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2017年度第1回写真研究会【3月20日】

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日本映像学会 写真研究会
2017年度第1回研究発表会開催のお知らせ
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日本映像学会会員各位

写真研究会の研究発表会を下記のとおり開催致します。
皆様のご来場をお待ちしております。

日本映像学会写真研究会
代表 前川 修

・日時===========================
 2018年3月20日(火曜日)14:30開始-18:00終了予定
 発表後に質疑応答の時間があります。

・会場===========================
 同志社女子大学今出川キャンパス 楽真館R006教室(座席数44)
 〒602-0893 京都府上京区 今出川通寺町西入
 最寄り駅:地下鉄烏丸線「今出川駅」
 交通アクセス
 http://www.dwc.doshisha.ac.jp/access/imadegawa/index.html#p3
 キャンパス案内図
 http://www.dwc.doshisha.ac.jp/access/imadegawa/campusmap.html

発表者・発表内容:
 報告1 舘かほる氏(神戸大学人文学研究科博士前期課程)
  「内なる他者の身体表象――鳥居龍蔵の千島アイヌ調査写真をめぐって」
 報告2 笠間悠貴会員(明治大学理工学研究科博士後期課程)
  「さかさ双眼鏡と蜃気楼――渡辺兼人の80年代初期作品と風景論を辿る」

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発表要旨

舘かほる(神戸大学人文学研究科博士課程前期課程)
「 内なる他者の身体表象――鳥居龍蔵の千島アイヌ調査写真をめぐって――」

 本発表では写真を用いた先駆的な調査で知られる人類学者、鳥居龍蔵の撮影した写真表象について考えてみたい。とくに彼が千島アイヌ調査で撮影した写真、その身体表象を素材にすることで、そこにどのようにして内なる他者としてのアイヌが表象されていたのかを探りたい。

 本発表ではまず、北海道開拓以降にアイヌが日本でどのように政治的に位置づけられていたのかを確認し、そのうえで当時の日本の人類学がアイヌをどのように「内なる他者」として写真資料を用いて表象していたのかを検討する。鳥居の人類学調査は、日本の旧植民地であった台湾、満州、樺太など、日本の周縁の民族を対象としたものであった。その調査の目的は、日本人の起源を突きとめることであった。当時の日本の人類学では大森貝塚の石器発見を発端とした、アイヌと日本人の起源(=大森貝塚で発掘された石器時代人)との関係をめぐる論争が起きていた。それがコロポックル論争である。鳥居の研究もまた、結果的にアイヌに及ぶことになり、特に千島アイヌを日本人の起源として注目し、調査を行っていった。

 鳥居の千島アイヌに対する理論的な構えを考える上で、当時の対アイヌ政策の文脈と人類学の言説におけるアイヌの立場の関係は重要である。鳥居が千島アイヌを対象に調査をおこなった1890年代から1910年代当時アイヌは人類学において言説構築のために身体的・文化的差異を強調されていた。しかしそれと同時にアイヌは明治政府から公布されるあらゆる同化政策の対象でもあり、彼らは文化的慣習の実践を禁止されていた。つまり当時のアイヌは、同化政策が進められる一方で、人類学的に特権的な対象として日本人との差異を強調されながた扱われていたのである。それは鳥居にとっても同様にアイヌは同化政策の対象となりうる他者でありながら、同時に自文化の起源(あるいはそれに近い)民族でありうるという考えの基に認識されていたのである。これはつまり、自己(日本)のなかに属しながらも他者として自己と区別される対象、すなわち内なる他者ということができるだろう。

 発表の後半では、次に鳥居が撮影した千島アイヌの写真表象およびその枠組みとなる理論を明らかにする。ここで重要なのが形質人類学という骨格の特徴によって民族の分類を行う方法であり、鳥居もこの分類のために用いる写真を多く残している。このような写真による身体の表象方法は欧米にその先行例をみることができる。それはアラン・セクーラが示したようにフランシス・ゴールトンやアルフォンス・ベルティヨンがおこなった犯罪者や病人といった社会的な他者を表象する方法である。さらに身体を写真によってアーカイヴすることで社会的他者の領域を画定し、自己との断絶をおこなうのである(Allan Sekula,”The Body and Archive,” October, Vol. 39(Winter, 1986), p. 7)。こうした欧米の方法はたしかに日本の人類学でも輸入され、実践されている。しかし、日本の人類学においては、自己の源泉を求めるために内なる他者の身体を写真でアーカイヴするのである。そうして形成されたアーカイヴがどのような意味をもち、そこで写真はどのような機能をもっていたのかについて考察していきたい。

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笠間悠貴(明治大学大学院理工学研究科建築都市学専攻総合芸術系博士後期課程)
「さかさ双眼鏡と蜃気楼――渡辺兼人の80年代初期作品と風景論を辿る」

