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中部支部2013年度第3回研究会【2月13日】

日本映像学会中部支部2013年度第3回研究会(2月13日)開催のお知らせ

下記の通り日本映像学会中部支部2013年度第3回研究会を開催いたします。

日時:2014年2月13日(木)13時30分~18時30分頃まで
会場:中京大学 名古屋キャンパス 1号館6階:162教室

■スケジュール
 13:30-15:00 第一部 特別企画トークセッション
 15:10-16:00 第二部 研究発表
 16:10-18:30 第三部 学生作品プレゼンテーション
 ※18:30以降:学内にて懇親会の予定

第一部 特別企画トークセッション「幸村真佐男の情報と芸術(仮) (13:30-15:00)
 メディアアートのパイオニアである幸村真佐男氏の作品をめぐって、ディスカッションの場を設定します。
 -13:30-14:00 水野勝仁会員(名古屋芸術大学非常勤講師)
 -14:00-14:30 茂登山清文会員(名古屋大学大学院情報科学研究科)
 -14:30-15:00 座談会(パネラー:幸村真佐男+水野勝仁+茂登山清文 / 司会進行:和田伸一郎)

第二部 研究発表 (15:10-16:00
「映像としてのGoogle Maps
 水野雄太会員(情報科学芸術大学院大学修士課程)
 要旨:「イメージの氾濫状態」と言われる今日の社会の中で、私たちは映像をどのように見ているのだろうか。日常生活の便利なツールとして広く使用されるGoogle Mapsの衛星写真やストリートビューの映像アーカイブは、その膨大な量において現代の映像環境を考察する上で看過することのできない存在である。現代の アーティストは、このような遍在的・網羅的な映像のなかに、現代を表象する「風景」を見出している。  
 Google Mapsの映像を用いた作品の分析を通じて、今までの記録的な映像とは異なる性質をもったGoogle Mapsの性格を明らかにする。

「過去の展覧会の仮想的なオンサイト体験」
 稲垣拓也会員(名古屋大学大学院博士前期課程)、茂登山清文会員
 要旨:情報技術の発展により、1990年代から美術館、博物館において、収蔵品のデジタルアーカイブ化が急速に進み、アーカイブの収集と利用の面でデジタル技術を用いた試みがなされてきた。このような背景の中、本研究では、アーカイブの利用の面に注目し、AR技術を用いて展覧会アーカイブをオンサイトで体験するシステムを開発した。
 このシステムの目的は、展覧会や作品についての多様な理解や新たな気づきをもたらすことである。 システムは、ある展示空間を想定し、カメラのついたデジタルデバイスを利用者が壁面に向けることにより、過去にそこでおこなわれた展覧会の風景を、アーカイブ化された画像から呼び出しデバイスのスクリーン上に表示するものである。システムの実証のため、2013/11/25 – 29の期間、名古屋大学教養教育院プロジェクトギャラリー「clas」において「clas」AR-chive展を企画し、実験をおこなった。「clas」AR-chive展では、アート作品を実際の会場に展示し、その作品をARマーカーとして利用し、システムを機能させた。また、ARで表示させる過去の展覧会ごとに計7個のiOSアプリを制作した。そしてシステムの利用者に対してアンケート調査を実施し、46の回答を得て、それをもとに考察を加えた。アンケートでは、約5割の回答者から、システムを利用することによってなにか発見や気づきがあったとの結果が得られた。そして、記述回答の中では、被験者にとって普段の自分の鑑賞行為自体をかえりみるという、展覧会の多様な見方へ繋がる可能性が見られる回答を得られた。

休憩(16:00-16:10)

第三部 学生作品プレゼンテーション(16:10-18:30)※1校20分以内
 参加校
 -愛知淑徳大学
 -静岡産業大学
 -情報科学芸術大学院大学(IAMAS)
 -椙山女学園大学
 -中京大学
 -中部大学
 -名古屋学芸大学

※18:30以降:学内にて懇親会(予定)

