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アジア映画研究会(第3期第20回)共催イベントのお知らせ【10月13日】

アジア映画研究会(第3期第20回)共催イベントのお知らせ

日本映像学会アジア映画研究会は10月例会として、下記のとおり神奈川大学主催国際交流イベント「『ルオルオの青春』上映会+ディスカッション」に共催します。
(10月座長:秋山珠子(神奈川大学))

『ルオルオの青春』上映会+ディスカッション
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台所のダンス 居間のファンタジー
――パンデミック下の開かれた密室
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日時: 2023年10月13日(金)
13:30-15:10 『ルオルオの青春』(2023)上映+舞台挨拶
15:20-17:00 ディスカッション
会場: 神奈川大学みなとみらいキャンパス1F米田吉盛記念ホール
ゲスト: 洛洛(ルオルオ)(『ルオルオの青春』監督)、李新月(リー・シンユエ)(編集、監督、映画祭コーディネーター)
ディスカッサント:ミツヨ・ワダ・マルシアーノ(京都大学大学院文学研究科)
司会・通訳:秋山珠子(神奈川大学外国語学部中国語学科)
主催: 神奈川大学外国語学部中国語学科
共催: 日本映像学会アジア映画研究会、JSPS基盤研究(C) 23K00224「パンデミック時代の非公式文化生産―中国インディペンデント・ドキュメンタリーの位相」(研究代表者 秋山珠子)
協力: 山形国際ドキュメンタリー映画祭
*参加無料、申込不要

詳細はこちらから
https://m.facebook.com/events/1433348180542282

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開催趣旨:
世界を覆ったパンデミック下、隔絶された空間のなかで、異なる国や地域の人々の想像/創造はどのように発露し、どのようにシェアされていったのでしょうか?
今回お招きするのは、コロナ禍後、本格的な映像制作を始めた二人の中国人女性映像作家。退職後カメラを手にした洛洛(ルオルオ)氏は、父と孫娘をケアする日常を豊かな表現の場に変える連作ドキュメンタリーで2度にわたって山形国際ドキュメンタリー映画祭入選を果たし、李新月(リー・シンユエ)氏は、洛洛監督作品の編集や自身の映像制作を行いながら、個人映像の新たなプラットホームとして注目を集めるオンライン映画祭「母親影展」の企画・運営に携わっています。世代も居住地域も隔たったかれらは、コロナ禍の厳しい都市封鎖のなかでどのように出会い、どのように想像/創造を共有していったのでしょうか?
洛洛監督最新作『ルオルオの青春』(2023)を手がかりに、パンデミック以降の表現と共創のアクチュアリティを、ミツヨ・ワダ・マルシアーノ氏をディスカッサントに迎え、新たな視点から探索します。
上映作品:
『ルオルオの青春(洛洛的青春)』(中国/2023/93分/監督:洛洛/山形国際ドキュメンタリー映画祭2023 アジア千波万波公式出品)

父や孫の世話を焼きながら10代の頃の日記を手繰るルオルオ。仲間と繋がり、家族を巻き込みながら、コロナ禍で引きこもった家に「表現の喜び」が溢れる。

登壇者:
⚫︎ 洛洛(ルオルオ)
1962年四川省米易県に生まれ育つ。同世代の女性の多くがそうであるように、結婚、出産、仕事、子育て、老親の介護、退職というコースをたどったのち、2019年、アートコレクティブ「CCDワークステーション」と出会い、民間の記憶を記録する「メモリープロジェクト」に参加。2020年初め、映像撮影と編集を学び始め、デビュー作『ルオルオの恐れ』(2021)を制作、山形国際ドキュメンタリー映画祭アジア千波万波に入選。『ルオルオの青春』(2023)は、「ルオルオの人生」シリーズ第2作。

