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西部支部2015年度上映会「日常と非日常のまなざし—かわなかのぶひろ福岡上映会」【9月25日】

日本映像学会西部支部では下記の上映会を開催いたします。

タイトル:日常と非日常のまなざし—かわなかのぶひろ福岡上映会

日時:2015年9月25日(金)
18:30開場
19:00開演 (約1時間45分)

会場:屋根裏 貘
〒810-0001
福岡市中央区天神 3-4-14 2F
tel:  092 781 7597
fax: 092 771 2653
www.artspacebaku.net
artspacebaku@jcom.home.ne.jp

観覧料:1,500円(1ドリンク付/予約のみ)
    映像学会会員はドリンクオーダー500円のみ。

定員:30名

問い合わせ・予約:
屋根裏 貘 (092 781 7597)

内容:
◉作品上映(2本)(1時間15分)
◉アーティストトーク(25分)
講師:かわなかのぶひろ
司会:黒岩俊哉

主催:河合文化教育研究所身体表現研究会・日本映像学会西部支部
協力:舞踏青龍會・屋根裏貘・九州産業大学黒岩研究室

以上

日本映像学会西部支部
代表 伊原久裕
〒815-8540福岡市南区塩原4-9-1
九州大学芸術工学府内

ショートフィルム研究会共催「アニメ・レクチャー ネット世代の自主アニメ制作」【9月19日】

日本映像学会ショートフィルム研究会共催「アニメ・レクチャー ネット世代の自主アニメ制作」開催のお知らせ
(ショートフィルム研究会第10回活動)

催事名:アニメ・レクチャー ネット世代の自主アニメ制作
期日:2015年9月19日(土) 15時~16時半(予定)
定員:17名
参加費:無料、要1ドリンク(500円)注文
内容:上映、講演
会場:シアターカフェ
主催:シアターカフェ
共催:日本映像学会ショートフィルム研究会
主旨 商業アニメ業界志望者向け交流サークル「COROMO」の設立や、自主制作アニメサークル「グラフィックパーク」の設立・運営など、アニメに関した活動を行う、秋吉亮氏をお招きし、お話を伺うことで、現在の短編アニメーション制作環境の具体的な実情を知り、視聴者の理解や制作者の制作発表方法の手がかりとなることを期待する。

■秋吉亮氏プロフィール
大阪在住の会社員。自主制作アニメサークルグラフィックパーク代表。高校時代にアニメーター志望の高校生たちとの交流がきっかけで、アニメーターの労働問題を研究開始。大学時代にCOROMOを設立し、アニメ業界志望者向けの企画を実施。
■グラフィックパークプロフィール
自主制作アニメサークル。アニメ制作者主導の作品制作とアニメ制作者の人材育成を目的に活動。2015年1月に第1弾作品「Cirque le coeur」を公開。ニコニコ動画にてボカロ部門デイリーランキング1位・累計12万再生を記録。

会場:シアターカフェ(Theater cafe)
〒460-0011
愛知県名古屋市中区大須2丁目32-24 マエノビル2階
Tel, 052-228-7145
E-mail, main@theatercafe.jp
WEB, http://www.theatercafe.jp
営業時間 13:00-21:00(火休)
最寄駅 地下鉄・鶴舞線「大須観音駅」2番出口より徒歩4分
    地下鉄・鶴舞線/名城線「上前津」8番出口より徒歩5分

以上

日本映像学会ショートフィルム研究会
代表 林緑子
〒460-0011
愛知県名古屋市中区大須2丁目32-24
マエノビル2階


報告:会報第173号(2016年1月1日)6頁

研究会登録申請について(2015年度秋期は9月30日締切)

日本映像学会会員各位

 研究会登録申請について(2015年度秋期は9月30日締切)

