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2021年度研究会活動費助成追加公募のお知らせ(応募締切:2021年11月25日12:00)

日本映像学会 会員各位

映像にかんする研究・活動の活性化を図るために、研究会が企画・運営する本年度の研究活動に対して研究会活動費助成の公募をおこないます。有意義と期待される研究活動や、継続的な研究活動を続けている研究会、および新規発足の研究会による研究活動の奨励を目的とします。「2021年度研究会活動費助成申請書」に必要事項を記入の上、応募期限までにご提出ください。
応募された「研究会活動費助成申請書」については審査委員会による研究・活動計画内容、実施の実現性などについて厳正な審査のうえ、助成対象となる研究・活動計画を決定します。
なお、たいへん恐縮ですが、なるべく多くの研究会への助成を行うことを目的とすることから、春の助成公募で採択された研究会は対象外となります。

〆切は2021年【11月25日(木)12:00まで(厳守)】となっております。
みなさまのご応募お待ちしております。

日本映像学会 研究企画委員会

詳細のご案内や申請フォーマットは、以下よりダウンロードしてご使用ください。
2021年度研究会活動費助成の追加公募について」.pdf
2021年度研究会活動費助成申請書」.xlsx
日本映像学会 研究会活動費助成 予算書」.docx
[参考]「日本映像学会 研究会活動費助成 決算報告書」.docx *研究会活動費の運用についての報告書式

2021年度 秋期新規研究会登録申請について(応募締切:2021年11月25日12:00)

日本映像学会 会員各位

平素より日本映像学会の活動にご参加・ご協力いただき、ありがとうございます。
日本映像学会では会員のみなさまに活発な学会活動をおこなっていただくため、2021年度秋の新規研究会を募集します。
従来の研究会にない枠組みでのご活動を検討されている方、映像学への新たな視点をお持ちの方、是非ご申請ください。

〆切は2021年【11月25日(木)12:00まで(厳守)】となっております。
みなさまのご応募お待ちしております。

日本映像学会 研究企画委員会

詳細のご案内や申請フォーマットは、以下よりダウンロードしてご使用ください。
2021年度秋期_新規研究会登録申請について.pdf
新規研究会登録申請書.xlsx

写真研究会 2021年 第7回研究発表会開催のお知らせ【11月7日】

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日本映像学会 写真研究会
2021年 第7回研究発表会開催のお知らせ
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日本映像学会会員各位

写真研究会の研究発表会を、新型コロナウイルス感染拡大防止のため下記のとおりオンラインに
て開催致します。皆様のご参加をお待ちしております。

日本映像学会写真研究会
代表 倉石 信乃

【日時】
2021年11月7日(日) 15:00開始 18:30終了予定(日本時間)*オンラインによる開催。

【参加方法】*事前予約制 会議システムzoom を利用して開催いたします。下記URL にあるフォームから事前にお申し込み下さい。いただいたメールアドレスにzoom のID とパスワードをお送りいたします。
登録期限は11月6日(土)12:00 までとさせていただきます。
申し込みURL
https://forms.gle/Lzaqv5QWLf56wQZs6

【発表者・発表内容・座談会】
発表1
「1920―30 年代の「寫眞工藝」における「プロセス」の研究―日本寫眞美術展覧会と『フォトタイムス』「寫眞工藝欄」をてがかりに―」
芦髙郁子(京都工芸繊維大学博士後期課程/京都市立芸術大学非常勤講師)

発表2
「肖像権、プライバシーと写真―撮られることの恐怖について」
高橋倫夫(早稲田大学文学研究科修士課程)

座談会
「展覧会『鷹野隆大 毎日写真1999-2021』(国立国際美術館)について」
ゲスト:鷹野隆大(写真家)
司会:中村史子(愛知県美術館)
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【研究発表・座談会の要旨】
発表1

「1920―30 年代の「寫眞工藝」における「プロセス」の研究―日本寫眞美術展覧会と『フォトタイムス』「寫眞工藝欄」をてがかりに―」
芦髙郁子(京都工芸繊維大学博士後期課程/京都市立芸術大学非常勤講師)

