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映像人類学研究会第12回研究会【9月19日】のお知らせ

日本映像学会映像人類学研究会12回研究会(2026年9月19日)のお知らせ

下記の通り、日本映像学会映像人類学研究会第12回研究会を、対面とZoomでのオンラインの同時ハイブリッドで開催します。
 今回のゲストは、人形アニメーター、演出家の眞賀里文子氏です。
 人形アニメーションはアニメーション表現の一領域でありながら、実際の人形やミニチュア、セットを撮影対象とする点で、実写映像とも深い接点を持っています。近年はCG技術の発展により映像表現の境界が変化しつつありますが、人形アニメーションは「実在するモノを撮影する」という実写的特性と、「生命のないものに動きを与える」というアニメーション特有の表現を併せ持つ、極めて独自性の高い映像文化です。
本研究会では、60年以上にわたり日本の人形アニメーション界の第一線で活躍されてきた眞賀里氏を迎え、人形アニメーションの歴史や制作技術のみならず、実写映像との関係性についても掘り下げます。また、フィルムからデジタルへの移行によって制作環境がどのように変化したのか、人形を演じさせ、撮影する行為をどのように捉えることができるのか、さらに人形アニメーション教育の現状と可能性についても議論を行います。
人形アニメーションを単なるアニメーション技法としてではなく、実写映像・アニメーション・映像人類学を横断的に考えるための重要な視点として位置づけ、その意義を改めて考える機会としたいと思います。

概要:
インターネットとデジタル機器の発達により実写映像、CG映像、アニメーションなど様々な映像表現が氾濫する現代社会において、スマホアプリの普及によりストップモーション、いわゆるコマ撮りの技法により制作された映像作品も身近なものとなっている。特に人形アニメーションに注目すると、商業現場においても、国内外を問わず『オオカミの家』(クリストバル・レオン、ホアキン・コシーニャ監督 2018 ※日本公開2023)、『ごん GON, THE LITTLE FOX』(八代健志監督 2020)、『PUI PUI モルカー』(見里朝希監督 2021)、『JUNK HEAD』(堀貴秀監督 2021)、『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』(ギレルモ・デル・トロ、マーク・グスタフソン監督 2022)、『ウォレス&グルミット 仕返しなんてこわくない!』(ニック・パーク、マーリン・クロシンガム監督 2024)、『かたつむりのメモワール』(アダム・エリオット監督 2025)など、毎年のように大作、話題作が制作され、公開されている。
しかしながら、人形や立体などのコマ撮りアニメーションは国内においては手描きアニメと比べて制作会社はとても少なく、産業としては発展しているとは言い難い。また人形アニメーションは映像の制作技法としても、アニメーションという点で手描きアニメと共通点がありながら、撮影対象があり現実の物体と空間を必要とするという点で、実写映像との共通点もあり、映像分野の中でも独特な位置を占めている。この位置付けや関係は映像制作技術のデジタル化によって変化しているようにも思われる。さらに、近年は大学等におけるアニメーション教育も盛んになっているが、人形アニメーションのカリキュラムは確立しているとは言い難い。
「人形アニメーション」は、ジョルジュ・メリエスやJ・S・ブラックトンなどのアニメーション映画の先駆者も取り組んだと言われており130年近い歴史を持つ。しかし、2026年現在、映像人類学の視点から改めて捉え直す意義がある。
そこで今回は、60年以上に渡り日本の人形アニメーションの最前線で活躍する眞賀里文子氏を招き、実体験に基づく貴重なお話を伺い、人形アニメーションについての知見を深めたい。
眞賀里氏は世界の人形アニメーションのパイオニアであった持永只仁氏の元で制作を始め、その後、テレビや映画を中心に、国内外の短編・長編作品、ドラマ、特撮、CM、博物館展示映像、自主制作作品など、多彩な作品制作に携わってきた。そのキャリアは、フィルム時代からデジタル化された現在に至るまで続いている。携わった作品は1,000本を超えるとも言われるが、中にはほぼ一人で全てのアニメーションを行なった長編人形アニメーション映画『くるみ割り人形』(1979)や、世界初のIMAX用人形アニメーション『天までとどけ』(1993)など、話題作も数多くある。さらに、ランキン・バス(アメリカ)の作品や、ストップモーションアニメ『ピングー』(スイス)など、海外作品にも携わっている。近年はアート・アニメーションの小さな学校の学校長を務めたり、立体アニメーションを学ぶ場としてマガリ塾を開設したりするなど、教育活動にも精力的に取り組み、多くの教え子が活躍している。
今回の研究会では、
・人形アニメーションと実写映像の関係性 ~共通点と相違点を探る~
・人形アニメーション制作と映像のデジタル化〜フィルム時代からの変化〜 
・人形を演じさせ、撮影するとはどういうことか?〜人形・演技・撮影〜
・産業、仕事としての人形アニメーション〜人形アニメーションを仕事とするには?〜
・人形アニメーションの教育方法〜人形アニメーターを育てるには何が必要か?〜
・人形アニメーションという文化はどのようなものか?〜海外との比較検討〜
といった多角的な視点から議論し、人形アニメーションをめぐる実践と研究の双方を深める場としたい。