■会場へのアクセス
 会場へは公共交通機関でお越し下さい。
 [交通アクセス]中京大学 名古屋キャンパス
 名古屋市営地下鉄 八事(やごと)駅5番出口 徒歩0分
 (アクセスマップ)
 http://www.chukyo-u.ac.jp/information/access/index.html
[会場の教室]
 名古屋キャンパス1号館6階:162教室
 会場の場所に関しては下記のリンク先をご確認ください。
 (キャンパスマップ)
 http://www.chukyo-u.ac.jp/information/facility/g1.html

以上。

日本映像学会中部支部
http://jasias-chubu.org/wp/
〒487-8501愛知県春日井市松本町1200
中部大学人文学部コミュニケーション学科内


報告:会報第166号(2014年4月1日)4頁-5頁)

アナログメディア研究会主催「アメリカの実験映画2014―最新実験映画上映とトーク」【3月1日】

日本映像学会アナログメディア研究会
アメリカの実験映画 2014
American Experimental Film Show Case 2014
最新実験映画上映とトーク開催のお知らせ

日時:2014年3月1日 土曜日 18:30開場/19:00上映
会場:渋谷・UPLINK FACTORY (アップリンク・ファクトリー)
入場料:1,800円(1DRINK付き)
(予約 1,500円:問合せ/UPLINK FACTORY http://www.uplink.co.jp/
アクセス:http://www.uplink.co.jp/info/map/
(東京都渋谷区宇田川町37-18 トツネビル1F)

この上映についてのUPLINK のサイトはこちら
http://www.uplink.co.jp/event/2014/23153

主催 日本映像学会アナログメディア研究会

はたして『フィルム』の時代は終わったのか? 世界の状況はどうなのか?
N.Y.在住のキュレーター/実験映画作家・西川智也がプログラミングするアメリカ・カナダの最新実験映画8作品をすべて16mmフィルムで上映。N.Y.と渋谷をインターネットでつないで、西川氏がライブでアフタートークに登場。「Traces of Activities(カツドウのキセキ)」とは何か!

プログラムタイトル:「Traces of Activities(カツドウのキセキ)」
※ 全作16mmフィルム作品

アフタートーク:
西川智也/太田曜(実験映画作家/日本映像学会アナログメディア研究会代表)

1. ライト・リズム #1 – 3 (ユジン・ムン/3分/サイレント/カラー/USA/2013年)
Light Rhythm #1 – 3 by Youjin Moon

2. 硫黄のライン (クリス・ケネディ/10分/サウンド/カラー/カナダ/2013年)
Brimstone Line by Chris Kennedy

3. 構築 (ロバート・トッド/12分/サウンド/白黒/USA/2012年)
Construct by Robert Todd

4. 生物はドラムに合わせて動き出す (ジョナサン・シュウォーツ/8分/サウンド/カラー/USA・イスラエル/2013年)
animals moving to the sound of drums by Jonathan Schwartz

5. 光を舐める:バビロン河のほとりで:私はそれを黒にしたい(ソウル・レヴィン/12.5分/サイレント/カラー/USA/2013年 /オリジナル・フィルム; super8)
Light Licks: By the Waters of Babylon: I WANT TO PAINT IT BLACK by Saul Levine

6. プリューム上を通り行く (フェーン・シルヴァ/7分/サイレント/白黒/USA/2011年)
Passage Upon the Plume by Fern Anderson ‘The Spider’ Silva

