中部支部2013年度第2回研究会
日時:12月14日(土)15:00〜
会場:名古屋文化短期大学C館3階 ハイビジョンホール(C301)
(名古屋市東区、地下鉄東山線新栄駅すぐ。)
■スケジュール
・15:00〜16:00 研究発表・研究報告
発表者:林桃子会員(名古屋芸術大学デザイン学部非常勤講師)
タイトル:「写真の焦点と注視点からみたイメージの領域」
発表要旨:イメージを見ること,あるイメージとあるイメージが似ていると受けとめること,そこから何かしらか気づくこととはどういうことか,その理解の仕方や想像性などについて,内容に基づくイメージリトリーバルの手法を用いて研究を進めてきた.今回は写真を見る時に人がどのような領域を注目しているのか,焦点と注視点の関係から調査する.アンケートによる実験とアイトラッカーを用いた実験の結果からイメージの領域についての考察を行う.
報告者:伏木啓会員(名古屋学芸大学)
タイトル:「映像インスタレーション“waltz / ワルツ”ー中川運河におけるアートプロジェクトの報告」
・16:00〜17:00 講演
堀潤之会員(関西大学)
タイトル:「歴史家ゴダール――『ゴダール・ソシアリスム』再考」
講演要旨:ジャン=リュック・ゴダールの『ゴダール・ソシアリスム』(Film socialisme, 2010)は、『映画史』(Histoire(s) du cinéma, 1988-98)以降のゴダールの歩みで、まぎれもなく最も力強く、ラディカルで、密度の濃い作品である。本講演では、この作品で演じられているイメージの異種交配の様態にも目を向けつつ、パレスチナ/ユダヤの観念連合を核として、より根本的な次元でいかにゴダールの歴史的想像力が作動しているかを解明する。『映画史』で頂点に達したかに思われたゴダールの歴史叙述の方法論は、この作品で新たな展開をみせることになるだろう。
・17:00〜17:30 ディスカッション
・18:00〜 懇親会
以上
日本映像学会中部支部
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