日時:2026年9月19日(土)14時00分〜16時00分(予定)
形式: 対面とZoomによるオンラインの同時ハイブリッドで開催
場所:桜美林大学東京ひなたやまキャンパス(東京都町田市本町田2600-4)
https://www.obirin.ac.jp/access/#campus_3
*オンラインでの参加を希望される方には、研究会前日の18時までにZoomの招待を送らせていただきます。
参加費:無料
どなたでも参加できます。学生さんも歓迎です。
お気軽にお申し込みください。若手制作者、若手研究者の方で興味がある方も是非ご参加ください。
なお、ご参加いただく皆様には、眞賀里氏のご厚意により、事前視聴用資料として「眞賀里氏のCM作品集」「青森県・長崎県関連の作品集」、さらに日米合作人形アニメーション映画『マッド・モンスター・パーティー』(1966年)および『くるみ割り人形』(1979年)のダイジェスト映像を、お申し込み後に配信いたします。

参加申し込み方法:下記 Googleフォームからお申し込みください。ご質問、ご不明点がございましたら、以下のメールでお問い合わせください。参加者リスト作成などの準備のため、締め切りは一週間前の2026年9月12日(土)18:00厳守とさせていただきます。
Googleフォーム:https://forms.gle/P9xB5bJw28CL4bmr6
メールでお問い合わせ:visualanthropology2021gmail.com

ねらい
1.人形アニメーションと実写映像との関係性を再検討する。
人形アニメーションが持つ実写性とアニメーション性の双方に着目し、その映像表現上の特性と可能性を明らかにする。
2.日本の人形アニメーションの歴史や海外との関係を再検討する。
 人形アニメーションの歴史や文化の奥深さや多様性、国際性を見つめ直す。
3. 眞賀里氏の教育方法や教育論を伺い、記録する。
 人形アニメーター育成の可能性について検討する。
4.人形アニメーションの文化としての可能性について検討する。
 映像文化やアニメーション文化における人形アニメーションの可能性を見つめ直す。
5. 眞賀里氏のキャリアを紹介する。
 日本において人形アニメーションがまだ広く普及していなかった時代から現在までの眞賀里氏のキャリアを概観し、キャリア形成の可能性を示し、若手研究者・制作者の将来設計に資する。

