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東部支部第3回講演会【11月26日】

日本映像学会東部支部第3回講演会のお知らせ

日本映像学会東部支部では下記の通り支部所属の研究会合同による第3回支部講演会を開催いたします。皆様には奮ってご参加下さいますようお願い申し上げます。
東部支部担当常任理事 田島良一

■日時
平成23年11月26日(土) 午後3時~5時

■会場
日本大学芸術学部江古田校舎東棟3階E-301教室
(西武池袋線・江古田駅下車 徒歩5分)

■講演者
波多野哲朗氏(東京造形大学名誉教授、映像批評家、映像作家、会員)

■テーマ 「映画批評は可能か?」
 この20年ほどの間に、映画批評誌はつぎつぎと姿を消し、映画批評はいま未曾有の危機を迎えている。かつてこの国にも、多くの人びとが映画をめぐって議論し、他者の批評に関心を払っていた時代があった。それからほぼ40年、映画批評の状況は大きく変化した。その間に一体なにが起こったのだろうか。日本における映画批評の質的な変化を検証しながら、映画批評の意味を問い直す。

■参加申込
どなたでも参加できますが、会場の都合で事前申し込みとなっております。
参加を希望される方は11月25日までに下記にお申し込み下さい。なお、申込無しでのご参加の場合、配布資料をご用意できない場合がございますので予めご了承下さい。入場無料。

■参加申込・問合せ先 日本大学芸術学部映画学科 石井陽之
〒176-8525 東京都練馬区旭丘2-42-1
E-mail:ishii.haruyuki@nihon-u.ac.jp
Tel:03-5995-8947  Fax:03-5995-8229

■東部支部所属研究会代表・第3回東部支部講演会実行委員
河口洋一郎(デジタルメディア研究会)
田島良一(映画文献資料研究会)
横田正夫(アニメーション・映像心理学研究会)
李容旭(クロスメディア研究会)
石井陽之(日本大学芸術学部映画学科)

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日本映像学会東部支部
代表 田島良一
〒176-8525東京都練馬区旭丘2-42-1
日本大学芸術学部映画学科内


報告:会報第158号(2012年4月1日)4頁

2011年度第2回アニメーション研究会【11月12日】

日本映像学会アニメーション研究会
研究発表会開催のご案内

 秋涼の候、益々ご清祥のこととお喜び申し上げます。
 さて、日本映像学会アニメーション研究会の研究発表会を下記の如く開催いたします。是非ご参加くださいますようご案内申し上げます。 
    
アニメーション研究会代表 横田正夫

■日時=======================================================
平成23年(2011年)11月12日(土曜日)14:30~17:15

■会場=======================================================
日本大学文理学部3408教室(3号館4階)
〒156-8550 東京都世田谷区桜上水3-25-40
交通案内 http://www.chs.nihon-u.ac.jp/access_map.html
キャンパスマップ http://www.chs.nihon-u.ac.jp/about_chs/swf/map.html

■プログラム==================================================

表題:川本喜八郎先生と人形たち――『死者の書』の日々を振り返って
(14:30~15:30 質疑応答時間を含む)

ゲスト発表者:奥津広美氏(人形アニメーター)

要旨:
 日本を代表する人形美術家・人形アニメーション作家で、昨年惜しくも他界された、川本喜八郎先生の目指した「人形アニメーション」とは、どのようなものだったのか。集大成となった、長編人形アニメーション映画『死者の書』の制作エピソードを振り返りながら、考えてみたい。
 「人形とは何か」、川本先生が、当時アニメーション助手であった私に発した、この問いの答えを私は今でも探し続けている。先生のアトリエで、人形作りを習っていたとき、先生は手にした一塊の粘土から、ヘラを使って、人形の首(かしら)を作って見せてくれた。まさに人形が生まれる、神秘的な瞬間だった。人形は、一つの役を演じるためだけに生まれ、精一杯生きて、死んでいくという宿命を背負っている。それゆえ、先生が目指した「執心」と「解脱」という、人形でしか表現できない世界があるのだと思った。
 川本先生の人形たちと出会えたことは、私のアニメーション人生において本当に幸せなことだったと思う。人形と対話をしながら「魂」を吹き込むという、川本先生の教えを忘れずに、これからもアニメーションをしていきたいと思う。

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表題:Annecy 2011参加報告
(15:45~17:15 質疑応答時間を含む)