 1930年4 月、雑誌『フォトタイムス』第7巻第4号に「寫眞工藝欄」が新設された。同雑誌の編集主幹であった木村専一は寫眞工藝欄の新設について「更に擴大されたる寫眞の分野を覗く事が出来るであらうことを、吾々は信ずると同時に、あまりにも顧みられなかつた寫眞工藝の天地に一脈の溌溂さを添加し、進んで寫眞工藝家の進出と輩出とに何等かの刺戟とならんことを希ふものである」と述べている。
 木村の意味するところの「寫眞工藝」という語が使われ出したのは、「日本寫眞美術展覧会」においてである。日本寫眞美術展覧会は、1926 年に発足した公募制の展覧会であった。第1回の日本寫眞美術展覧会では、「第一部藝術寫眞」と「第二部寫眞工藝」に部門分けされ、1926 年1月3日付の『大阪毎日新聞』の開催告知広告では、第二部の欄に「学術、記録、其他一般、特殊写真」と記載されている。このことからも、第二部寫眞工藝が、実用的な写真や、芸術写真には数え入れることのできない種々の写真を射程に入れていたことがうかがえる。
 第二部寫眞工藝の設立を任されたのは、鈴木陽という人物である。鈴木陽は、陸軍技術本部技師であり、日本写真学会の前身である東京写真学会の創設メンバーでもあった。『フォトタイムス』に新設された「寫眞工藝欄」の第一回目には、この鈴木の書いた「寫眞工藝の發展の道」という記事が掲載されている。同記事で鈴木は、写真における「複製」の機能を評価し、一枚の美術的油絵よりも数千枚の印刷の方が社会的価値があるとさえ述べている。
 鈴木はポスター印刷や映画、器物への写真転写、天然色写真を含めた広い範囲を寫眞工藝とし、この「寫眞工藝欄」の設立意図について、「藝術論を振り翳す前に技術的に研究し、其の特別の技巧を先づ獲得せねばならぬ」と述べ、続けて「吾人は先づプロセスの研究に入らねばならぬ、それには本欄に於てプロセスの概念を吹き込んで貰ひたい、而して其の概念から讀者はプロセスの真髄を掴んで寫眞工藝品をでっち上げて貰ひたい」とし、「プロセス」の研究を重要視した。鈴木が用いた「プロセス」という語は、写真製版術自体を意味すると共に、技術的な方法や手順、歴史的な過程をも意味するものであったと考えられる。
 1926 年から30 年まで計5回開催された日本寫眞美術展覧会では、淵上白陽が編纂した『日本写真美術年鑑第一年版』と、フォトタイム社から出版された『日本写真美術年鑑昭和三年度』、『日本写真美術年鑑昭和四年度』、『日本写真美術年鑑昭和五年度』の計4冊が年鑑として刊行され、公募展覧会の概要や受賞作品、審査員の評論が掲載されている。
 本発表では、この4冊の年鑑から、日本寫眞美術展覧会における第二部寫眞工藝の動向を分析するとともに、雑誌『フォトタイムス』の「寫眞工藝欄」を調査対象とし、鈴木の述べる「プロセス」の研究がいかなるものであったのかを考察する。

発表2
「肖像権、プライバシーと写真―撮られることの恐怖について」
高橋倫夫(早稲田大学文学研究科修士課程)

 フレーザーの『金枝篇』はじめ、19世紀後半から20世紀初めの民族誌には、写真に撮られると「魂を奪われる」という先住民の話が数多く登場する。わが国でも写真到来以後、撮影により「寿命が縮む」と言われることがあり、現代人にも無断の撮影を嫌悪する心理がある。本発表では、このように様々な形でみられる写真にまつわる恐怖について、19世紀末以降の欧米における肖像権やプライバシーをめぐる議論を通じて考察する。
 ダゲレオタイプ発表直後には、監視や覗き見につながるとして早くも写真に懸念を表明する者があった。日本でも幕末や明治初年には、肖像写真は当人の身代わりとみなされることがあった。そして19世紀末の欧米では、写真の普及に伴う新たな問題が認識されつつあった。
 当時は露光時間の短縮、カメラの軽量化などの技術革新により、スナップ写真や盗み撮り・隠し撮りなどが行われ、肖像写真を無断で使用する事例が相次いでいた。スキャンダラスな話題をセンセーショナルに取り上げる大衆的な新聞の普及もそうした傾向に拍車をかけた。そうした状況に対して欧米諸国では、自己の像を法的に保護すること、つまり今日で言う肖像権が主張され始めたが、本発表ではそうした肖像権をめぐる初期の動向について検討していく。
 肖像権に相当するものは、アメリカではプライバシー権の問題として扱われ、1890 年にその嚆矢となる論文が発表され、ドイツでも1895 年にはじめて「自己の像に対する権利」が主張された。
 こうしたなか米ニューヨーク州で、広告での肖像写真の無断使用事件がおき、これをきっかけとして1903年同州で法律が制定された。ドイツでは19世紀末から論争があり、1907年制定の法律で、本人の同意を得た場合に「頒布または公に展覧」できるとされた。こうして米独で立法措置がとられるが、どちらも公開や使用には同意が必要とするものの、撮影自体には制限を設けなかった点で、今日一般に考えられている肖像権とは異なる面がある。
 当時は撮影そのものはさほど深刻な問題と考えられず、好奇心と積極性をもって撮影に応じた例も多いのに対し、むしろ望まない公開や流布に対する恐怖の方が顕在化していたものと思われる。一方で現代では、撮影の際に本人の承諾を得るのが当然であると考えられ、撮影自体も本人の許可を求める傾向がある。それは技術的進歩に伴い、撮影が簡便に、複製や頒布が容易になるにつれて、撮影と公開は直結するものと認識されたためではないだろうか。その結果時代が下がるにつれて、撮影を以前にもまして警戒するようになっていったと思われる。本発表では、公開や流通により引き起こされる写真への恐怖について検討するにあたり、19世紀末から20世紀初頭にかけて、どのように“肖像権”が提起され論じられていたかを見ていきたい。

座談会
「展覧会『鷹野隆大 毎日写真1999-2021』(国立国際美術館)について」
ゲスト:鷹野隆大(写真家)
司会:中村史子(愛知県美術館)

