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第5回ドキュメンタリードラマ研究会【2月24日】

下記の通り、研究会を開催します。

今回は、テレビマンユニオン創業者の一人である今野勉氏を囲んだ座談会と
テレビ東京現役プロデューサーの講演の二部構成です。
ぜひ学生にも声かけていただきご参加いただければと思います。

         記

第5回 ドキュメンタリードラマ研究会
テレビ制作者から聞く「ドキュメンタリーとドラマ」のあいだ
テレビ東京「ハラスメントゲーム」プロデューサー田淵俊彦さん

日時 2020年2月24日(月・祝) 11時〜17時予定
会場 専修大学 神田キャンパス 7号館3階 731教室
地図 URL https://www.senshu-u.ac.jp/about/campus/

詳細はこちら
https://docudoraeizo.wixsite.com/documentarydorama/untitled-c1ld2

参加費無料。

内容
第一部は、今野勉氏を囲んで、最近のドキュメンタリードラマについて、参加者と語り合う会とする。
第二部は、ドラマとドキュメンタリーの両方について豊富な制作経験のある田淵俊彦会員の番組 上映と講演を行う。
田淵氏は「ノンフィクション性の高いドラマにおける表現の配慮」を研究テーマに挙げており、これ までに「破獄」(2017年、テレビ東京放送)、「二つの祖国」(2019 年、同放送)など、数多くのド ラマをプロデュースしている。

今回の研究会では、田淵氏がプロデュースしたドラマ「ハラスメントゲーム」(レギュラー回は 2018 年、スペシャル回は2020 年、同放送)を上映する。本作は、現代の社会問題であるさまざまな「ハラスメント」を主題とし、リアリティを追求しながらも、エンターテイメントドラマとして高い評価を得ている。このような社会問題を扱うとき、制作現場では、どのような取材を重ね、判断がなされているのか。そもそもなぜドラマで表現するのか。田淵氏からその実際を伺い、「ドキュメンタリーとドラマ」のあいだを考えることで、これからのドキュメンタリードラマを展望する。

次第
<第一部> 座談会 ― 今野勉氏を囲んで(司会:丸山友美会員) 11時00分 開会挨拶、研究会報告
11時30分 座談会

<第二部>作品研究 講演

13時00分 講師紹介、番組紹介
13時10分 番組「ハラスメントゲーム」上映(120分)レギュラー回の第一話、第二話 15時20分 ご講演 (60分)
16時20分 ディスカッション(60分)
17時30分 閉会 挨拶
18時00分 懇親会

よろしくお願いいたします。

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杉田このみ
映像作家/専修大学 ネットワーク情報学部 講師
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第22回ヴィデオアート研究会【2月29日】開催のお知らせ

第22回ヴィデオアート研究会(2月29日)開催のお知らせ

日時:2020年2月29日(土)14:00-16:00
会場:レンタルスペースBlueMountain(池袋)
住所:東京都豊島区東池袋1‐47‐2 サニーハイム池袋 405号室
(一階に「ALEGRIA」がある茶色いレンガのビル、4階右手の部屋)
アクセス:
http://bit.ly/2FYXeGI
http://bit.ly/3afuiIm
会場定員:20名

内容:インターディシプリナリーアートにおける映像表現の拡張
本研究会は、ヴィデオアートのアカデミックな研究と、制作や展示現場のフィールドワークを交互に行なう方針で発足されました。今回は演劇、ライヴ、インスタレーション、公共空間での作品紹介など、アートの脱ジャンルにむけた活動をしているインターディシプリナリー・アート・フェスティバル・トウキョウ( IAFT )の代表、韓成南さんをお迎えし、ヴィデオの現在的な在り方、各国の動向などその多様性と深化を含めた文化的な戦略について作品を交えながらお話しいただこうと思います。

パネリスト: 韓成南( インターディシプリナリー・アート・フェスティバル・トウキョウ/IAFT代表)
進行:瀧健太郎(ビデオアートセンター東京/学会員)