ゲスト発表者:権藤俊司氏(東京工芸大学アニメーション学科)

要旨:
 本年6月6日から6月11日に開催されたアヌシー国際アニメーションフェスティバルのレポートを行う。
 その中で近年のコンペティションにおける長編部門重視の傾向に注目し、長編部門のセレクションおよび受賞傾向を分析する。その結果を手がかりとして、フランスおよびヨーロッパにおける劇場長編アニメーションの動向を考察する。

参考映像(予定):
 Le Chat du Rabbin(2011)、Une vie de chat(2010)、他

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■参加申込
 どなたでも参加できますが、資料作成の都合上、11月5日までに下記までお申し込み頂けますと助かります。
 なお申込み無しでのご参加の場合、配布資料をご用意できない場合がございますので、予めご了承ください。

■参加申込・問合せ先:
日本映像学会アニメーション研究会
代表 横田正夫
〒156-8550 東京都世田谷区桜上水3-25-40
日本大学文理学部心理学研究室
E-mail: myokota@chs.nihon-u.ac.jp
Tel: 03-5317-9720 Fax: 03-5317-9427
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インターリンク:学生映像作品展「ISMIE2011」【京都上映会/2011年10月15・16日】

以下の日程で映像表現研究会が運営する「インターリンク学生映像作品展(ISMIE2011)」の京都上映会を「京都メディアアート週間2011」(10/14~16)のプログラムとして実施いたします。
同時に「ヨーロッパ・メディアアート・フェスティバル」からの選抜作品集(2009~2011)も上映致します。
詳しくは、以下のホームぺージ(URL)をご参照下さい。
多くの学会員および参加校の出品学生の参加をお待ちしております。
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「インターリンク学生映像作品展(ISMIE2011)」(京都上映会)
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日時:10月15日(土)14:00~18:00
10月16日(日)16:00~20:00
会場:「kara-S(カラス)」(cocon烏丸3階:京都四条烏丸)
主催: 日本映像学会映像表現研究会
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『京都メディアアート週間2011』
日時:10月14日(金)17:00~19:40
10月15日(土)14:00~19:40
10月16日(日)14:30~20:00

主催:KINO-VISION + Goethe-Institut Villa Kamogawa
協力:EMAF、日本映像学会映像表現研究会、京都精華大学芸術学部映像コース
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*詳しくは、以下のURLでご確認下さい。
http://www.kyoto-seika.ac.jp/kino/2011/index.html
http://www.goethe.de/ins/jp/kam/ver/jaindex.htm
http://www.kara-s.jp/
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日本映像学会映像表現研究会
代 表:伊奈新祐
連絡先:日本大学芸術学部映画学科(奥野)
〒176-8525東京都練馬区旭丘2-42-1
okuno.kunitoshi@nihon-u.ac.jp


報告:会報第157号(2012年1月1日)3頁-5頁

クロスメディア研究会「東京クロストーク2011」【9月13日―18日】

「東京クロストーク2011」開催のご案内

さまざまな分野の研究者、作家らのクロス的な研究発表*展示を行います。
みなさまのご参加をお待ちしております。

会期、会場、開館時間:
作品展示:2011年9月13日~18日 キッドアイラックアートギャラリー 10時-19時(最終日は17時まで)
研究発表:2011年9月18日  キッドアイラックアートホール 13時ー17時
会場:キッドアイラックアートホール・ギャラリー及びホール
http://www.kidailack.co.jp/ (京王線明大前駅から徒歩1分)

作品展示*研究発表予定
作品展示(9月13日~18日)
柴岡信一郎氏「近代産業遺産の記録 -足尾銅山の現在-」
三橋純会員「Qualia equilibrium」
李容旭会員「また道はつづく」
河合孝治氏「Matrix: 一乗法界図」
相田晃良氏「東京の透視図 / Tokyo Perspective」

研究発表(9月18日、各発表20分・質疑応答5分)
13:00-13:25 森本純一郎会員 『深夜アニメにおける実験』
13:30-13:55 柴岡 信一郎氏 「近代産業遺産・足尾銅山の映像記録」
14:00-14:25 三橋純会員 『風景写真から見る写真表現の可能性』
14:30-14:55 河合 明会員 「現代アートと仏教思想」
15:00-15:25 李 容旭会員 「映像表現の可能性ー小、中、高校学生らとの映像ワークショップを通して」
15:30-15:55 Kimathi Innis氏「Summers of Freedom: The Development of a Civil Rights Historical Drama」
16:00-16:25 宮田徹也氏 「コラボレーションの批評の可能性について」
16:30-16:55 山下史朗会員 「リンチ、クローネンバーグ、デ・パルマ、秘匿に向けた幻視力」
以上

