts and expressions for the creative convergence education are applied.
問い合わせ先
日本映像学会クロスメディア研究会
代表 李容旭
e-mail:lee@img.t-kougei.ac.jp
〒164-8678
東京都中野区本町2-9-5
東京工芸大学芸術学部映像学科内
ショートフィルム研究会第16回活動
地域における短編アニメーション制作研究講演
「個人制作アニメーションの伝播と受容1」開催のお知らせ
期日 2016年7月24日(日)15:00-17:00(予定)
会場 シアターカフェ(名古屋市中区大須二丁目32-24 マエノビル2階)
参加費 無料(会場での飲料注文は500円)
定員 20名
企画 森下豊美
主催・運営 日本映像学会ショートフィルム研究会
主旨 1960年に草月アートセンターで始まった作家による個人制作アニメーションの上映会は東京だけに留まらず、国内主要都市でも開催され、そのムーブメントは全国に広がった。当時の作品の上映と共に、当時アニメーション上映に携わった森卓也氏をゲストに名古屋での受容を検証する。
目的 個人制作の短編アニメーション制作者は美術系大学を中心に多くいるが、その歴史や系譜は知られていない。その源流を、当事者をゲストに周知する。
参考上映作品
「白い祭り」(7分/1964年)監督:宇野亜喜良
「セメダイン・ボンドと G17 号」(1979 年)監督:はらひろし
ゲスト 森卓也氏(評論家)
1933年 愛知県一宮市生まれ
1953年 南山大学中退
1956~1979年 尾西市役所勤務
著書:
1966年「アニメーション入門」(美術出版社)
1978年「アニメーションのギャグ世界」(奇想天外社)
1987年「シネマ博物誌」(平凡社)
1989年「アラウンド・ザ・ムービー」(平凡社)
1998年「映画 この話したっけ」(ワイズ出版)
2001年「映画 そして落語」(ワイズ出版)
2009年「定本 アニメーションのギャグ世界」(アスペクト)
2016年「森卓也のコラム・クロニクル⒈979-2009」(トランスビュー)
1966年~2002年 毎日映画コンクール選考委員(大藤賞、アニメーション映画賞)
キネマ旬報、中日新聞等に寄稿
「大百科事典」(平凡社)、「日本大百科全書」(小学館)、「20世紀アメリカ映画辞典」(カタログハウス)等に執筆。
以上
日本映像学会ショートフィルム研究会
代表 林緑子
〒460-0011
愛知県名古屋市中区大須二丁目32-24
マエノビル2階
シアターカフェ 内
第40回映画文献資料研究会のお知らせ
日本映像学会映画文献資料研究会では、下記のように研究例会を開催いたします。会員の皆様のご参加をお待ちしています。
記
「山本喜久男著『日本映画におけるテクスト連関 映画史研究』出版について」
日本における比較映画史研究の泰斗・山本喜久男氏がこの世を去って16 年目の今年、氏の遺稿集『日本映画におけるテクスト連関 比較映画史研究』がようやく刊行されました。本書は、逝去の直前まで書き綴られてきた未刊行の論文を集成したもので、文部大臣賞受賞の先行書『日本における外国映画の影響 比較映画史研究』(1983)の続編ともいうべき性格をもつ、日本映画研究上の重要な著作といえるでしょう。しかし遺稿集の出版化作業では、予期せぬさまざまな問題が起こるのが通例です。今回は、論文の整理に携わった編集者という立場から本書完成までの経緯や具体的作業について発表します。
日 時:2016 年7 月16 日(土)15:00 ~ 17:00
会 場:東京工芸大学芸術学部1号館1101教室
東京都中野区本町2-9-5
発表者:奥村賢会員(いわき明星大学教授)
佐崎順昭会員(東京国立近代美術館フィルムセンター)
参加費:無料(例会の後に、有志による懇談会を予定しています。)
主 催:日本映像学会文献資料研究会(代表:西村安弘)
問合先:nishimur@img.t-kougei.ac.jp
※ご来場の際は、1 号館入り口の警備室で、入場証をお受け取り下さい。
以上
日本映像学会映画文献資料研究会
代表 西村安弘
〒164-8678
東京都中野区本町2-9-5
東京工芸大学芸術学部映像学科内
******************************
日本映像学会 映像テクスト分析研究会
2016年度第1回(通算第14回)研究発表会 開催のお知らせ
******************************
日本映像学会会員各位
映像テクスト分析研究会の研究発表会を下記のとおり開催します。
今回は、待望の大著『溝口健二論――映画の美学と政治学』(法政大学出版局)
を上梓された木下千花会員をゲスト講師にお招きします。
「『溝口健二論』補遺―方法論としての「自由間接話法」と『噂の女』―」
と題して講演をしていただき、質疑応答と全体討論を行います。
会員のみなさまのご来場をお待ちしています。
日本映像学会映像テクスト分析研究会
代表 中村秀之
■日時===========================
2016年7月23日(土曜日)13時開始~17時30分終了(予定)
13時~14時30分 参考作品上映
14時40分~17時30分 講演、質疑応答、全体討論(途中休憩あり)
■会場===========================
立教大学 新座キャンパス 6号館3階N636教室
〒352-8558 埼玉県新座市北野1-2-26
最寄り駅:東武東上線「志木駅」、JR武蔵野線「新座駅」
交通アクセスマップ
http://www.rikkyo.ac.jp/access/niiza/direction/
キャンパスマップ
http://www.rikkyo.ac.jp/access/niiza/campusmap/
*6号館は上記キャンパスマップで左(野球場の右)にあります。
■発表者==========================
発表者:木下千花(京都大学)
■表題・概要===============================
表題:『溝口健二論』補遺―方法論としての「自由間接話法」と『噂の女』―
概要:『溝口健二論』は、1930年から没年の1956年までの溝口の映画作品を演劇や文学、絵画など他メディアおよび女性の身体性との関係において捉えることで、この監督の映画的言説を記述・分析する新たな方法を模索した。溝口にとって音響は、映画に当然あってしかるべき要素ではなく「映画=サイレント映画」に加えられた他ミディアムであった。この認識から、1930年から数年間に亘るトーキーとの格闘の結果として長回しや縦の構図が立ち上がってくる過程を間メディア的実践とみなし、映画史と深く切り結ぶことが可能になった。さらに、内務省と占領軍による検閲の痕跡を映画テクスト上につぶさに跡づけ、ミディアムの自己同一性を担保しつつ統御する装置としての検閲との折衝において、国民国家の情動的な核であるジェンダーとセクシュアリティの問題が掛金となっていたことを明らかにした。フェミニズムと女性嫌い(ミソジニー)の並存を溝口の映画に見出す同書が試みたのは、女性の身体と主観=主体性を異物として横領する映画的言説として提示することである。
ここでは、まず『溝口健二論』を「自由間接話法」を軸として整理することで、映画における語り(説話)、視線、「感情移入」、キャラクター概念などをめぐる議論との接続を図る。続いて、同書では本格的に論じることのできなかった『噂の女』(1954年、大映京都)をこの視座から分析し、映画史、歴史研究、映画理論、テクスト分析を結びつける方法論とその成果について、会場での討議の契機としたい。
******************************
お問合せ先:
日本映像学会東部支部 映像テクスト分析研究会
代表 中村秀之
〒352-8558 埼玉県新座市北野1-2-26
立教大学現代心理学部映像身体学科
e-mail:hideyukin(a)rikkyo.ac.jp
mobile: ○8○-3770-5972