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会報第160号PDF公開版を掲載しました。

会報第160号(2012年10月1日)PDF公開版を掲載しました。
以下のPDFよりお読みください。[ペーパーによる完全版は会員配布]

JASIAS_NewsLetter160
会報第160号PDF公開版

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インターリンク:学生映像作品展[ISMIE] 2012 【京都上映会/10月19・20・21日】

<ご案内>
「映像表現研究会」の主催する<ISMIE2012(インターリンク=学生映像作品展2012>の「京都上映会」が10月19日から21日まで開催される「京都メディアアート週間2012」のプログラムとして上映されます。
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<京都メディアアート週間2012>  *詳細は、以下のURLへ。
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日時:10月19日(金)20日(土)21日(日)
会場:京都四条烏丸・cocon烏丸ビル3F「kara-S(カラス)」
主催:KINO-VISION +hGoethe-Institut Villa Kamogawa
協力:AG Kurzfilm、京都精華大学芸術学部映像コース、日本映像学会映像表現研究会

http://www.kyoto-seika.ac.jp/kino/2012/index.html

<上映作品プログラム>
 今回は、ヨーロッパでも歴史があり評価の高い国際短編映画祭「クレルモン・フェラン国際短編映画祭」に2011年と2012年に出品されたドイツ作品を中心とする選抜作品集です。フィクション・ドキュメンタリー・アニメーション・実験映像と多様なジャンルの短編作品を御覧いただけます(英語字幕付き)。

 また例年の<インターリンク=学生映像作品展(ISMIE2012)>(主催:日本映像学会映像表現研究会)の学生映像作品も上映します。日本国内の映像制作を行う大学(大学院を含む)・短大・専門学校の約20校から教員によって推薦された優秀作品集です。

以上
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日本映像学会映像表現研究会
代 表:伊奈新祐
連絡先:日本大学芸術学部映画学科(奥野)
〒176-8525東京都練馬区旭丘2-42-1
okuno.kunitoshi@nihon-u.ac.jp

中部支部2012年度第1回研究会【9月15日】

中部支部2012年度第1回研究会
日時:9/15(土)15時~18時
場所:中部大学名古屋キャンパス・ホール(愛知県名古屋市中区)

○プログラム前半:基調講演+ディスカッション
・講演者:瀧健太郎氏(NPO法人ビデオアートセンター東京代表、早稲田大学川口芸術学校専任講師、アーティスト)
・講演概要:現在の日本のメディア・アート状況を見渡すと、産業化しやすいエンターテイメント(ガジェット)としての「メディア・アート」か、欧米のアートマーケットを意識した「アート系映像作品」に、大別されてしまうのではないだろうか。しかし、ビデオメディアの登場した60-70年代の数々の試みには、本来そのようなフレームに閉じない豊穣さがあったことが窺える。つまり、かつてのビデオアートと呼ばれたものには、産業化やアートを意識しないからこそ、表現としてのある種の純粋性や、「見る」という哲学的考察が常に意識されていたのではないか。
 「キカイデミルコト」の制作を通して瀧氏が改めて実感された60-70年代のメディア状況から、今後の映像やメディアを用いた表現の可能性とその意義についてお話しいただき、議論を交わす。

○プログラム後半:研究発表
・発表者:小川真理子会員(椙山女学園大学助手)
・発表要旨:発表者は、2012年8月、フランスで行われた舞踏家、若松萌野氏のワークショップの模様を撮影、現在、彼女の表現活動についてのドキュメンタリー映像を制作中である。今回の発表では、映像の一部を紹介しながら作品の意図を報告する。
 若松氏はニューヨークで活動後、拠点をヨーロッパに移し、近年は夏にノルマンディー地方にある自宅を開放して2週間の集中ワークショップを行っている。「私のダンスの基本は、とてもシンプルだ。それぞれの状況において、自分を取り囲むもの/自己の外にあるもの(the environment)に対して、誠実であろうとすることだ。そのためには、身体をとおして、その取り囲んでいるものそれ自体に語らせることである。それは、存在となり、身体性となり、運動となるだろう。」このように語る若松氏独自の「空間」と「時間」の理論が、ワークショップの参加者に対して、具体的にアプローチされる。そして、フランスだけでなく、イタリア、ギリシア、ポルトガルなど多様なヨーロッパの参加者たちによる、彼らの身体における試みも興味深いだろう。
 「奇異な」と判断されがちな舞踏表現であるが、発表者は、とくに、若松氏のワークショップでの実践を映像化することで、そのような判断が想定していないような理論的奥行きを表すことを目標としたい。