 2021 年、大阪の国立国際美術館にて写真家、鷹野隆大の大規模な個展「毎日写真 1999-2021」が開催された。鷹野は、脱衣の男性を写した「ヨコたわるラフ」シリーズで注目を集め、ジェンダーを撹乱する写真集『IN MY ROOM』で木村伊兵衛賞を受賞した。本展はそれら代表作も展示されるが、彼が1999 年から撮影し続けている「毎日写真」に主に焦点が当てられている。「毎日写真」は文字通り、彼が日々の生活を撮影したスナップ写真のシリーズである。本展では、セクシャルな要素を備えたポートレートが、これら淡々とした「毎日写真」と併置され、また別の様相を見せている。また、「毎日写真」シリーズから派生する形で、「カスババ」シリーズなど別のシリーズが生み出されている点も、特記に値する。
 さて、日課のように続けられてきた「毎日写真」であるが、2011年の東日本大震災頃を契機に撮影対象が変化し、地面に落ちる影を撮った写真が増え始める。これら震災後に撮影された影について、新城郁夫は、社会の歪みや崩壊から逃走する姿を重ね合わせて論じている。実際、人と影の主従が逆転したイメージ(画面の上半分に影、下半分に人、など)は、見るものの不安を強く掻き立てる。
 ところが、影について探求するうちに、彼の作品はさらに別の展開を見せる。例えば、「Green Room Project」は、鑑賞者の影を一定時間、蓄光シートに残す試みであり、鑑賞者の能動的な参加が必要となる。その仮設的でパフォーマティヴな傾向は、影の厳密な採取、定着とは大きく性質が異なっている。また、写真の原理にまつわる歴史と言説の上にありながら、その重さをあまり感じさせない点も特徴的だ。
 座談会では、鷹野隆大本人を特別ゲストとして招き、展覧会で明らかになった表現の変遷や一貫して看取されるものについて、ともに検討する予定である。また、彼の活動を考察する中で、日本の写真表現の系譜をいかに引き継ぎ更新しうるか、その手がかりも、浮かび上がるのではないだろうか。本座談会が、研究会の参加者も含めた活発なディスカッションの場となればと考えている。
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以上
日本映像学会写真研究会
代表 倉石 信乃
明治大学理工学部
〒214-8571 川崎市多摩区東三田1-1-1

映像アーカイブ研究会第1回研究会のお知らせ【11月6日】

映像アーカイブ研究会第1回研究会のお知らせ

基調講演:日本におけるフィルムアーカイブ活動史
ゲスト講師:石原香絵(NPO法人映画保存協会)
日時:2021年11月6日[土]13:00-15:00
会場:オンライン(Zoom)+明治学院大学白金キャンパス(東京都港区白金台1丁目2-3)本館2階 2202教室

予約フォーム:https://forms.gle/TgZKHtcDPForyfWy6
広報資料:https://www.dropbox.com/t/UCJU4Hr2V5HAStLD(PDF版)
     https://www.dropbox.com/t/GkVF5fM2KrmDe9tk(PNG版)

中部支部2021年度第1回研究会【10月17日】

2021年度 日本映像学会中部支部 第1回研究会

日時:2021年10月17日(日)13時30分より
会場:名古屋芸術大学東キャンパス1号館7階アセンブリーホール
(〒481-8503 愛知県北名古屋市熊之庄古井281番)
中部支部会員のみオンラインによる視聴可能(予定)

◎研究会スケジュール(予定)
13:15 –  第1回研究会 受付開始
13:30 –  開会あいさつ
13:35 – 14:35 研究発表(2件)
休憩
14:50 – 15:50 招待講演(1件)
15:50 – 16:20 ディスカッション
16:20 − 16:50 施設見学
16:50 –  閉会あいさつ

17:00 –  支部総会
(研究会終了後に開催)

◎招待講演
アナザーサイト──ギャラリーと生活空間をつなぐディジタル・アーカイヴ
茂登山 清文氏、遠藤 麻里氏

要旨:
私たちは,さまざまなモノに絶え間なく眼をむけ,情報を得て,日々を過ごしている。だが,見るという当たり前の行為について,どれほど意識し,理解しているだろうか?発表者らが取り組んできたヴィジュアルリテラシーは,見る対象はもとより,見る行為そのものに関する学際的な研究領域である。今回の企画「アナザー・サイト」では,現在,急速に一般化しつつあるイメージのオンライン観賞の課題のひとつである,見ることの「希薄化」をテーマとしている。見ることに特化したギャラリー空間と,日常的な生活空間とをつなぐことで,目の前に実在する物と,彼方にあるものを「見る」想像力について考えてみる。プログラムの組立てにあたっては,ACRL(大学・研究図書館学会)による「効果的に見つけ、解釈し、評価し、使い、つくりだすこと」を参照するとともに,ディジタル・アーカイヴの表現手法として,インフォメーショングラフィクスを試みた。

茂登山 清文(もとやま きよふみ)氏 プロフィール
名古屋芸術大学芸術学部特任教授 専門は,情報デザイン・視覚文化・ヴィジュアルリテラシー。建築論を学んだ後,主にアートとデザインをフィールドに活動。現在は,見ることについて実践的に思考するとともに,「芸術としての教養」教育に取り組んでいる。共編著に『情報デザイン』放送大学教育振興会,『ヴィジュアルリテラシー スタディーズ』中部日本教育文化会ほか。

