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アナログメディア・カンファレンス2015 [1895-2015 フィルムの現在(いま)]【3月21・22日】

アナログメディア・カンファレンス 2015
【1895-2015 フィルムの現在(いま)】
https://www.facebook.com/analogmedia
https://www.facebook.com/events/1584673901750960/

【プログラム】
● 8ミリフィルム新作集「グッバイ、ラボ。」
● 奥山順市作品集「フィルム三昧」Aプログラム

● 奥山順市作品集「フィルム三昧」Bプログラム 

● 鼎談「映画にとって奥山順市とは何か?! 」
〈フィルムパフォーマンス〉南俊輔「Experimental Projection」
● 8ミリフィルム新作集「 ! 8 – exclamation8 スペシャル」
● シンポジウム「フィルムの現在」〜映画フィルムの供給と制作について〜

● 16ミリフィルム新作集「FILM as FILM 」
● 対談「アナログメディアの可能性」金子遊×西村智弘
〈特別上映〉ペーター・クーベルカ「Dichtung und Wahrheit」(日本初公開)

【日時・会場】
■日程:3/21(土/祝) 22(日) 

■会場:阿佐ヶ谷美術専門学校 422・423教室 

https://www.asabi.ac.jp/access.php
東京メトロ丸ノ内線 新高円寺駅 徒歩 5分
■料金:1,000円/1プログラム(学生500円)
   
    2,000円/フリーパス(学生1,000円)

■ 主催: 日本映像学会 アナログメディア研究会 

https://www.facebook.com/analogmedia

e-mail:analogmedia2013@gmail.com 

■協力: 阿佐ヶ谷美術専門学校

【プログラム詳細】
1895年にリュミエール兄弟がシネマトグラフを一般公開してから120年。
2015年の現在、映画のメディアはどうなっていくのか? 
百年以上の間ほとんど唯一の手段だったフィルムは歴史の舞台から退場するのか。デジタルメディアはフィルム表現のすべてと取って代わることができるのか。
フィルムで作られた作品を検証し、フィルムで作品制作を続ける作家、批評家、研究者、
アーキビストたちが「フィルムの現在(いま)」を考察する。
フィルムを愛するすべての人と、そしてもちろん、デジタルを愛するすべての人へ。
日本映像学会アナログメディア研究会が若手映画作家などと共同で行う
研究会設立二周年記念企画。
 
■3/21(土・祝)
●13:00 8ミリフィルム新作集「グッバイ、ラボ。」
17作品 77分 ※印作品を除き、2013-14年作品、東京初上映
粗粒子の中の風景、フィルム表面を引っ掻いたシネカリグラフ、特殊自家現像、手作りピンホール装置、手回しシャッターと光の奔流、密着露光の煌き。光は物性と幻像の狭間、現象と物語の間隙を摺り抜け、8ミリ幅の深淵へとダイブする。
2013年9月、フジフィルムの8ミリフィルム現像サービス終了。8ミリと共に歩んできた福岡発の作家集団フィルム・メーカーズ・フィールド、関西のメタ・フィルム・マーヴェラスの呼びかけに寄せられた作品集からの短編セレクション。
8ミリの映像は、生まれ続ける。
1. 黒岩俊哉「Ma-no-Me」
2. 堀内孝寿「RINKAI」

3. 中原千代子「Sans Suite」
4. 香月泰臣「夜を狩る」

5. 山本宰「RE-MIX」

6. 宮田靖子「ひかりぬけて」
7. 荻原貴之「つながる」

8. 大橋勝「随に」

9. 堀内孝寿「LOST」
10. 山本宰「2014・11・15関
西上映のための作品」

11. 黄木可也子「ぼろ」

12. 宮田靖子「海月」

13. 川口肇「wired-glass」
14. 能登勝「2001-1979」※2011年作品 

15. 岡田彩希子「不眠」

16. 平田正孝「午睡のあとで」
17. 黄木優寿「くもわたるふねひとつ」
 
●14:40 奥山順市「フィルム三昧」Aプログラム
10作品 83分 全て16ミリフィルムによる上映
1960年代からフィルムを媒体とした映画の仕組みに着目し、ほとんどの映画作品をフィルムで制作し続ける奥山順市とは何か、を明らかにする上映プログラム。本企画で上映する18本147分の映画は全作品の半分にも満たないが、どれもフィルムでないと表現不可能な
ものばかり。新作のパフォーマンス2本も、フィルムが映画の媒体の基本であることを改めて教えてくれるはずだ。
1. 「Outrage(手ごめ)」(1970) 