○研究会スケジュール
15:00~15:10 当番校挨拶
15:10~16:10 基調講演
16:10~16:40  ディスカッション
16:40~17:00 休憩
17:00~17:30 研究発表
17:30~17:45  ディスカッション
17:45~18:00 支部総会

会場情報や開始時間、登壇者に関する最新情報につきましては、中部支部のホームページ(http://jasias-chubu.org/)でご確認ください。


報告:会報第161号(2013年1月1日)6頁

関西支部第34回夏期映画ゼミナール2012年【8月3・4・5日】

関西支部第34回夏期映画ゼミナール2012年「映画が描く共同体 ―連帯と束縛―」を下記のとおり開催いたします。参加申し込み締め切りは7月27日(金)です。
皆様奮ってご参加下さいますようお願い申し上げます。

日本映像学会関西支部
〒585-8555
大阪府南河内郡河南町東山469
大阪芸術大学映像学科内
TEL 0721(93)3781 内線:3327
FAX 0721(93)6396
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日本映像学会関西支部第34回夏期映画ゼミナール2012年
映画が描く共同体 ―連帯と束縛―

主催:日本映像学会関西支部・京都府・京都府京都文化博物館
共催:(財)京都ゼミナールハウス

プログラム

8月3日(金)
昼食(午後0:00~午後1:30)
 午後1:40~        開会の辞
 午後1:45~午後3:12  『小島の春』(豊田四郎) 1940年  88分 東京発声
 午後3:30~午後5:38  『真空地帯』(山本薩夫)  1952年  128分 新星映画
夕食(午後5:30~午後7:00)
 午後7:00~午後9:30  『ある映画監督の生涯 溝口健二の記録』(新藤兼人) 1975年  150分 近代映画協会

8月4日(土)
朝食(午前8:00~午前9:00)
 午前9:00~午前10:24  『蜂の巣の子供たち』(清水宏) 1948年  84分 蜂の巣映画部
 午前10:40~午後0:15  『二等兵物語』(福田晴一) 1955年  95分 松竹(京都)
昼食(午後0:00~午後1:30) 
 午後1:30~午後3:32  『武士道残酷物語』(今井正) 1963年  122分 東映(京都)
 午後3:50~午後5:29  『幕末残酷物語』(加藤泰) 1954年   99分 東映(京都)
夕食(午後5:30~午後7:00)
 午後7:00~午後9:30  シンポジウム 
 パネリスト: 芦屋小雁(喜劇俳優・神戸映画資料館名誉館長)、田中晋平(大阪芸術大学大学院嘱託助手)、司会進行:石塚洋史(近畿大学非常勤講師)

8月5日(日)
朝食 (午前8:00~午前9:00)
 午前9:00~午前10:48  『どたんば』(内田吐夢) 1957年 108分 東映(東京)
 午前11:20~午後0:31  『長屋紳士録』(小津安二郎) 1947年 71分 松竹(大船)
閉会の辞
昼食(午後0:00~午後1:30)

会場:京都市右京区京北下中町鳥谷2番地 京都府立ゼミナールハウス TEL075(854)0216  http://kyosemi.or.jp/
  8月3日は無料送迎車があります。JR二条駅 西側ロータリー午前11:00発 ゼミナールハウス午後0:00頃着
  ※昨年までとは出発地が異なります。ご注意下さい。
  JRバス(有料)ご利用の場合は「周山行」にお乗り下さい。そして周山到着後ゼミナールハウスまでお電話下さい。お迎えに参ります。