遠藤麻里(えんどう まり)氏 プロフィール
金城学院大学国際情報学部講師 専門は情報デザイン・電子社会デザイン。社会の中の情報をICT技術を用いて、いかに見せ、応用するかについて研究を行う。「都市風景写真の活用とヴィジュアルリテラシーへの応用のためのアプリケーション開発」など。

◎交流空間「TERA」の見学(谷野大輔氏)
名古屋芸術大学東キャンパスに,ギャラリー「Art & Design Center East」,カフェ「Akkord」などからなる交流空間「TERA」が,2020年11月にオープンした。プロジェクトのコンセプトと経緯,学生参加などについて説明した後,施設を訪れ使われている椅子のコレクション,「アナザー・サイト」の展示を見学する。

◎研究発表(2件)
エストニア芸術アカデミーのアニメーション演習を反映させた「構成的思考」による物語の作り方
有持 旭 会員(近畿大学 准教授)

要旨:
プリート・パルンは母国エストニアだけでなく世界的に著名なアニメーション作家であり、多くの国の大学で教鞭を執ってきた。中でもエストニア芸術アカデミー(EKA)作品は国際映画祭で高評価を維持している。これまで日本国内でもエストニア作品の批評や論考を読む機会は幾度かあった。私の博士論文や紀要論文もそれらに含まれる。作品や作家を通してエストニア・アニメーションが紹介され論じられてきたわけである。
本発表では、作家であり大学教授であるパルンがどのようにアニメーション制作を指導してきたのか、そのノウハウを物語の作り方に注視し解説する。そしてその例としてパルン作品やEKA作品を見ていく。想像力とは何か。調和と緊張。思考を構成的にする。バラストを取り除く。こうした制作プロセスは風刺画家だったパルンのキャリアだけでなく、モスクワ・タルトゥ学派から継承されているエストニアの記号論とも関係してくるように考えられる。

「『ストリーミング・ヘリテージ|台地と海のあいだ』の報告
ー1989年以降の名古屋におけるメディア・アート / メディア・デザインの水脈とともに
吉川 遼 氏(名古屋文理大学 助教)
秋庭史典 氏(名古屋大学 教授)
伏木 啓 会員(名古屋学芸大学 教授)

要旨:
『ストリーミング・ヘリテージ|台地と海のあいだ』は、2020年度に企画されたアートプロジェクトである。3年度にわたって実施予定であり、1回目は2021年3月に行われ、2回目は2021年11月に行われる。「メディア=コンシャス/メディアへの意識」をテーマに、名古屋城と港をつなぐ堀川に隣接する産業・歴史遺産を利用して、国内外のアーティストによるインスタレーションやパフォーマンスを展示・上演し、研究者やアーティストを招いてのトークイベントも行われる。
本発表では、3月に実施したプロジェクトの報告とともに、世界デザイン博(1989年)や名古屋国際ビエンナーレ/ ARTEC(1989-97)より現在まで脈々とつながる名古屋におけるメディア・アート / メディア・デザインの水脈を視覚化する計画について説明する。

◎補足情報
日本映像学会中部支部 幹事会
※幹事メンバーのみ
12:45-13:15

会場へのアクセス(名古屋芸術大学東キャンパス)
http://www.nua.ac.jp/outline/access/index.html
*名鉄犬山線「徳重・名古屋芸大」駅より東へ徒歩10分
*車で来場する場合は会場1号館北側の来客駐車場に停めてください
(許可申請・記名の必要はありません)
東キャンパスマップ
https://www.nua.ac.jp/campuslife/campus/east/

アナログメディア研究会:動画公開のお知らせ

《トークセッション「ポストコロナ禍での個人による映画制作・上映」の動画公開について》

去る2021年8月21日(土)に、ミストラルジャパンとアナログメディア研究会により開催された<POST COVID-19 個人映像主義宣言>でのトークセッション「ポストコロナ禍での個人による映画制作・上映」の動画を公開いたしました。

2020年春から新型コロナウィルス(COVID-19)の感染拡大により、映画館・美術館等は閉館や時短、観客の入場制限などの規制を受ける一方で、オンラインでの映像視聴やミーティング、学校の授業は必須となる中、個人で映像を制作している作家は、作品制作や上映(発表)・教育において、どのように対処、工夫をしてきたのか? 今後の新たな指針についても語っていただきました。どうぞご覧ください。

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トークセッション「ポストコロナ禍での個人による映画制作・上映」
開催日時:2021年8月21日(土)19:15〜20:30
開催場所:小金井 宮地楽器ホール 小ホール(小金井市民交流センター)
パネラー(上映作家):昼間行雄 太田曜 小池照男 伊藤隆介
進行:水由 章(ミストラルジャパン代表)
主催:ミストラルジャパン 共催:日本映像学会アナログメディア研究会
https://youtu.be/02OTh4yxNDU

会報第192号PDF公開版を掲載しました。

会報第192号(2021年10月1日)を発行しました。
以下のPDFよりお読みください。[ペーパーによる完全版は会員配布]

JASIAS_NewsLetter192

PDFがウィンドウに表示されない(画面が真っ白や真っ黒等)ときは、
ウィンドウ右下端のサイズ調節をマウスで動かして調節してみてください。
ウィンドウの幅のサイズが会報の幅のサイズより大きいときなどに、
PDF表示画面が出ずに真っ白や真っ黒の画面になることがあります。
また、文字が一部しか表示されないときは、URL表示のそばにあるリロードボタンをクリックしてみてください。