 金井美恵子との共著『既視の街』で第7回木村伊兵衛写真賞を受賞し、現在まで30年以上ほぼ毎年展覧会を開催してきた写真家・渡辺兼人の80年代の写真作品と、本人による初期の写真論を辿る。スクエア・フォーマットで切り取られたモノクロの風景写真には、どこで撮影されたのかを伝える情報、例えば目印となる建物や、特徴的な地形、地名を示す文字などが注意深く避けられている。また、仰角や俯角を用いることもほとんどなく、カメラはアイレベルから水平に対象に向かっている。その端正な構図からは、はっきりとした意思を持って撮られたことが伝達される一方で、その目的や動機を読み解くことは非常に困難である。そのため、シャッターが切られたというその事実だけが際だって前景化している。こうした渡辺の写真を評するのにこれまで用いられてきた「何も写っていない」という言われ方や、「不在感」に関して、実証的に論じる。

 本発表は三つの側面から渡辺作品を考察する。まず、銀座ニコン・サロンで1981年に開催された展覧会「既視の街」、それに続いてツァイト・フォト・サロンで1982年から84年まで3年連続で開催された展覧会「逆倒都市(さかさとし)」に出品された風景写真の撮影場所を、そのフレームの中の極めて少ない情報と、1970年代の航空写真を照らし合わせることで特定していく。渡辺はこれまで、自身の作品がどこで撮影されたかを明記したことはなく、場所を特定する作業は作家の意図に対して逆行することになるが、写真には必ず時間と場所が伴うものであるという信念で、50点以上の場所を探し当てた。ただそれはあくまでも場所を解き明かすこと自体に目的があるのではなく、撮影された場所が作品にとってまた作家にとってどういう意味を持つのかを明らかにしたい。次に、「既視の街」は金井美恵子によるテクストと組み合わされ発表された経緯があるため、小説としての側面にも注目する。渡辺の写真は、物語の中に描かれる主人公が見た夢の場面と連動している。新潮社版『既視の街』(1980年)のレイアウトや物語に着目し、写真とテクストがどのような関係を結び、「既視感」を構築するのかを考証する。最後に、雑誌『芸術生活』1974年3月号の特集「謎の写真家アッジェの世界」に寄せた渡辺の論考「存在の乱反射」を検証し、写真に対する渡辺の主張、構想、興味に触れる。この論考で渡辺は、蜃気楼をモチーフにした江戸川乱歩の奇怪小説『押絵と旅する男』を取り上げ、蜃気楼や双眼鏡の像といった光学現象の顕在化と、写真を潜在的に支えている光学的な構造をパラレルに捉え、写真における被写体の存在と、撮影者の立場について検討している。以上を分析することで、渡辺作品の重層的な世界に迫り、写真に内在する撮影された場所と時間が、鑑賞者によってどのように受容されるのかを探求したい。

以上
日本映像学会写真研究会
代表 前川修
〒657-0013 兵庫県神戸市灘区六甲台町1−1
神戸大学人文学研究科 前川修研究室

中部支部2017年度第3回研究会【3月5日】

日本映像学会会員各位

2017年度 | 日本映像学会 中部支部 | 第3回研究会
http://jasias-chubu.org/wp/?p=616

日時:2018年03月05日(月)13:30より
会場:名古屋学芸大学 メディア造形学部棟 MCB210教室(約80席)
   (愛知県日進市岩崎町竹ノ山57)

◎スケジュール
-13:30~13:35 開催校挨拶

-13:35~14:00 研究発表:梶川瑛里 氏|「重力と落下−−『くもとちゅうりっぷ』の空間表象と運動表現」
-14:05〜14:25 研究発表:村上将城 会員|「作品『landschaft』について」

-14:45~18:20頃 学生作品プレゼンテーション
 参加校:愛知県立芸術大学/愛知淑徳大学/情報科学芸術大学院大学[IAMAS]/椙山女学園大学/名古屋学芸大学/名古屋芸術大学/名古屋造形大学/名古屋文理大学 (五十音順)
 ※学生作品プレゼンテーションの詳細は、下記URLをご確認ください
  http://jasias-chubu.org/wp/?p=616

-18:30頃より  学内にて懇親会

◎研究発表

重力と落下——『くもとちゅうりっぷ』の空間表象と運動表現
梶川瑛里氏(名古屋大学大学院 文学研究科 博士課程前期課程)

要旨:1943年に製作された日本アニメーションの金字塔と言われる『くもとちゅうりっぷ』の受容には、相反する二つの意見が見られる。一方で、戦時下の状況にも関わらずアニメーションの美的表現、詩情性を突き詰めたと称賛されるが、他方近年の研究では、そのキャラクター表象が戦時下のイデオロギーに基づいていると指摘される。いずれにしろ、このアニメーション作品の中で、空間や身体という物理的側面からどのような意味が構築されているのかという問題は軽んじられてきた。しかし、『くもとちゅうりっぷ』に見られる物理的な空間や身体は、戦前および戦時下のアニメーション文化を色濃く映し出しているのみならず、戦後日本のアニメーションにも継承される表現技法と技術を示している点で、極めて重要なものである。
本発表では、『くもとちゅうりっぷ』を題材として、そのリアリズム的表現に注目すると同時に、アニメーションにおける重力という空間表象や落下運動の分析を行う。ディズニーやジブリのアニメーション作品との比較も交えながら、『くもとちゅうりっぷ』の日本アニメーション史上における意義を空間表象と運動表現の側面から捉え直していく。

作品「landschaft」について
村上将城会員(名古屋学芸大学 映像メディア学科 専任講師)