2. 「No Perforations 16mm収録版」(1971) 

3. 「 Frameless 16 16mm版」(1971) 

4. 「紙映画 16mm収録版」(1972) 

5. 「我が映画旋律(My Movie Melodies)16mm版」(1980) 

6. 「MOVIE WATCHING」(1982)

7. 「浸透画」(1994) 

8. 「INGAの世界」(1994)

9. 「時の流れに乗せて」(1997)

10. 「サンドイッチ」(1988)
 
●16:20 奥山順市「フィルム三昧」Bプログラム
8作品 64分 全てオリジナルフォーマット上映およびライブパフォーマンス
1. 「Sync pic あっ!画を見てから音が聴こえる」16mm (2001)
2. 「現像処方 Dev-18」ビデオ (2005) 

3. 「まぜるな」16mm (2008)
4. 「エマルジョン・ペインター 16mmオリジナル版」(2009)
5. 「つなぎ目」ビデオ (2011) 

6. 「透かしてみれば」デジタル (2013) 

7. 「皮のフィルム」16mm (2015 )*新作ライブパフォーマンス
8. 「未現ゾーン・浸蝕」35mm (2015 )*手回し映写、新作ライブパフォーマンス
 
●18:00 鼎談「映画にとって奥山順市とは何か?! 」
奥山順市×南俊輔×太田曜(実験映画作家、アナログメディア研究会)

【パフォーマンス】南俊輔「Experimental Projection」(30分)
十代の頃から一貫してフィルムで作られる映画にこだわり、その仕組み、構造、成り立ちなどを半世紀に渡って作品化してきた日本実験映画界の重鎮、奥山順市。“奥山順市とは、映画にとって何なのか?”この問いを巡って若手とベテラン、そして奥山順市本人が語る!
奥山作品の秘密にどこまで迫ることができるのか?鼎談のオープニングには、改造映写機や傷付いたフィルムがノイズの不協和音を奏でる、南俊輔のフィルムパフォーマンスを上演。
奥山順市●1947年東京生まれ。実験映画作家、作品多数。代表作はアメリカ、日本各地の美術館、大学等に収蔵されている。
南俊輔●1985年北海道石狩市生まれ。現在、北海道教育大学大学院在籍。映写機という装置そのものや、映写技師による映写の工程、映像作品が完成へと向かっていく構造自体に着目し、8mmフィルムや映写機を素材にした作品を主に制作。
 
■3/22(日)
● 11:00 8ミリフィルム新作集「! 8 – exclamation8 スペシャル」
約40分 全て8ミリフィルム新作
石川亮ら若手作家の繋がりを軸に開催されている8ミリフィルムの自主上映企画「! 8 – ex
clamation8 (エクスクラメーション エイト)」過去数回に渡り、東京から国内各地で
巡回上映を展開し、フランスでも上映を行った。今回は本カンファレンスのためのスペシ
ャルバージョン、新作8ミリ特集を行う。
1. ムラカミヒロキ 「8milli-on」

2. 清成晋太郎 「Erasure/消去」
3. パクユンボン 「Park park」
4. 新宅謙吾 「Park 4 Nicole」
5. 宮本尚昭・山ミヤエ 「あす・満ち欠ける」
6. 石川亮 「GLOW Ⅱ」その他
 
●13:00「フィルムの現在」〜映画フィルムの供給と制作について〜
石川亮×マディ折原×末岡一郎(司会/アナログメディア研究会)

90年代、映像制作のフォーマットが電子メディアに移行しはじめた頃、海外の映像作家や映画祭ディレクターらは、「フィルムは(商業化から解放され)真のアート・フォームになった」と考えるようになった。それから四半世紀後の現在はまだアートフォームとして機能しているのだろうか?世界的には商業用フィルムの需要は限りなくゼロに近いものの、一方で映画フィルム文化を守るために再生産をはじめた企業もある。どうやら映画フィルムは今日のメディアでもあるのだ。
今回、若手映像作家であり、国立近代美術館フィルムセンター職員でもある石川亮氏と、映像文化研究家で、海外のフィルムカルチャーをレポートしているマディ折原氏をパネラーに迎えて、2015年のフィルムの状況を詳らかにしたい。
 