お問合せ:
日本映像学会ヴィデオアート研究会
代表 瀧健太郎

2019年度 西部支部研究例会および支部総会のご案内【2月12日】

2019年度 西部支部研究例会および支部総会のご案内

西部支部では、研究例会および支部総会を下記の通り開催いたします。研究例会終了後には支部総会、懇親会も行います。会員の皆様のご参加をお待ちしています。

日時:2020年2月12日(水) 15:00-18:00
会場:九州産業大学芸術学部17号館6階デジタルラボ601
(福岡市東区松香台2-3-1)
https://www.kyusan-u.ac.jp/guide/summary/access.html

スケジュール:
(1)研究例会 15:00-17:00
発表1:「アイソタイプ・アニメーションと同時代の情報アニメーションへのその影響ーフィリップ・ラーガンを中心として」
発表者:伊原久裕 (九州大学芸術工学研究院)
要旨:情報アニメーション(インフォアニメーション(Inform animation)とは,Nicoló Ceccarelli, Carlo Turriらが提唱した概念で,ダイヤグラムや地図,グラフなどを用いて情報を伝えることを目的としたアニメーションの1ジャンルを示す。このジャンルの典型のひとつにピクトグラムを用いた技法であるアイソタイプのアニメーションがある。アイソタイプのアニメーションは、第二次世界大戦中のイギリスで、ドキュメンタリー作家のポール・ローサのディレクションによって制作されたが、同時期のカナダにおいてもアイソタイプにきわめて類似したアニメーションがNFB(National Film Boards)から配給されていたことはあまり知られていない。制作者はフィリップ・ラーガン(Philip Ragan:1909ー1989)という名のアメリカ人であり、彼はNFBの責任者であった英国人ドキュメンタリー作家のジョン・グリアソン に依頼を受けて、およそ30本の短編アニメーションをNFBのために制作していた。発表者は、アイソタイプの影響に関する研究の一環として、この無名のアニメーション制作者について調査を行なっており、本発表では、現時点で判明している調査の報告を中心として、同時期のアメリカで軍事訓練用に制作されたUPA(United Productions of America)関連のアニメーションも取り上げつつ、アイソタイプ・アニメーションの影響の範囲,形態とその社会文化的意味について考案したい。

発表2:「実験映像『桜の心臓』について─考察と展開」
発表者:黒岩俊哉 (九州産業大学芸術学部)
要旨:『桜の心臓』は、発表者が2019年に制作した実験映像作品である。発表者のこれまでの作品の特徴は、合成技術から生まれる映像群(イマージュ)を契機として、さらにそれらを再合成することで、重層的かつ複雑なイマージュのまとまり(シーケンス)を構成し、映像表現の深度や強度を形成していくものであった。
ところが本作では、歌手 “よしお” の同名曲のプロモーション機能を備えることが前提と存在していた。そのため初期段階の制作アプローチが、これまでの表現のそれとは幾つかの点で異なっていた。それは、歌手や曲の世界感を、ある種の抽象的な映像言語を用いて表現する必要性が、当初から規定されていたことでもある。今回の発表では、発表者のこれまでの作品と本作との表現の違い解説し、それを同時に問題提起としながら、映像芸術と映像がもつ機能性について、作家の立場から考察する。
また、本作はこれまでに「黒岩俊哉映像個展『まなざしのパッセージ2019』」(2019年9月)と「三又中学校学校美術館」(2019年12月)において公開されている。映像と観客が接する「場」の重要性と、作品の自律性についても言及する。

発表3:「香椎宮境内でのビデオプロジェクションを活用した空間演出について」
発表者:岩田敦之 (九州産業大学芸術学部)
要旨:2019年9月、福岡市香椎宮で開催された観月祭にてビデオプロジェクション手法による空間演出を行った。神社での夜間イベントに合わせた演出が課題となり、幅広い世代の来場者が境内でのひと時をゆったりと過ごせるよう、自然の「ゆらぎ」や「うつろい」をテーマに空間演出を行った。本発表では、この活動の総括を行うとともに、今後の展開について報告する。

(2)支部総会:17:10-18:00
研究例会終了後、同会場にて開催。

(3)懇親会:18:15-
支部総会終了後、会場近くで懇親会を予定しています。

研究例会連絡先:
九州産業大学芸術学部(黒岩)