日本映像学会クロスメディア研究会
代表 李容旭
〒164-8678東京都中野区本町2-9-5
東京工芸大学芸術学部映像学科内
E-mail:lee@img.t-kougei.ac.jp


報告:会報第157号(2012年1月1日)8頁-12頁

関西支部第33回夏期映画ゼミナール【7月29・30・31日】

関西支部第33回夏期映画ゼミナール開催のご案内

第33回夏期映画ゼミナールを7月29日(金)、30日(土)、31日(日)に京都・関西セミナーハウスで下記のとおり開催します。
すでに会報第155号にてお知らせしている日本映像学会関西支部第33回夏期映画ゼミナールの上映作品ですが、上映を予定しておりました『十代の妊娠』(1970年 帯盛迪彦)は『名もなく貧しく美しく』(1961年 松山善三)に変更になりました。『名もなく貧しく美しく』の上映は、7月29日(金) 午後7:00~午後8:53の予定です。
第33回夏期映画ゼミナール参加お申込み締め切りは7月20日です。ご参加希望でまだお申込みでないかたは関西支部事務局FAX 0721(93)6396 へご連絡をお願いします。

日本映像学会関西支部第33回夏期映画ゼミナール2011年
愛と恋 さまざまなかたち

主催:日本映像学会関西支部・京都府・京都府京都文化博物館
共催:(財)京都ゼミナールハウス

プログラム
7月29日(金)
昼食(午後0:00~午後1:30)
午後1:40~ 開会の辞
午後1:45~午後3:30  『浪花の恋の物語』(内田吐夢) 1959年  105分 東映(京都)
午後3:50~午後5:25  『赤い天使』(増村保造) 1966年  95分 大映(東京)
夕食(午後5:30~午後7:00)
午後7:00~午後8:53  『名もなく貧しく美しく』(松山善三) 1961年  113分 東宝

7月30日(土) 朝食(午前8:00~午前9:00)
午前9:00~午前10:49  『薄桜記』(森一生) 1959年  109分 大映(京都)
午前11:05~午後0:41  『青春残酷物語』(大島渚) 1960年  96分 松竹(大船)
昼食(午後0:00~午後1:30)
午後1:30~午後3:30  『濹東綺譚』(豊田四郎) 1960年  120分 東京映画
午後3:50~午後5:51  『サンダカン八番娼館 望郷』(熊井啓) 1974年  121分 東宝=俳優座映画放送
夕食(午後5:30~午後7:00)
午後7:00~午後9:30  シンポジウム
大津一瑯(脚本家、大阪芸術大学客員教授)/原田徹(映画監督、大阪芸術大学客員教授)、石塚洋史(帝塚山学院大学非常勤講師)/司会進行:山田幸平(大阪芸術大学名誉教授)

7月31日(日) 朝食 (午前8:00~午前9:00)
午前9:00~午前10:51  『暁の脱走』(谷口千吉) 1950年 111分 新東宝
午前11:05~午後0:31  『狂った果実』(中平康) 1956年 86分 日活
閉会の辞
昼食(午後0:00~午後1:30)

会場:京都市右京区京北下中町鳥谷2番地 京都府立ゼミナールハウス TEL0771(54)0216
7月29日は無料送迎車があります。 JR京都駅近く、新・都ホテル午前11:00発 ゼミナールハウス午後0:20頃着
※ JRバスご利用の場合(有料)「周山行」(周山にて乗換)京都駅前午前11:00発 ゼミナールハウス午後0:48着
京都駅前午後2:00発 京北病院前午後3:44着(ゼミナールハウスまで徒歩5分)

参加費:二泊食事付 学会会員、一般 15,000円 学生 12,000円
懇親会:「山国笑福亭」(鮎料理) TEL0771(53)0016  会費15,000円(学生8,000円)

申込締切:7月20日(水)

参加申込先:〒585-8555  大阪府南河内郡河南町東山469
大阪芸術大学映像学科内 日本映像学会関西支部事務局(遠藤)宛
TEL 0721(93)3781 内線:3327  FAX 0721(93)6396


