jasias のすべての投稿

アジア映画研究会(第3期第19回)公開イベントのお知らせ【8月17‐19日】

アジア映画研究会(第3期第19回)公開イベントのお知らせ【8月17‐19日】

日越外交関係樹立50周年記念 ベトナム映画の現在 plus
The past and present of Vitenamese Cinmea plus
会期:2023年8月17日(木)〜19日(土) 
会場:アテネ・フランセ文化センター(東京都千代田区神田駿河台2-11アテネ・フランセ4階) 
料金:webページ参照 ※日本映像学会会員は入場無料(受付にて申告ください)

主催:ムービー・アクト・プロジェクト
共催:アテネ・フランセ文化センター、日本映像学会アジア映画研究会
後援:公益財団法人日本ベトナム協会、一般社団法人ベトナム経済交流センター、ベトナム友好協会、一般社団法人ベトナム情報センター
協力:福岡市総合図書館

【開催趣旨】
近年ベトナム映画の若い作家たちは次々と国際映画祭で高い評価を受けており、2023年開催の第76回カンヌ国際映画祭では、89年生まれのファム・ティエン・アン監督がカメラドール賞を獲得し話題に。今回の「ベトナム映画の現在 plus」は、そんな新世代の若手監督の作品を中心に、福岡市総合図書館のご協力のもと、アーカイブ所蔵のベトナム映画を特集し、ベトナムの映画人にもご登場いただきトークを行います。
また本年は日本とベトナムの外交関係樹立50周年の年でもあります。新宿K’s cinemaをはじめ東京・横浜・大阪・名古屋の全国4都市で「ベトナム映画祭2023」を開催するムービー・アクト・プロジェクトとアテネ・フランセ文化センター、日本映像学会アジア映画研究会との共催にて開催の本企画は、日本とベトナムの文化交流の促進を目的に、ベトナム映画の鑑賞機会をより提供することを目的に企画するものであります。

【上映スケジュール】
8月17日(木)
13時50分◉『樹上の家』『常に備えよ』
16時   ◉『アナザー・シティ』『どこでもないところで羽ばたいて』
18時30分◉オープニング上映『Kfc』+レ・ビン・ザン監督リモートQ&A

8月18日(金)
14時20分◉短編集6作品
16時50分◉『ビー、心配しないで』
19時  ◉『大親父と、小親父と、その他の話』+ファン・ダン・ジー監督Q&A

8月19日(土)
13時30分◉『輝かしき灰』
16時  ◉『海辺の彼女たち』
18時  ◉クロージング上映「見えない流れ」+トーク(ファン・ダン・ジー監督、ブイ・タク・チュエン監督、チャン・ディ・ビック・ゴック(プロデューサー)、藤元明緒監督、石坂健治(アジア映画研究会代表)

※作品解説・登壇者紹介など詳細はwebページ参照
http://www.athenee.net/culturalcenter/program/vi/vietnamesecinema_plus.html

2023年度 日本映像学会アニメーション研究会・映像心理学研究会 合同研究会【8月26日】

2023年度 日本映像学会アニメーション研究会・映像心理学研究会 合同研究会

日本映像学会アニメーション研究会と映像心理学研究会の合同究発表会を開催いたします。参加登録をしていただければ、どなたでも参加いただける会です。
ご興味、ご関心がございましたら、是非ご参加くださいますようご案内申し上げます。

日本映像学会 映像心理学研究会・アニメーション研究会 代表:横田正夫

■開催概要

日時:2023年8月26日(土曜日)PM2:00~4:45
会場:日本大学文理学部3号館3406教室(3407教室へ変更)

参加登録:参加をご希望される方は、8月25日(金曜日)までに下の参加登録フォームに必要事項をご記入ください。
https://forms.gle/BVvDJNpTBDWHAAvs6
登録いただいたメールアドレス宛に登録受付完了のメールが送られます。メールが届かない場合は、お手数ですが運営の野村(nomura.worksgmail.com)までお問い合わせください。

■プログラム

2:00~3:00 アニメーション研究会(3:00~3:15 質疑応答)