会報への会員による投稿につきましては以下の投稿規定をお読みのうえ、末尾の連絡フォームによりご連絡ください。のちほど担当よりご連絡申し上げます。

日本映像学会 会報 投稿規定(2017年10月 理事会決定)

1.投稿資格

(1) 投稿の時点で正会員の資格を有していること。

(2) 投稿者本人が執筆者であること。共著の場合は、投稿者が筆頭執筆者であり、必ず他の共著者全員の承認を得た上で投稿しなければならない。

2.投稿内容

(1) 映像に関する研究を推進し、広く映像文化の向上に寄与するもの(「日本映像学会会則」第2章第4条にもとづく)。

(2) 未発表のもの。二重投稿は認めない。投稿者自身の既発表論文や口頭発表と関連がある場合には、そのことを必ず明記すること。

(3) 投稿者は、自らが著作権を有しない著作物や図版などを引用するに際しては、著作権法(第32 条第1項)が定める引用の条件に則って行なうものとし、必要な場合はその著作権所有者の許諾を得なければならない。

3.字数

(1) 字数は自由(1ページは2,400字程度・複数ページも可)

(2) 図版を添付する場合には、図版の大きさを文字数に換算し、全体の文字数に含める。

4.体裁

(1) 完成原稿であること。

(2) メール本文に、題名、執筆者名、住所、電話番号、Eメールアドレス、所属等を記すこと。なお、総務委員会が原稿を確認し、事務局からEメールで「原稿受付」の通知をする。

5.提出方法

(1) 電子データをメール添付で事務局に送信すること。

(2) メール本文にOSの種類とソフト名(Wordもしくはテキスト)を明記すること。

6.投稿先

E-mail: officejasias.jp

7.校正

著者校正は初校のみとし、以後は総務委員会が行なう。

8.著作権

会報に発表された研究報告等の著作権は日本映像学会に帰属する。他の著作に転載する場合には、事務的な手続きのため、事前に文書等で学会に連絡し、転載する際に、会報への掲載に関する基本的な書誌情報を明記すること。

9.締切

投稿は随時受け付ける。

10.その他

(1) 掲載の可否については、総務委員会が決定する(一部改稿を求めることもある)。また、「採否の通知」は事務局からEメールで送信する。

(2) 投稿原稿掲載部分はPDF電子版会報の内としてホームページ上で一般公開

以上


映像人類学研究会第1回研究会【10月31日】のお知らせ

日本映像学会映像人類学研究会第1回研究会(10月31日)のお知らせ

下記の通り日本映像学会映像人類学研究会第一回研究会をオンライン(Zoom)にて開催いたします。会員に限らず多くの方の参加をお待ちしております。
『ネシアの旅人〜もうひとつの海のシルクロード』(実尺112分44秒,1999,テレビ東京)を題材に、「テレビ・ドキュメンタリーと民俗誌映像の間」を考える

概要:参加者の皆さんには発表者(田淵俊彦)が制作した上記の作品を事前に鑑賞して頂き、当日は発表者の研究発表の後に、参加者の皆さんと「テレビ・ドキュメンタリーと民俗誌映像の間にある溝」という観点で活発な意見交換を行いたいと思います。

日時:2021年10月31日(日)14時00分〜16時00分
形式:Zoomを使ったオンライン開催(当該番組の映像を事前にご覧になってご参加ください)
参加費:無料
どなたでも参加できます。学生さんも歓迎です。出入り自由です。
お気軽にお申し込みください。*当日は、テレビ・ドキュメンタリーの制作を手がけてきたベテランドキュメンタリストの方々の出席も予定しています。現場からの生の声や意見も聴けるかと思います。若手制作者、若手研究者の方で興味がある方も是非ご参加ください!

参加申し込み方法:下記 Googleフォーム、もしくは研究会のメールからお申し込みください。締め切りは10月29日(金)17:00とさせていただきます。
お申し込みを頂いた方には、順次『ネシアの旅人〜もうひとつの海のシルクロード』を事前視聴して頂けるように映像共有のURLをご指定のメール宛に送付させて頂きます。
Googleフォーム:https://forms.gle/xHCvc3pH4b1kEbFGA
メールでのお申し込み、お問い合わせ: visualanthropology2021gmail.com

『ネシアの旅人〜もうひとつの海のシルクロード』(実尺112分44秒,1999,テレビ東京)作品概要:今年の7月27日に「北海道・北東北の縄文遺跡群」が世界文化遺産に登録されました。現在の私たちの生活様式や考え方などの日本文化と呼べるものは、実は縄文文化を基盤としていると言われています。私たちが想像するより高度な文化が縄文時代には花開いていたのです。発表者は今から四半世紀前にその点に着目し、〈海を渡った縄文人〉という切り口で長期にわたるフィールドワーク(1996年~1999年)を行い、テレビ・ドキュメンタリーとして企画、番組化しました。モンゴロイドが南米大陸まで渡ったルートとしてはベーリング海峡説が有力ですが、この番組では、高度な文明や技術を持った縄文人が日本列島から海を渡り、ミクロネシア、ポリネシア、メラネシアという〈3つのネシア〉の島々を辿りながら南米大陸にたどり着いたという仮説を検証しました。手法としては俳優・仲代達矢氏を旅人(レポーター)として現地に日本文化との共通性を探りました。この番組は、テレビ東京の開局35周年記念企画として制作、放送されました。