要旨:2006年より継続して写真作品「landschaft」を制作している。風景という言葉だけでは回収することのできない、人間の視覚によってとらえられる目の前の認識像 landschaft / 景観を写真で遺し、記録していく本作品を、これまでに制作したシリーズを踏まえて解説する。

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◎会場へのアクセス
<公共交通機関でお越しの方>
 東山線「上社」駅と、鶴舞線「赤池」駅より、スクールバスが出ています。
 両駅とも、大学までの時間は15分ほどとなります。
 乗車時に、車掌に「学会での来校の旨」お伝えいただくことで、乗車できます。
 スクールバスの時刻表は下記のPDFにてご確認ください。
 https://www.nuas.ac.jp/download/2017bustimetable_spring.pdf

<お車でお越しの方>
 はじめに正門入ってすぐの「守衛室」にお寄りください。
 来客用の駐車場位置について、守衛より説明があります。
 https://goo.gl/maps/MCTeanvsB2F2

以上
日本映像学会中部支部
http://jasias-chubu.org/wp/
〒470-0196
愛知県日進市岩崎町竹の山57
名古屋学芸大学メディア造形学部映像メディア学科内

ショートフィルム研究会主催「黒坂圭太―不定形のドローイング 映像作品「不定形シリーズ」をめぐる対話」【2月18日】

日本映像学会会員各位

ショートフィルム研究会主催(第23回活動)
「黒坂圭太―不定形のドローイング 映像作品「不定形シリーズ」をめぐる対話」
ライブ・ドローイング、上映、講演、交流会開催のお知らせ
 
作家・黒坂圭太氏の映像作品「不定形シリーズ」について、研究者・赤塚若樹氏との対談により読み解いていく。またライブ・ドローイングと関連作品上映も行う。具体的には、黒坂氏のフィルモグラフィを振り返りつつ、手法と表現、描くという行為、抽象的な映像表現など、本シリーズにまつわるさまざまな事柄について、作家と研究者の対話を通して考察する。ライブ・ドローイング+作品上映+作家と研究者の考察的対話を行うことで、抽象的な短編映像作品への理解を深める。

期日 2018年2月18日(日)14:00-17:30(予定)
ゲスト 黒坂圭太(アニメーション作家)、赤塚若樹(首都大学東京 教授)
内容 ライブ・ドローイング、上映、講演、交流会
会場 シアターカフェ 〒460-0011愛知県名古屋市中区大須二丁目32-24 マエノビル2階
定員 20名 (main@theatercafe.jp へご予約ください)
入場無料
企画 林緑子
主催 日本映像学会ショートフィルム研究会
日本映像学会研究会活動費助成対象研究

以上
日本映像学会ショートフィルム研究会
代表 林緑子
〒460-0011
愛知県名古屋市中区大須2丁目32-24
マエノビル2階

アナログメディア研究会協力「太田曜16㎜実験映画上映」【2月10・11日】

アナログメディア研究会協力事業
「太田曜16mm実験映画上映」(2月10・11日)開催のお知らせ

日時:2月10日(土曜日)・2月11日(日曜日)
   14時00分 Aプロ
   15時30分 Bプロ
   17時00分 Cプロ
   18時30分 Dプロ
   ★★★ 全て16mm フィルム作品 フィルム映写機で映写して上映します ★★★
場所:TATARABA / タタラバ(座席数約30)
   https://tataraba-tataraba.jimdo.com/access/
   東京都品川区北品川2-25-17
   京浜急行「新馬場駅(品川駅から2つ目)」北口より徒歩約5分 北馬場参道通りを山手通り方向へ、山手通りを渡って、ミユキハウジングと日本経済新聞の間の細道を真っすぐ進んだ左手。ショーウィンドウのタタラバのロゴが目印。
入場料:1プログラム1000円 2プログラム以上1500円

Aプログラム  サイレント作品 1980年代 12作品 71分
Bプログラム  サウンド / サイレント作品 1990年代 9作品 70分
Cプログラム  サウンド作品 2000年代 8作品 66分
Dプログラム  最近の作品 2010年代 9作品 63分

主催:TATARABA / タタラバ & MALTESE CROSS VISION
協力:日本映像学会アナログメディア研究会
お問い合わせ先(太田曜):distortedcinema-joei@yahoo.co.jp
080−1276−8478(オオタ)
太田曜 ホームページ : http://www.tokyo100.com/ota/

上映作品 プログラム

Aプログラム サイレント作品 1980年代 12作品 71分

●RELATIF HORAIRE 16ミリ カラー サイレント 2分 1980年
●UNE SUCCESSION INTERMITTENTE 16ミリ カラー サイレント 2分1980年
●UN RELATIF HORAIRE No3 16ミリ カラー サイレント 3分 1980年
●UN RELATIF HORAIRE No4 16ミリ パートカラー サイレント 5分 1980年
●TEMPS TOPOLOGIQUE 16ミリ モノクローム サイレント 11分 1981~82年
●UN RELATIF HORAIRE No5 16ミリ カラー サイレント 8分 1983~84年
●STÄDEL 16ミリ カラー サイレント 7分 1985年
●STUHL 16ミリ カラー サイレント 6分 1986年
●5400Secondes 16ミリ カラー サイレント 10分 1986年
●CHAISE PLUS 16ミリ カラー サイレント 4分 1987年
●15h-3h 16ミリ カラー サイレント 4分 1988年
●段・ボール 16ミリ カラー サイレント 9分 1989年