7. テオリア (ジョシュ・ワイズバック/6分/サウンド/白黒/カナダ・ギリシャ/2014年)
Theoria by Josh Weissbach

8. ジャクソン・ハイツ(ジム・ジェニングス/12分/サイレント/白黒/USA/2011年)
Jackson Heights by Jim Jennings


キュレーター:西川智也
ニューヨーク州立大学ビンガムトン校助教授。2007年より映像キュレーターとして活動を始め、恵比寿映像祭、[+](プラス)、アナーバー映画祭、ドレスデン短編映画祭、サンフランシスコ近代美術館、エコ・パーク・フィルムセンター等で上映プログラムを紹介。2008~10年までアメリカの実験映画配給組織「キャニオン・シネマ」の理事を務める。2010年にクアラルンプール実験映画祭(KLEX)を現地の作家らと設立し、2013年よりニューヨーク州ジョンソンシティで開催されている映像祭「TransientVisions」のキュレーターを務める。
http://www.tomonarinishikawa.com/

以上

日本映像学会アナログメディア研究会
代表 太田曜
連絡先:阿佐ヶ谷美術専門学校(末岡一郎)
〒166-0011 東京都杉並区梅里1-3-3
TEL:03-3313-8655
e-mail:otayomaltasecross@yahoo.co.jp


報告:会報第166号(2014年4月1日)8頁-10頁

第1回ヴィデオアート研究会【1月21日】

第1回ヴィデオアート研究会開催のお知らせ

昨年10月に登録承認を頂きましたヴィデオアート研究会が、12月に準備会を経まして、今月第一回の研究会を開催致します。

日時:1月21日(火) 13:00-15:00
会場:東京大学駒場キャンパス18号館2階院生研究室
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam02_01_17_j.html
駒場キャンパスまでのアクセスはこちら
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/map02_02_j.html

内容:
ロザリンド・クラウス「Video: The Aesthetics of Narcissism (ヴィデオ:ナルシシズムの美学)」を巡るヴィデオアート研究の分析

 本研究会は、ヴィデオアートのアカデミックな研究と、制作や展示現場のフィールドワークを交互に行なう方針で発足されました。今回は、ヴィデオアートの先行研究として文献の分析と考察を行なう形で、ロザリンド・クラウスを挙げ、彼女のヴィデオ論でもある当該論考を中心に研究会を行うこととします。
 参加者は事前にクラウスの論考に眼を通していただければ幸いです。(原文・和文ともに資料を事前にお渡しするような形を考えております。直接、下記連絡先・瀧までお問合せください。)

予定出席者
パネリスト:今村 純子会員(女子美術大学・武蔵野美術大学非常勤講師)
                 河合 政之氏(東京造形大学・東北芸術工科大学非常勤講師)
                 齋藤 理恵会員(早稲田大学大学院文学研究科博士課程)
                 角尾 宣信氏(東京大学大学院総合文化研究科表象文化論 博士課程)
                 西尾 千尋会員(東京大学大学院学際情報学府博士課程)
                 原島 大輔氏(東京大学大学院総合文化研究科表象文化論博士課程)
進行・パネリスト:瀧 健太郎会員(ビデオアートセンター東京代表、早稲田大学川口芸術学校講師)

お問合せ:
日本映像学会ヴィデオアート研究会
代表 瀧健太郎
e-mail:taki.kentarou@ebony.plala.or.jp
〒333-0844 埼玉県川口市上青木3丁目12-63
早稲田大学川口芸術学校内


報告:会報第166号(2014年4月1日)7頁-8頁

アナログメディア研究会主催シンポジウム「映像アート作品のアーカイヴについて」【1月18日】

アナログメディア研究会主催シンポジウム
『映像アート作品のアーカイヴについて』

日 時: 2014年1月18日(土)  14:00-16:30
会 場: 阿佐ケ谷美術専門学校5号館521教室
      http://www.asabi.ac.jp/access.php
入場料:無料(予約不要)

パネラー:とちぎあきら氏(国立近代美術館フィルムセンター・主任研究員/映画室長)
      西村智弘会員(映像・現代美術批評/アナログメディア研究会)
進 行:末岡一郎会員(映像作家/阿佐ヶ谷美術専門学校講師/アナログメディア研究会)