ゲストスピーカー略歴:眞賀里 文子 Magari Fumiko
人形アニメーター、演出家。
人形アニメーションのパイオニア・持永只仁氏の会社で美術のアルバイトしている時に人形アニメーションに出会う。持永氏の指導を受け、日米合作のテレビシリーズ『ピノキオの冒険』(原題”The New Adventures of Pinocchio”Jules Bass,Arthur Rankin Jr.,持永只仁 1961)等の制作に参加する。その後、「アニメーションの神様」の一人として知られる岡本忠成氏の設立した株式会社エコーの作品制作にも参加するなど、60年以上に渡り人形アニメーションの制作を行う。テレビや映画を中心に子ども向け番組や特撮、CMなど幅広く活動し、関わった作品は1,000本を超える。近年はアート・アニメーションの小さな学校で学校長を務めたり(2007年〜2023年)、マガリ塾(2023年〜)を開設したりするなど、アニメーションの教育・育成活動も積極的に行っている。
主な作品
<テレビシリーズ>
 『コメットさん』(1967年)
 『ちぃちゃんとヒゲおじさん』NHK Eテレ プチプチアニメ(2004年~)
<長編人形アニメーション映画>
 『くるみ割り人形』(1979年)
 『キティとミミィのあたらしいかさ』(1981年)
<映画(特撮)>
 『帝都物語』(1988年)
 『孔雀王』(1988年)
<自主作品>
 『くまの子ウーフ』(1983年)
 『東京大空襲・あおよかえってこい』(1987年) 
 『ちいちゃんのかげおくり』(1988年)
<博物館等上映映像>
 沢航空発祥記念館『天までとどけ』(1993年)※世界初IMAX用人形アニメーション
 長崎県三井楽ふるさと館『遣唐使物語』(1999年)
 青森県航空科学館『ミス・ビードルの大冒険』(2003年)
<CM>
『ホンダ』 『サントリー』 『コンタック』 『ドコモダケ』 『イソジン』 他

司会・パネリスト:本研究会代表・田淵俊彦(桜美林大学)
運営:中垣恒太郎(専修大学)・西野毅史(桜美林大学)

式次第(予定)
14時00分〜 開会の挨拶、映像研究会のこれまで(第1回~第11回)の活動報告
14時15分〜 ゲストスピーカー・眞賀里文子氏とのトークセッション(対面)
15時15分〜 参加者との意見交換
16時00分頃 終了予定              

映像人類学研究会代表:田淵俊彦

関西支部第46回夏期映画ゼミナール2026年【9/4・5・6】

日本映像学会関西支部第46回夏期映画ゼミナール2026年
《チャンバラ映画 その興隆と変革》

主催:日本映像学会関西支部・共催:京都府京都文化博物館
日本映像学会2026年度研究活動費助成事業

9月4日(金)1920年代~1930年代(戦前、マキノ一家)
午後1:30~ 開会の辞
午後1:35~午後2:57 『忠魂義烈 実録忠臣蔵』(牧野省三)サイレント 1928年 82分 マキノ御室
午後2:57~午後3:27 トーク&ディスカッション
 トーク:中村聡史(日中文化芸術学院、日本映像学会会員)
 司会進行:橋本英治(日本映像学会会員)
午後6:30~午後8:13 『恋山彦(前後編・総集編)』(マキノ正博)1937年 103分 日活
午後8:13~午後8:43 トーク&ディスカッション
 トーク:小川順子(中部大学、日本映像学会会員)
 司会進行:豊原正智(大阪芸術大学名誉教授、日本映像学会会員)
                                    
       
9月5日(土)『用心棒』『椿三十郎』以前
午後1:30~午後3:04 『血槍富士』(内田吐夢)1955年 94分 東映
午後3:04~午後3:34 トーク&ディスカッション
 トーク: 原田徹(映画監督)
 司会進行:大橋勝(大阪芸術大学、日本映像学会会員)
午後5:00~午後6:25 『鳳城の花嫁』(松田定次)1957年 85分 東映
午後6:25~午後6:55 トーク&ディスカッション
 トーク:石塚洋史(近畿大学、日本映像学会会員)
 司会進行:豊原正智

9月6日(日)『用心棒』『椿三十郎』以降
午後1:30~午後3:43 『切腹』(小林正樹)1962年 133分 松竹
午後3:43~午後4:13 トーク&ディスカッション
 トーク:倉田修二(撮影監督)
 司会進行:石塚洋史
午後5:00~午後7:08 『宮本武蔵 一乗寺の決斗』(内田吐夢)       
1964年 128分 東映
午後7:08~午後7:38 トーク&ディスカッション
 トーク:吉田馨(大阪芸術大学、日本映像学会会員)
 司会進行:中村聡史
午後7:38~ 閉会の辞