 1: 研究会登録申請について

  研究企画委員会は本学会に所属する研究会活動のさらなる活性化を促し、以下のガイドラインに基づいて新規の研究会の発足を奨励しています。

<ガイドライン>

  1. 映像学会の研究会活動であるということをよく認識したうえで、研究テーマにある程度普遍性、広がりがあること。
  2. 研究会の運営が特定の個人に偏りすぎず、多くの会員の参加と交流が見込まれること。
  3. 研究会の継続性が担保されるよう運営委員のバランスを考慮したものであること。
  4. 事前に研究会活動に準じたような実績がない場合には、研究テーマが想定する専門性や業績を持った会員が運営構成員に含まれていること。

 *研究会の登録申請は代表者の所属する支部、または所属する研究員が多数を占める支部に登録申請をおこなってください。なお、研究会内にさらに支部会などを組織する場合は、必要に応じて各研究会内部で調整をおこなってください。

 *申請書にある代表及び運営構成員とは別に、過去の研究活動への参加者も併せて、参加を予定している会員リストも添付してください。なお、運営構成員に会費納付の遅滞がないことを確認してください。

 *申請された研究会の当該テーマにおける研究活動(勉強会や準備会など)を1年以上、複数回実施されていることを別紙資料として提出してください。

 *研究会に配分される活動費は登録する支部予算の中から支給されます(配分額については各支部の裁量)。

 *研究会の申請時期は春期(4月末)、秋期(9月末)の年2回とします。

 *過去2年間以上にわたり実質的な研究会活動が見られない研究会は、研究活動に対する休止の正当な理由、存続の必然性の有無、研究会を構成する会員の意欲および、今後の研究活動の継続への意思などが問われます。

 研究活動の休止の理由などについて充分な説得力が得られない場合には、研究企画委員会・理事会の審議を経て本学会が公認する研究会としての承認が得られない場合があります。

 なお、その対象となった研究会は、2年間同一の会員が主宰する同名の研究会として申請することができなくなります(以上、2015年5月31日の理事会の承認事項)。

 

◎「研究会登録申請書」について

 新規に発足を希望する研究会、および申請内容に変更のある既存の研究会主宰者は、学会ホームページに掲載の記入票(研究会登録申請書.xls)に、別紙資料とともに郵送、あるいは電子メール(送信先アドレス:jasias@nihon-u.ac.jp )にて、映像学会事務局・支部宛(登録を希望する支部)に登録申請を行なってください。

*2013年度より施行されている新制度にて、申請内容が理事会承認された研究会は、その内容に変更のある場合には、速やかに再申請を行ってください。なお、理事会承認後の研究会活動が継続している場合には、再申請の必要はありません。

*「研究会登録申請書」の記入内容については上記の記入票(研究会登録申請書.xls / URL https://jasias.jp/wp-content/uploads/2015/09/NEW_StudyGroupApplicationForm2015.xls )をご確認ください。

 

2: 2015 年度研究会活動の報告

 各研究会は2015 年度中に行なった研究会活動の結果の報告書の提出が必要です。*学会報に報告書を掲載される場合は、文字数など学会報の規定のフォーマットに従って報告書を作成してください。*大会で研究発表される場合は、大会運営委員会の指示にもとづいて行なってください。

以上

日本映像学会研究企画委員会
〒176-8525
東京都練馬区旭丘2-42-1
日本大学芸術学部内

研究会登録申請書.xls
研究会登録申請書.xls

アナログメディア研究会協力「現代美術展 小田原ビエンナーレ 2015」16ミリフィルム映画上映【9月5・6日】

アナログメディア研究会協力事業
現代美術展 小田原ビエンナーレ 2015
映画上映のお知らせ

上映場所の地図などは以下の FACE BOOK PAGE をご参照下さい。
https://ja-jp.facebook.com/analogmedia/posts/10206536416585679