Bプログラム サウンド / サイレント作品 1990年代 9作品 70分

●INSTALLATION TIME 16ミリ カラー サウンド 6分 1989~90年
●FLOTTE 16ミリ カラー サウンド/サイレント 9分 1993年
●LUNAISON 16ミリ カラー サイレント 8分 1994年
●ENTOMOLOGIST 16ミリ カラー サウンド/サイレント 8分 1995年
●SYNONYM OF ANIMATION カラー サイレント 5分 1996年
●DISTORTED “TELE” VISION カラー サウンド 11分 1997年
●DISTORTED MOVI SION カラー サウンド 8分 1998年
●INCORRECT CONTINUITY カラー サウンド 9分 1999年
●INCORRECT INTERMITTENCE カラー サウンド 6分 2000年

Cプログラム サウンド作品 2000年代 8作品 66分

●RELATIVE TIME-TABLE 2001 パートカラー サウンド 6分 2001年
●OFF THE SYNC パートカラー サウンド 8分 2002年
●DISCREPANT SIGHT パートカラー サウンド 7分 2003年
●SNAIL DANCE パートカラー サウンド 9分 2004年
●SPEED TRAP カラー サウンド 6分 2004年
●ANTONYM of CONCORD(E) カラー サウンド 9分 2005年
●INCLINED HORIZON カラー サウンド 8分 2007年
●PILGR IMAGE of TIME カラー サウンド 13分 2008年

Dプログラム 最近の作品 2010年代 9作品 63分

●REFLEX/REFLECTION カラー サウンド 8分 2009年
●SURF/LENGHT カラー サウンド 8分 2010年
●FANTÔME カラー サウンド 8分 2011年
●根府川(Nebukawa) パート・カラー サウンド 6分 2012年
●L’Image de la Pucelle 2 カラー サウンド 12分 2013年
●ULTRAMARINE

以上
日本映像学会アナログメディア研究会
代表 西村智弘
https://www.facebook.com/analogmedia/
〒166-0011
東京都杉並区梅里1-3-3
阿佐ヶ谷美術専門学校内(担当:末岡)

日本映像学会映像心理学研究会・アニメーション研究会合同研究発表会【2月11日】

日本映像学会
映像心理学研究会・アニメーション研究会合同研究発表会のご案内

日本映像学会映像心理学研究会・アニメーション研究会の合同究発表会を下記の要領で開催いたします。是非ご参加くださいますようご案内申し上げます。

日本映像学会映像心理学研究会・アニメーション研究会 代表:横田正夫

■開催概要

日時:平成30年2月11日(日曜日) 午後2:00~6:00
会場:日本大学文理学部百周年記念館会議室2
http://www.chs.nihon-u.ac.jp/about_chs/campus_map/
(東京都世田谷区桜上水3-25-40)

■プログラム

第1部 アニメーション研究会(2:00~3:00)

2:00~3:00
アニメの感情の谷
横田正夫会員(日本大学)

アニメに描かれる物語では、主人公がある出来事によって激情を誘発され、異世界に行ってしまったり、無意識に陥ったり、さまざまな心理的な反応が生ずる。例えば、マンガの原作とアニメ化された「進撃の巨人」では、主人公は、巨人と戦う訓練を経て、巨人と戦えると過信した時に、巨人と戦うことになり、初戦で巨人に食べられてしまう。この時には「駆逐してやる」という断片的な意識はあるもののもとの人間の意識は失われている。つまり感情の谷に落ちている。そしてこの谷から出るためには自らの力で出ることはできず、友人が外から声をかけてやる必要があった。感情の谷から抜け出るのは、難しい。このように感情の谷をひとつの図式として当てはめると、物語の構造が分かりやすい。そして感情の谷に落ちること、ならびにそこから出てきたときには感情の谷に落ちる以前よりも人格が高まっていると描くのが、日本でヒットしているアニメの基本構造になっている。

第2部 映像心理学研究会(3:10~5:20) 

3:10~4:10
造形力に頼らないアニメーション制作実習課題の検討
野村建太会員(日本大学)・野村康治会員(松蔭大学)

 アニメーション制作実習課題を行うにあたり、課題対象者の造形力が問題となることがある。将来アニメーターを目指し、デッサンなどの専門教育を受けている場合はその限りではないが、初等中等教育過程の生徒や高等教育過程でも絵を描かない分野の学生に対し、アニメーション制作実習課題を行う場合、造形力の基礎がないことを前提に実習課題を設定する必要がある。将来アニメーターにならない場合でも、アニメーションの動きを理解出来る人材を育成することを目的に、アニメーション制作実習課題の検討を行う。
 発表者は日本大学芸術学部映画学科でアニメーションを教えているが、画力にばらつきがある学生を対象としたアニメーション制作の教育、特に動きの制作を習得する初歩として、カットアウト人形を使用した歩きのアニメーション制作課題を課している。学生には、人形の体の部位と関節の数を指定し、人形を制作してもらう。撮影方法やデータ提出方法の規定を提示し、撮影は自宅で行ってもらう。完成した映像は、講評会で見ながら問題点を指摘し、何度か作り直す。毎回の講評会では、自身が制作したアニメーションを自己評価してもらい、各段階に制作された映像は第三者にも評価してもらうことで、データを収集し、実習課題の有効性の調査も行っている。また、その調査を行いながら授業内容のブラッシュアップを行っている。
 大学で行っている実習課題の他に、小・中学生を対象としたアニメーションのワークショップを複数回行った経験から、課題対象や環境に合わせて実習課題を行う方法を検討する。