「今敏作品にみる夢幻様体験の心理分析」
日本大学文理学部 横田正夫

要旨
今敏監督の「パーフェクトブルー」に登場するバーチャル未麻については、かつて主人公美麻の分身と捉えて報告したが、しかしバーチャル美麻を分身として捉えるには無理がある。むしろバーチャル美麻は「あなたは誰なの」といって追いかける美麻の夢幻様体験で、繰り返し追いかける夢幻様体験を経ることで美麻は自らの職業移行を完遂させていたと考えるべきである。続く「千年女優」においても鍵の君を追いかけるために主人公の藤原千代子は女優の道を選ぶのであり、鍵の君は幻のような存在であった。「東京ゴッドファーザーズ」では赤ん坊の親を探し回り、その間には赤ん坊が天使のように見える夢幻様体験がった。「パプリカ」に登場する刑事は、夢の中で犯人を追いかけて、途中で道を失うのであり、そのためにパプリカの夢治療を受け、夢の共有体験があった。今敏監督の主人公たちはいずれも夢幻様体験によって現実に向き合うための前向き行動力が高まっていた。

3:30~4:30 映像心理学研究会(4:30~4:45 質疑応答)

「アニメーションを動きとして認知させる原理」
日本大学芸術学部 片渕須直

要旨
 2013年6月に開催された日本アニメーション学会第15回大会のシンポジウム「大学に於けるアニメーション教育」の場で、「教育に当たってまず、それがどのような原理に基づいて動きとして認知されるのかという再把握が必要なのではないか」と提案し、多くの知覚心理学研究者の賛同を得て研究会を開くようになった。数年間に渡る一連の研究会を通じて、「ショートレンジの仮現運動(SRAM)」、「ロングレンジの仮現運動(LRAM)」というふたつの原理を仮説的に導入することによって、本来静止画を連続させたものでしかないアニメーション映像から動きが認知される筋道に考えが及ぶところまで進んでいた。しかしそこで「ショートレンジ・ロングレンジの仮現運動」の名は、かつて失敗に終わった研究からの引用なので別の名が必要なのではないか、という忠告があり、次回までに命名を考えて来ようというところで、研究会は中断してしまった。この中断期間中に実用者側の立場からの実感をもとに考えたことも合わせて、あらためて「アニメーションを動きとして認知させる原理」についての整理を試みたい。

アジア映画研究会(第3期第18回)開催のお知らせ【8月5日】

アジア映画研究会会員/日本映像学会会員各位

アジア映画研究会(第3期第18回/通算第51回)を下記のとおり開催します。
日時:2023年8月5日(土)14時~17時 
場所:東京大学駒場キャンパス18号館4階
共催:科研費基盤研究(C)「東アジアのトランスナショナルなネットワークと在日コリアンの映画運動の社会史」、科研費若手研究「冷戦下東アジアにおける〈ポスト帝国〉の越境的映画人ネットワーク」

*会場の18号館が施錠されているため、事前申込要です。参加希望者は7月31日までに下記よりお申し込みください。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScvGCJihWqtkHDIYbscbjXgkGIOFAugV2CraCvFgd4GkPynvg/viewform?usp=pp_url

プログラム:
第一部:14:00-15:30
【帝国日本を生きた朝鮮映画】 
梁仁實(岩手大学准教授)
要旨: 帝国日本において朝鮮映画はどのような位置付けになっていたのか。そして、映画館の経営者と映画を観に映画館に集まった人々、映画を作る人々はどのような思いでいたのか。本書は今までの植民地/非植民地、支配/被支配、観る/観られる、などの固定的な二項対立の図式から離れ、資本主義の申し子である映画製作や興行の立場から朝鮮映画を捉えるもう一つの視点を提示しようとしたものである。また、在日朝鮮人たちがいかに、より主体的で能動的な姿で映画に「参画」していたのか、についても考える。

コメンテーター:丁智恵(東京工芸大学准教授)

(休憩:15:30-16:00)