⚫︎ 李新月(リー・シンユエ)
1996年生まれ。2018年まで湖北省の大学に通い、卒業後は北京で編集アシスタントを務め、2020年に故郷ハルビンに戻り、以後同地で活動を続ける。2021年に「CCDワークステーション」へのオンライン参加を機に個人映像制作を開始、2022年に『ルオルオの青春』の編集およびオンライン映画祭「母親影展」の企画・運営に参加。現在監督デビュー作『新月』を制作中。

⚫︎ ミツヨ・ワダ・マルシアーノ
京都大学文学研究科教授。『ニッポン・モダン―日本映画1920・30年代』 (2008)、『デジタル時代の日本映画』(2010)、『「戦後」日本映画論』(編著、2012), 『〈ポスト3.11〉メディア言説再考』(編著、2019)、『No Nukes―〈ポスト3・11〉映画の力・アートの力』(2021)、Japanese Filmmakers in the Wake of Fukushima (2023) など出版多数。現在は女性によるドキュメンタリー映画の分析に取り組みながら、映画史の読み替え作業に取り組んでいる。

⚫︎ 秋山珠子
神奈川大学外国語学部中国語学科准教授。1990年代初めより中国語圏の映画監督・美術家らと多く親交を結び、研究・通訳・翻訳を通して彼らの活動に伴走する。編著に『華語独立影像観察』1「特集=現代日本と中国インディペンデント映画のコネクション(1989–2020)」(共編著、2021)、訳書に『侯孝賢の映画講義』(侯孝賢著、みすず書房、2021)、字幕翻訳に『鉄西区』(共訳、王兵監督、2003)他多数。

アナログメディア研究会主催:はらっぱ祭り 映像インスタレーション&ワークショップ【10/1・15・29・11/4・5】

はらっぱ祭り 映像インスタレーション&ワークショップ

8ミリフィルムで映像インスタレーションを作るワークショップです。フィルムで制作したインスタレーションを 第34回武蔵野はらっぱ祭り で上映します。

概要

第1回ワークショップ●現地下見と8ミリカメラ貸し出し
10月1日(日)17:00~20:00
場所:中町天神前集会所(東京都小金井市中町1丁目7)
会場となる都立武蔵野公園のはらっぱを下見したあとで、武蔵野はらっぱ祭りと映像インスタレーションについて紹介。8ミリ撮影機材の使い方の説明と練習、貸し出しをします。

第2回ワークショップ●自家現像と試写
10月15日(日)13:30~20:00
場所:中町天神前集会所(東京都小金井市中町1丁目7)
撮影したフィルムを自分の手で現像します。できたフィルムを簡易的に映写します。

第3回ワークショップ●フィルム編集
10月29日(日)13:30~20:00
場所:桜並集会所(東京都小金井市中町3丁目19-12 トミンハイム小金井中町1階)
映写機、編集機材などの使い方を説明。フィルムを編集してインスタレーション(ループ映写など)の準備をします。

作品発表!●映像インスタレーション
11月4日(土)9:00~21:00
11月5日(日)10:00~22:00
場所:都立武蔵野公園 くじら山周辺  映像インスタレーションは裏手の林の中で実施
制作したインスタレーション作品を第34回武蔵野はらっぱ祭りで発表します。上映は、両日とも日が暮れる頃から20時までとなります。
※武蔵野はらっぱ祭りは雨天決行ですが、映像インスタレーションは雨天中止です。

講師:太田 曜
 1953年東京生まれ。実験映画作家。パリ第8大学で実験映画を、フランクフルトのシュテーデル美術大学でペーター・クーデルカから実験映画と料理を学ぶ。日本映像学会 アナログメディア研究会