4:20~5:20
笑いの力
阿部恒之氏(東北大学大学院文学研究科心理学講座)

2012年から,哲学・ 国文学の研究者と共に,復興の狼煙ポスタープロジェクトのポスターに写った東日本大震災の被害者の「顔」を巡って議論してきました。私は,知覚心理学的アプローチから,怒り顔と笑顔の持つ「魅力」を考えてきたのですが,今回は,笑顔のほうを中心にして,笑いの発する「力」についてお話しさせていただこうと思います。
高笑いと共に登場する黄金バット。黄門さまの呵々大笑。『ワンピース』の初登場シーンで笑いながら登場する強面キャラクター。密かに笑い方の訓練を受けていたデロリンマン。笑いの力を自覚的に用いたニューヒーロー・オールマイト・・・多くの娯楽作品における笑いを取り上げながら,笑いという感情の表出が有する異質な強さを考えてみたいと思います。

5:20~6:00 質疑応答

■参加申込

どなたでも参加できますが、資料作成の都合上、2月9日(金)までに下記までお申し込み頂けますと助かります。

■参加申込・問合せ先:

日本大学文理学部心理学研究室(横田正夫)
東京都世田谷区桜上水3-25-40
E-mail: myokota@chs.nihon-u.ac.jp
Tel: 03-5317-9720 Fax: 03-5317-9427

アナログメディア研究会協力「帰巣譚 <映像作家福間良夫没後10年追悼映像個展>東京上映会」【2月3・4日】

日本映像学会会員各位

アナログメディア研究会 協力事業
「帰巣譚 <映像作家福間良夫没後10年追悼映像個展>東京上映会」開催のお知らせ
https://www.facebook.com/events/1792296427737791/

九州・福岡における1970年代以降の個人映画・実験映画シーンを俯瞰する上で、FMF(フィルム・メーカーズ・フィールド)の存在は欠かす事ができない。今年で40周年を迎えるこの集団は、日本最長級の老舗シネマテークだ。永年FMFを牽引した創立メンバーの映像作家・福間良夫は、誠に残念ながら2007年6月28日に急逝。53歳であった。福間作品の殆どは、静謐かつ緊張感に満ちた独特の質感を伴っている。難解と評される事もあったが、その凛とした作品と繊細かつ豪放な人柄は、多くの人々から慕われた。
東京上映では、福間の同志でありパートナーの宮田靖子と厳選した作品集【福間良夫8mmフィルム映像個展】に加え、創立以来FMFに注目し続けその活動をリスペクトしたかわなかのぶひろの長篇『人である。』、FMFと親交の深かった松本俊夫と中島崇による8ミリ作品、さらに福間への「あきらめと再起動の予期せぬ作業になった」という宮田靖子の『月日譚』による【特別上映作品集】、そして30年以上に渡って続けられたFMF主催3分間8ミリフィルムアンデパンダン展「パーソナルフォーカス」等に参加した東京近郊映像作家の出品作による【PERSONAL FOCUS 東京セレクション】の3プログラムをお届けしたい。
世紀を跨いだひとりの映像作家の生き様に感応して頂ければ幸いだ。
《櫻井篤史 映像作家/Lumen gallery (京都)》
《東京主催スタッフ》

日時・会場・料金:

●2月3日(土)
16時〜Aプロ 特別上映作品
19時〜Bプロ 福間良夫8mmフィルム映像個展+トークセッション(宮田靖子氏、かわなかのぶひろ氏、中島崇氏)
渋谷・イメージフォーラム3F「寺山修司」(東京都渋谷区渋谷2-10-2)
一般 1,000円 イメージフォーラム会員800円 2回券(当日のみ) 1,500円

●2月4日(日)
14時〜Cプロ PERSONAL FOCUS東京セレクション
17時〜Bプロ 福間良夫8mmフィルム映像個展+トークセッション(宮田靖子氏、櫻井篤史氏、他)
国立・木乃久兵衛(キノ・キュッヘ)(東京都国立市 西2丁目11-32)
一回券1,000円 2回券(当日のみ) 1,500円

プログラム詳細:

【Aプログラム】特別上映作品 93分
Delay Exposure 松本俊夫/8mm/3分/1984
捜査 中島崇/8mm/3分/1984
月日譚 宮田靖子/8mm/17分/2007-2010
人である。 かわなかのぶひろ/デジタル/70分/2009−2017