要 旨:映像メディアの登場は、同時に映像を「アート」にも変えてきました。今日では表現のフィールドとして映像は当然のように用いられています。一方、そうして制作された映像アート作品、例えば実験映画、自主制作映画、ビデオアートなどの多くの作品を、YouTubeの登場をもってしても、再度見直す事は非常に難しい現実もあります。
 ここでの問題点の一つとして、多くの映像アート作品のほとんどがデータベースやアーカイヴの外側におかれている事にあります。
 今回は、映像アート作品を次世代につなぐアーカイヴについて、映画を体系的に研究・保存している機関「国立近代美術館フィルムセンター」の取り組みを伺いながら、作家、ディストリビュータ、研究者が現在考えなければならない「アーカイヴ」の姿を探って行きます。

 パネラーとして国立近代美術館フィルムセンター・主任研究員のとちぎあきら氏を迎え、映像・美術評論家の西村智弘氏が映像アーカイブについてインタビューいたします。

主 催:日本映像学会アナログメディア研究会
協 力:阿佐ヶ谷美術専門学校
お問合せ:阿佐ヶ谷美術専門学校 末岡一郎
〒166-0011 東京都杉並区梅里1-3-3
Tel:03-3313-8655
E-mail: analogmedia2013@gmail.com


報告:会報第166号(2014年4月1日)8頁

会報第165号を発行しました。

会報第165号(2014年1月1日)を発行しました。
以下のPDFよりお読みください。

JASIAS_NewsLetter165
会報第163号

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ウィンドウ右下端のサイズ調節をマウスで動かして調節してみてください。
ウィンドウの幅のサイズが会報の幅のサイズより大きいときなどに、
PDF表示画面が出ずに真っ白や真っ黒の画面になることがあります。
また、文字が一部しか表示されないときは、URL表示のそばにあるリロードボタンを
クリックしてみてください。

研究企画委員会からのお知らせ(1:研究会登録申請、2:2014年度研究会活動費助成の公募、3:2013年度研究会活動の報告)

研究企画委員会から研究会活動にかんする3 件のお知らせ。

1: 研究会登録申請について
 研究企画委員会は引き続き2014 年度の目標として、本学会に所属する研究会活動のさらなる活性化を奨励します。
 あわせて、新規の研究会の発足を奨励するとともに、有意義な研究会活動を支援し、研究会活動の成果の共有化を図ることを具体的な課題としています。
 2013 5 11 日の理事会において、その目標の実現に向けて研究企画委員会では、既存の研究会の活動実態を把握するとともに、研究会活動の統括をになうことが決定されました。
 2013 年度中は目標達成にむけ、これまでの研究会の所属関係を整理し、原則的にすべての研究会はあらためて各支部に登録申請書を提出し、承認を得ることになりました。
 これにともない、理事会の直属機関である研究企画委員会に直属していた4 研究会についてもその所属関係が解消され、当該の研究会が研究会活動の継続を希望する場合は、あらためて各支部に登録申請を行ない、許諾を得ることが必要となりました。
 *登録申請を検討中の研究会は代表者の所属する支部、または所属する研究員が多数を占める支部に登録申請をおこなってください。なお、研究会内にさらに支部会などを組織する場合は、必要に応じて各研究会内部で調整をおこなってください。
 *研究会に配分される運営費は登録する支部予算の中から支給されます(配分額については各支部の裁量による)。
 *研究会の申請時期は春期(4月末)、秋期(9 月末)の年2 回とします。
 *過去2 年間以上にわたり実質的な研究会活動が見られない研究会は、研究活動に対する休止の正当な理由、存続の必然性の有無、研究会を構成する会員の意欲および、今後の研究活動の継続への意思などが問われます。
 研究活動の休止の理由などについて充分な説得力が得られない場合には研究企画委員会・理事会の審議を経て本学会が公認する研究会としての承認が得られない場合があります。
 なお、その対象となった研究会は、2 年間同一の会員が主宰する同名の研究会として申請することができなくなります。