会場:京都市中京区三条高倉 京都文化博物館 http://www.bunpaku.or.jp
TEL075(222)0888  FAX075(222)0889
[ 交通機関 ]
○地下鉄「烏丸御池駅」下車、5番出口から三条通を東へ徒歩約3分
○阪急「烏丸駅」下車、16番出口から高倉通を北へ徒歩約7分
○京阪「三条駅」下車、6番出口から三条通を西へ徒歩約15分
○市バス「堺町御池」下車、徒歩約2分

参加費:学会会員は、3階フィルムシアター 入口の日本映像学会関西支部受付へ直接お越しください。入館証をお渡しします。
問合せ先:〒585-8555  大阪府南河内郡河南町東山469 
      大阪芸術大学映像学科内 日本映像学会関西支部事務局(大橋)宛
      TEL 0721(93)3781 内線:3327 FAX 0721(93)6396 Mail : eizouosaka-geidai.ac.jp

チラシをPDFで開く

アジア映画研究会(第3期第36回)【9月10日】

日本映像学会アジア映画研究会(第3期第36回)開催のお知らせ

アジア映画研究会(第3期第36回)を下記のとおり開催します。
日時:2026年9月10日(木)19:00~20:30  ZOOMによるオンライン開催

下記URLより事前登録してください。会議前日にミーティング参加に関する情報の確認メールをお届けします。
https://forms.gle/avx29ci41iiDSjSs9

報 告:『秘境熱河』における熱河表象――「秘境」と観光空間の編成
報告者:管 新寧(大阪公立大学文学研究科/本学会員)
コメンテーター:晏 妮(日本映画大学/本学会員)

要旨:本発表では、南満洲鉄道株式会社が1936年に製作した記録映画『秘境熱河』を取り上げ、同作において熱河がいかに「秘境」として表象され、同時に観光空間として編成されていくのかを分析する。現存する第一巻および第三巻を対象に、地図や移動経路、宗教建築、清朝ゆかりの旧跡、市街地の景観や人びとの往来などに注目し、熱河が未知の土地として提示される一方で、観客が映像を通してその移動経路をたどり、見物しうる空間として組織されていく過程を明らかにしたい。さらに、映像・字幕・解説のあいだにみられる重なりやずれを検討することで、こうした熱河表象を支える日本側の歴史認識と視線のあり方について考察してみたい。

皆様のご参加をお待ちしております。

9月座長:韓燕麗

関西支部第106回研究会【7月11日】

日本映像学会関西支部第106回研究会(7月11日)のお知らせ

下記の通り日本映像学会関西支部第106回研究会を開催いたします。関西支部会員に限らず多くの方の参加をお待ちしています。

日時:2026年7月11日(土)午後3時00分より5時00分頃まで。
会場:大阪経済大学 大隅キャンパス

研究発表1:3D映像において猫をキャプチャーせずにインターフェースを増殖させること――QRコード、デバイス、情報、そして画像の接合
発表者:ホワイト・ケアラ会員 大阪経済大学情報社会学部
要旨:
3D映像による猫のキャプチャーは、人間と非人間からなる複数のアッサンブラージュによって構成される技術的かつ偶発的な実践である。また、3D映像は撮影されるだけでなく、視聴されるためにレンダリングされなければならない。360度カメラは二つの魚眼レンズによる同時撮影を通じて映像を記録するが、むしろソフトウェアによる画像処理の過程にその特徴がある。クリックや設定変更のたびに新たな画像が生成され、ソフトウェアごとに異なる可能性と制約が生じる。こうした過程では、視覚データは一貫した映像として再構成されるために歪められ、操作されるが、その整合性はソフトウェアの限界や不完全性に左右される。したがって、映像を視聴するデバイスが用いられる以前から、ファイルやソフトウェア間の調整や互換性の問題は増殖している。
 本発表ではまず、QRコードから議論を始める。QRコードはそれ自体が一つの画像でありながら、約3KBの情報を二次元マトリクスとして格納するだけでなく、その読み取りや誤読訂正のためのアルゴリズム、さらには情報整理のための複数のマスク処理をも内包している。
 本発表はインタラクティブな形式で行われる。参加者とともに、猫を「キャプチャー」する瞬間を経験しようとするなかで立ち現れる多様なインターフェースと、そのあいだに生じる裂け目や脱落を辿っていく。さらに、その映像をコンピュータで視聴したい場合はどうだろうか。スマートフォンからコンピュータへどのようにリンクを移動させるのか。技術的なインターフェースと同時に、それはキャプチャーという実践に寄り添いながら、一種の分析的な仕事も担っている。インターネットを構成する他の偶発的要素と同様に、QRコードの有用性は、それを機能させる社会物質的アッサンブラージュが維持される限りにおいてのみ存続する。それらが失われれば、QRコードはかつてのデジタルな連結性を示す痕跡として、テキストや画面上に残されるのみである。
本発表では、テクノロジー、キャプチャー、人間、猫を縫い合わせようとする際に現れるインターフェースの裂け目に注目する。そして、読者とテキスト、テキストと映像、紙とデジタルを結びつける媒介としてQRコードを加えることで、その利用によって形成される関係性が開かれていく。このような「画像のあいだ」に位置する単純なイメージによって、いかなる関係性やインターフェースが増殖するのだろうか。