報告:会報第156号(2011年10月1日)34頁

映像心理学研究会・アニメーション研究会合同研究発表会【7月30日】

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日本映像学会映像心理学研究会・アニメーション研究会
合同研究発表会開催のご案内
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盛夏の候、益々ご清祥のこととお喜び申し上げます。
さて、日本映像学会映像心理学研究会・アニメーション研究会の合同研究発表会を下記の如く開催いたします。
是非ご参加くださいますようご案内申し上げます。 

//代表 横田正夫//

■日時

平成23年(2011年)7月30日(土曜日) 
映像心理学研究会:13:30~14:30
アニメーション研究会:14:45~17:00

■会場

日本大学文理学部 本館5階 H514教室
東京都世田谷区桜上水3-25-40
交通アクセス http://www.chs.nihon-u.ac.jp/access_map.html
キャンパスマップ http://www.chs.nihon-u.ac.jp/about_chs/swf/map.html

■プログラム(映像心理学研究会)

表題:「鉄腕アトム」の臨床心理学的分析
(13:30~14:30 質疑応答時間を含む)

発表者:横田正夫会員(日本大学)

要旨:
アトムで描かれた世界には、生みの親に捨てられた子どもの愛情喪失があり、家族全員が頼りにする依存があり、崩壊家族が認められた。そうしたなかでの成長しない子どもの物語であった。周囲との関係が失われ徐々に孤立が深まり、自己中心性が高まる物語でもあった。アトムは、感情表出が衝動的で、怒りの統制ができない子どもでもあったのであり、攻撃性は徐々に過激になっていった。我慢がならない出来事には狂っていると決め付け、切り捨ててしまうような、まさに忍耐心のないものであった。こうした世界の中でアトムの示す行動は、精神障害の進展に対応したような心理的な展開を示していた。すなわち人間からロボットへの価値の引き下げ、自己破壊や閉じこもりといった自我障害、そして妄想構築であった。「鉄腕アトム」の世界は、心理的に、実に不安定なものであった。こうした不安定さは、手塚の置かれた状況とそれへの心理的な反応を、作品世界に反映させたために生じたものと思われた。ところで、アトムの世界の今日的意味はなんであろうか。心理的に不安定なキャラクターの示す、衝動的暴力的行動、ならびに自己中心性、忍耐心の乏しさや家族の崩壊、愛情喪失などは、今日的なアニメーションなどの映像メディアに描かれる世界のものでもある。アトムの世界は、今日の映像メディア世界の原型を、見事に提示しているとみることができる。

■プログラム(アニメーション研究会)

表題:韓国の最新アニメーション事情
(14:45~15:45 質疑応答時間を含む)

発表者:三宅敦子氏・田中恵美氏(韓国インディ・アニフェスト紹介上映「花開くコリア・アニメーション」実行委員)

要旨:
韓国で毎年開かれるインディペンデント・アニメーション専門映画祭「Indie-AniFest」。コンペ部門には、毎回全国から約250本の作品が集まります。海外のさまざまな映画祭で受賞し、韓国のインディーズ・アニメーションへの国際的な評価は、急速に高まっています。しかし、政府の制作支援の縮小、配給や上映機会の確保、作家の生活保障など、問題も少なくありません。そのような状況下で、長編アニメーションへの挑戦や、若い作家たちの自主上映など、インディーズとしての新たな道を切り開くための、さまざまな取り組みが行われています。これらの最新事情を、韓国のインディーズアニメーション制作環境や、国の支援体制、教育機関、卒業後の進路、現在公開中の長編アニメーション最新作や制作中の長編作品について、資料映像や画像を交えながら紹介します。

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表題:ヨーロッパにおけるオタク的消費の実態
(16:00~17:00 質疑応答時間を含む)

発表者:薄葉彬貢氏(映画専門大学院大学)