【Bプログラム】福間良夫8mmフィルム映像個展 76分
帰巣譚 3分/1978
跋 5分/1978
神風 3分/1979
続神風 3分/1980
新神風 4分/1983 
弾機 3分/1983 
眼界境域 3分/1984 
帰巣譚 12分/1988 
若水夜 3分/1993
葉月拾遺 3分/1997 
プラザホテル 3分/2000
415號室 3分/2001 
針穴と知恵熱 3分/2003 
<櫻井篤史との映像書簡>
『福間さんへ。』+『桜井へ』+『櫻井の引越』+『福間さんの引越』+『芳一夜話』 15分/1993〜2010
<特別追加作品>
ODESSA  3分/1985
川の底にあるもの  4分/1989
ふくおかぱらだいす 3分/1991
※すべて福間良夫作品(映像書簡は櫻井篤史との共作)、8ミリフィルム

【Cプログラム】「PERSONAL FOCUS東京セレクション」約2時間
青井克己 COOL HEART 1988
石川亮 春光呪詛 2016
内村茂太 多摩川のほとりで猫と暮らしている 2007
遠藤奈緒 きよう 1995
小口容子 無援の抒情 2010
大川戸洋介 影 1986
大木裕之 鏡川ぞいのガードレール 1991
太田曜 2005 MARS / PARIS 2007
大西健児 フジカブルー 2009
帯谷有理 私も動かす 1994
片山薫 子どものアリエッタ 1998-2008
加藤到 滅びゆくメディアのために 1986
川口肇 suginami-green 2007
佐々木健 Last of Showa 1991
新宅謙吾 5つのめくばせ 2007
芹沢洋一郎 走れウサギ 1991
徳永彩加 川赤子 2016
戸屋幸子 おしまい駅 2007
能登勝 満月 2006
袴田浩之 肉体実験通信 1993
早見紗也佳 あし 2016
昼間行雄 こわい森みたいな 2017(再現版)
福間良夫 ON A SHUTTER 1982
夢のゆきて 1978
走れ映郎 1988
ガラスの42才 1996
ホタルイカプロダクツ 闘え!カンフーウルフ「ペンギン拳を倒せ!!」 1997
前田敏行 おしまい 1996
万城目純 Seraphita (セラフィータ) 1993
水由章 瞬息4 2001
宮田靖子 威風堂々 1998
村上賢司 カスバから 1994
ヤジマチサト士 風の日曜 2009
山崎幹夫 じょっぴん 1988

※当日の上映順は上記とは異なります
※一部上映作品が変更になる場合があります

主催:帰巣譚 東京上映会
協力: Film Makers Field/Lumen gallery/イメージフォーラム/木乃久兵衛/日本映像学会アナログメディア研究会/上映作家の皆様

以上

日本映像学会アナログメディア研究会
代表 西村智弘
https://www.facebook.com/analogmedia/
〒166-0011 東京都杉並区梅里1-3-3
阿佐ヶ谷美術専門学校内(担当:末岡)

第44回映画文献資料研究会【2月10日】

日本映像学会会員各位

第44回映画文献資料研究会のお知らせ

日本映像学会映画文献資料研究会では、下記のように研究例会を開催いたします。会員の皆様のご参加をお待ちしています。

「轟夕紀子は新劇から何を獲得したか?」

第1部:参考上映
『勝利の日まで』(1945年、成瀬巳喜男監督、15分)
『人生劇場 第2部 残侠風雲篇』(1926年、佐分利信監督、110分)

第2 部:研究発表「轟夕紀子は新劇から何を獲得したか?」
発表者:山口博哉氏(映画史家)
 轟夕紀子は宝塚少女歌劇で演技の基礎を身につけましたが、そこからリアリズムを基調とする映画的演技に転換することに大変苦しみました。その克服のため1943年から1953年にかけて新劇に意欲的に出演し、少女歌劇的演技からの脱却を模索しました。
 その演技の転換がどのようなものであったかを検証するためには、戦争末期に出演したオールスター映画『勝利の日まで』で、少ない出番の中でどのような演技を披露したのか、また戦後の1953年に安定した映画的演技を披露した『人生劇場 第2部』でどのような成果を披露したかを検証する必要があります。
 この2作品を比較することで、轟夕紀子が新劇からどのような演技術を獲得したかが明らかになるでしょう。

日時:2018年2月10日(土)13:00 ~ 16:00
会場:東京国立近代美術館フィルムセンター試写室
   (東京都中央区京橋3-7-6)
   アクセスマップ:http://www.momat.go.jp/fc/visit/information_map/
主催:日本映像学会映画文献資料研究会(代表:西村安弘)
参加費:無料・事前申し込み制(例会の後に、有志による懇親会を予定)
※会場準備のため、2月2日(金)までに、下記のメールアドレスに申込をお願いします。
申込先:西村安弘(東京工芸大学)nishimur@img.t-kougei.ac.jp
※当日は、12:50までに、フィルムセンター1階エントランスにご参集ください。