◎「研究会登録申請書」について
 新規に発足を希望する研究会、および2013 年度中に各支部への登録申請が済んでいない既存の研究会の主宰者は添付の記入票(研究会登録申請書.xls)に、必要事項を記入のうえMail にて映像学会事務局・支部宛(登録を希望する支部)に登録申請を行なってください。(電子メールの場合の送信先アドレス: jasias@nihon-u.ac.jp
*なお、「研究会登録申請書」の記入内容については学会ホームページに掲載の記入票をご覧ください。

2: 2014 年度研究会活動費助成の公募について
●研究会活動費助成の公募
 2014 年度、本学会は映像にかんする研究・活動の活性化を図るために、研究会が企画・運営する研究活動にたいして研究会活動費助成の公募をします。
 有意義と期待される研究活動や、継続的な研究活動を続けている研究会、および新規発足の研究会による研究活動の奨励を目的とし、研究会活動費助成の公募をします。
 応募された「研究会活動費助成申請書」については審査委員会による研究・活動計画内容、実施の実現性などについて厳正な審査のうえ、助成対象となる研究・活動計画を決定します。
 なお、活動休止中の研究会については、研究会活動の再開計画の立案、組織の再編成案の策定のうえ応募を検討されるか、あるいは活動の停止・解消等の検討を充分行なうことが望まれます。
●応募期間:2014 2 1 日〜3 31
●応募資格:各支部に所属する研究会の代表者
●公募内容:研究会が企画・運営する研究会活動費として以下の2 種の助成金を交付します。企画内容にそってどちらかを選択して応募してください。( ただし、応募状況により予算額の調整を行なう場合があります)
  予算額A: 150,0002 件程度)
  予算額B: 80,0003 件程度)
  ( 総額¥500,000~540,000 程度)
●審査結果の通知:2014 5 月中旬
●助成金の交付:審査結果にもとづき助成金額を通知します。原則として年度末に領収書と引き換えに交付します。事情により事前の交付についても柔軟に対応する用意があります(総務扱い)。
●研究会活動の結果の報告書の提出:年度末(学会報、大会などでの公表)
●研究会活動費の運用についての報告:(総務へ提出)
*なお、申請内容に食い違いが生じたものや、実施できなかったものについては報告と、助成金の返還を求める場合があります。

◎「研究会活動費助成申請書」について
 応募する研究会の主宰者は添付の記入票(研究会活動費助成申請書.xls)に、必要事項を記入のうえMail にて映像学会事務局・研究企画委員会宛に送ってください。(電子メールの場合の送信先アドレス: jasias@nihon-u.ac.jp
* なお、「研究会活動費助成申請書」の記入内容については添付の記入票をご覧ください。

3: 2014 年度研究会活動の報告
 各研究会は2013 年度中に行なった研究会活動の結果の報告書の提出が必要です。
●研究会活動の成果の共有化を図るという観点から、各研究会は研究会活動の結果を報告書として提出することが必要です。
*とくに研究会活動助成金を受けた研究会は会員に対して、その研究成果、活動運営費の使途・決算書を公表する義務があります。年度末の学会報への掲載に合わせて、研究成果については大会での公表が望まれます。
*学会報に報告書を掲載される場合は、文字数など学会報の規定のフォーマットに従って報告書を作成してください。
*大会で研究発表される場合は大会運営委員会の指示にもとづいて行なってください。
●研究会活動費の運用についての報告は決算報告書に加えて領収書を総務へ提出してください。

以上

日本映像学会研究企画委員会
委員長 相内啓司

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研究会登録申請書.xls

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研究会活動費助成申請書.xls

中部支部2013年度第2回研究会【12月14日】

中部支部2013年度第2回研究会

日時:12月14日(土)15:00〜
会場:名古屋文化短期大学C館3階 ハイビジョンホール(C301)
(名古屋市東区、地下鉄東山線新栄駅すぐ。)

■スケジュール
・15:00〜16:00 研究発表・研究報告
発表者:林桃子会員(名古屋芸術大学デザイン学部非常勤講師)
タイトル:「写真の焦点と注視点からみたイメージの領域」
発表要旨:イメージを見ること,あるイメージとあるイメージが似ていると受けとめること,そこから何かしらか気づくこととはどういうことか,その理解の仕方や想像性などについて,内容に基づくイメージリトリーバルの手法を用いて研究を進めてきた.今回は写真を見る時に人がどのような領域を注目しているのか,焦点と注視点の関係から調査する.アンケートによる実験とアイトラッカーを用いた実験の結果からイメージの領域についての考察を行う.