ねらい:ダイアン・ヴォーン氏はメディアによって社会学の知見が活用されるときに生ずる歪曲、倭小化、偏向の危険を指摘しました。ウルリッヒ・ベック氏は「社会学者の研究成果がジャーナリストらによって利用される時、再解釈され、彼らの目的に即して変容される」と述べました。日本でも、飯田卓氏によって研究用の民族誌的な映像と民族誌的なテレビ・ドキュメンタリーが混同され論じられている場合が多いと指摘されているように、テレビ・ドキュメンタリーと民俗誌映像の間には「見えない溝」があるような気がします。実際に「見えない溝」はあるのでしょうか? もしあるとしたらそれはどういうものなのでしょうか? そしてその溝はなぜ起こるのでしょうか? またその溝を解消する手段はあるのでしょうか? それらの疑問をきっかけに、「映像人類学とメディアとの協働は可能なのか」といった未来への提言を考えるきっかけにできればと思います。

発表者略歴:
田淵俊彦 / (株)テレビ東京制作局企画委員(現在はドラマを担当)
相模女子大学・文教大学・桜美林大学・宝塚大学非常勤講師
日本文藝家協会正会員、日本映像学会正会員、日本映画テレビプロデューサー協会会員
単著:『秘境に学ぶ幸せのかたち』(講談社)、『チベット聖なる七つの智慧』(大和出版)ほか
映像集:『世界秘境全集 第一集・第二集 全12巻』ほか 
30年以上にわたりドキュメンタリーを手掛け、訪れた国は100か国以上、中尾佐助氏が提唱した照葉樹林文化論を基盤とする壮大な映像誌『日本人の源流シリーズ』を発表

司会:本研究会メンバー(田淵俊彦、中垣恒太郎)

式次第(予定):
14時00分〜 開会の挨拶、研究会の紹介、事前に観て頂いた『ネシアの旅人〜もうひとつの海のシルクロード』の紹介、およびダイジェスト映像(番組のOP部分)を視聴
14時30分〜 研究発表「今回の番組の意図、〝事実〟と〝真実〟について」(内容は変更の可能性があります)
15時00分〜 参加者との意見交換
16時00分頃 修了

映像人類学研究会代表:田淵俊彦

アジア映画研究会 公開イベントのお知らせ【10/2・10/15-17】

アジア映画研究会 公開イベント

よみがえる台湾語映画の世界

◎記念上映と国際シンポジウム
2021年10月2日[土] アテネ・フランセ文化センター
◎特集上映
2021年10月15日[金]〜17日[日] 国立映画アーカイブ 小ホール
※いずれも無料・申込制

【開催趣旨】アジア映画研究会は、本年度の公開イベントとして、台北駐日経済文化代表処台湾文化センターほかと共催で「よみがえる台湾語映画の世界」を開催します。

台湾映画といえば1980年代に巻き起こった侯孝賢(ホウ・シャオシェン)、楊徳昌(エドワード・ヤン)らのニューウェイブが有名ですが、それ以前も豊かな映画の世界が人々を魅了していました。本イベントでは1960年代に人気を博した「台湾語映画」(台語片)に注目し、「台湾映画・メディア文化センター」(國家電影及視聽文化中心)によりデジタル修復されて現代によみがえった作品の中から、日本初の特集として7作品(日本語字幕付き)を上映し、記念の国際シンポジウムを開催します。(10月座長:石坂健治)

【台湾語映画とは何か(text by 韓燕麗)】
台湾人口の7割以上を話者とする台湾語は、中国福建省の南部で話されている閩南語から派生したものであり、言語学的に中国語方言の一つとみなされる。「台語片」こと台湾語映画とは、1955年から81年にかけて台湾語のセリフだけで製作された映画群をさす。総数1000本を超えたこれらの映画は、伝統人形劇をベースにした歌仔戯映画や現代劇のメロドラマ、コメディやホラーなどのジャンル映画が多く、幅広い年齢層を魅了してきた。

その後も台湾語を部分的に使ったものとしてはニューウェイブ作品や古い台湾語映画のリメイクなどがあったが、大量生産の時代に庶民に愛されていたこの1000本あまりの映画群とは区別して考えられている。

台湾語映画の製作に関わったのは本省人(台湾出身)の監督と民営企業だけでなく、外省人(中国大陸出身)の監督と公営の映画組織も参入した。台湾映画・メディア文化センターによる収集・修復作業が1990年代初頭から始まり、現存するフィルムは200余り。近年では主要作品が次々とデジタル化されている。

【台湾映画・メディア文化センターとは】
映像・メディア資産の収蔵を職責とする台湾唯一の行政法人機構。映像・メディア資産の収蔵、修復、研究及び普及を促進し、資産の公共化の任務を目的として保存を通して記憶と歴史を未来につなげる。1978年設立の中華民国映画事業発展基金会附属映画図書館を基礎とし、1989年には財団法人映画図書館、2014年には財団法人国家映画センターと称す。現在、国際フィルムアーカイブ連盟(FIAF)、東南アジア太平洋地域視聴覚アーカイブ連合(SEAPAVAA)、国際テレビアーカイブ連盟(FIAT/IFTA)等国際組織の正会員。