研究発表2:「映画作法」を紐解く
発表者:豊浦律子会員 大阪芸術大学映像学科
要旨:
1895年にリュミエール兄弟が動く写真をスクリーンに投影して公開、これが現代までつながる映画の起源とされている。フィルムで撮影し、映写機で上映する。専用の施設が必要であり、それら映画館と呼ばれる施設で上映されるものが「映画」と呼ばれる。
 しかし、デジタルの台頭により、劇場でもフィルムの上映はほぼなくなりつつある。映画の発明からおよそ100年以上フィルムが主流であった世界が、たった数年でデジタル技術にほぼ変わってしまった。それに合わせて、映画の制作現場も大きく変わってきている。フィルムが主流の頃に映画界を支えてきた重鎮たち(大映京都撮影所で活躍された本研究者の師匠)は今の世の中をどのように思っているのだろう。
 本研究は富士フィルムがフィルム生産を廃止した2012年に、京都で映画製作を牽引してきた方々へのインタビューをまとめ、映画制作の技術の変遷とこれからの課題を見直すものである。

研究会会場:大阪経済大学 大隅キャンパス,B32教室(B館3階)
周辺マップ・アクセス https://www.osaka-ue.ac.jp/profile/access/areamap/index.html
構内マップ https://www.osaka-ue.ac.jp/profile/facility/

日本映像学会関西支部事務局
〒585-8555大阪府南河内郡河南町東山469
大阪芸術大学映像学科内(大橋)
Tel: 0721-93-3781(内線3327)
email:eizouosaka-geidai.ac.jp

アジア映画研究会(第3期第35回)公開イベント【6月9~13日】

アジア映画研究会(第3期第35回)公開イベントのお知らせ【6月9~13日】

第3回「イラン映画を福岡の宝物に(AIFM)」プロジェクト東京上映会
イラン映画の名匠マジッド・マジディ監督特集とクロージング・トーク

会期:2026年6月9日(火)~13日(土)(クロージング・トークは13日18時30分~)
会場:アテネ・フランセ文化センター(東京都千代田区神田駿河台2-11アテネ・フランセ4階)
料金:本学会員はクロージング・トーク入場無料(通常は上映会チケット半券提示で入場のところ学会員は不要。ただし他の回の上映会は有料)
主催:「イラン映画を福岡の宝に」(AIFM)プロジェクト、アテネ・フランセ文化センター、日本映像学会アジア映画研究会
協力:福岡市総合図書館、映画美学校、株式会社スモールトーク