浅野優子 アニメーション 上映
太田曜 実験映画 (美術と映画)上映
■ 2015 年 9 月 5 日土曜日 6 日日曜日 PM1 : 00 ~ 3 : 00 、 PM3 : 30 ~ 5 : 30   ( 1日2回上映 )  
■ 場所:岩瀬邸 〜巨欅の居〜 [ おおけやきのいえ ]
小田原市鴨宮 692 JR 東海道線鴨宮駅北口下車5分 TEL:0465-49-6077 (岩瀬邸)
巡礼街道ダイソーの裏手です。ダイソーより脇の道を南側に 30 メートル程。
■■入場無料■■

■■■プログラム■■■
全て 16 ミリフィルム映画作品  16 ミリフィルムで上映します

● 浅野優子 アート・アニメーション 全6作品 32分
◇ 螺旋迷宮  1982 年 3分
◇ 紙の家  1986 年 2分 
◇ 水辺の植物  1986 年 3分
◇ 五つの指の庭  1988 年 5分
◇ 爬虫類  1987 年5分 ◇ 蟻の生活  1994 年 14分

● 太田曜 実験映画 美術と映画 全6作品39分
◇ 根府川  2012 年 6分
◇  INCLINED HORIZON 2007 年 8分
◇  FANTOME 2011 年 8 分
◇  REFLEX/REFLECTION   2009 年 8分
◇  ULTRAMARINE   2014 年5分
◇ フランス・バニング・コック隊長の市警団  2015 年 4分
                  
現代美術展 小田原ビエンナーレ 2015 「感性の磁場」 8/26 ~ 9/14
http://tetumuro.wix.com/odawara#!biennare/c10fk
主催 小田原ビエンナーレ実行委員会  
後援 小田原市  NPO 法人小田原まちづくり応援団 合同会社まち元気小田原
  ( 株 ) ジェイコム小田原 株式会社ポスト広告  tvk( テレビ神奈川 )      
        
協力 日本映像学会アナログメディア研究会 Workroom I  ハーツデザイン

協力&会場 小田原宿なりわい交流館 小田原邸園交流館清閑亭 アオキ画廊 飛鳥画廊 ツノダ画廊 ギャラリー新九郎 巨欅の居ホール&ギャラリー回廊「瞬」  POEM ギャラリー   
協賛 小田原銀座商店会
助成 公益財団法人朝日新聞文化財団
平成 27 年度小田原市市民活動応援補助金交付事業

◆ 浅野優子 プロフィール
もともと好き勝手に作りはじめた人形とアニメーションを今もやっている。粘土、和紙、木、布、羊毛 … いろんな素材で人形を作り、動かす。絵を描く。勝手、と言ったけれど、やっぱり違うかも知れない。名も知らない何十億もの人々の手仕事や物語が私に方向を指し示している。
今回は 16mm の一寸昔の映像作品を上映します。
◆ 8 月 26 日~ 9 月 7 日、新作人形などの展示もあります。
 場所:小田原邸園交流館清閑亭
  ( 小田原駅から徒歩 15 分・ 11 ~ 16 時開館・火曜休館・入館無料 )
◆ 作品解説
■螺旋迷宮 紙に手描きのアニメーション。同じ形の絵が画面を埋め尽くす、エッシャーの版画を取り入れたところあり。音楽:田中信幸
■紙の家 トレーシングペーパーに筆ペンと色鉛筆で描き、紙を重ねて撮影して、夢の中のようなフワフワした感じを出そうとした。音楽:有頂天
■水辺の植物 ドローイングから立体のアニメーションへと変わっていく過渡期に作られた作品のひとつ。今見ると、 80 年代の美術の傾向が感じられるように思う。合成はしないで、全部その場で動かし、撮影している。
■五つの指の庭 多角柱や多角錐の側面のひとつひとつに絵を描いて回転させながらコマ撮りした。これもドローイングと立体の中間と言える。関節の動く鳥の人形が登場し、少しばかりパペットアニメーションに近づいてきている。音楽:三木黄太
■爬虫類 実写+ちょこっと立体アニメーション。これもエッシャーの版画「爬虫類」からイメージを引用している。と言っても爬虫類は殆ど出てこないのだが。
■蟻の生活 パペットアニメーション。タイトルは、メーテルリンクの昆虫記と同じで、影響はあるが、原作というわけではない。私のアニメーションで初めての物語性を持つ作品と言える。蟻の社会には全体でひとつの意思があるように見える。音楽:三木黄太