参加費用

●参加資料代
 1,000円
●インスタレーション代(実費)
 4,500円程度となる見込み
 ※撮影、編集、映写機材の貸し出し、モノクロ現像薬品、8ミリ用リール1個、白リーダーフィルム代と、発電機リース代とガソリン代などの分担費用も含みます。
●フィルム代(実費)
 4,200円 Kodakスーパー8 Tri-X 
 ※モノクロフィルムです。
定員:10名
※ワークショップは3回すべての参加とはらっぱ祭りでの発表が基本です。機材は貸し出しますので8ミリ未経験者でも参加できます。お持ちの機材での参加も歓迎です。
※現像だけの参加は出来ません。
申込み:2023年9月29日(金)までに下記の応募フォームよりお申込みください。
https://forms.gle/LoWD4dMwHgFqhxHH8
問い合わせ:
8mmkoganei★gmail.com 星のマークを@に入れ替えてお送りください。

主催 日本映像学会 アナログメディア研究会
   8mmFILM小金井街道プロジェクト

アナログディア研究会 FACE BOOK PAGE https://www.facebook.com/analogmedia
8mmFILM小金井街道プロジェクト URL. http://shink-tank.cocolog-nifty.com/perforation/

中部支部2023年度第1回研究会【9月23日】

2023年度 日本映像学会 中部支部支部 第1回研究会のお知らせ

中部支部では、下記の通り2023年度 中部支部支部 第1回研究会を開催いたします。
対面のみでの実施となりますが、中部支部会員に限らず多くの方の参加をお待ちしています。

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2023年度 | 日本映像学会 中部支部 | 第1回研究会
https://jasias-chubu.org/wp/?p=1158

日時:2023年9月23日(土)(13:30 開始予定)
会場:中部大学 2522講義室(25号館2階)
〒487-8501 愛知県春日井市松本町1200番地

◎研究会スケジュール(予定)
 13:00 – 第1回研究会 受付開始
 13:30 – 開会あいさつ
 13:35 – 14:35 研究発表(2件)
 休憩
 14:50 – 15:50 招待講演(1件)
 15:50 – 16:20 ディスカッション
 16:20 – 閉会あいさつ
 休憩
 16:30 – 支部総会(研究会終了後に開催)

招待講演タイトル:
「映像人類学の話法-蛇行、創発、ジャズー」

要旨:
ストリートの、場末の酒場の、憑依や祭祀の現場の人々の濃厚なつながりややりとり、神や​​精霊とのジャムセッションに突き動かされて撮ってきた。いや、撮らされてきた。被写体は、こちらの意図、企図をまっこうから覆す存在である。また、視聴者も決して受動的ではなく、時には受け取ったイメージからさらなるイメージを創造し、応答し、私を揺さぶり続ける存在でもある。映像をめぐる世界は創発し続けるフリージャズだ。本講演では、主にエチオピアの音楽文化を対象に制作してきた作品や作品をめぐる議論を紹介しつつ、自らの映像話法、及びイメージをめぐる思考の変遷について省察的に考察したい。

【ゲスト紹介】
川瀬 慈(かわせ いつし)
1977年岐阜県生まれ。国立民族学博物館/総合研究大学院大学准教授。エチオピアの吟遊詩人の映像人類学研究を基軸に、アフリカと日本における芸能、宗教、祭祀等に関する映像作品の制作に従事する。主著に『ストリートの精霊たち』(世界思想社、2018年、第6回鉄犬ヘテロトピア文学賞)、『エチオピア高原の吟遊詩人 うたに生きる者たち』(音楽之友社、2020年、第43回サントリー学芸賞、第11回梅棹忠夫・山と探検文学賞)、詩集『叡智の鳥』(Tombac/インスクリプト、2021年)。国際ジャーナル TRAJECTORIAの編集及び、Anthro-film Laboratory の運営を行う。毎日放送番組審議会委員。
所属:国立民族学博物館、総合研究大学院大学

◎川瀬慈 上映会+ミニレクチャー
研究会とは別日になりますが、中部大学 人文学部 コミュニケーション学科が主催する関連イベントが企画されています。
日時:9/19(火) 13:35~15:05
場所:中部大学50号館1階 5011講義室
主催:中部大学 人文学部 コミュニケーション学科