第二部:16:00-17:00
【朝鮮映画から韓国映画へ:ローカリティ、メロドラマ、観客──梁仁實『朝鮮映画の時代 : 帝国日本が創造した植民地表象』に触発されて】
韓瑩(東京大学大学院総合文化研究科博士課程)
要旨: 植民地時代の朝鮮映画と戦後の韓国映画の間にはどのような関連性や連続性があるのか。梁仁實の著書『朝鮮映画の時代: 帝国日本が創造した植民地表象』に触発され、ローカリティ、メロドラマ、観客の観点で朝鮮映画から韓国映画への移行について考察する。具体的には、植民地時代の朝鮮映画や朝鮮劇が追求した「朝鮮らしさ」と、新興国家である「大韓民国」のアイデンティティの表出をめぐり、韓国映画が目指した「韓国らしさ」との関係性を探る。また、植民地時代の朝鮮映画と繰り返して翻案された『春香伝』、そして戦後韓国の新派映画に共通するメロドラマ的な要素を検討し、これらのつながりを見出す。最後に、植民地時代の在日朝鮮人や在朝日本人の映画経験と、1950から1960年代の韓国において「ゴム靴」とないがしろにされた女性観客の映画経験を比較し、その変遷について考える。

皆様のご参加をお待ちしております。

8月座長:韓燕麗

アナログメディア研究会主催:実験映画を観る会 vol.5【7月2日】

実験映画を観る会 VOL-5
日時:2023年7月2日 日曜日 15時から上映
場所:小金井市中町天神前集会所 〒184-0012 東京都小金井市中町1丁目7-7
https://www.mapion.co.jp/phonebook/M13007/13210/21331137107/
武蔵小金井駅南口から徒歩約14分
参加は予約制です。予約フォームにご記入ください。
https://forms.gle/GsftcK7Hu7QeaxXi8
上映作品の詳細なども研究会face book twitter にアップ予定
参加資料代千円(当日現金でお支払い下さい)
スケジュール
14時45分開場
15時 〜17時30分 上映 解説
実験映画を観る会は、フィルムで制作された実験映画をフィルムで上映することをコンセプトに、これまで4回行ってきた。第5回目は、ニューヨークからアメリカなどの実験映画作品のプログラム「ジ・オブザーバー」を持って西川智也氏が来場。16mmフィルムでの上映と西川智也氏の解説、レクチャーが予定されている。
プログラムタイトル:ジ・オブザーバー
上映予定映画
● Passage Upon the Plume (Fern Silva, black and white, silent, 7 min, 2011)
パッセージ・オン・ザ・プルーム(ファーン・シルヴァ、7分、サイレント、2011年)
● 3 Films for Untitled (Stom Sogo, 16mm, color, silent, 9 min, 1995)
無題のための3作品(ストム・ソゴウ、9分、サイレント、1995年)
● More Than Meets The Eye (Hollis Frampton, 16mm, color, silent, 7.5 min, 1979)
モア・ザン・ミーツ・ジ・アイ(ホリス・フランプトン、7.5分、サイレント、1979年)
● Something to Touch that is not Corruption or Ashes or Dust (Mike Stoltz, 16mm, color, sound, 7 min., 2020)
腐敗や灰や塵ではない、触れるべきもの(マイク・ストルツ、7分、サウンド、2020年)
● Interieur Interiors: To A. K. (Vincent Grenier, 16mm, black and white, silent, 15 min, 1978)
インテリア・インテリア:A.K.さんへ(ヴァンサン・グルニエ、15分、サイレント、1978年)
● The Wonder Ring (Stan Brakhage, 16mm, color, silent, 4 min, 1955)
ワンダー・リング(スタン・ブラッケージ、4分、サイレント、1955年)
プログラム「ジ・オブザーバー」
映像芸術の特徴のひとつとして、実体験やイベントを観察者にそのまま体験させることはできませんが、記録した映像やサウンドを編集することにより、その体験やイベントを違った形で表現することができます。「観察する人」と題したこのプログラムでは、映画編集という手法に注目し、編集された作品を観客がどのように体験するのか、ということを考えながら作品を選びました。
西川智也
映像作家/キュレーター。2003 年より映像作品を発表し、2007 年から映像キュレーターとして活動を始める。クアラルンプール実験映画音楽祭、アメリカ学生実験映画祭、トランジェント・ヴィジョンズ映像祭の設立メンバー。現在、ニューヨーク州立大学ビンガムトン校映画学部の学部長を務める。
主催:
日本映像学会 アナログメディア研究会
https://www.facebook.com/analogmedia
https://twitter.com/analogmedia2022
8ミリフィルム小金井街道プロジェクト
http://shink-tank.cocolog-nifty.com/perforation/
https://twitter.com/8mmfkkp