●14:40 16ミリフィルム新作集「FILM as FILM」
10作品 約70分 全て16ミリフィルムによる上映
16ミリフィルムで作られた実験映画の特集。その多くは、自家現像作品か、自家現像が関係した作品。宮崎淳 唯一の自家現像映画作品『心霊映画』は初上映から10年の時を経ての上映。奥山順市とともに日本の自家現像映画のパイオニア能登勝の新作は初公開、他にも大島慶太郎、徳永彩加ら若手作家の新作を上映。
1. 宮崎淳「心霊映画」(2005) 
2. 能登勝「夢代八」(2014) 

3. 水由章「BEYOND CONTROL」(2014) 
4. 末岡一郎「кинофрагмент」(2014) 
5. 太田曜「L’Image de la Pucelle 2」(2013) 
6. 川口肇「formosa-blue」(2015) 
7. 大島慶太郎「POP 70」(2015) 
8. 徳永彩加「光る女」(2015) 
9. 谷岡昭宏「ミートボールブーン」(2015) 
10. 伊藤隆介「悪魔との契約」(2013) 
 
●16:20 対談「アナログメディアの可能性」
金子遊×西村智弘(映像評論家、アナログメディア研究会代表)

【作品上映】ペーター・クーベルカ「Dichtung und Wahrheit」16mm 12分 (1996-2003) *日本初公開
デジタル化の加速する今日の状況のなかで、アナログメディアはどこに向かうのか。気鋭の映像作家にして批評家の金子遊氏を迎え、アナログメディアによる映像表現の可能性を問う。
対談に先立ち、全作品のビデオ化を拒む伝説の実験映画作家、ペーター・クーベルカの日本未公開作『Dichtung und Wahrheit』を特別上映!
金子遊●映像作家、批評家。ドキュメンタリーマガジン「neoneo」編集委員。劇場公開作に『ベオグラード1999』『ムネオイズム 愛と狂騒の13日間』。編著に『フィルムメーカーズ 個人映画のつくり方』『吉本隆明論集』(アーツアンドクラフツ)、『クリス・マルケル 遊動と闘争のシネアスト』(森話社)、他。

●フィルム・インスタレーション「フレームの中の動物たち」
【作品展示】谷岡昭宏「フレームの中の動物たち」8mmループ (2013) *423教室で期間中に展示
 
●18:00 懇親会 会費 1.000円(予定)

以上

日本映像学会アナログメディア研究会
代表 西村智弘
〒166-0011 東京都杉並区梅里1-3-3
阿佐ヶ谷美術専門学校(末岡一郎)


報告:会報第170号(2015年4月1日)10頁-11頁

研究会登録申請について(2015年度春期は4月30日締切)

研究会登録申請について

  研究企画委員会は、前理事会より引継ぎを受け、本学会に所属する研究会活動のさらなる活性化を促し、新規の研究会の発足を奨励しています。

 *研究会の登録申請は代表者の所属する支部、または所属する研究員が多数を占める支部に登録申請をおこなってください。なお、研究会内にさらに支部会などを組織する場合は、必要に応じて各研究会内部で調整をおこなってください。

 *研究会に配分される活動費は登録する支部予算の中から支給されます(配分額については各支部の裁量)。

 *研究会の申請時期は春期(4月末)、秋期(9月末)の年2回とします。

 *過去2年間以上にわたり実質的な研究会活動が見られない研究会は、研究活動に対する休止の正当な理由、存続の必然性の有無、研究会を構成する会員の意欲および、今後の研究活動の継続への意思などが問われます。

 研究活動の休止の理由などについて充分な説得力が得られない場合には、研究企画委員会・理事会の審議を経て本学会が公認する研究会としての承認が得られない場合があります。

 なお、その対象となった研究会は、2年間同一の会員が主宰する同名の研究会として申請することができなくなります(以上、2013年7月6日の理事会の承認事項)。

◎「研究会登録申請書」について

 新規に発足を希望する研究会、および申請内容に変更のある既存の研究会主宰者は、学会ホームページに掲載の記入票(研究会登録申請書.xls)に、必要事項を記入のうえ郵送、あるいは電子メール(送信先アドレス:jasias@nihon-u.ac.jp )にて、映像学会事務局・支部宛(登録を希望する支部)に登録申請を行なってください。

*2013年度より施行されている新制度にて、申請内容が理事会承認された研究会は、その内容に変更のある場合には、速やかに再申請を行ってください。なお、理事会承認後の研究会活動が継続している場合には、再申請の必要はありません。