会報第187号を発行しました。

会報第187号(2020年2月1日)を発行しました。
以下のPDFよりお読みください。

JASIAS_NewsLetter187
日本映像学会会報第187号PDF版

PDFがウィンドウに表示されない(画面が真っ白や真っ黒等)ときは、
ウィンドウ右下端のサイズ調節をマウスで動かして調節してみてください。
ウィンドウの幅のサイズが会報の幅のサイズより大きいときなどに、
PDF表示画面が出ずに真っ白や真っ黒の画面になることがあります。
また、文字が一部しか表示されないときは、URL表示のそばにあるリロードボタンをクリックしてみてください。

会報への会員による投稿につきましては以下の投稿規定をお読みのうえ、末尾の連絡フォームによりご連絡ください。のちほど担当よりご連絡申し上げます。

日本映像学会 会報 投稿規定(2017年10月 理事会決定)

1.投稿資格

(1) 投稿の時点で正会員の資格を有していること。

(2) 投稿者本人が執筆者であること。共著の場合は、投稿者が筆頭執筆者であり、必ず他の共著者全員の承認を得た上で投稿しなければならない。

2.投稿内容

(1) 映像に関する研究を推進し、広く映像文化の向上に寄与するもの(「日本映像学会会則」第2章第4条にもとづく)。

(2) 未発表のもの。二重投稿は認めない。投稿者自身の既発表論文や口頭発表と関連がある場合には、そのことを必ず明記すること。

(3) 投稿者は、自らが著作権を有しない著作物や図版などを引用するに際しては、著作権法(第32 条第1項)が定める引用の条件に則って行なうものとし、必要な場合はその著作権所有者の許諾を得なければならない。

3.字数

(1) 字数は自由(1ページは2,400字程度・複数ページも可)

(2) 図版を添付する場合には、図版の大きさを文字数に換算し、全体の文字数に含める。

4.体裁

(1) 完成原稿であること。

(2) メール本文に、題名、執筆者名、住所、電話番号、Eメールアドレス、所属等を記すこと。なお、総務委員会が原稿を確認し、事務局からEメールで「原稿受付」の通知をする。

5.提出方法

(1) 電子データをメール添付で事務局に送信すること。

(2) メール本文にOSの種類とソフト名(Wordもしくはテキスト)を明記すること。

6.投稿先

E-mail: officejasias.jp

7.校正

著者校正は初校のみとし、以後は総務委員会が行なう。

8.著作権

会報に発表された研究報告等の著作権は日本映像学会に帰属する。他の著作に転載する場合には、事務的な手続きのため、事前に文書等で学会に連絡し、転載する際に、会報への掲載に関する基本的な書誌情報を明記すること。

9.締切

投稿は随時受け付ける。

10.その他

(1) 掲載の可否については、総務委員会が決定する(一部改稿を求めることもある)。また、「採否の通知」は事務局からEメールで送信する。

(2) 投稿原稿掲載部分はPDF電子版会報の内としてホームページ上で一般公開

以上


アナログメディア研究会主催企画「驚天動地のNOTO FILM」能登勝 レクチャー & 上映【2月11日】のお知らせ

アナログメディア研究会主催企画
「驚天動地のNOTO FILM」 能登勝 レクチャー & 上映

2020年2月11日火曜日休日
18時45分開場
19時00分上映開始
21時30分頃終了予定

宮地楽器ホール 地下練習室 2・3
JR中央線武蔵小金井南口駅前
https://koganei-civic-center.jp/map/
資料代1000円

プログラム(上映予定作品)作品の技法や技術の解説をして、作品を16mmフィルム映写機で上映します。

耕す・(16/color/9min.)
大地からの展開・(16/color/12min.)
犬の映画・(16/color/8min.)
夢代九・(16/B&W/9min.)
夢のフランス・(16/color/6min.)
上弦の月・(16/color/16min.)
下弦の月・(16/color/23min.)
境内にて・(16/color/7min.)