関西支部第97回研究会【7月1日】

日本映像学会関西支部第97回研究会(7月1日)のお知らせ

下記の通り日本映像学会関西支部第97回研究会を開催いたします。関西支部会員に限らず多くの方の参加をお待ちしています。

日時:2023年7月1日(土)午後2時00分より4時30分頃まで。
会場:近畿大学東大阪Eキャンパス

研究発表1:中国の民間におけるFabカメラの登場と現状
発表者:李林旭(リ リンキョク)会員 関西学院大学総合政策研究科 博士後期課程
要旨:
 近年デジタルファブリケーション技術を活かした様々な創作活動が世界中で展開されている。映像に関わる領域でもこの現象は確認でき、本発表では特にFabカメラの動きを中心に考察を行う。Fabカメラとは3Dプリンターなどのデジタルファブリケーション技術を活かし制作されるカメラを指し、特に民間レベルでの自発的な創作もしくは改造活動が盛んとなっている。この背景には、近年アナログ写真への関心が若い者たちの間で増加していること、またフィルムカメラを分解し改造することで、市場に存在しないカメラを製作したいという「Fabカメラメイカーズ」らの強い欲求が存在していると考えられる。これらのFabカメラは、元の製品の市場ポジショニングを変え、「プロチェキ」などの写真スタイルを生み出した。さらに、グローバルなコミュニティが形成され、小規模な販売現象も見られる。これらの民間的な創作・改造活動は、社会変革と技術革新の波に裏打ちされ、Fabカメラメイカーズがある程度まで通常の生産過程に生じる構造的な制約を乗り越えたことを示している。彼らは主流のカメラ工業文化を超えて、独自の写真作りの実践を開拓し、現代環境における多様な写真作り方法の潜在的な需要を明確に示している。
 Fabカメラとはどのようなものなのか、その位置づけはどこにあるのか、また、それを製作するのは誰なのか。このような問いを設定しFabカメラの活動がひときわ盛んな現代の中国(2015年以降)に着目しつつ、民間のカメラメイカーズに焦点を当て、代表的な4人のメイカーズを現地調査およびインタビューした。本発表では、メイカーの経歴、改造の動機、製作方法、製品の形態、流通方法などについて、GTA(Grounded Theory Approach)を基盤とした質的研究手法を用いて考察を行い、改造活動の発生メカニズムと現状を明らかにする。
 現時点まで、伝統的な写真作りの歴史研究において、民間のカメラ改造活動に関する研究記録はほとんど存在しておらず。本研究によって、新たな写真作り理解の手法が提案されることが期待される。また、民間改造活動によってもたらされる可能性を探求し、例えば写真教育に関連する社会的価値や次世代製品開発に関連する商業的価値などについても考察したいと考えている。

研究発表2:身体になったカメラ――「自撮り」映像論――*
発表者:近畿大学文芸学部文化デザイン学科 前川修会員
要旨:
 発表者はこれまで、二冊の写真論『イメージを逆撫でする:写真論講義 理論編』(2019年)、『イメージのヴァナキュラー:写真論講義 実例編』(2020年)で、現在のデジタル写真をめぐって考察を進めてきた。1990年代から2010年代にかけて、デジタル技術に支えられた「写真」が、実践と言説のうえで、どのような変容を起こしているのか、それを写真論の視点から明らかにしてきた。今回の発表は、『イメージのヴァナキュラー』の「セルフィ論」の続きであり、「自撮り」という行為と「自撮り」映像を見ることの双方を、以前とは別の角度から考えてみたい。
その出発点にするのは、『X線と映画』(1995年)のリサ・カートライトとアンディ・ライスによる論文「マイ・ヒーロー」(2016年)である。彼女たちは、GoProが典型的に示している現在の広義の「自撮り」映像群を、これまでのカメラ=目という体制に貫かれた系譜とは異なる、写真映像の「もうひとつの系譜」として、鮮やかに浮びあがらせているのである。写真発明時から、20世紀転換期のブローニー、やがて戦前から戦後にかけてのいっそう稼動性の増すカメラの登場、そしてスマホによるデジタル写真の蔓延、さらにはアクションカメラに至るまで、そうした装置による自撮り映像は、カメラの目を撮影者の目に限りなく近づけるというよりもむしろ、目をカメラから分離し、撮影する身体もカメラ本体も断片化させ、それらとその周囲の環境も含めて、動的な布置の中に置き入れる別種の実践である――そこでは撮影者の(目ではなく)「身体」が「カメラになる」(「カメラ=ボディ」)、そう彼女たちは主張するのである。
本発表では、カートライトらの論点に加えて、同様にGoProを起点とし、「モビリオグラフィ」という概念を提唱するリシャール・ベガンの議論(「GoPro:拡張された身体、身体的イメージ」(2018年))も参照し、自撮りの身体的次元をさらに粗描する。そして、以上の自撮り論のもつ意義を、生態心理学などの観点から捉え直し、さらにそれをリッチモンドの「体性感覚的な映像美学」に接続してみたい(『映画の身体的イリュージョン』(2016年))。
 自撮りはこれまで、否定的には、ナルシシズム的実践にすぎないという批判的観点から、あるいは肯定的には、政治的主張をエンパワーするための情動的手段として議論されてきた。そうした議論にも一理はある。しかし、自撮りは、「自分」のことが好きであろうとなかろうと、政治的主張があろうとなかろうとも、ただ自撮りするだけで自分が自分から半歩だけはみ出してしまう、一見するとたいしたこともないが、その実、映像を撮る/見る行為の根幹にかかわる実践であったのではないか。こうした、これまで見逃されていたかもしれない自撮りの身体的次元を浮かび上がらせるのが、本発表の狙いである。