*「研究会登録申請書」の記入内容については上記の記入票(研究会登録申請書.xls / URL https://jasias.jp/wp-content/uploads/2015/03/StudyGroupApplicationForm2015.xls )をご覧ください。

以上
日本映像学会研究企画委員会

2015年度研究会活動費助成の公募について


2015 年度研究会活動費助成の公募について


●研究会活動費助成の公募:2015年度、本学会は映像にかんする研究・活動の活性化を図るために、研究会が企画・運営する研究活動に対して研究会活動費助成の公募をします。有意義と期待される研究活動や、継続的な研究活動を続けている研究会、および新規発足の研究会による研究活動の奨励を目的とし、研究会活動費助成の公募をします。応募された「研究会活動費助成申請書」については審査委員会による研究・活動計画内容、実施の実現性などについて厳正な審査のうえ、助成対象となる研究・活動計画を決定します。


●応募期間:2015年2月1日~3月31日


●応募資格:各支部に所属する研究会の代表者


●公募内容:研究会が企画・運営する研究会活動費として以下の2 種の助成金を交付します。企画内容にそってどちらかを選択して応募してください。(ただし、応募状況により予算額の調整を行なう場合があります)

  予算額A: ¥150,000(2件程度)
  予算額B: ¥80,000(3件程度)
   (総額¥500,000~540,000 程度)

●審査結果の通知:2015年5月中旬


●助成金の交付:審査結果にもとづき助成金額を通知します。原則として年度末に領収書と引き換えに交付します。事情により事前の交付についても柔軟に対応する用意があります(総務扱い)。


●研究会活動の結果の報告書の提出:年度末 3月31日(学会報、大会などでの公表)


●研究会活動費の運用についての報告:年度末 3月31日(総務へ提出)

*なお、申請内容に食い違いが生じたものや、実施できなかったものについては報告と、助成金の返還を求める場合があります。

◎「研究会活動費助成申請書」について
 応募する研究会の主宰者は学会ホームページ掲載の記入票(研究会活動費助成申請書.xls)に、必要事項を記入のうえMail にて映像学会事務局・研究企画委員会宛に送ってください。(電子メールの場合の送信先アドレス: jasias@nihon-u.ac.jp )

*「研究会活動費助成申請書」の記入内容については上記の記入票(研究会活動費助成申請書.xls / URL https://jasias.jp/wp-content/uploads/SubsidyApplicationForm.xls )をご覧ください。


以上
日本映像学会研究企画委員会

第12回ヴィデオアート研究会【2月27日】

ヴィデオアート研究会 第12回研究会(2月27日)開催のお知らせ

日時:2015年2月27日(金)19:00-20:30
会場:TAVギャラリーほかヴィデオアート・プロムナード会場8箇所
(集合場所:TAVギャラリーへのアクセス)
東京都杉並区阿佐ヶ谷北1-31-2
JR阿佐ヶ谷駅改札左(北口)方面へ。SEIYUのある中杉通を駅を背にして北へ。徒歩4分300m程直進で、右手の白いビル1Fの角。
http://tavgallery.com/access/

内容:都市邂逅型のヴィデオ展視察:「ヴィデオアート・プロムナードin阿佐ヶ谷」
本研究会は、ヴィデオアートのアカデミックな研究と、制作や展示現場のフィールドワークを交互に行なう方針で発足されました。今回はフィールドワーク研究の一環として、当日開催されている「ヴィデオアート・プロムナードin阿佐ヶ谷」の展示会場とその舞台裏と、参加アーティストによるヴィデオアート展示会場にてその制作過程についてお話を頂きたいと思います。

参考リンク:
http://www.vctokyo.org/jp/2015/01/videoartpromenade-2015asayga.html
https://www.facebook.com/events/999363020077833/

予定パネリスト:
浜崎亮太氏(ヴィデオアーティスト)
河合政之氏(ヴィデオアーティスト、東京造形大学・東北芸術工科大学非常勤講師)
中嶋興氏(ヴィデオアーティスト)
西山修平氏(ヴィデオアーティスト)

進行:瀧健太郎会員(ビデオアートセンター東京代表)

*今回の研究会は散策型のプロジェクトの視察の為、各展示会場の巡回となります。席数など特に定員は御座いませんが、参加者多数となった場合、巡回グループを分けてのご案内となります。ご了承下さい。(今回新規にヴィデオアー ト研究会へ参加希望の方は事前に下記e-mailにご連絡頂ければ幸いです。)