参加費:二泊食事付 学会会員、一般 15,000円  学生 12,000円

懇親会(8月5日 昼より):「山国笑福亭」(鮎料理) TEL075(853)0016  会費15,000円(学生8,000円)

申込締切:7月27日(金)

参加申込先:〒585-8555 大阪府南河内郡河南町東山469
大阪芸術大学映像学科内 日本映像学会関西支部事務局(遠藤)宛 下記より参加申込書(PDF)をダウンロードされ、ご記入後、お申込みください。
TEL 0721(93)3781 内線:3327  FAX 0721(93)6396

関西支部第34回夏期映画ゼミナール2012年チラシ及び参加申込書(PDF)

なお、すでに配布済みのチラシに掲載された京都府立ゼミナールハウスと山国笑福亭の電話番号に誤りがございました。正しくは上記の通りです。お詫びして訂正いたします。

以上


報告:会報第160号(2012年10月1日)52頁

映像心理学研究会・アニメーション研究会合同研究発表会【8月4日】

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映像心理学研究会・アニメーション研究会
合同研究発表会開催のご案内
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盛夏の候、益々ご清祥のこととお喜び申し上げます。
さて、日本映像学会映像心理学研究会・アニメーション研究会の合同研究発表会を下記の如く開催いたします。
是非ご参加くださいますようご案内申し上げます。

映像心理学研究会・アニメーション研究会代表 横田正夫

■日時======================================
平成24年(2012年)8月4日(土曜日) 

映像心理学研究会:13:00~15:00
アニメーション研究会:15:10~17:10

なお各発表者の発表時間は1時間の枠内でおこなわれます。40分を発表、15分を質疑応答、5分を次の発表の準備と致します。

■会場======================================
日本大学文理学部百周年記念館 会議室1
〒156-8550 東京都世田谷区桜上水3-25-40
交通アクセスマップ http://www.chs.nihon-u.ac.jp/access/
キャンパスマップ http://www.chs.nihon-u.ac.jp/wpchs/swf/map.html

■プログラム(映像心理学研究会)===================
13:00~14:00
表題: 撮影行為の日常化とその意識に関する考察
発表者:野村康冶(日本大学) 纓坂英子(駿河台大学)
要旨:カメラは、高画質化、高性能化という進化的な技術発展を遂げる一方で、操作の簡易化、低価格化といった汎化的な発展も遂げてきた。そして、撮影行為は専門的知識を持たない多くの人にとっても極めて身近な、日常的な行為となっていった。撮影行為の日常化を背景にしたカメラの使用状況や撮影行為に対する意識について、発表者らが行ってきた、ここ10年間の調査結果を報告する。また、そこから撮影行為に関する心理的意味を考察してみたい。

14:00~15:00
表題:映像体験の記述と分類に関する芸術心理学的研究
発表者:鈴木清重(立教大学)
要旨:映像心理学研究会での過年度の報告内容を踏まえ、映像体験の記述と分類に関する考察を紹介する。可能な限り具体例を紹介しつつ問題提起を行いたい。
[映像体験の記述]
 映像の心理学的研究を行うためには、映像の体験を心理学的に記述する必要があるだろう。体験の記述を目的とした研究を行うには、記述の単位を見出す理論的検討が必要と考えられる。例えば、芸術を記述する単位として技術、技能、技法という3種類の記述単位を指摘できる。さらに、記述的研究では、記述の単位と視点の関係を考察する必要がある。映像をはじめ、芸術を記述する視点には、制作者、鑑賞者、研究者の3つを想定できる。本研究では、鑑賞者の知覚する事象を単位として動画像の知覚を考察できるか検討した。従来の心理学研究では、事象知覚の問題は知覚体制化と時間性の問題として議論されることがあった。また、従来の知覚体制化理論の分類には、静止画像の体験を基盤にうごきの体験を考察する点など、構成主義や間接知覚論の特徴もみられた。本研究では、動画像系列の知覚体制化という新しい理論的枠組みで、事象知覚のゲシュタルトを考察した。
[動画像の群化]
 動画像系列に知覚される事象の記述を試みると、事象のゲシュタルト(事象の体制化)という概念を考察できる。動画像系列を観察するとき、動画像間に連続性を知覚できる場合がある。連続する動画像群は、一連の出来事を表現する場合がある。連続性とは事象の特性の一つであり、時間の体験を生む「連続と分凝」の感覚である。動画像系列に感じられる連続と分凝の程度に応じて、動画像間にまとまりが生じる。動画像間の連続と分凝として感覚できるまとまりが、系列内の個々の動画像や静止画像の意味を規定する場合がある。したがって、静止画像に基づき動画像系列の知覚を考察することは難しい。逆に、映像作品内に体験される事象の体制化を検討することにより、映像作品の体験を心理学的に記述できる可能性がある。動画像系列に知覚される事象のゲシュタルトという考えに基づき、知覚体制化理論の再構築を検討した。
[映像体験の分類]
 動画像系列の知覚体制化理論に基づき、種々の映像体験に関する事例研究を行った。また、映像制作の体験を踏まえ、映像体験を分類する研究を試みている。例えば、「アニメーション」と呼ばれ得る作品の典型例、非典型例、境界例のうち、境界例に属すると考えられる事例を集めた実験的オムニバス作品を制作し、制作過程と鑑賞体験の関係を考察した。具体的な作品の制作事例から、「アニメーション」とは何かを考察した。2012年の日本での金環日蝕を撮影した実写動画像などの事例を紹介する予定である。