発表者紹介:山口博哉(やまぐち・ひろや)
1970年生まれ、大阪出身、映画史家。
17才で轟夕紀子の大ファンとなって以来、30年にわたり取材や資料収集を通じて轟の研究を続け、ライフワークとしている。次第に興味の幅を広げ、映画監督の春原政久や島耕二などの研究にも着手、日本映画史全般を専門とする。これまで1400冊の映画書、2600 冊の映画雑誌を調査し、110人の映画関係者を取材。独学で映画史を学び、現在は在野の映画史家として活動。生業はヨガ・インストラクター。
轟夕紀子および日本映画史の研究についてとったノートは現在72冊目。轟夕紀子研究の成果を私家版として発表した著書は9冊、また2008年からフリーペーパー「月刊トドロキ・ユキコ」(2000)を発行している(最新号は36号)。
その他、共著として「原節子のすべて」(2012年、新潮社)があり、新聞寄稿やメディア取材など多数。
轟夕紀子生誕100年&没後50年にあたる2017年には、各種の記念イベントを主催。ラピュタ阿佐ヶ谷の轟夕紀子特集上映、兵庫県宝塚市立中央図書館の轟夕紀子展、宝塚映画祭の轟夕紀子特集上映などにも係わる。
日本映像学会の映画文献資料研究会では、2008年7月12日に轟夕紀子について、2013年12月7日には春原政久について研究発表をしている。
2018 年には「轟夕起子伝記」「轟夕起子フィルモグラフィー」の出版を予定。

以上

日本映像学会映画文献資料研究会
代表:西村安弘
東京都中野区本町2-9-5
東京工芸大学芸術学部映像学科内

第3回ドキュメンタリードラマ研究会【2月18日】

日本映像学会会員の皆様

第3回研究会を下記のとおり開催いたします。
是非、多くの方々にご出席いただけましたら幸いです。

第3回研究会
ドキュメンタリードラマの最前線
テレビマンユニオン 岸善幸氏を迎えて

日時 2018年2月18日(日)13:30-16:50 (13時開場)
会場 千葉商科大学 1号館1102教室(座席数30)

〒272-0851 千葉県市川市国府台1-3-1
・JR総武線「市川駅」下車 徒歩約20分
・京成線「 国府台駅」下車 徒歩約10分
キャンパスマップ 詳細URL(千葉商科大学webサイト内にあるアクセス情報です)
http://www.cuc.ac.jp/access/index.html

内容 
テレビマンユニオン 岸善幸氏を迎えて、ドキュメンタリードラマの番組制作の実際について伺います。
テレビのドキュメンタリードラマ史において、テレビマンユニオンの制作した多くの番組は、重要な位置を占めています。そのなかでも、岸氏は、ドキュメンタリー制作の経験をもち、NHK『開拓者たち』(2012)、『ラジオ』(2013)などの演出を手がけ、近年では『二重生活』(2016)『あゝ、荒野』(2017)など映画監督としても高い評価を受けています。
岸氏が演出した番組を鑑賞し、ディスカッション形式で、制作現場の最前線について伺い、ドキュメンタリードラマの継承と発展について議論します。

研究会次第
13:30 開会挨拶、研究についての進捗報告、岸氏のご紹介
14:00 上映 (『ラジオ』 90分)
15:40 ディスカッション
16:50 閉会挨拶

岸善幸氏 プロフィール
テレビディレクター、映画監督。
1987年早稲田大学卒業後、テレビマンユニオンに参加。
『アメリカ横断ウルトラクイズ』のスタッフを経て、『世界ウルルン滞在記』の原型となった『地球ZIGZAG』の企画発案、演出デビュー。 『NONFIX』では是枝裕和らと共に番組のコンセプトワークに貢献。『情熱大陸』でもコンセプトワークに関わる。ATP賞テレビグランプリ2012総務大臣賞、文化庁芸術祭テレビドラマ部門大賞、シカゴ国際映画祭テレビ賞長編テレビ映画部門金賞など受賞多数。
NHK大型企画『開拓者たち』(2012)はじめNHK『ドラマ』(2013)、『撃墜 3人のパイロット〜命を奪い合った若者たち〜』(2014)、『一番電車が走った』(2015)などテレビドラマの演出を多く手掛ける。
映画『二重生活』(2015年公開)、『あゝ、荒野』(2017年公開)が第30回日刊スポーツ映画大賞 作品賞(岸善幸監督)、主演男優賞(菅田将暉氏)受賞、第42回報知映画賞 作品賞・邦画(岸善幸監督)、主演男優賞(菅田将暉氏)受賞など高く評価されている。

参加方法
参加無料。どなたでも参加できます。
*参加者多数の場合は、事前申込の方を優先的にご入場いただきます。

本会webサイトの申し込みフォーマットから事前申込ができます。
もしくは、下記メールにてご連絡ください。

申し込み用フォーマット
URL http://docudoraeizo.wix.com/documentarydorama

お問い合わせ
日本映像学会ドキュメンタリードラマ研究会
代表 杉田このみ
〒272-8512千葉県市川市国府台1-3-1
千葉商科大学政策情報学部内

アナログメディア研究会協力8ミリフィルム・16ミリフィルム上映企画「!8 to !!16[exclamation-8 to exclamation-16 ]」【1月27・28日】

アナログメディア研究会協力事業
「!8 to !!16[exclamation-8 to exclamation-16 ]」開催のお知らせ

「!8 exclamation-8」は、2009年頃にスタートした 8ミリフィルム上映企画です。フジフイルムのSingle 8、KodakのSuper 8のカラーリヴァーサルフィルムの生産終了、現像液やフィルムの値上がりなど、8ミリ制作を巡る厳しい状況が続く中、フィルム制作への興味・意欲のある作家は今でも多くおり、今回は全て新作の上映となります。
また16ミリフィルムプログラム「!!16 exclamation-16」も加えて開催します。これはフィルムの長さが「100ft」=スプール1巻分というルール付きの新作プログラムです。初めてボレックスを手にした女子大生から、新作を待ち望まれたベテランまで、短い中にも密度あるプログラムです。