お問合せ: 日本映像学会ヴィデオアート研究会
代表 瀧健太郎 e-mail:taki.kentarou@ebony.plala.or.jp
ビデオアートセンター東京
〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町42-6 co-lab 渋谷アトリエ内
tel:○8○- 4355-1721


報告:会報第170号(2015年4月1日)7頁

第1回ドキュメンタリードラマ研究会【3月15日】

第1回ドキュメンタリードラマ研究会(3月15日)開催のお知らせ

 本研究会は、昨年10月6日に承認がなされ、正式に活動を開始することになりました。
発足を記念する第1回の研究会として、下記のとおり、特別講演会を開催いたします。
是非、多くの会員の皆様にご出席いただけましたら幸いです。本会の活動にご興味をもっていただける方々とご一緒に研究会を活発に運営していきたいと願っております。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

日時 2015年3月15日(日)13:30-16:30 
会場 明治大学 駿河台キャンパス グローバルフロント 3階403N教室
    東京都千代田区神田駿河台1-1(JR御茶の水駅 徒歩3分)
     アクセスマップ
     http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html
     キャンパスマップ
     http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/campus.html

後援 明治大学サービス創新研究所

内容 ドキュメンタリードラマ研究会 発足記念特別講演「ドキュメンタリードラマの可能性」
 1975年に放送されたTVドキュメンタリードラマ作品『太平洋戦争秘話・欧州より愛をこめて』(75分)を上映・鑑賞後、演出を担当された今野勉氏(テレビマンユニオン非常勤取締役・最高顧問)にご講演をいただきます。その後、フロアの皆さんとの対話・ディスカッションを予定しています。

式次第
13:30 開会 挨拶 
14:00-15:15 上映 『太平洋戦争秘話・欧州より愛をこめて』(75分)
15:15-15:30 休憩
15:30-16:10 講演 今野勉氏 「ドキュメンタリードラマの可能性」
16:10-16:30 ディスカッション

講師 今野勉氏プロフィール
演出家・脚本家。1936年秋田県生まれ。北海道夕張市育ち。1959年ラジオ東京(現・東京放送)入社。テレビ演出部配属。『土曜と月曜の間』、『七人の刑事』などのドラマの演出にたずさわる。1970年に仲間とテレビマンユニオン創立。旅番組『遠くへ行きたい』、3時間ドラマ『海は甦る』などを演出。1975年ドキュメンタリードラマ『欧州から愛をこめて』を演出。以後、ドラマとドキュメンタリーの垣根を越えた番組を多数演出。1995年ドキュメンタリードラマ『こころの王国・童謡詩人金子みすゞの世界』で芸術選奨文部科学大臣賞受賞。ほか受賞多数。元・武蔵野美術大学映像学科教授。現在、テレビマンユニオン非常勤取締役 最高顧問。一般社団法人「放送人の会」会長。

参加無料。どなたでも参加できます。

資料の用意の都合で事前に、研究会webサイトの申し込みフォーマットから
もしくは、下記メールにてご連絡いただけますと幸いです。

申し込み用フォーマットURL http://docudoraeizo.wix.com/documentarydorama

お問い合わせ
日本映像学会ドキュメンタリードラマ研究会
代表 杉田このみ

運営構成員 昼間行雄(文化学園大学)・中垣恒太郎(大東文化大学)
〒272-8512
千葉県市川市国府台1-3-1
千葉商科大学政策情報学部内


報告:会報第170号(2015年4月1日)8頁-10頁

第36回映画文献資料研究会【2月21日】

第36回映画文献資料研究会(2月21日)開催のお知らせ

日本映像学会映画文献資料研究会では下記の如く研究例会を開催いたします。
会員の皆様のご参加をお待ちしています。

日 時:2015年2月21日(土) 15時~17時

場 所:日本大学芸術学部江古田校舎東棟2階E204教室
     西武池袋線江古田駅下車 徒歩5分
     アクセスマップ http://www.art.nihon-u.ac.jp/information/access.html

発表者:牧野 守会員(映画史家)