要旨:
近年TVや新聞、書籍、ネットを通じて日本のアニメが海外で人気を博しているという話題が日常的に報じられるようになったが、アニメ業界の海外売上は2006年を境に減少の一途を辿っている。メディアが謳う海外人気と比して何故売上は減っているのか、その原因を解明すべく、欧州7か国の大学生1400人に対して視聴行動、情報収集、購買環境、イベント活動を中心にアンケート調査を行なった。その結果、違法視聴の横行は然ることながら、主な情報源がクチコミであることとサイトで視聴できるタイトルに偏りがあることで、日本で放送している作品を必ずしも見ていないことが明らかになった。更に購買環境については購入可能な商品が限られ、イベント活動では主に交流を目的として参加する傾向が高かったことから、視聴から消費に発展していないことが明らかになった。加えて発表では、現地企業の取組みや店頭販売方法等、アニメコンテンツの海外展開における具体的な問題も報告する。

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■参加申込
どなたでも参加できますが、資料作成の都合上、7月23日までに下記までお申し込み頂けますと助かります。
なお申込み無しでのご参加の場合、配布資料をご用意できない場合がございますので、予めご了承ください。

■参加申込・問合せ先:
日本大学文理学部心理学研究室(横田正夫)
E-mail: myokota@chs.nihon-u.ac.jp
Tel: 03-5317-9720 Fax: 03-5317-9427

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日本映像学会映像心理学研究会・アニメーション研究会
〒156-8550東京都世田谷区桜上水3-25-40
日本大学文理学部心理学研究室内
Tel: 03-5317-9720 Fax: 03-5317-9427


報告:会報第156号(2011年10月1日)35頁

会報第155号を発行しました。

会報第155号(2011年7月1日)を発行しました。
以下のPDFよりお読みください。

JASIAS_NewsLetter155
会報第155号


PDFがウィンドウに表示されない(画面が真っ白や真っ黒等)ときは、
ウィンドウ右下端のサイズ調節をマウスで動かして調節してみてください。
ウィンドウの幅のサイズが会報の幅のサイズより大きいときなどに、
PDF表示画面が出ずに真っ白や真っ黒の画面になることがあります。
また、文字が一部しか表示されないときは、URL表示のそばにあるリロードボタンを
クリックしてみてください。

第28回映画文献資料研究会【7月23日】

第28回映画文献資料研究会のお知らせ

日本映像学会映画文献資料研究会では下記日程で研究例会を開催します。ふるってご参加下さい。

発表者:牧 由尚氏(日本映画史研究家)

テーマ:「銀幕の姐御 伏見直江の生涯と日本無声映画の時代」

伊藤大輔監督の『新版大岡政談』の櫛巻お藤等で有名な姐御女優伏見直江の研究をライフ・ワークとする牧由尚氏が、長年にわたる研究成果を氏の秘蔵する貴重な映像の上映を交えて発表します。

日 時:7月23日(土) 午後3時~5時
場 所:日本大学芸術学部東棟2階E204教室
西武池袋線江古田駅下車徒歩5分
※ 問合せ先 TEL 03-5995-8944・8220 田島良一

日本映像学会映画文献資料研究会
代表 田島良一
〒176-8525東京都練馬区旭丘2-42-1
日本大学芸術学部映画学科内
TEL:03-5995-8944


報告:会報第156号(2011年10月1日)33頁

関西支部第63回研究会【5月14日】

日本映像学会関西支部第63回研究会(5月14日)のお知らせ

下記の通り日本映像学会関西支部第63回研究会を開催いたします。
会員の皆様には奮ってご参加下さいますようお願い申し上げます。

日時:平成23年5月14日(土) 午後2時より
会場:花園大学 拈花館(ねんげかん)202教室

研究発表1:「バレエの映像化について、たとえば‘KENNETH MACMILAN’S ROMEO AND JULIET’の場合」
発表者:大阪大学大学院文学研究科 博士前期課程 永井麻里子
要旨:バレエの基本要素は、まず第一に、そこにいるダンサーの動きであろう。近年、バレエ上演の映像作品が多く残されているが、それはたんなる記録なのだろうか。「舞台上にいるダンサー」は、「映像内にいるダンサー」と存在論上、等価でありえようか。映像化されたバレエは、バレエでありえるのか。どのような意味で、そうでありえるのだろうか。あるいはバレエとは別のものであろうか。ケネス・マクミランが振付けた『ロミオとジュリエット』の映像である、‘KENNETH MACMILAN’S ROMEO AND JULIET’の分析を通して、映像化されたバレエが提起する理論上の問題を考察したい。