◆ 太田 曜 プロフィール
実験映画制作/研究。 1953 年東京生まれ。パリ第8大学映画科でギィ・フィマン、クローディーヌ・エジックマンから実験映画を、フランクフルトのシュテーデル美術大学でペーター・クーベルカから実験映画と料理を学ぶ。 フランスと日本との実験映画を通しての交流活動も行なう。
◆ 作品解説
■根府川  根府川の旧片浦中学校でアートイベントが行われた。これに参加して作品上映しなかったら、根府川駅で降りる事は決してなかっただろう。会場の元中学からは海が見えた。飯室哲也氏のインスタレーションは窓から海が見える理科の教室に設置されていた。
■ INCLINED HORIZON 山梨県の白州で行われたアートイベントに美術家の原口典之氏が斜面という作品を制作した。技面が斜めに傾いている。この作品を映像的に解釈しようと作られた映画。
■ FANTOME 原口典之氏は横浜の展覧会のファントムを白州へ設置した。山に囲まれた休耕地に置かれた銀色の機体はのどかな田園風景を一変させた。
■ REFLEX/REFLECTION  彫刻家山本衛士氏の作品を反射/内省という観点から映像化を試みた。町中や田舎にあって周囲の風景を映し出す彫刻作品、それを映し出すスクリーンもまた反射する光で出来ている。
■ ULTRAMARINE  “画家”藤村克裕氏の“絵画”は均一に塗り込められた色面と、遠近法的な引っ掻き傷で出来ていた。海を越えてやって来た青はやがて空の色と一体化して闇に溶け込んで行く。
■ フランス・バニング・コック隊長の市警団 はじめて、面識のない美術家の作品で映画を作った。実際に写されているのは“夜警”そのもですらないのだが、もちろんレンブラントとその作品への尊敬がこの映画を作らせた。

以上。

日本映像学会アナログメディア研究会
代表 西村智弘
運営構成員 末岡一郎・太田 曜・川口 肇
〒166-0011 東京都杉並区梅里1-3-3
阿佐ヶ谷美術専門学校(末岡一郎)


報告:会報第172号(2015年10月1日)54頁

関西支部第37回夏期映画ゼミナール2015年【9月4・5・6日】

日本映像学会関西支部第37回夏期映画ゼミナール2015年
依田義賢 人とシナリオ

2015 年(平成27 年)9月4日(金)、5日(土)、6日(日)
主催:日本映像学会関西支部・京都府京都文化博物館
*日本映像学会研究活動助成費対象研究*

プログラム

9月4日(金)
 午後1:30 ~  開会の辞
 午後1:40 ~ 午後2:51
    『浪華悲歌』(溝口健二) 1936年 71分 第一映画
 午後3:10 ~ 午後4:19
    『祇園の姉妹』(溝口健二) 1936年 69分 第一映画
 午後5:00 ~ 午後7:17
    『西鶴一代女』(溝口健二) 1952年 137分 新東宝

9月5日(土)
 午後1:30 ~ 午後3:06
    『雨月物語』(溝口健二) 1953年 96分 大映(京都)
 午後3:30 ~ 午後5:34
    『山椒大夫』(溝口健二) 1954年 124分 大映(京都)
 午後6:00 ~ 午後7:42
    『近松物語』(溝口健二) 1954年 102分 大映(京都)