◎研究発表(2件)
日本アニメと中国の関係ードラえもんを中心にー
趙 爽(名古屋大学 人文学研究科 博士前期課程2年)

要旨:
本発表では、アニメ流通とメディアの変容に注目し、『ドラえもん』を例に、その世代を超えた受容現象を通じて日本アニメと中国の関係を探求する。中国の多様なメディア・プラットフォームにおける『ドラえもん』の流通・受容を分析し、日本アニメ作品の表象とメディア流通における特徴は、中国における経済的・政治的な側面とどのように関わってきたのかを明らかにする。

撮影者のまなざし ~写真撮影の動機をめぐる映像3部作の考察~
樋口 誠也(名古屋学芸大学 メディア造形学部 映像メディア学科 助教)

要旨:
私たちは常に撮ろうとして見ているわけではなく、何かを見てしまった時にカメラを向ける。しかし、目の前の対象に目と意識を向けていたはずが、カメラを挟むことで、撮影者の意識はフレーム内をいかに構成するかという問題に置き変わる。そして、対象を画像(イメージ)へ変換する。写真撮影という、イメージを生成・収集する行為はどのような動機で起こっているのか、撮影者の立場から考察を試みた3つの作品について、発表・解説する。

◎補足情報
日本映像学会中部支部 幹事会
※幹事メンバーのみ
会場:2522講義室(25号館2階)(研究会会場と同じ)
時間:12:30 – 13:00

◎会場へのアクセス
https://www.chubu.ac.jp/about/location/

<お車でお越しの方>
・東名高速道路 春日井インターチェンジより約5分

<公共交通機関でお越しの方>
・JR中央本線「神領」駅北口「中部大学バスのりば」から名鉄バス中部大学線で約10分
・JR中央本線/愛知環状鉄道「高蔵寺」駅 北口 8番乗り場から名鉄バス「中部大学」行き
*バスの時刻表は、上記のURLから検索できます。
*9/23は休日ダイヤ運行

・バス利用でも自動車利用でも正門よりお入りください。
・自動車利用の場合は、正門にいる守衛に映像学会中部支部研究会参加の旨を伝えてください。

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日本映像学会 中部支部事務局
email: msaitonuas.ac.jp (齋藤)

メディア考古学研究会(第2回)開催のお知らせ【9月16日】

メディア考古学研究会(第2回)開催のお知らせ【9月16日(土)】

メディア考古学研究会(第2回)を下記のとおり開催いたします。板橋区立教育科学館にて、当時の映像機器と実物史料をもちいた実演による研究発表会(対面)になります。館内入場無料、事前予約などはございませんので、会場に直接お越しください。皆様のご参加をお待ちしております。

日時:2023年9月16日(土)
第1部10:30〜11:30 第2部12:30〜13:30 第3部 14:00〜15:00
(各回入退場自由、入替制)
会場:板橋区立教育科学館2階・教材製作室
https://www.itbs-sem.jp/event/detail?id=5730

〒174-0071東京都板橋区常盤台4-14-1
東武東上線 上板橋駅 北口下車 徒歩5分
https://www.itbs-sem.jp/access/

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「プリントメディアの科学観」
第1部 トーキーとアニメーションで学ぶ戦前の「タヌキ」童話の世界
解説:福島可奈子(早稲田大学)
実演:山端健志(板橋区立教育科学館)

第2部 体感する「プリントメディア」の文化的・技術的変遷
解説・実演:松本夏樹(大阪芸術大学)、福島可奈子(早稲田大学)

第3部 新発見の紙フィルム「発声映写器」と「ツキボシフヰルム」の復元保存について
司会進行・機械操作:山端健志(板橋区立教育科学館)
ゲスト:菊田鉄男(KWorx代表、電気システム技術者)