テーマ:『映画文献学の成立とその諸問題』

「今回は当研究会の前代表であった牧野守会員が、研究会発足の経緯から現在までの研究活動を振り返りつつ、映画文献学の成立と現状の問題点について発表します」

問合せ先:日本映像学会映画文献資料研究会代表 田島良一
       日本大学芸術学部映画学科内
       TEL 03−5995−8220


報告:会報第171号(2015年7月1日)9頁

第11回ヴィデオアート研究会【1月30日】

ヴィデオアート研究会 第11回研究会(1月30日)開催のお知らせ

日時:2015年1月30日(金)19:00-21:00
会場:co-lab渋谷アトリエ2F 会議室3 (東京都渋谷区宇田川町42-6)
http://co-lab.jp/locations/shibuya-atelier/access_shibuya-atelier
(当日は入り口の鍵が施錠されております。お手数ですが遅れていらっしゃる方は下記瀧にご連絡ください)

内 容:David Joselit “TALE of Tape: Radical Software” 講読
    ゲリラテレビジョンなどの動向について

本研究会は、ヴィデオアートのアカデミックな研究と、制作や展示現場のフィールドワークを交互に行なう方針で発足されました。今回は未訳の文献から研究を進めてゆきたいと考えております。
(*会場座席数20席となります。参加希望の方は、事前資料なども御座いますの で下記連絡先、瀧までご連絡頂ければ幸いです。)

予定パネリスト
齋藤理恵会員(早稲田大学大学院文学研究科博士課程)

進行:瀧健太郎会員(ビデオアートセンター東京代表)

お問合せ:
日本映像学会ヴィデオアート研究会
代表 瀧健太郎
e-mail:taki.kentarou@ebony.plala.or.jp
ビデオアートセンター東京
〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町42-6 co-lab 渋谷アトリエ内
tel:○8○- 4355-1721


報告:会報第170号(2015年4月1日)7頁

会報第169号を発行しました。

会報第169号(2015年1月1日)を発行しました。
以下のPDFよりお読みください。

JASIAS_NewsLetter169
会報第169号

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学会機関誌の改革について:お知らせとお願い

日本映像学会会員各位

学会機関誌の改革について:お知らせとお願い

 第21期機関誌編集委員会は、学会機関誌の改革について前期委員会からの課題を引き継いで検討を重ね、下記の方針で作業を進めることを理事会(10月4日開催)に提案して了承されました。ここにその概要をご報告すると共に、幾つかの検討課題について会員の皆様のご意見を賜りたいと存じます。

改革の骨子
 『映像学』に国際版『ICONICS』の機能を統合することで誌面を拡充し冊子版と電子版を刊行する
 機能の統合とは、従来は日本語論文に限定していた『映像学』に外国語論文の投稿を受け付け、『ICONICS』で行なっていた日本語優秀論文の英訳掲載は『映像学』で継続することを意味します。新『映像学』への移行の時期は、改変に伴う諸課題の解決や必要な体制の整備に目途がつきしだい決定します。

経緯の説明
 周知のとおり、国際版『ICONICS』電子版の発刊が第19期機関誌編集委員会(2010~2012)によって決定されました。単にメディア環境の変化に適応するためだけでなく、「会員の論文を海外に発信することで国際交流を促進する[1]」という国際化の新たな理念を実現するための方策です。従来の『ICONICS』の主な柱であった「招待論文」と「海外委員」を廃止するという重要な変更が同時になされたのもこの理念にもとづくものですが、その結果、『ICONICS』の学術誌としての性格は著しく変化することになりました[2]。また、『ICONICS』の電子版発刊が決定した一方で、かねてより課題だった『映像学』のウェブ公開は諸般の事情で捗々しい進展を見せていません。こうした事情に鑑み、当期編集委員会は、『映像学』に国際的発信の機能を統合し、併せて新しい『映像学』をウェブで公開することが「会員の論文を海外に発信することで国際交流を促進する」という改革の理念に照らして合理的な方策であると判断した次第です[3]。ご理解とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。