9月6日(日)
 午前10:30 ~午後0:04
    『悪名』(田中徳三) 1961年 94分 大映(京都)
 午後1:30 ~ 午後3:18
    『千利休 本覺坊遺文』(熊井啓) 1989年 108分 西友
 午後3:40 ~ 午後6:00 シンポジウム
  パネリスト:依田義右(哲学者、大阪芸術大学名誉教授)
        大津一瑯(脚本家、大阪芸術大学映像学科客員教授)
        西岡琢也(脚本家、大阪芸術大学映像学科教授)
        原 一男(映画監督、大阪芸術大学教授)
  司会進行:遠藤賢治(日本映像学会会員、大阪芸術大学教授)
 午後6:00 ~午後6:10 閉会の辞

会場:京都市中京区三条高倉町 京都文化博物館 
   TEL 075(222)0888  FAX 075(222)0889
   http://www.bunpaku.or.jp
 [ 交通機関 ]
 ○地下鉄「烏丸御池駅」下車、5 番出口から三条通を東へ徒歩約3 分
 ○阪急「烏丸駅」下車、16 番出口から高倉通を北へ徒歩約7 分 
 ○京阪「三条駅」下車、6 番出口から三条通を西へ徒歩約15 分 
 ○JR・近鉄「京都駅」から地下鉄へ 
 ○市バス「堺町御池」下車、徒歩約2 分

参加費:一般、学生ともに1 日 500 円(※当日券でその日限り出入り自由)
    学会会員は、1階にて入館券(500 円)をお買い求めの上、3 階フィルムシアター 受付へお越しください。

問合せ先:〒585 - 8555 大阪府南河内郡河南町東山469 
     大阪芸術大学映像学科内
     日本映像学会関西支部事務局(遠藤)宛
     TEL 0721(93)3781 内線3327 FAX 0721(93)6396
       Mail : eizou@osaka-geidai.ac.jp


報告:会報第172号(2015年10月1日)55頁

第37回映画文献資料研究会【7月25日】

第37回映画文献資料研究会のお知らせ

日本映像学会映画文献資料研究会では下記の如く研究例会を開催いたします。会員の皆様のご参加をお待ちしています。

日 時:2015年7月25日(土) 15時~17時
場 所:日本大学芸術学部江古田校舎東棟4階S404教室
      西武池袋線江古田駅下車、徒歩5分。(東京都練馬区旭丘2-42-1)
      アクセスマップ http://www.art.nihon-u.ac.jp/information/access.html

発表者:韓承甫(ハン・スンボ)会員(日本大学大学院博士後期課程)
テーマ:「『ひき逃げ』と『女の中にいる他人』にみる成瀬巳喜男の特徴―物語から隔離する成瀬演出」
 成瀬の作品は、『浮雲』(1955)で代表されるメロドラマ、『めし』(195をはじめとする夫婦物、『鶴八鶴次郎』(1938)のような芸道物など多様なジャンルに見なされることが可能であるにも関わらず、かけ離れて「異色作」として扱われている作品が二つある。その作品とは『女の中にいる他人』(1966)と『ひき逃げ』(1966)であるが、異色と言われるのは今までの成瀬映画と全く違うジャンルであるためである。しかし、「成瀬映画」を分析するときに、「日常生活の描写に卓越した監督」、「小市民の映画」、「抒情的な映画」、「主に女性が出て来る映画」など、「成瀬調」から離れることによって、成瀬巳喜男の演出が浮かび上がる。本研究発表は『女の中にいる他人』と『ひき逃げ』、二つの「異色作」に現れている成瀬演出の特徴と、他の「異色ではないふつうの」成瀬映画と通じ合う普遍的な成瀬演出の特徴を見出すことを目的とする。

問合せ先:日本映像学会映画文献資料研究会代表 田島良一
       〒176-8525東京都練馬区旭丘2-42-1
       日本大学芸術学部映画学科内
       TEL 03−5995−8220・8944