要旨:「プリントメディアの科学観」と題した第2回研究会では、まず第1部では、幻燈、玩具映画、紙フィルムや紙芝居といった「プリントメディア」のなかに登場する「タヌキ」像に焦点を当てる。そのイメージが『文福茶釜』や『証城寺の狸囃子』などの童話でどう扱われ、いかに変容してきたかについて検証するとともに、子供から大人まで、誰もが童心に帰って戦前の「タヌキ」の世界を追体験できる機会としたい。第2部では、近世から近代にかけての「プリントメディア」について、15世紀のキリスト教木版画から日本発明の紙フィルム、謄写版出版・芸術までの文化的・技術的変遷を中心に、松本夏樹コレクションの史料群のなかから具体的かつ体感的にみていく。第3部では、稀有な投影・活動する「印刷」メディアでありながら短命に終わった「紙フィルム」を取りあげる。なかでも、山端健志が新発見した家庭トーキー「発声映写器」と「ツキボシフヰルム」の復元保存活動と映像文化史的意義についてシンポジウム形式で話し合う。

お問い合わせ先:
日本映像学会メディア考古学研究会
代表・福島可奈子
korogattahotmail.co.jp

映像テクスト分析研究会 2023年度(通算第23回)研究発表会【9月26日】

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日本映像学会 映像テクスト分析研究会
2023年度(通算第23回)研究発表会 開催のお知らせ
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日本映像学会会員各位

映像テクスト分析研究会の研究発表会を下記のとおり開催します。
対面のみでの開催です。みなさまのご参加をお待ちしています。

日本映像学会映像テクスト分析研究会
代表 藤井仁子

■日時===========================
2023年9月26日(火曜日)17時00分開始〜18時30分終了予定
発表後に休憩をはさんで質疑応答あり

■発表者==========================
一之瀬ちひろ(東京大学大学院総合文化研究科博士後期課程)

■会場===========================
早稲田大学 戸山キャンパス 36号館2階演劇映像実習室(283教室/定員60人)
〒162-8644 東京都新宿区戸山1-24-1
最寄り駅:地下鉄東京メトロ東西線「早稲田駅」、副都心線「西早稲田駅」
https://www.waseda.jp/flas/hss/access/

■表題・概要===============================
『リトアニアの旅の追憶』におけるイメージの曖昧さ

ジョナス・メカスの『リトアニアへの旅の追憶』は、27年ぶりに故郷リトアニアのセメニシュケイ村を訪れる様子を中心に構成されている。この作品は作家の身辺の出来事を、遊動する画面や不安定な露出、極端に短いショットなど、作家自身が手持ちカメラで撮影した映像によって構成されていることがひとつの特徴であり、このスタイルは出来事の客観的記録とは対極にある私的で個人的な「日記映画」として理解されてきた。本発表では、たとえ注意深く眺めても画面に映っている情景が実際のところ何であるか分かりにくいこれらの映像がソ連体制下のリトアニアという異常な状況を撮影対象としている点や、映画内に物語的時間を駆動させる要素の希薄なシークエンスが頻繁に見られる点、交錯する視覚要素と聴覚要素の複雑な組み合わせによって現れる時間の重層性といったもののもたらす意味を検討しながら、メカス作品を観るときにつねに私のうちに生じる、通常は作動しない映画への向き合い方の回路が開拓されていく感覚に、少しでも近づきたいと思う。

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お問合せ先:
日本映像学会 映像テクスト分析研究会
代表 藤井仁子
〒162-8644 新宿区戸山1-24-1
早稲田大学文学学術院
e-mail: jinfujiiwaseda.jp

日本映像学会メディアアート研究会【9/15-10/1】

 この度、日本映像学会メディアアート研究会では、愛知県立芸術大学との共催として、「AIと映像表現」を開催します。メディアアートをはじめ新しい美学についての研究者 秋庭史典が、映像表現とAIの関係性はどのような立ち位置となるのか”というテーマで、講演を行います。