報告者:伏木啓会員(名古屋学芸大学)
タイトル:「映像インスタレーション“waltz / ワルツ”ー中川運河におけるアートプロジェクトの報告」

・16:00〜17:00 講演
堀潤之会員(関西大学)
タイトル:「歴史家ゴダール――『ゴダール・ソシアリスム』再考」
講演要旨:ジャン=リュック・ゴダールの『ゴダール・ソシアリスム』(Film socialisme, 2010)は、『映画史』(Histoire(s) du cinéma, 1988-98)以降のゴダールの歩みで、まぎれもなく最も力強く、ラディカルで、密度の濃い作品である。本講演では、この作品で演じられているイメージの異種交配の様態にも目を向けつつ、パレスチナ/ユダヤの観念連合を核として、より根本的な次元でいかにゴダールの歴史的想像力が作動しているかを解明する。『映画史』で頂点に達したかに思われたゴダールの歴史叙述の方法論は、この作品で新たな展開をみせることになるだろう。

・17:00〜17:30 ディスカッション

・18:00〜 懇親会

以上
日本映像学会中部支部
http://jasias-chubu.org/wp/
〒487-8501愛知県春日井市松本町1200
中部大学人文学部コミュニケーション学科内


報告:会報第165号(2014年1月1日)12頁

関西支部第70回研究会【12月14日】

日本映像学会関西支部第70回研究会(12月14日)のお知らせ

下記の通り日本映像学会関西支部第70回研究会、支部総会を開催いたします。

日時:平成25年12月14日(土) 午後2時より
会場:大阪大学豊中キャンパス
    全学教育推進機構講義棟(旧共通教育講義棟)A棟 1階A102

研究発表1:時代劇映画の演出の特色 -山中貞雄を中心に-
発表者:岡田彰仁会員(大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了)
要旨:山中貞雄の「河内山宗俊」 が製作された1936年(昭11)は、サイレントからトーキーへの移行が大幅に進められた時期であり、翌年(’37)まではトーキー化が完了していたといわれている。昭和11年度の日本映画封切本数は521本であったことを考えると、物語の素材を小説や戯曲に求めたのも理解できる。そんな中、山中は前進座のレパートリーであった「河内山宗俊」を映画化するが、同時期に製作された伊丹万作の「赤西蠣太」に比べると、作品批評では山中の評価が高かった。とりわけ山中は撮影技術を主にした演出に腕をふるい、伊丹は登場人物の性格に重点をおいた演出を行っていると批評されている。実際、山中は作中人物の心理を表現するに当って、その表情を直接捉えることはせず、T字セットと照明効果を巧みに利用して、人物の感情や心理を際立たせるといった手法をとっている。
 本発表は山中と伊丹の作品に加え稲垣浩の作品も取り上げ、山中の映画演出について考察する。あくまで過去の批評の刷り直しではなく、批評されていない部分を重点に、山中の演出を明らかにしたい。