研究会会場:近畿大学 東大阪Eキャンパス A館3階 301号室
交通アクセス https://www.kindai.ac.jp/access/
構内マップ https://www.kindai.ac.jp/about-kindai/campus-guide/higashi-osaka/

日本映像学会関西支部事務局
〒585-8555大阪府南河内郡河南町東山469
大阪芸術大学映像学科内(大橋)
Tel: 0721-93-3781(内線3327)
email:eizouosaka-geidai.ac.jp

2023年度 研究会活動費助成の公募について(応募締切:2023年6月26日12:00)

日本映像学会 会員各位

 平素より日本映像学会にご参加およびご協力いただきありがとうございます。映像にかんする研究・活動の活性化を図るために、研究会が企画・運営する本年度の研究活動に対して研究会活動費助成の公募をおこないます。有意義と期待される研究活動や、継続的な研究活動を続けている研究会、および新規発足の研究会による研究活動の奨励を目的とします。「2023年度研究会活動費助成申請書」に必要事項を記入の上、応募期限までにご提出ください。
応募された「研究会活動費助成申請書」については審査委員会による研究・活動計画内容、実施の実現性などについて厳正な審査のうえ、助成対象となる研究・活動計画を決定します。

〆切は2023年【6月26日(月)12:00まで(厳守)】となっております。
みなさまのご応募お待ちしております。

日本映像学会 研究企画委員会

詳細のご案内や本年度の申請フォーマットは、以下よりダウンロードしてご使用ください。
2023年度研究企画委員会による研究活動助成について」.pdf
2023年度研究会活動費助成申請書」.xlsx
日本映像学会 研究会活動費助成 予算書」.docx
[参考]「日本映像学会 研究会活動費助成 決算報告書」.docx *研究会活動費の運用についての報告書式

2023年度 春期新規研究会登録申請について(応募締切:2023年6月26日12:00)

日本映像学会 会員各位

平素より日本映像学会の活動にご参加・ご協力いただき、ありがとうございます。
日本映像学会では会員のみなさまに活発な学会活動をおこなっていただくため、2023年度の春期新規研究会を募集します。
従来の研究会にない枠組みでのご活動を検討されている方、映像学への新たな視点をお持ちの方、是非ご申請ください。