 また、本学芸術資料館にて、-映像とメディアアート展-「移動と身体-知覚する表現へ」を開催いたします。

 東海地区を中心に活躍するメディアアーティストと研究者による映像における自己知覚をテーマにした作品の展示です。

 皆様のご参加をお待ちしております。

日本映像学会メディアアート研究会/愛知芸大芸術講座 「AIと映像表現」
日  時   2023年9月30日(土)14:00から16:00まで(質疑応答時間含む)
講 演 者   秋庭史典(名古屋大学大学院情報学研究科教授)
会  場   愛知県立芸術大学 芸術資料館演習室
住  所   〒480-1194 愛知県長久手市岩作三ケ峯1-114
主  催   愛知県公立大学法人 愛知県立芸術大学、日本映像学会メディアアート研究会
問 合 せ   愛知県立芸術大学 芸術情報・広報課 Tel.0561-76-2873
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日本映像学会メディアアート研究会展示
-映像とメディアアート展-「移動と身体-知覚する表現へ」

会  期  9月15日(金)~10月1日(日) ※金・土・日・祝のみ開館 12:00~17:00
展示作家  DTG〔大泉 和文(中京大学工学部)、加藤 良将(名古屋芸術大学)〕
      鈴木 浩之(金沢美術工芸大学)、大木 真人(JAXA地球観測研究センター)
      森 真弓 (愛知県立芸術大学)
      関口 敦仁(愛知県立芸術大学)
会  場  愛知県立芸術大学 芸術資料館
住  所  〒480-1194 愛知県長久手市岩作三ケ峯1-114
主  催  愛知県公立大学法人 愛知県立芸術大学
企  画  日本映像学会メディアアート研究会、関口 敦仁(愛知県立芸術大学)
入  館  無料
問 合 せ   愛知県立芸術大学 芸術資料館 Tel.0561-76-4698

チラシは、こちら

第10回ドキュメンタリードラマ研究会【9月17日】

日本映像学会 会員の皆様

下記の通り、第10回ドキュメンタリードラマ研究会を開催いたします。
詳細はチラシをご覧ください。

どなたでも参加無料です。学生歓迎です。
奮ってご参加ください。

第10回ドキュメンタリードラマ研究会
テーマ:今野勉著『テレビマン伊丹十三の冒険』出版記念 テレビメディアと伊丹十三
日時 2023年9月17日(日)11時〜番組上映,14時〜講演開始
場所 専修大学神田校舎 10号館6階10061教室

第一部:番組上映
第二部:講演 中野靖子(伊丹十三記念館)「伊丹十三の仕事」
第三部:パネルセッション 今野勉・中野靖子・藤田真文・丸山友美(研究会メンバー:杉田このみ,中垣恒太郎)

問い合わせ:docudoraeizogmail.com (杉田)

第10回チラシ.pdf

関西支部第43回夏期映画ゼミナール2023年【9/1・2・3】

日本映像学会関西支部第43回夏期映画ゼミナール2023年
「中島貞夫とその時代 」
主催:日本映像学会関西支部・京都府京都文化博物館

9月1日(金)-同時代監督作品-
午後1:50 ~ 開会の辞
午後2:00 ~ 午後3:31 『一心太助 天下の一大事』(沢島忠)1958年 91分 東映京都
午後3:40 ~ 午後4:10 トーク&ディスカッション(トーク:石塚洋史、近畿大学、日本映像学会会員)
            司会進行:豊原正智(大阪芸術大学名誉教授、日本映像学会会員) 
午後5:00 ~ 午後6:29『誇り高き挑戦』(深作欣二)1962年 89分 東映東京
午後6:35 ~ 午後7:05 トーク&ディスカッション(トーク:朴志元、関西学院大学)
            司会進行:豊原正智