【開催趣旨】
アジア映画研究会は、2023年2月(第15回例会「モフセン・マフマルバフ監督作品セレクション」)、2025年6月(第27回例会「モフセン・マフマルバフ『川との対話』特別上映会)に続いて3回目となる「イラン映画を福岡の宝物に(AIFM)」プロジェクト東京上映会をアテネ・フランセ文化センターと共催します。
アジアフォーカス・福岡(国際)映画祭(1991〜2020)で上映されたアジア映画の収集と保存を行い、日本とアジアの国々との文化交流の一翼を担って来た福岡市総合図書館。そのコレクションの中には多くのイラン映画の名作が含まれています。映画祭が終了した現在、その志を継続すべく立案されたのが「イラン映画を福岡の宝物に(AIFM)」プロジェクトです。
今回は、『運動靴と赤い金魚』(1997)『太陽は、ぼくの瞳』(1999)『少女の髪どめ』(2001)で三度モントリオール世界映画祭グランプリを受賞するなど国際的に高く評価されたイラン映画の名匠マジッド・マジディMajid Majidi監督の最近作2作品『預言者ムハンマド』(2015)『サン・チルドレン』(2020)が、このプロジェクトの一環として同図書館に新たに寄託されることなったことを記念して、マジッド・マジディ監督作品8本の特集上映を行います。
当研究会は最終日に予定されている、会場と在テヘランのマジディ監督とをつなぐオンライン・トークを担当します。学会員の皆様の聴講は入場無料ですのでどうぞご参加ください。(他の回の上映は有料ですが、アテネ・フランセ文化センター会員と同じ割引料金1回券1,000円になります。受付でお申し出ください。)

【クロージング・トーク登壇者】
マジッド・マジディ監督(オンライン登壇)
1959年テヘラン生まれ。高校時代から演劇に興味を持ち、俳優や演出家として活躍。その後、映画界に活動を移し、俳優として活躍。特に、イラン映画界の
重鎮モフセン・マフマルバフ監督の初期作品『ボイコット』(1985)に出演した経験は、彼が監督業へと転身する大きな糧となった。1992年、初の長編監督
作品『バデュク(邦題:バダック、砂漠の少年)』を発表。この作品でカンヌ国際映画祭の監督週間に選出され、東京国際映画祭のヤングシネマ部門でも上映
され、その才能を国際舞台に知らしめた。その後、マジディの名を一躍世界に刻んだのは、1997年の傑作『天使のような子どもたち(邦題:運動靴と赤い金
魚)』で、この作品はイラン映画史上初となるアカデミー外国語映画賞にノミネートされた。主な映画作品に『父』『バラン(邦題:少女の髪どめ)』『カラ
ー・オブ・パラダイス(邦題:太陽は、ぼくの瞳)』『柳の木のように』『すずめの唄』『預言者ムハンマド』『サン・チルドレン』。
司会:石坂 健治(アジア映画研究会代表)

【上映作品(8本)/日本語字幕付き)
『バデュク(邦題:バダック、砂漠の少年)』Baduk1992(89分/35mm)
『父』The Father1996(92分/35mm)
『バラン(邦題:少女の髪どめ)』Baran2001(100分/35mm)
『裸足でヘラートまで』Barefoot to Herat2002(65分/デジタル)
『僕らのオリンピック』Olympic in Camp2002(5分/デジタル)
『柳の木のように』The Willow Tree2005(97分/35mm)
『預言者ムハンマド』Muhammad: The Messenger of God 2015(178分版/デジタル)
『サン・チルドレン』Sun Children 2020(99分/デジタル)

※「マジッド・マジディ監督特集」の詳細は下記webサイトをご覧ください。
https://athenee.net/culturalcenter/program/ma/majidi.html
※チラシpdf.

アジア映画研究会(第3期第34回)共催イベントのお知らせ【5月26日】

アジア映画研究会 共催イベント(第3期第34回)〖5月26日〗
尾竹永子 上映+トーク | No Rule Is Our Rule

会期:2026年5月26日(火)9時00分~12時30分
会場:神奈川大学みなとみらいキャンパス 1F 米田吉盛記念ホール
入場:無料・事前登録者優先
主催:JSPS科研費 基盤研究(C) 23K00224(研究代表者:秋山珠子)
共催:神奈川大学人文学会/外国語学部中国語学科/人文学研究所〈身体〉とジェンダー研究会/日本映像学会アジア映画研究会
後援:神奈川大学非文字資料研究センター

〖概要〗
尾竹永子による映像上映とトークを行う。第1部・第2部は独立したプログラムで、いずれか一方のみの参加も可能です。(参加無料、事前登録者優先)