■プログラム(アニメーション研究会)===================
15:10~16:10
表題:“表現者”と“労働者”のあいだ―東映動画株式会社を例に―
ゲスト発表者:木村智哉(早稲田大学)
要旨:日本で最初に商業アニメーションの製作を持続的に行った企業である東映動画(現・東映アニメーション)株式会社を対象に、その諸々の変化を見ることは、商業ベースでアニメーションを作る意味を考えることにつながる。本報告は、既存の研究成果に加え、独自に行った労働組合への調査成果も用いて、同社の創業から約4半世紀の間の変化を、文化論と産業論の双方の観点から複合的に概観することにより、日本の商業アニメーション史について考察する一つの視点を提示することを試みる。

16:10~17:10
表題: 日韓の長編アニメーションの心理学的比較
発表者:横田正夫(日本大学)
要旨:2011年の同時期に韓国では「Green Days」、日本では「コクリコ坂から」が公開された。いずれも高校生の日常を描いているが、前者では心理的な問題は自身が自ら行ったごまかしの行為であり、後者は自分の知らなかった父親の一面と、もしかしたら兄弟かもしれない先輩に出会ってしまうことによる心の動揺が描かれていた。「Green Days」の高校生は交友関係の中で自身の尊厳を取り戻し、「コクリコ坂から」の高校生は母親や大人の援助を待って、心の問題が解決されたかにみえる。高校生の心の在り方が大きく異なって描かれていた。

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■参加申込
どなたでも参加できますが、資料作成の都合上、7月23日までに下記までお申し込み頂けますと助かります。
なお申込み無しでのご参加の場合、配布資料をご用意できない場合がございますので、予めご了承ください。

■参加申込・問合せ先:
日本大学文理学部心理学研究室
映像心理学研究会・アニメーション研究会代表 横田正夫
E-mail: myokota@chs.nihon-u.ac.jp
Tel: 03-5317-9720 Fax: 03-5317-9427
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報告:会報第160号(2012年10月1日)49頁

第30回映画文献資料研究会【7月28日】

第30回映画文献資料研究会のお知らせ

日本映像学会映画文献資料研究会では下記の如く研究例会を開催いたします。会員の皆様のご参加をお待ちしています。

日 時:2012年7月28日(土) 15時~17時
場 所:日本大学芸術学部江古田校舎東棟2階E204教室
     西武池袋線江古田駅下車 徒歩5分。

発表者:西村安弘会員(東京工芸大学芸術学部映像学科教授)
テーマ:「映画『欲望の法則』における「声」の戦略」
 ペドロ・アルモドーバルが弟のアグスティンと立ち上げた独立プロ「エル・デセオ」の第1作『欲望の法則』は、映画監督を主人公としたメタ映画であり、屡々<バロック的>と称されるこのメロドラマ作家の特徴が遺憾なく発揮されている。今回の発表では、メロドラマにおける電話機の使用、ジャン・コクトーやジャック・ブレルの引用の意味などについて考察する。