報告:会報第172号(2015年10月1日)53頁

会報第171号を発行しました。

会報第171号(2015年7月1日)を発行しました。
以下のPDFよりお読みください。

JASIAS_NewsLetter171
会報第171号

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ウィンドウ右下端のサイズ調節をマウスで動かして調節してみてください。
ウィンドウの幅のサイズが会報の幅のサイズより大きいときなどに、
PDF表示画面が出ずに真っ白や真っ黒の画面になることがあります。
また、文字が一部しか表示されないときは、URL表示のそばにあるリロードボタンを
クリックしてみてください。

日本映像学会第41回大会(京都造形芸術大学)のご案内【5月30・31日】

日本映像第41回大会が、いよいよ5月30日(土)、31日(日)に迫ってまいりました。
55件の研究・作品発表と、「映画批評・理論の現在を問う〜映画・映像のポストメディウム状況について」というテーマでのシンポジウム、夜の懇親会と、刺激的な2日間になればと思っております。
新緑が眩しく輝く京都でのひとときに皆様どうかお越しください。

日本映像学会第41回大会実行委員長 
伊藤高志(京都造形芸術大学/映画学科)

以下、日本映像学会第41回大会第3通信(プログラム)

pdfPDFファイル

日本映像学会第41回大会第3通信1/3画像

 

日本映像学会第41回大会第3通信2/3画像

 

日本映像学会第41回大会第3通信3/3画像

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東部支部講演会「アニメマニアとシネフィルの間に立って」【5月22日】

日本映像学会会員 各位

 青葉若葉の美しい季節となりました。皆様、いかがお過ごしでしょうか。
さて、京都での全国大会も近づいてまいりましたが、東部支部では下記の日程で講演会を企画いたしました。講演者はアニメーション監督の片渕須直会員です。アニメーションを中心に、日本における商業映画の今を考える企画です。登録制の講演ではありませんが、入構をスムーズにするため、参加希望の場合は下記のメールアドレスへお知らせくだされば助かります。
 しばらく疎かになっておりました支部講演会ですが、今後は様々に展開していきたいと思いますので、みなさまどうぞご協力ください。

東部支部代表 奥野邦利

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テーマ:「アニメマニアとシネフィルの間に立って」
講演者:アニメーション監督 片渕須直会員

日時:平成27年5月22日(金)18時30分〜20時00分(質疑応答を含む)
場所:日本大学芸術学部 江古田校舎東棟地下EB-1教室

概要:
 日本の商業的な、あるいは物語的なアニメーションは、1950年代末から60年代にかけてまず子どもを主対象としたものとして本格化し、次いで1970年代後半以降になって対象年齢を10代後半以降の若い世代に向けたものに主流を移し「アニメ」と呼ばれるようになって現在に至っている。後者が国産アニメーションの興隆をもたらしたともいえるのだが、それは対象としている年齢層に特有な興味を主軸に据えていることから一般的な映画観客とのあいだに乖離が発生しているのもまた事実である。しかしながら、この40年ほどの間にアニメーションの制作者側も、観客の側も年齢を重ねていて、より高い年齢層を含めた興味に対応する作品も数多く作られるようになってきている。問題はそうした第三の潮流ともいうべきアニメーション作品群が、主流を占めるいわゆる「アニメ」のイメージの影に隠れて、その存在自体の認知が進んでいないことである。このため、こうした新傾向の作品群は多くの場合において観客数を獲得できないでいる。こうした状況について、制作現場の側から報告と問題提起を行う。

発表者略歴:片渕須直
1960年生まれ。日大芸術学部映画学科在学中から宮崎駿監督作品『名探偵ホームズ』に脚本家として参加。『魔女の宅急便』(89)では演出補を務めた。TVシリーズ『名犬ラッシー』(1996)で監督デビュー。その後、長編『アリーテ姫』(01)を監督。TVシリーズ『BLACK LAGOON』(06)の監督・シリーズ構成・脚本。2009年には昭和30年代の山口県防府市に暮らす少女・新子の物語を描いた『マイマイ新子と千年の魔法』を監督。口コミで評判が広がり、異例のロングラン上映とアンコール上映を達成、全国にも飛び火した。