主催|台北駐日経済文化代表処台湾文化センター
共催|日本映像学会アジア映画研究会、アテネ・フランセ文化センター
協力|台湾映画・メディア文化センター、国立映画アーカイブ

◎記念上映と国際シンポジウム
2021年10月2日[土]アテネ・フランセ文化センター(東京都千代田区神田駿河台2−11)

●14時~15時30分 記念上映『チマキ売り』
『チマキ売り』(燒肉粽)1969年/89分
監督|辛奇 脚本|辛金傳(辛奇) 撮影|廖慶松
出演|陽明、金玫、金塗、戴佩珊
1949年に発表された人気の流行歌が映画のタイトルになり、映画の中でも父と娘が雨の夜にチマキを売り歩くシーンで挿入歌として使われている。ファミリー・メロドラマで涙を誘う場面が多いがコメディの要素もあり、冒頭におけるノワール的な場面に辛奇監督の力量がうかがえる。2019年に現代版リメイクも作られている。(text by 韓燕麗)

●15時45分~17時15分(予定) 国際シンポジウム「よみがえる台湾語映画の世界」
[ビデオメッセージ]
謝 長廷(台北駐日経済文化代表処 代表)
王 君琦(台湾映画・メディア文化センター 執行長)
岡島 尚志(国立映画アーカイブ 館長)

[シンポジウム]
張 昌彦(映画史研究者)※台湾からリモート出演
四方田 犬彦(映画誌・比較文学研究者)
三澤 真美恵(日本大学教授/台湾映画史研究)
石坂 健治(日本映像学会アジア映画研究会 代表)

◎特集上映
会場|国立映画アーカイブ 小ホール(東京都中央区京橋3−7−6)

10/15[金] 12時00分 『モーレツ花嫁 気弱な婿さん』(三八新娘憨子婿)1967年/101分
      16時00分 『地獄から来た花嫁』(地獄新娘)1965年/117分
10/16[土] 12時00分 『夫の秘密』(丈夫的秘密)1960年/100分
      16時00分 『五月十三日 悲しき夜』(五月十三傷心夜)1965年/97分10/17[日] 12時00分 『危険な青春』(危険的青春)1969年/95分
      16時00分 『第6の容疑者』(六個嫌疑犯)1965年/108分

【作品解説(text by 韓燕麗)】

『モーレツ花嫁 気弱な婿さん』(三八新娘憨子婿)1967年/101分
監督|辛奇 脚本|陳小皮 撮影|陳忠信
出演|金玫、石軍、金塗、楊月帆

強い女性と弱い男性のカップルによる爆笑コメディ。美青年の家の外で群れる女性たち、結婚前の同棲を提案するヒロイン、そしてエンディングで結婚相手の家に嫁いで行く老父など、笑いの中にも伝統的な家父長制の秩序を転覆させるような設定もあって驚かされる。

『地獄から来た花嫁』(地獄新娘)1965年/117分
監督|辛奇 脚本|張淵福 撮影|洪慶雲・林贊庭
出演|金玫、柯俊雄、柳青、歐威、戴佩珊

エリナー・ヒバートの小説『琥珀色の瞳の家庭教師』(Mistress of Mellyn) (1960)を映画化したもの。殺人事件や幽霊などミスティックな要素が満載のホラー映画だが、当時まだ7歳の子役だった戴佩珊の演技力も見どころの一つ。父親が映画プロデューサーだった彼女は4歳から映画に出演し、今回の上映作では4年後の『チマキ売り』で主役を演じている。

『夫の秘密』(丈夫的秘密)1960年/100分
監督|林摶秋 脚本|陳舟 撮影|陳正芳
出演|張美瑤、張潘陽、吳麗芬

竹田敏彦の小説『涙の責任』(1939)と松竹の同名映画(1940)をベースにした作品。ヒロインを演じた張美瑤はのちに台湾と東宝の合作『香港の白い薔薇』(1965)にも出演した。公開当時はそれほどヒットしなかったが、2002年に香港映画評論学会が「華語映画ベスト200」の一本として選出し、再評価の機運が高まっている。

『五月十三日 悲しき夜』(五月十三傷心夜)1965年/97分
監督|林搏秋 脚本|洪信德(劍龍)・林翼雲(林搏秋) 撮影|林鴻鐘
出演|張清清、陳雲卿、張潘陽

姉妹が同じ男性に恋心を抱くという常套的なストーリーだが完成度が高く大ヒットした作品。5月13日の大稲埕(台北の西部にある古い市街地)における祭りの盛況を映像に記録したことで知られるが、中盤では「反攻大陸」(大陸に反撃せよ)のセリフが出るなど、この時代の記録としても興味深い。

『危険な青春』(危険的青春)1969年/95分
監督|辛奇 脚本|辛金傳(辛奇)・張宏基 撮影|廖慶松
出演:石英、鄭小芬、高幸枝

風俗産業の実態や売春の斡旋など道徳が崩壊した社会の暗黒面を暴いた作品。青少年に対する教訓的メッセージをラストに出してはいるが、同時期の台湾で作られていたいわゆる「健康写実主義」の北京語映画とは正反対の趣になっている。のちに台湾ニューウェイブの侯孝賢監督とコンビを組むことになる編集の名手・廖慶松が本作と『チマキ売り』では撮影を担当している。