日時:1月27日(土)14時(Aプロ)/16時(Bプロ)/18時(Cプロ)
   1月28日(日)14時(Cプロ)/16時(Aプロ)/18時(Bプロ)
     
会場:渋谷 イメージフォーラム3F「寺山修司」
   東京都渋谷区渋谷2-10-2

料金:1回券 700円 3回券 1500円
   ※各回入替制/3回券はお一人様用です

プログラム詳細:

【Aプログラム】!8 9作品 約40分
(8ミリフィルム)

GREY HOUR ムラカミロキ/5分
さよならは私が覗く 宮川真一/5分
ちょうちょちょうちょ 三井彩紗/3分
ストロボ・フリッカー 南俊輔/3分
END OF PRAY 北澤宏昴/5分
Kodachrome 40 sound color movie film [2] 太田曜/3分
光 後藤貴志/5分
夜道に坐る 石川亮/5分
ほとり 松井摩利子/5分

【Bプログラム】!8 10作品 約40分
(8ミリフィルム)

友人の仕事 日景明夫/5分
Linda/リンダ NAGAO/5分
愛の屑 鈴木章浩/3分
シーケンス 横江れいな
575 大川リサ/3分
京都小旅行 齊藤光平/6分
透馬のこと 七里圭/3分
お墓参り 阿部和浩/5分
愛讃讃 俊/6分
水を飲んでいきる(8mm上映 ver) 早見紗也佳/3分

【Cプログラム】!!16 14作品 約35分
(16ミリフィルム、全て100フィート=約2分30秒)

A・RA・SHI -hacker- ムラカミロキ
shadow 宮崎淳
Optical Synchro Sound Movie Film 太田曜
Sumie(印象Ⅱ) 川口肇
木綿たり/MOMENTARY 水由章
ドーミー 横尾千智
点景 飯田定信
Untitled 黒川通子
3760flame 徳永彩加
パンダウン 能登勝
時光剥落(Time Peeling Off) 許岑竹
グローコーマ<緑内障> 溝の口健二
Metanoia 石川亮
ねんね 早見紗也佳

※A・B・Cとも、すべて2017年度制作作品
※各回上映後に、来場作家のティーチ・インあり

【!フィルム機材バザー】
新たな生産がほとんどない、フィルムをめぐる機材の現場。機材や撮影に関する情報交換の場としても。これから先のよきパートナーが見つかるかもしれない小さいバザーをプログラム間で開催!
※参加には上映プログラムの半券が必要です

共催:Spice films、イメージフォーラム
http://spicefilm.blog.fc2.com/

協力:8mmFILM小金井街道プロジェクト、日本映像学会アナログメディア研究会
https://www.facebook.com/analogmedia/

以上

日本映像学会アナログメディア研究会
代表 西村智弘
https://www.facebook.com/analogmedia/
〒166-0011 東京都杉並区梅里1-3-3
阿佐ヶ谷美術専門学校 内
担当 末岡一郎

ショートフィルム研究会主催若手短編映像制作者交流会「tea time video: exhibition 2018」【1月18―21日】

日本映像学会会員各位

ショートフィルム研究会
若手短編映像制作者交流会「tea time video: exhibition 2018」開催のお知らせ

この度、若手短編映像制作者交流会「tea time video: exhibition 2018」を開催することとなりました。
本企画は、映像を中心とした若手作家の交流&発信を支援し、お茶会を楽しむように作家と交流しながら作品を鑑賞する展覧会です。お時間ありましたらぜひお越しください。

ショートフィルム研究会 第21回活動
会期名 若手短編映像制作者交流上映会「tea time video : exhibition 2018」
期日 2018年1月18日(木)~1月21日(日) 13:00-19:00
   交流会1月19日(金)19:00~ (参加費無料・1品持ち寄り)
内容 作家プレゼンテーション、交流会、展示上映
出品作家 さとうゆか/南條沙歩/所遥菜/吉田孝行/伊藤仁美(会員)/山口諒/前川宗睦/大内りえ子/笠原明枝/河村るみ
入場無料
会場 EUスタジオ(座席数約15) 愛知県名古屋市東区葵1-15-13 THE OFFICE 葵 2F B1
企画 伊藤仁美
主催 日本映像学会ショートフィルム研究会
協力 EUスタジオ/山田梨沙/AMR/タネリスタジオ
日本映像学会研究活動助成金対象研究
主旨 学校や所属の枠を越え、若手短編映像制作者同士が、定期的に気軽に交流できる場を設ける。また、交流会のまとめとして、展示上映を開催し、作家と鑑賞者が、交流しつつ作品鑑賞をする場を設ける。その後、上映会や交流会以外においても、鑑賞者が作家を知る端緒として、一連の記録をまとめた冊子を広く配布する。
公式サイト http://teatimevideo.strikingly.com/

日本映像学会ショートフィルム研究会
代表 林緑子
〒460-0011
愛知県名古屋市中区大須2丁目32-24
マエノビル2階