同時に「研究会活動費助成」の申請をご検討の方は、こちらをご覧ください。

〆切は2023年【6月26日(月)12:00まで(厳守)】となっております。
みなさまのご応募お待ちしております。

日本映像学会 研究企画委員会

詳細のご案内や申請フォーマットは、以下よりダウンロードしてご使用ください。
2023年度_春期新規研究会登録申請について.pdf
新規研究会登録申請書.xlsx

アナログメディア研究会主催:実験映画を観る会 vol.4【5月28日】

実験映画を観る会 VOL-4

日時:2023年5月28日 日曜日 13時から上映
場所:小金井市中町天神前集会所
〒184-0012 東京都小金井市中町1丁目7-7
https://www.mapion.co.jp/phonebook/M13007/13210/21331137107/
武蔵小金井駅南口から徒歩約14分
参加は予約制です。予約フォームにご記入ください。
https://forms.gle/Js13PTwRVZV9K6R98
参加資料代千円(当日現金でお支払い下さい)
スケジュール
12時45分開場
13時 〜 15時 上映 川口肇 プログラム
15時 〜15時10分 休憩
15時10分 〜17時10分 上映 芹沢洋一郎 プログラム
17時10分 〜17時20分 休憩
17時20分 〜17時50分 トーク 川口肇 芹沢洋一郎 横江れいな
実験映画を観る会は、フィルムで制作された実験映画をフィルムで上映することをコンセプトに、これまで3回行ってきた。第4回目は、フィルムとデジタルを縦横に行き来する作品を制作する川口肇、芹沢洋一郎映画の上映。フィルム作品はもちろんフィルムで、デジタル作品やフィルムとのミックス作品はそれぞれオリジナルのメディアで上映し、改めて映画にとってフィルムとは何かを考える。

川口肇 プログラム
川口肇プロフィール:1987年より福岡で映像作品制作を始め、映像作家集団フィルムメーカーズフィールドの活動に参加。その後、山形、東京と活動の場を移す。視覚現実の模造である映像、その擬制の側面に着目し、「機械の生理」粒子/ノイズ/映写/時間等を基軸にしたフィルムおよびビデオ作品制作を続けている。
川口肇映像作品集【MIRROR/RORRIM:デジタルとフィルムの鏡面反射】
1.粒子/ノイズ
Air(8mmフィルム/06min /1992)※サイレント作品
Corridor (ビデオ/11min/1994)
2.透過/積層
消失点(デジタルビデオ/07min/2009)
vanishing-eight(8mmフィルム/03min/2009)
3.ぶれ、滲み
掌のオーロラ(8mmフィルム+デジタルビデオ ミックス上映/15min/2010)
帰途・セラフの森(デジタルビデオ/11min/2010)
Sumie(16mmフィルム/05min/2018)
4.D/Fの混交
rack-pinion(wired-glass No.4)(16mmフィルム/05min/2017)
MIRROR/RORRIM(16mmフィルム+デジタルビデオ ミックス上映/06min/2019)
miniature(8mmフィルム/06min/2019)※サイレント作品
フィルム5作品25分 デジタルビデオ3作品29分 ミックス上映作品2作品21分(合計10作品 75分)
F:5作品25分 V:3作品29分 F+V(MIX):2作品21分 合計:10本 75分
※Fはフィルム上映、Vはビデオプロジェクター上映、F+V(MIX)はミックス上映

芹沢洋一郎 プログラム
FILMは露光し焼け塗られ音を出し重ねられ光を透過するが、デジタル化できるのか?
芹沢洋一郎:17歳で作った「まじかよ?」(1980)がPFF81に入選し、自主映画や実験映画の存在を知る。流血映画を数年撮り続け行き詰まるが、ロベール・ブレッソンと奥山順市から「主題と手法の一致」を学び作風を転向。80~90年代に多くの作品を発表し国内外で評価を得るが「殺人キャメラ」(1996)発表後沈黙。「サヴァイヴァル5+3」(2016)を20年ぶりに発表し活動を再開、現在に至る。
上映作品(上映順・計71分)
1. 走れウサギ(8mm/03min/1991)
2. 間男(8mm/06min/1989)
3. 煮奴(デジタル/01min/2021)
4. いどうだいすき(8mm/25min/1991)
5. 殺人キャメラ(16mm/03min/1996)
6. サヴァイヴァル5+3(8mm/08min/2016)
7. サヴァイヴァル5+3【デジタル捕獲版】」(デジタル/09min/2017)
8. DIRECT LIGHT(16mm/16min/1995)
トーク:川口肇、芹沢洋一郎、横江れいな
横江れいな:プロフィール
よこえれいな
8ミリフィルムを偏愛する8ミリ女子。2015年に8ミリに出会い、主に8ミリにデジタルテクノロジーを掛け合わせたインスタレーションの制作活動をする。日本映像学会アナログメディア研究会所属。
https://www.yokoereina.com/