驚天動地のNOTO FILM

商業現像所では出来ないような華麗で繊細な仕上がりを目指す能登勝の自家現像と自家プリント。自家現像なんてゴミだらけ、キズだらけ、ムラムラで汚い、と考えて居る人はとりあえず能登勝の映画を一度見て頂きたい。自家現像が美しい映像を作り出す為の技法なのだ、と諒解出来るだろう。そして商業現像所では決して引き受けてはくれない“電子レンジ現像”“蟻プリント”“定着液吹き付け”など自家現像、自家プリントならではの驚愕の表現に息を呑む筈だ。多摩芸術学園映画科の学生時代にスタン・ブラッケージの作品に出会い劇映画から実験映画に方向を転換、以来自家現像、自家プリントでの実験映画制作一筋四十余年、世界でも類を見ない斯界のパイオニア能登勝。驚天動地の能登勝映画作品を作家の解説と共に鑑賞する。自家現像とは何かを考えるのにも絶好のこの機会をお見逃しなく。

主催・問合せ :日本映像学会 アナログメディア研究会
(e-mai:analogmedia2013gmail.com)
ご案内:https://www.facebook.com/events/2551091725019745/

日本映像学会アナログメディア研究会
代表:太田曜
連絡先:尚美学園大学芸術情報学部情報表現学科 川口肇研究室(川口肇)
e-mail:analogmedia2013gmail.com

第46回大会関西大学<2020年5月30日(土)・31日(日)>について

日本映像学会 大会申込期限のお知らせ

 2020年の日本映像学会第46回大会は、2020年5月30日(土)、31日(日)に関西大学(千里山キャンパス)で開催されます。
前回より申込みをオンライン入力に統一しました(従来までの返信用葉書はありません)。
詳細は日本映像学会ウェブサイト上の「第2通信」でご確認ください。
大会での発表および参加を希望される方は、大会ウェブサイトの申込フォームから手続きをしてください。

大会ウェブサイト https://jasias.jp/eizo2020
発表の申込期限 2020年2月21日(金)
大会参加の申込期限 2020年5月8日(金)

 皆さまのご来場をお待ち申しあげております。

日本映像学会第46回大会実行委員会
〒564-8680 大阪府吹田市山手町3-3-35
関西大学文学部映像文化専修内
kandai-convention@jasias.jp

アジア映画研究会(第14回)開催のお知らせ【2月4日】

アジア映画研究会会員/日本映像学会会員各位
「日本映像学会アジア映画研究会(第14回)開催のお知らせ」

アジア映画研究会(第2期第14回/通算第33回)を下記のとおり開催します。

日時:2020年2月4日(火)18:00-20:00
会場:国際交流基金・御苑前オフィス7階アジアセンター(702-703会議室)
〒160-0004 東京都新宿区四谷4-16-3-7F
(東京メトロ丸ノ内線 四谷三丁目駅 2番出口 から徒歩8分)
アクセスマップ https://www.jpf.go.jp/j/access/map.html
<内容>
①発表「ボーダークロッシングアジア—国境を越えるインディペンデント映画製作を再考する Border-Crossing Asia—Rethinking Transnational Independent Filmmaking」
馬然 Ma Ran(日本映像学会会員、名古屋大学人文学研究科 准教授)60分+討議

昨年10月に刊行された馬先生の著書『Independent Filmmaking across Borders in Contemporary Asia(国境を越える現代アジアのインディペンデント映画)』の内容を中心にご発表を頂きます。
使用言語は英語(質疑応答時は必要に応じて中国語・日本語の通訳あり)

(発表要旨 英文)
This talk focuses on ‘independent border-crossing cinema’ and explores a breed of independent auteurs whose micro-practices and projects (‘border-crossing films’) are both locally situated and contingently embedded in the translocal (local-to-local), transnational network of production, circulation, and exhibition. This transborder filmmaking can be viewed as both an aesthetic practice and political act, reframing how people, places, and their inter-connections can be perceived—opening up possibilities to reimagine Asia and its connections to globalization.
(プロフィール 英文)
馬然 MA Ran (associate professor) teaches at the Global-30 “Japan-in-Asia” Cultural Studies and the Program of Cinema Studies, Graduate School of Humanities, Nagoya University, Japan. Her research interests include Asian independent cinemas and film festival studies.
She is the author of Independent Filmmaking across Borders in Contemporary Asia (Amsterdam University Press, 2019).
(書籍の出版社のサイト)
https://www.aup.nl/en/book/9789462986640/independent-filmmaking-across-borders-in-contemporary-asia

共催:基盤研究(C)「カルチュラル・アサイラム―中国インディペンデント・ドキュメンタリーの位相空間」(19K00259)(神奈川大学・秋山珠子)