アンケートへの回答のお願い(下記の別紙でご回答ください)
 大小幾つかの課題の中で、特に会員の皆様のニーズに関わる下記の事項についてご意見を賜りたいと存じます。1.外国語論文の使用言語。『ICONICS』と同様、専門領域やアカデミック・コミュニティとの関係で独語と仏語も受け入れるべきである、というご意見や、国際交流の現状を鑑みて英語だけでよい、とするご見解もあると想定されます。2.ウェブ公開のタイミング。インターネットの利点を活かして言語を問わず即公開すべきであるというご意見や、外国語論文は即公開すべきだが日本語論文については冊子版の意義を尊重して一定期間を置いて公開する方がよい等のご要望もあるかと存じます。3.冊子版の判型。現行の『映像学』はA5判ですが、他学会の機関誌にはA4判も少なくないようです。この機会にご意見をお聞かせいただければ幸いです。なお、今回のアンケートは機関誌編集委員会内で今後行われる課題解決の作業にのみ利用させていただくもので、個人を特定できる情報(お名前、所属支部など)を委員会外にて開示することはございません。また本アンケートは、多数決で決定するための投票ではございません。この点はご了承ください。

日本映像学会 第21期機関誌編集委員会
委員長 中村秀之

(2014年12月13日)


[1]
「機関誌編集委員会報告 「ICONICS」電子版のお知らせ」(『会報』156号、2012年4月1日、3頁)、「『ICONICS』電子版の発刊について」(『映像学』88号、2012年5月25日、103頁)。
[2] 例えば、10号までの掲載論文数が平均8本弱であったのに対して、第19期の決定を受けて第20期委員会(2012~2014)が担当した『ICONICS』11号の「投稿論文」は1本(不採択)でした。
[3] 新しい『映像学』の電子版発刊は、科学技術振興機構(JST)が提供する電子ジャーナル発行用のプラットフォーム「J-STAGE Lite(仮称)」(2016年上期運用開始予定)を利用する予定で、鋭意準備を進めているところです。

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学会機関誌の改革について:お知らせとお願い学会機関誌の改革について:お知らせとお願い
別紙:アンケート回答フォーム別紙:アンケート回答フォーム(WORD版)
別紙:アンケート回答フォーム別紙:アンケート回答フォーム(PDF版)

2014年度西部支部研究例会・総会【1月24日】

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2014年度西部支部研究例会・総会のお知らせ
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西部支部では、下記のとおり、研究例会を開催します。
なお、例会の後に、総会を予定しています。

日時:2015年1月24日(土)15時〜18時
場所:九州大学 大橋キャンパス(芸術工学部)5号館531教室
         (福岡県福岡市南区塩原4-9-1)

研究例会
1)伊原久裕(九州大学芸術工学研究院)
「視線の劇場:ノーマン・ベル・ゲデスのバトルラマ写真(戦場模型写真)をめぐって」
1939年開催のニューヨーク万博のGM館において展示されたディオラマ〈フューチャラマ〉の作者として著名なアメリカ人工業デザイナーのノーマン・ベル・ゲデスは、それと平行して、軍事シミュレーション用の精密な戦場模型〈バトルラマ〉を制作しており、戦争が始まると、数多くの戦場模型を撮影し、〈ライフ〉誌に掲載した。制作された写真には、地図としての役割を担う航空写真風の形式から、航空機の窓越しに眺めたかのような臨場感のある演出で撮影されたもの、さらには架空の戦場シミュレーション写真など、さまざまな形式が入り交じって含まれており、写真として特異な表現形式となっている。本発表は、地図デザインや航空写真における同時代の傾向、〈ライフ〉誌の紙面構成の分析などから、ゲデスの戦場模型写真の特性とその社会的意味機能について論じる

2)黒岩俊哉(九州産業大学芸術学部)
「舞踏・音響・映像パフォーマンスの可能性—「響存人間展」から「映像音響詩《KYOZON 2014》までの足跡—」
2014年5月に開催された、舞踏・音響・映像によるパフォーマンス「響存—光と闇の音—」を総括し、その後の「映像音響詩《KYOZON 2014》」にいたるまでの報告と、今後の映像表現の可能性を検討する。

3)【学生発表】イヤード・アルサ・ブーニー(九州大学芸術工学府)
対称イメージの視覚的解釈に基づいたキャラクターデザイン方法」
通常、アニメーションやゲームのキャラクターのデザインを発想するにはスケッチなどを用いて描くが、描画のスキルと発想能力の低い初心者にとって容易な作業ではない。本発表では、そうした初心者も含め、発想と描写に関する制約から比較的解放された状態でキャラクターが創作できる方法として、インクブロットなど、自由連想を触発する対称イメージを用いたキャラクターのデザイン方法について報告する。

以上

日本映像学会西部支部
〒815-8540
福岡県福岡市南区塩原4-9-1
九州大学芸術工学府内


報告:会報第170号(2015年4月1日)13頁-15頁