主催:
日本映像学会 アナログメディア研究会
https://www.facebook.com/analogmedia
https://twitter.com/analogmedia2022
8ミリフィルム小金井街道プロジェクト
http://shink-tank.cocolog-nifty.com/perforation/
https://twitter.com/8mmfkkp

会報第197号を発行しました。

会報第197号(2023年5月15日)を発行しました。
以下のPDFよりお読みください。

JASIAS_NewsLetter197

PDFがウィンドウに表示されない(画面が真っ白や真っ黒等)ときは、
ウィンドウ右下端のサイズ調節をマウスで動かして調節してみてください。
ウィンドウの幅のサイズが会報の幅のサイズより大きいときなどに、
PDF表示画面が出ずに真っ白や真っ黒の画面になることがあります。
また、文字が一部しか表示されないときは、URL表示のそばにあるリロードボタンをクリックしてみてください。


会報への会員による投稿につきましては以下の投稿規定をお読みのうえ、末尾の連絡フォームによりご連絡ください。のちほど担当よりご連絡申し上げます。

日本映像学会 会報 投稿規定(2017年10月 理事会決定)

1.投稿資格

(1) 投稿の時点で正会員の資格を有していること。

(2) 投稿者本人が執筆者であること。共著の場合は、投稿者が筆頭執筆者であり、必ず他の共著者全員の承認を得た上で投稿しなければならない。

2.投稿内容

(1) 映像に関する研究を推進し、広く映像文化の向上に寄与するもの(「日本映像学会会則」第2章第4条にもとづく)。

(2) 未発表のもの。二重投稿は認めない。投稿者自身の既発表論文や口頭発表と関連がある場合には、そのことを必ず明記すること。

(3) 投稿者は、自らが著作権を有しない著作物や図版などを引用するに際しては、著作権法(第32 条第1項)が定める引用の条件に則って行なうものとし、必要な場合はその著作権所有者の許諾を得なければならない。

3.字数

(1) 字数は自由(1ページは2,400字程度・複数ページも可)

(2) 図版を添付する場合には、図版の大きさを文字数に換算し、全体の文字数に含める。

4.体裁

(1) 完成原稿であること。

(2) メール本文に、題名、執筆者名、住所、電話番号、Eメールアドレス、所属等を記すこと。なお、総務委員会が原稿を確認し、事務局からEメールで「原稿受付」の通知をする。

5.提出方法

(1) 電子データをメール添付で事務局に送信すること。

(2) メール本文にOSの種類とソフト名(Wordもしくはテキスト)を明記すること。

6.投稿先

E-mail: officejasias.jp

7.校正

著者校正は初校のみとし、以後は総務委員会が行なう。

8.著作権

会報に発表された研究報告等の著作権は日本映像学会に帰属する。他の著作に転載する場合には、事務的な手続きのため、事前に文書等で学会に連絡し、転載する際に、会報への掲載に関する基本的な書誌情報を明記すること。

9.締切

投稿は随時受け付ける。

10.その他

(1) 掲載の可否については、総務委員会が決定する(一部改稿を求めることもある)。また、「採否の通知」は事務局からEメールで送信する。

(2) 投稿原稿掲載部分はPDF電子版会報の内としてホームページ上で一般公開

以上


日本映像学会第49回大会(明治学院大学)第三通信・プログラム公開のお知らせ

日本映像学会会員 各位

日本映像学会第49回大会(明治学院大学)<2023年6月10日・11日>のホームページを更新いたしました。

大会ホームページ    
https://jasias.jp/eizo2023

第三通信
https://jasias.jp/wp-content/uploads/2023/05/49jasias_no3.pdf

大会プログラム、研究・作品発表プログラム
https://jasias.jp/wp-content/uploads/2023/05/49presentationprogram.pdf

 また、大会参加申し込みが5月15日までですので、まだ申し込みがお済みでない方はは早めに申し込みください。
 (payventでお申し込みの方も、この参加申し込みをしてください。特に領収書の必要な方は、この申し込みには、領収書宛名の項目があります)

日本映像学会第49 回大会実行委員会
大会ウェブサイト:https://jasias.jp/eizo2023
メールアドレス: meigaku-conventionjasias.jp