②討議「今後のアジア映画研究会の開催と運営について」
参加者全員

※発表の後、今後のアジア映画研究会をどのように続けていくか、参加者全員で話し合いを持ちます。積極的な参加をお願い致します。

———————-

ご参加についていくつか注意点がございます。

<19時までにご来場の方>
御苑前オフィスビルの正面玄関からお入りいただき、直接7階アジアセンターフロアまでお越しください。
<19時以降ご来場の方>
19時以降はビルが施錠されます。ご来場の都度、中から職員がお迎えに参りますので、到着次第、座長あてにメールでご連絡ください。
(2月座長:金子 kanekoyougmail.com 気をつけていますが、気がつかないことがありますので時間を置いて再度ご連絡ください)

<出席について>
国際交流基金の会場の都合で、前日までに参加者全員のお名前を報告する必要があります。
ご出欠のご連絡は、「調整さん」で出欠確認をおこないますので、下記のサイトへ行き、「出欠を入力する」をクリックしてください。
https://chouseisan.com/s?h=8af0713616ad48a8a92bfe555518cf8c
「表示名」にお名前(フルネーム)を入力、○(出席)、△(不明)、×(欠席)のいずれかを選び、にコメント欄にはご所属または肩書き、さらにあればご連絡事項を記入して下さい。
出席の方は、前日、2月3日(月)18:00までにご記入をお願いします。

以上

日本映像学会会員
金子 遊

アナログメディア研究会 映像講座「実験映画のフィルムアーカイブを考える」【1/25】のお知らせ

日本映像学会 アナログメディア研究会 映像講座
「実験映画のフィルムアーカイブを考える」のお知らせ

現在 ( いま ) のデジタル配信の時代に、8mm、16mm フィルムでつくられた実験映画を、どのように後の世代に残していくべきか! 過去の代表作を みるために我々は何をしていくべきか!
映画の保存業務を実践する とちぎあきらさんに、映画復元の事例からフィルムメーカーに役立つ、映画のアーカイブの重要性についてお話しいただきます。他にアナログメディア研究会のメンバー南俊輔による、8mm の 4K テレシネの実践について、研究発表を行います。

講師:とちぎあきら(フィルムアーキビスト)
2003 年より 15 年間東京国立近代美術館フィルム センター研究員として、映画フィルムの収集・保存、アクセス対応などに従事。現在、IMAGICA Lab. からの業務受託など、フリーの立場で映画保 存の仕事に携わっている。

研究発表:「アーティストによるテレシネの実践」
南俊輔(美術作家/日本映像学会 アナログメディア研究会)
1985 年北海道生まれ。映像機材の機構や映写技師 による映写の行程など、映画周辺の環境に着目し、インスタレーションの制作やパフォーマンスを行 う。近年は自作テレシネ機器を用いたフィルム = デジタル映画を制作。

日時:2020年1月25日(土) 19−21時(開場18:45)
会場:小金井 宮地楽器ホール 地下 練習室2・3 (JR 中央線 武蔵小金井駅南口 1 分)
主催・問合せ :日本映像学会 アナログメディア研究会
(e-mai:analogmedia2013@gmail.com)
資料代:500円 定員50人
https://www.facebook.com/events/755559598258084/

日本映像学会アナログメディア研究会
代表:太田曜
連絡先:尚美学園大学芸術情報学部情報表現学科 川口肇研究室(川口肇)
e-mail:analogmedia2013@gmail.com

ショートフィルム研究会第28回活動【2/15】のお知らせ

「アニメーション研究を牽引してきた功労者 渡辺泰〜その研究活動と功績〜」展を振り返って

2018年夏、長年に渡り国内でアニメーション研究を牽引してきた渡辺泰を顕彰する展覧会が京都で開催された。会場では渡辺手作りの戦後アニメ関連記事スクラップ帳、戦後発足したディズニー・ファンクラブの会誌「ディズニー・ジャーナル」などが展示され、戦中戦後の国内のアニメーション受容を渡辺の膨大なコレクションから垣間見ることが出来る内容であった。この度名古屋で、本展覧会を振り返り、氏の貴重なコレクションの一端を検証し紹介する。