〖タイムテーブル(予定)〗
9時00分~10時40分
第1部 No Rule Is Our Rule――越境する身体の記録
◉尾竹永子と中国の振付家ウェン・ホイによる共同制作ドキュメンタリー『No Rule Is Our Rule』(75分)を上映。

10時50分~12時30分
第2部 Collaboration and Performing Alone――デュエットとソロ
◉美術家ジョーン・ジョナス、振付家ウェン・ホイ、日本画家・尾竹竹坡、写真家・中平卓馬らとの作品/対話をめぐる映像を紹介。

登壇:尾竹永子(Eiko Otake/アーティスト)
司会:秋山珠子(神奈川大学外国語学部、アジア映画研究会会員)

※オンライン配信はありません。
※※詳細・申込:添付チラシのQRコードまたは下記フォームをご参照ください。学外の方は5月25日までにお申し込みください。
https://forms.gle/C4Wkj8MMC4a2jDap8

アナログメディア研究会主催:実験映画を観る会vol.19 【5月23日】

実験映画を観る会VOL.19
中島崇初期8ミリ映画集:映画の構造から物語の構造へ
2026年5月23日(土曜日)15時上映

 中島崇は、1970年代を代表する実験映画作家のひとりである。すでに高校生の頃から8ミリカメラに出会っていた中島だが、実質的なデビュー作は1971年の『南岸沿」である。1970年代初頭は、写真やフィルムをコマ撮りで再撮影し、映画のメカニズムを分析するような実験映画が流行しており、中島の『セスナ』はそうした構造的な映画を代表する作品のひとつだった。しかし1980年代に入ると、中島の実験映画はナラティブな傾向を強めている。しかし、物語の構造を反省的に捉えるスタイルにそれまでの作品との共通性を認めることができるだろう。1970年代の8ミリ作品を中心に、中島の実験映画の変遷をたどってみたい。
日時:2026年5月23日(土曜日)15時上映(14時45分開場)
会場:小金井市中町天神前集会所(〒184-0012東京都小金井市中町1丁目7-7) https://www.mapion.co.jp/phonebook/M13007/13210/21331137107/
武蔵小金井駅南口から徒歩約14分
参加資料代:1,000円(当日現金でお支払いください)
参加は予約制です。予約フォームにご記入ください。
https://forms.gle/wigpSdixn4A5CpbC7
【上映作品】
『南岸沿』8ミリ・3分・1971年
『サンセット』8ミリ・7分・サレント・1972年
『セスナ』8ミリ・20分・サレント・1974年
『捜査』8ミリ・3分・1984年
『7つのサイン』8ミリ・15分・1979年
『UP-STAIRS』8ミリ・7分・1979年
『諸国』16ミリ・3分・1974年
※上映作品は変更になる場合があります。

【スケジュール】
14時45分 開場
15時00分〜16時50分 上映
16時50分〜17時00分 休憩
17時00分〜18時00分 作家トーク(聞き手:西村智弘)
18時00分 終了予定

主催:日本映像学会 アナログメディア研究会
https://www.facebook.com/analogmedia
https://x.com/analogmedia2022
8ミリフィルム小金井街道プロジェクト
http://shink-tank.cocolog-nifty.com/perforation/
https://x.com/8mmFKKP

会報第206号を発行しました。

会報第206号(2026年5月15日)を発行しました。
以下のPDFよりお読みください。

JASIAS_NewsLetter206

PDFがウィンドウに表示されない(画面が真っ白や真っ黒等)ときは、
ウィンドウ右下端のサイズ調節をマウスで動かして調節してみてください。
ウィンドウの幅のサイズが会報の幅のサイズより大きいときなどに、
PDF表示画面が出ずに真っ白や真っ黒の画面になることがあります。
また、文字が一部しか表示されないときは、URL表示のそばにあるリロードボタンをクリックしてみてください。


会報への会員による投稿につきましては以下の投稿規定をお読みください。

日本映像学会 会報 投稿規定(2017年10月 理事会決定)