『第6の容疑者』(六個嫌疑犯)1965年/108分
監督|林搏秋 脚本|林翼雲(林搏秋) 撮影|陳正芳・簡栄添出演|呉東如、張潘陽、夏琴心、田明

1965年に完成するも出来に不満足だった監督がフィルムを封印、90年にようやく初公開された作品。原作は南條範夫による推理小説『第六の容疑者』で、井上梅次監督による同名の日本映画(1960)がある。主人公が住むマンションのセットや軽快なジャズ音楽などが大都会のモダンな雰囲気を醸し出している。


《お申し込み方法》
・10/2[土] 記念上映と国際シンポジウム
ご招待人数:65名 お申し込み締切:9月27日[月]
①インターネットでお申し込み  https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdTtCCSkRbh5ObfVyJmGTGIXEoLHajvHCMgyxxBQWE1A7RIgQ/viewform?usp=sf_link

上記申込フォームより氏名・氏名フリガナ・メールアドレスをご入力のうえお申し込みください。
※招待者には9/28に【taiwane-mu.biz】からメールで通知します。

・10/15[金]〜10/17[日] 特集上映
ご招待人数:各上映75名 お申し込み締切:10月5日[火]
①インターネットでお申し込み  https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfzqSOOF2NsHlroQJrCot-8ZEDTTcb11Pw68k4nMYM_1HuBwg/viewform?usp=sf_link

上記申込フォームより氏名・氏名フリガナ・メールアドレス・鑑賞希望作品をご入力のうえお申し込みください。
※鑑賞希望作品は1回の申し込みにつき1作品です。複数作品希望の方はその都度お申し込みください。
※招待者には10/6〜8に【taiwane-mu.biz】からメールで通知します。

 ②ハガキでお申し込み
住所・氏名・氏名フリガナ・電話番号・鑑賞希望作品をご記入のうえ下記住所までお送りください。
※鑑賞希望作品は1通のハガキ申し込みにつき1作品です。
※招待者には10/6〜8に招待ハガキを郵送します。
〒107-0052 港区赤坂4-2-3-411 エミュー「台湾上映」係まで

お問合せ
有限会社エミュー(運営協力)
e-mail: taiwane-mu.biz   Tel:03-6659-6151(平日13:00〜19:00)

チラシは、こちら

第49回映画文献資料研究会【10月9日】

第49回映画文献資料研究会のお知らせ

日本映像学会映画文献資料研究会では、下記のように研究例会を開催いたします。会員の皆様のご参加をお待ちいたします。

「日本インディペンデント映画研究2 映画監督山本晋也再考」

企画概要:第47回の例会では、「日本インディペント映画研究 獅子プロの時代」と題して、映画監督の佐藤久寿監督をゲストに迎え、向井寛の獅子プロの活動について振り返りました。今回は映画『大色魔』(1971)の上映に併せて、映画史研究家の鈴木義昭氏をゲストにお迎えし、山本晋也監督とその作品世界についてのお話を伺います。

〇山本晋也
1939年東京生まれの山本晋也監督は、1963年日本大学藝術学部演劇学科を卒業後、日本教育テレビ(テレビ朝日)に入社。岩波映画製作所では羽仁進に師事し、市川崑の『東京オリンピック』(1965)制作時には、撮影助手として参加。ピンク映画の初期に、『狂い咲き』(1965)で監督デビュー。日本映画データベース(http://www.jmdb.ne.jp)によると、監督作は188本に上る。新東宝退社後の小森白が設立した東京興映では、渡辺護と中心的な監督として活躍した。『貸間あり 未亡人下宿』(1967)をヒットさせ、人気シリーズに仕立てたのを始め、<女湯もの>や<痴漢もの>といった戯作志向の強い作風で注目された。今回上映される『大色魔』は、日活ロマンポルノ裁判時に、東京地方裁判所で参考試写上映されたことでも知られる。ジョン・ランディスの『ケンタッキー・フライド・ムービ-』(1977)に触発された、赤塚不二夫原案・脚本の『下落合焼とりムービー』(1979)では、一般映画に進出。1980年代以降は、テレビ朝日の深夜番組『トゥナイト』のリポーターとして活躍した。

日時:2021年10月9日(土)15時~17時
会場:国立映画アーカイブ試写室
スケジュール 15時:参考上映『大色魔』(1971年)
16時:鼎談
〇鈴木義昭:映画史研究家
1957年東京生まれ。著書に、『日活ロマンポルノ異聞』(2008年)、『若松孝二 性と暴力の革命』(2010)、『「世界のクロサワ」をプロデュースした男 本木荘二郎』(2016)、『ピンク映画水滸伝 その誕生と興亡』(2020年)など、多数。
〇田島良一:元日本大学藝術学部映画学科教授。
〇西村安弘:東京工芸大学芸術学部映像学科教授(進行)

参加費:入場無料
※会場の関係で、今回は先着10名までがご参加できます。参加希望の学会員は、連絡先のメール・アドレスに9月20日(月)までにお申し込み下さい。
連絡先:西村安弘 nishimurimg.t-kougei.ac.jp

主催:日本映像学会映画文献資料研究会(代表:西村安弘)