日時 2020年2月15日(土)開場/14:30開演15:00-終了17:00予定
会場 名古屋市中村区則武1-13-9 チサンマンション第3名古屋ビル 1106号室
道順 名古屋駅JRコンコース太閤口より徒歩4分
予約 main@theatercafe.jp (要予約) 参加無料
協力 渡辺泰、安井喜雄(神戸映画資料館館長)
主催 日本映像学会ショートフィルム研究会
日本映像学会研究活動助成金対象研究

■発表
| 戦後、国内最初期のアニメーション愛好家たちの活動について 森下豊美
渡辺泰展で展示した資料から、戦後発足したディズニー・ファンクラブ会員向け会誌「ディズニー・ジャーナル」、およびその会員たちによる同人誌「sleepy symphony」を中心に、戦後最初期の国内アニメーション愛好家たちの活動の一端を検証する。
| プロフィール 
2012年東京藝術大学大学院アニメーション専攻修了。2018年京都精華大学大学院単位取得満期退学。2017年「にっぽんアニメーションことはじめ~ 「動く漫画」のパイオニアたち~展」、2018年「渡辺泰展」企画など、アニメーションの制作、研究、展覧会企画など行う。関西大学、甲南大学ほか非常勤講師。

| 日本のアニメーションの戦時下・戦後 佐野明子
今回上映する『マー坊の落下傘部隊』が制作された戦時下の背景をまず概観する。終戦後、日本の人々に歓迎された『白雪姫』ほかディズニー長編が、いかに日本のアニメーションや映像文化に影響を与えたか、渡辺泰コレクション資料を手がかりに考察する。
| プロフィール 
2007年 大阪大学大学院言語文化研究科博士後期課程単位取得満期退学。2009年 桃山学院大学国際教養学部に着任(〜現在)2015年 国際日本文化研究センター共同研究員(〜現在)単著論文「『桃太郎 海の神兵』論:国策アニメーションの映像実験」『アニメーション研究』第20巻第1号、2019年。共著書『動員のメディアミックス:<創作する大衆>の戦時下・戦後』大塚英志編、思文閣出版、2017年など。

■上映作品
『マー坊の落下傘部隊』(1943年、12分)製作 佐藤吟次郎  演出 千葉洋路
マー坊は科学研究所で「新式の落下傘兵器」(爆弾落下傘、超強電波放射落下傘、上昇兼用落下傘、装甲機銃座急構築落下傘)を開発する。それらを日本軍が使って敵軍を倒す。

ショートフィルム研究会第27回活動【2/1】のお知らせ 

「アイドルMVのメディア論」

私たちがアイドル文化を享受する際の重要なメディアのひとつが、ミュージック・ビデオ(MV)であろう。アイドルMVは、プロモーション(販促)を目的とした、CDの付属品などではもはやない。AKB 48『恋するフォーチュンクッキー』(2014年)のMVのように、社会現象を引き起こしたり、乃木坂46や欅坂46のMVのように、才能ある映像クリエイターたちの格好の表現の場となってもいる。本イベントでは、このアイドルMVをメディア環境史の中に位置付け直すとともに、アイドルMVというメディアをめぐって生成されるコミュニケーションについて考察していく。また、女性アイドルのみならず、男性アイドルやK-POPにおけるMV状況との比較も試みたい。

■登壇者プロフィール
塚田 修一 | つかだ しゅういち
中央大学・法政大学兼任講師。主業績:『アイドル論の教科書』(共著・青弓社)、『国道16号線スタディーズ』(共編著・青弓社)など

張 瑋容 | ちょう いよう
台湾出身。名古屋大学男女共同参画センター研究員。主業績:『記号化される日本―台湾における哈日現象の系譜と現在―』(ゆまに書房、近刊)

日時 2020年2月1日(土) 14:00 開場/14:30 開演/17:30 終了予定
会場 名古屋市中村区則武1-13-9 チサンマンション第3名古屋ビル 1106号室
道順 名古屋駅JRコンコース太閤口より徒歩4分
予約 main@theatercafe.jp (要予約) 参加無料
協力 梶川瑛里(広報イラスト制作・運営)
主催 日本映像学会ショートフィルム研究会
日本映像学会研究活動助成金対象研究