研究発表2:「時代劇映画の現代的転換としての「残酷時代劇」の再検討」
発表者:花園大学文学部 大澤浄
要旨:本発表では、『用心棒』(1961)と『椿三十郎』(1962)を皮切りに1960年代前半に出現したいわゆる「残酷時代劇」を、時代劇映画の中の一ジャンルとしてではなく、時代劇映画そのものの「現代的」な転換を体現した現象としてとらえ直す。そこでまず、「残酷」という語が当時担っていた言説機能を出版・映画両メディアにおいて検証し、批評用語としての「残酷時代劇」のイデオロギー的文脈を確認する。次に、それら作品群の「残酷」描写の内実を、今一度個々の物語的文脈に即して再検討する。「残酷」の主体/客体(加虐/被虐)、損壊する身体の全体性/部分性などの観点から浮かび上がってくるのは、時代劇アクションにおける「残酷」の、複数の異なる機能と可能性である。

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[当日連絡先]花園大学 創造表現学科共同研究室 075-277-0473
〒604-8456 京都市中京区西ノ京壺ノ内町8-1

会場アクセス:JR京都駅より、JR嵯峨野線「円町駅」下車 徒歩8分または市バス26・205「太子道」下車 徒歩5分
京阪三条駅より、京都バス61・62・63・64・65「西ノ京馬代町(花園大学前)」下車 徒歩2分
阪急西院駅より、市バス26・27・91・202・203・205「太子道」下車 徒歩5分
四条烏丸・四条大宮より、市バス26・91・203「太子道」下車 徒歩5分
詳しくは http://www.hanazono.ac.jp/access/railway
キャンパスマップ http://www.hanazono.ac.jp/about/facility
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日本映像学会関西支部事務局
〒585-8555大阪府南河内郡河南町東山469
大阪芸術大学映像学科内
Tel: 0721-93-3781(内線3327)


報告:会報第155号(2011年7月1日)7頁

2011年度第1回映像教育研究会【4月30日】

2011年度第1回映像教育研究会
~アニメの教科書に関する2回目の研究会~

 3月29日に開催しましたアニメ教科書についての映像教育研究会には、震災による状況が悪い中、学会会員を始め多くの皆様にご参加頂き、活発なご議論を頂きました。しかし、前回予定をしておりました学生に向けた講義シミュレーションが実現できませんでした。そろそろ学生もキャンパスに戻り始めましたので、前回ご提案申し上げました2回目の研究会を開催いたします。
  東京都の制作したアニメ教科書に関して、シラバスのモデルが作成されました。そのシラバスに従い模擬授業を実施し、教育現場におけるテキストの効果的な活用方法、人材育成に向けた教科書のあり方などを研究テーマとして研究会を開催します。

 この研究会では、テキストを使用すると想定される複数の教育機関の学生に対して、モデル・シラバスによる模擬授業を行うことにより、効果的なテキスト使用方法、教育の手法等について実践的研究を進める事で、アニメ分野を含めて広く映像教育に資する教科書のあり方について提案をして行く事を目標としています。

「今回の模擬授業にご協力を頂く受講生」
1. 東京工科大学(4年制大学メディア学部系2年生)

2. 女子美術大学(4年制美術大学2年生)
3. 日本工学院蒲田校(2年制専門学校アニメーション学科2年生)
4. 日本電子専門学校(2年制専門学校CG学科2年生)

「講義シミュレーションの実施内容」
上記の4つの教育機関の協力を得て、各学生に対する模擬授業を行う。
なお、それぞれの学生の画力、制作経験が一様ではないため、今回はアニメ制作におけるプリプロダクションに関する授業をモデルとして実施する。
授業終了後、研究会の議論に資するために、学生達の意見・感想等も聴取し、その後研究会の議論を進める。

・開催日時 2011年4月30日(土)14:00~17:00
・会場 女子美術大学(杉並校舎)6号館4階
 地図 http://www.joshibi.ac.jp/siteinfo/access/suginami.html
・プログラム
14:00~15:00 模擬授業
担当講師:奥田誠治氏(アニメーション監督)、三上浩司氏(東京工科大学メディア学部講師)
15:00~17:00 前回研究会の概要報告および討議

定員:30名
主催:日本映像学会映像教育研究会
協力:日本動画協会

【参加申し込み】下記まで (氏名、所属、E-mail)
女子美術大学大学院 為ヶ谷秀一研究室 宛
E-mail:tamegaya01013@venus.joshibi.jp


報告:会報第156号(2011年10月1日)38頁-39頁