問合せ先:日本映像学会映画文献資料研究会
代表 田島良一
TEL 03−5995−8220・8944
〒176-8525
東京都練馬区旭丘2-42-1
日本大学芸術学部映画学科内

以上


報告:会報第161号(2013年1月1日)5頁

会報第159号を発行しました。

会報第159号(2012年7月1日)を発行しました。
以下のPDFよりお読みください。

JASIAS_NewsLetter159
会報第159号

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2012年度第1回映像教育研究会【5月30日】

2012年度第1回映像教育研究会開催のお知らせ

映像教育研究会30MAY2012_PDFチラシ桜の花も終わりましたが、暑くなったり寒さが戻ったりと気象状況も落ち着きませんが、皆さまご健勝の事と存じます。
さて、日本映像学会「映像教育研究会」では、映像に関わる教育や人材育成をテーマに研究会を開催して来ておりますが、第38回全国大会を前にして今期(第19期)最後の研究会を下記により開催いたします。
ご多忙な時期かと存じますが、学会員を始め映像教育に関心のある皆さまのご参加を頂けましたら幸いです。(学会員以外の方のご参加も歓迎致します) 宜しくお願い申し上げます。

テーマ:「アニメーターの育成における新たな視点」
コーディネーター:映像教育研究会代表 為ヶ谷秀一(会員、女子美術大学大学院教授)
スピーカー:
・布山タルト氏(東京芸術大学大学院准教授)
・竹内孝次氏(株式会社テレコム・アニメーションフィルム代表取締役社長)
・福井真実氏(未来創造フォーラム代表/カリキュラムディレクター)

内容:
「“アニメーター育成テストケースの実施”(2011年度文化庁支援事業)からの報告」
トレーニング中心の技術を教える教育から、「感じて、観て、表現する、そして観客の存在を意識する」と言う新しい視点での教育方法を追求する。ワークショップでの実践を通して、産学連携によるアニメーター育成のためのカリキュラム作成に資することを目指したワーキンググループの実践報告を、本研究会のテーマにする。

日時:2012年5月30日(水) 17:00 – 19:00
会場:女子美術大学杉並キャンパス 6号館4階(ADホール)
定員:30名
主催:日本映像学会映像教育研究会
〒166-8538東京都杉並区和田1-49-8 女子美術大学内
地図:http://www.joshibi.ac.jp/siteinfo/access/suginami.html

【参加申し込み】下記まで (氏名、所属、E-mail) 締め切り(5月28日)
女子美術大学大学院 為ヶ谷秀一研究室
E-mail:tamegaya01013@venus.joshibi.jp

以上

日本映像学会映像教育研究会 
代表 為ヶ谷 秀一
〒166-8538
東京都杉並区和田1-49-8
女子美術大学内

関西支部第66回研究会【5月26日】

関西支部第66回研究会(5月26日)のお知らせ

下記の通り日本映像学会関西支部第66回研究会を開催いたします。
会員の皆様には奮ってご参加下さいますようお願い申し上げます。

日時:平成24年5月26日(土) 午後2時より
会場:京都造形芸術大学 映像ホール(人間館B1)