9月2日(土)-中島貞夫助監督作品-
午後1:30 ~ 午後3:33『武士道残酷物語』(今井正)1963年 123分 東映京都
午後3:40 ~ 午後4:10 トーク&ディスカッション(トーク:高橋剣、東映京都撮影所スタジオ事業部長)
            司会進行:森脇清隆(京都文化博物館)
午後5:00 ~ 午後6:24『関の弥太っぺ』(山下耕作)1963年  84分 東映京都
午後6:30 ~ 午後7:00 トーク&ディスカッション(トーク:中村聡史、日中文化芸術学院、日本映像学会会員)
            司会進行:石塚洋史

9月3日(日)-中島貞夫監督作品-
午後1:30 ~ 午後2:59『893愚連隊』(中島貞夫)1966年 89分 東映京都
午後3:10 ~ 午後3:40 トーク&ディスカッション(トーク:谷慶子、立命館大学、脚本家・スクリプター)
            司会進行:中村聡史
午後4:30 ~ 午後6:39『序の舞』(中島貞夫)1984年 129分 東映京都
午後6:50 ~ 午後7:20 トーク&ディスカッション(トーク:木下千花、京都大学、日本映像学会会員)
            司会進行:大橋勝(大阪芸術大学、日本映像学会会員)
午後7:20 ~ 閉会の辞

会場:京都市中京区三条高倉 京都文化博物館 http://www.bunpaku.or.jp
TEL075(222)0888  FAX075(222)0889
[ 交通機関 ] ○地下鉄「烏丸御池駅」下車、5番出口から三条通を東へ徒歩約3分
○阪急「烏丸駅」下車、16番出口から高倉通を北へ徒歩約7分
○京阪「三条駅」下車、6番出口から三条通を西へ徒歩約15分
○JR・近鉄「京都駅」から地下鉄へ
○市バス「堺町御池」下車、徒歩約2分

参加費:学会会員は、3階フィルムシアター 入口の日本映像学会関西支部受付へ直接お越しください。

※参加希望の日本映像学会会員は8月26日(土)までに予め 関西支部事務局へメールか電話連絡かFAXをください。
その上で連絡先をお知らせください。折り返し、当日の詳細等ご連絡いたします。

2023夏期映画ゼミナールチラシ

問合せ先:〒585-8555  大阪府南河内郡河南町東山469
大阪芸術大学映像学科内 日本映像学会関西支部事務局(大橋)宛
TEL 0721(93)3781 内線:3327  FAX 0721(93)6396
Mail : eizouosaka-geidai.ac.jp

第54回映画文献資料研究会【9月9日】

第54回映画文献資料研究会のお知らせ

日本映像学会映画文献資料研究会では、下記のように、研究例会を開催いたします。会員の皆様のご参加をお待ちいたします。

「ドキュメンタリー映画監督・片山明彦の足跡を追って~「片山明彦資料集」編纂と新たなる探究~」

発表者:宮下啓子(映画研究者・『活動倶楽部』世話人)
発表概要:戦前・戦後を通じて映画俳優として活躍した片山明彦(1926~2014)は、映画俳優を引退後、舞台の仕事を経て、ドキュメンタリー映画の監督として30年余り活動を続けたが、このことはほとんど知られていない。我々(宮下・山口博哉・柳下美恵)は、片山の遺品である数々の資料と関係者へのインタビューを踏まえて、私家版「片山明彦資料集」(2部構成)を2022年11月に完成させた。
宮下は、編纂作業を通じてドキュメンタリー監督としての片山の活動に注目し、資料集の完成後も引き続き調査を進め、今ではすっかり埋もれてしまっている片山が演出した作品の発掘を試みている。
本発表では、新たに発掘した作品群を紹介するとともに、作品に込められた片山の映画作りにかける思いを、数々の証言を交えて紹介する。
発表内容1.資料集の概要~自伝の発見
「片山明彦資料集」編纂に至るまでの経緯と資料集の構成内容を紹介する。最大の発見は本人筆による自伝(未完)である。幼少期のエピソードが情感豊かに紹介されていると同時に、撮影現場の様子や私淑する名監督の仕事ぶりに関する細かい記述に、映画作りへの思いが強く感じられる。
2. 片山明彦の映画人生~演じ手から作り手へ
片山明彦の生涯を活動時期に分けて分類し、ドキュメンタリー監督に至るまでの経緯をたどる。映画業界の斜陽化に翻弄されつつも、“最後のカツドウヤ”の自負心を忘れずに、志高く映画作りに情熱を注ぎ続けた多彩な映画人生を紹介する。
3.発掘したドキュメンタリー映画~片山明彦からのメッセージ
片山が手掛けたドキュメンタリー映画の発掘調査の中間報告として、現時点における作品リストを提示し、作品の傾向や演出スタイルについて分析を行う。発掘した作品のうち、片山が特に満足していたという作品(29分)を参考上映する。