研究会終了後、同会場にて東部支部報告を予定しています。

問い合わせ先
日本大学芸術学部映画学科 A研究室(奥野)
e-mail:okuno.kunitoshi@nihon-u.ac.jp
tel:03-5995-8221
=================================
日本映像学会東部支部
代表 奥野邦利
〒176-8525
東京都練馬区旭丘2-42-1
日本大学芸術学部内


報告:会報第172号(2015年10月1日)52-53頁

関西支部第75回研究会【5月9日】

日本映像学会関西支部第75回研究会のお知らせ

下記の通り日本映像学会関西支部第75回研究会を開催いたします。

日時:平成27年5月9日(土)午後2時より
会場:近畿大学東大阪キャンパス EキャンパスA館(文芸学部棟)A-205教室

研究発表1:幻想・現実主義・飛翔場面―高畑勲作品読解試論
発表者:近畿大学総合社会学部 好並晶氏
要旨:嘗て『パンダ・コパンダ』や『アルプスの少女ハイジ』を監督、子供へのファンタジーを提供した動画作家・高畑勲は「いまやわたしははっきりとファンタジーぎらい」と言って憚らない。『火垂るの墓』や、『おもいでぽろぽろ』などの作品創出によって高畑はリアリズム作家と目されるものの、2013年、それに反するように日本最古の「ファンタジー」と言うべき『竹取物語』を材に取る『かぐや姫の物語』を世に問うている。本報告では、『かぐや姫の物語』に垣間見られる映像演出に主眼を置き、高畑作品が作品中で追求したであろう「ファンタジーとリアリズムの拮抗或いは融合」の様相について考察してみたい。

研究発表2:インド映画における女性映画人の役割
発表者:神戸学院大学人文学部 赤井敏夫会員
要旨:インドの大衆映画はヒロイズムの映像表現を中核とした強固なフォーマットを維持しているが、実際の映画製作の段階でも多くの部門において男性優位主義が保たれ、女性は副次的な位置に留められることが多い。そうした環境の中で現役の女性映画人はどのようにこの環境を認識しているのか、また自らの女性性を表現するためにどのような戦略を採っているのか。本発表は2014年4月に科研費基盤(C)の交付を受けた三カ年計画の研究「インド映画における女性性の表象〜映像学・映画製作論的研究〜」(課題番号26370191)を受けて、現役の女性映画人2名を招聘して2015年3月21日に開催したシンポジウムIndian Cinema as Actresses See It; From the Mother India to an Urban Love Romance Heroin, Feminist Representation in Indian Filmsから得た最新の知見を用いて、この問に答えようとするものである。

近畿大学東大阪キャンパス 
〒577-8502 大阪府東大阪市小若江3-4-1
アクセス:(1)近鉄奈良線「八戸ノ里駅」から徒歩20分、バスの場合②乗り場のバス(どれでも)に乗り「東上小阪」停留所でお降り下さい、またはタクシーをご利用下さい。
(2)近鉄大阪線「長瀬駅」から徒歩20分。「長瀬駅」からこられる場合、大学西門から入って学内をまっすぐ突っ切り、東正門をいったん出て横断歩道を渡った正面がEキャンパスです。

アクセスおよびキャンパスマップ
http://www.kindai.ac.jp/about-kindai/campus-guide/access.html
http://www.kindai.ac.jp/about-kindai/campus-guide/higashi-osaka.html
※キャンパスマップで「八戸ノ里」駅方面からの通り進行方向の左手側がEキャンパスです。

日本映像学会関西支部事務局
〒585-8555大阪府南河内郡河南町東山469
大阪芸術大学映像学科内
Tel: 0721-93-3781(内線3327)


報告:会報第171号(2015年7月1日)4頁-5頁