1.投稿資格

(1) 投稿の時点で正会員の資格を有していること。

(2) 投稿者本人が執筆者であること。共著の場合は、投稿者が筆頭執筆者であり、必ず他の共著者全員の承認を得た上で投稿しなければならない。

2.投稿内容

(1) 映像に関する研究を推進し、広く映像文化の向上に寄与するもの(「日本映像学会会則」第2章第4条にもとづく)。

(2) 未発表のもの。二重投稿は認めない。投稿者自身の既発表論文や口頭発表と関連がある場合には、そのことを必ず明記すること。

(3) 投稿者は、自らが著作権を有しない著作物や図版などを引用するに際しては、著作権法(第32 条第1項)が定める引用の条件に則って行なうものとし、必要な場合はその著作権所有者の許諾を得なければならない。

3.字数

(1) 字数は自由(1ページは2,400字程度・複数ページも可)

(2) 図版を添付する場合には、図版の大きさを文字数に換算し、全体の文字数に含める。

4.体裁

(1) 完成原稿であること。

(2) メール本文に、題名、執筆者名、住所、電話番号、Eメールアドレス、所属等を記すこと。なお、総務委員会が原稿を確認し、事務局からEメールで「原稿受付」の通知をする。

5.提出方法

(1) 電子データをメール添付で事務局に送信すること。

(2) メール本文にOSの種類とソフト名(Wordもしくはテキスト)を明記すること。

6.投稿先

E-mail: officejasias.jp

7.校正

著者校正は初校のみとし、以後は総務委員会が行なう。

8.著作権

会報に発表された研究報告等の著作権は日本映像学会に帰属する。他の著作に転載する場合には、事務的な手続きのため、事前に文書等で学会に連絡し、転載する際に、会報への掲載に関する基本的な書誌情報を明記すること。

9.締切

投稿は随時受け付ける。

10.その他

(1) 掲載の可否については、総務委員会が決定する(一部改稿を求めることもある)。また、「採否の通知」は事務局からEメールで送信する。

(2) 投稿原稿掲載部分はPDF電子版会報の内としてホームページ上で一般公開

以上


第三通信とプログラムについて<日本映像学会第52回全国大会(愛知淑徳大学)>

日本映像学会会員 各位

日本映像学会第52回全国大会の第三通信・プログラムを公開いたしました。

・第三通信
https://jasias.jp/wp-content/uploads/2026/05/52th_3rd.pdf

・大会プログラム、研究・作品発表プログラム
https://jasias.jp/wp-content/uploads/2026/05/52th_program.pdf

また、大会申し込みは、2026年5月15日(金)までとなっております。

■大会申込ページ
https://jasias.jp/eizo2026/apply
上記URLよりお手続きをお願いいたします。

皆様のご参加を心よりお待ちしております。

日本映像学会第52回全国大会実行委員
委員長 村上泰介(愛知淑徳大学)
大会ウエブサイト:https://jasias.jp/eizo2026
大会メールアドレス:aasa-convention52jasias.jp

アジア映画研究会(第3期第33回)開催のお知らせ【4月28日】

日本映像学会会員/アジア映画研究会会員 各位
「日本映像学会アジア映画研究会(第3期第33回)開催のお知らせ」

アジア映画研究会(第3期第33回)を下記のとおり開催します。
日時:2026年4月28日(火)18:00~19:00  Zoomによるオンライン開催

【発表タイトル】国際交流の時代とミャンマー映画(1940年代末〜1962年)――公的理念と商業的実践のあいだ
【発表者】山本 文子 YAMAMOTO Ayako(八戸工業高等専門学校 総合科学教育科 助教)
【要旨】本発表は、ミャンマー映画を商業性と公共性という視点から再検討する。独立前後から1962年の議会制民主主義期を対象に、積極的中立外交下で進んだ国際映画交流、映画演劇協会やアカデミー賞の制度化など国家による映画振興に焦点を当てる。検閲が比較的緩やかで外国映画や娯楽性が受容されつつも、映画を国民に資する文化的実践として位置づけようとする志向が存在した本時期において、商業性と公共性がどのように共存し、緊張関係を生み出したのかを明らかにする。

参加希望者は下記より事前登録してください。研究会が近づきましたらURLリンクをお届けします。
https://forms.gle/gnGc99wqKAy8WqU36

皆様のご参加をお待ち申し上げます。
4月座長:石坂 健治