日時:2023年9月9日(土)15時~16時30分(予定)
会場:東京工芸大学芸術学部1号館1階ゼミ7
東京都中野区本町2-9-5

参加費:無料
連絡先:西村安弘 nishimurimg.t-kougei.ac.jp

主催:日本映像学会映画文献資料研究会(代表:西村安弘)
※例会の後に、有志による懇談会を予定

西部支部主催『インディペンデント映画と福岡』【8月20日】

昨年に続き、8月20日(日)に日本映像学会西部支部と福岡インディペンデント映画祭との共催で「夏の上映会」を開催します。
会員の皆様のご参加をお待ちしております。

[タイトル]インディペンデント映画と福岡

[概要]
昨年に続き、日本映像学会⻄部支部と福岡インディペンデント映画祭がコラボし「夏の上映会」を開催します。

インディペンデント映画を上映しディスカッションを行うことで、インディペンデント映画の制作内容や、人材交流の活発化をめざきます。
プログラム①10時~ FIDFFドキュメンタリー『標的』99分
プログラム②13時~ FIDFF短編セレクション6作品 88分

『ジェノサイダー』 6分
『軟膏母さん』 12分
『愚問のぐぅもん』 11分
『ガラッパどんと暮らす村』 17分
『ミラクルトイズリカバーザドクター』 25分
『果ての一閃』 17分
プログラム③15時~ 日本映像学会西部支部セレクション

 荒木聡太郎監督 『THE BOX』(2023)約30分,初公開
 :無人島で目覚めるスーツ姿の男。足には足枷と鎖が繋がっており身動きがとれない。脱出を試みるも全て失敗に終わる。 唯一所持していた手帳には男の過去が 日記として綴られており、男は自身の過去と向き合う。 数日後、極限状態の男の前に一つの箱が現れる。 現れる箱の謎と手帳に綴られた男の過去、そして男の未来を描くサスペンス・スリラー映画。

 15時30~上映後、荒木聡太郎監督トーク

プログラム④16時~ 日本映像学会西部支部セレクション

 チョン・ジニュン監督 『ミヌとりえ』(2022)26分19秒 

:福岡出身の女性が祖父の手紙をたどり韓国の群山を訪れ、ゲストハウスで知り合った男性ミヌと交流する物語。
 16時30~ 上映後チョン監督オンライン・トーク +「日本と韓国での映画制作の実際 ~群山と福岡という場所性」

[主催]日本映像学会⻄部支部・福岡インディペンデント映画祭
[会場]中洲大洋映画劇場 大洋メディアホール
 〒810-0801 福岡県福岡市博多区中洲4-6-10大洋ビル6F
 福岡市営空港線中洲川端駅1番出口徒歩3分

[参加費]1プログラム 一般 1,000円均一
  (日本映像学会会員・福岡インディペンデント映画祭スタッフは無料)

[予約・お問い合わせ]
 xiguyu(@マーク)hotmail.com  担当:西谷