研究発表1:写真からみるハンス・ベルメール―初期人形写真からウニカ・チュルン緊縛写真まで―
発表者:松岡佳世(大阪大学大学院文学研究科博士後期課程)
要旨:シュルレアリスムが席巻するパリにおいて活躍した芸術家、ハンス・ベルメール(1902-1975)は、特に手足や乳房が増殖した奇怪な身体を持つ人形や、独特のエロティシズムを緻密な線によって描いた版画、ドローイングで知られる。
 ベルメール研究に関しては作家が没する前から国内外で進められ、とりわけ制作活動に至るまでの父親との関係、ナチスへの反抗といった視点から取り組まれた精神分析的な研究事例には事欠かない。しかしこうした研究においては、作品に現れる図像の由来を作家の生涯や来歴に探すに留まり、実際の作品制作行為を含む考察が十分にされているとは言い難い。
 よって発表者は、ベルメール作品に現れる図像のみに問題を集中するよりもむしろ、その図像形成に至るまでのプロセスや表現メディアに対するアプローチ、とりわけ写真との接続を試みることで、ベルメールの芸術実践を再考する。本発表では、1934年の初期人形を撮影した写真から最後の恋人であるウニカ・チュルンを緊縛した写真までを扱う。各写真の分析では、まずベルメールにとって写真というメディアの意義がどのように変遷したかを辿る。同時に被写体、写真、撮影者それぞれの間に結ばれた関係を、被写体の造形、写真のフォーマット、ベルメールが接した身体論といった観点から指摘することによって、身体と身体に対するまなざしを軸とするベルメール独自の試みを明らかにしたい。

研究発表2:澤井信一郎監督『ラブ・ストーリーを君に』で描かれる「難病」と「純愛」 ―1988年の日本映画における「純愛もの」についての一考察―
発表者:中村聡史(帝塚山学院大学)
要旨:ディディエ・ドゥコワンの小説『眠れローレンス』(1969年)を映画化した澤井信一郎監督作『ラブ・ストーリーを君に』は、白血病にかかった少女が、青年との純真な愛を育みながらもついに純潔のまま死んでいくという物語の骨子からみても、「難病」を題材としたいわゆる「純愛もの」であるということが言える。この、「純愛」という言葉は、日本の恋愛を扱った小説、映画、テレビ・ドラマなどにおいて、その物語の性格を一言で言い表す言葉としてしばしば用いられてきた。また、「純愛」という言葉で言い表される物語が、ある時期に熱狂的に受容されるような現象を「純愛ブーム」などと表現する場合もある。このように、「純愛」と称される物語は少なくとも日本においては決して無視できない存在としてあり、それへの関心も低くはなく、「純愛」物語がどのような特質、構造をもったものであるのかといった研究や、なぜ、人は純愛に惹かれるのかを解明しようとする試みもなされてきた。しかしそれらは一様に「純愛」物語というものを定型的な決まり切ったものと捉えているきらいがあるのではないだろうか。確かに、「純愛もの」の類型性というものは強固なものとしてあるようではある。しかし、野心的な作家の試みによっては、類型的な「純愛もの」にも特異性があらわれることもあるのではないだろうか。
 本発表では、『ラブ・ストーリーを君に』と、そこで澤井信一郎監督が描いた「難病」や「純愛」を分析し、特異な「純愛もの」の可能性を探っていきたい。

京都造形芸術大学 〒606-8271 京都市左京区北白川瓜生山2-116
Tel 075-791-9122
交通アクセス
■JR「京都駅」より 市バス5系統/岩倉行 「上終町京都造形芸大前」下車(約50分)
■地下鉄「北大路駅」(北大路駅バスターミナル)より 市バス204系統循環 銀閣寺方面「上終町京都造形芸大前」下車(約15分)(※地下鉄北大路駅へはJR京都駅より約15分)
■京阪「出町柳駅」より 市バス上終町3系統/上終町京都造形芸大前行 「上終町京都造形芸大前」下車(約15分) 叡山電車(京阪出町柳駅乗りかえ)茶山駅下車、徒歩約10分
■阪急「河原町駅」より 市バス5系統/岩倉行 「上終町京都造形芸大前」下車(約30分)
市バス上終町3系統/上終町京都造形芸大前行 「上終町京都造形芸大前」下車(約30分)
※当日は公共交通機関の利用をお願いします。
以上

日本映像学会関西支部事務局
〒585-8555大阪府南河内郡河南町東山469
大阪芸術大学映像学科内
Tel: 0721-93-3781(内線3327)


報告:会報第160号(2012年10月1日)50頁-51頁

会報第158号を発行しました。

会報第158号(2012年4月1日)を発行しました。
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JASIAS_NewsLetter158
会報第158号

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