研究発表2:メディアのスピリチュアルな役割について-日本と韓国における『ハイジ』-
発表者:朴紀昤(パク・キリョン)会員(韓国中央大学先端映像大学院)
要旨:スイスの作家ヨハンナ・スピリが書いた『ハイジ』(1880~1881年)はこれまで多数の国で翻訳されてきた。また、さまざまなメディアの形で変容されてきた。もっとも知られているテレビ用アニメーション『アルプスの少女ハイジ』は、1974年日本で放映されて以来、社会的・文化的観点から取り上げられるようになっている。さらに、そのアニメーションは韓国でも1976年放映され、やはり翻訳された原作より、知られている。『アルプスの少女ハイジ』には、原作と異なる設定がみられるが、一方では、原作の精神が継承されているといえる。このようなメディア間の差異と類似性がメディア拡散のエネルギーになっているのではないか。本発表をとおして、日本と韓国におけるスピリの『ハイジ』を、メディアの変容という観点から考察し、そのアニメーションの役割について考えてみる。

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大阪大学豊中キャンパス:大阪府豊中市待兼山町1-5
TEL:06-6850-6410 (三宅研究室)
アクセス:阪急石橋駅、または大阪モノレール柴島駅下車 徒歩15分程度
周辺地図・キャンパスマップ:
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/access/toyonaka/toyonaka.html
—————————————————————

研究会終了後(午後4時30分頃)同会場にて支部総会を行います。

また午後6時頃より懇親会を催します。会費5000円程度、会場は当日お知らせします。(阪急石橋駅近辺を予定しています。) 皆様の参加をお待ちしています。

日本映像学会関西支部事務局
〒585-8555大阪府南河内郡河南町東山469
大阪芸術大学映像学科内
Tel: 0721-93-3781(内線3327)


報告:会報第165号(2014年1月1日)12頁

2013年度第2回映像心理学研究会【12月14日】

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日本映像学会映像心理学研究会
研究発表会開催のご案内
************************************************
深秋の候、益々ご清祥のこととお喜び申し上げます。
さて、日本映像学会映像心理学研究会を下記の如く開催いたします。
是非ご参加くださいますようご案内申し上げます。

日本映像学会映像心理学研究会代表 横田正夫

■日時===========================================
平成25年(2013年)
12月14日(土曜日)
14:00~18:00

■会場===========================================
日本大学文理学部3510教室
(東京都世田谷区桜上水3−25−40)
交通アクセス 京王線 下高井戸あるいは桜上水下車、徒歩8分
http://www.chs.nihon-u.ac.jp/access/

■プログラム=====================================
14:00-15:00 (ゲスト発表)
「アニメーションの動きについて」
深井利行氏(ブレインズ・ベース)
動きを創造する行為は、結果様々な手段によって時間の推移による状態の変化を現すことになります。そして、なめらか(自然)な動きを創造するあるいはそのように認識させる為には、その中で起こる運動のズレ(時間差)を適切に現すことが重要になり、自然と運動曲線はより複雑になります。それらを、特に「フォロースルー」「セカンダリーアクション」「ムービングホールド」という技法へ現場レベルではどのように結びつけているのか。

15:10-16:10 (ゲスト発表)
「提案~アニメーションとは「動きの造形」である」
森田宏幸氏(アニメーション作画・演出)
「動きの造形」とはどのようなものか? 先行する研究を参照しつつ分かりやすく示します。その上で、日本アニメは本当に動いているのか?問題提起させていただき、その上で、アニメーションの作り手が認める「動き」について考え、「動きを作る技術」とは何か?その再定義を提案いたします。

16:20-17:20 (ゲスト発表)
「コマ撮りの違いがポイント・ライト・ウォーカーの印象に与える効果について」
中村 浩氏(北星学園大学短期大学部) 
床上歩行、氷上歩行、氷上急ぎ足歩行、雪上歩行4種類のポイント・ライト・ウォーカーについて「1コマ撮り」、「2コマ撮り」、「3コマ撮り」のアニメーションを作成し、それらに対する18の形容詞対による印象評定を比較した。その結果、歩行動作に特徴の少ない「床上歩行」と「氷上歩行」については3アニメーション刺激に対する印象評定間に違いが認められたが、特徴的な歩行動作をする「氷上急ぎ足歩行」および「雪上歩行」については、印象評定に大きな差は認められなかった。研究会では、この結果およびその解釈について議論を深めたいと考えています。

17:30-18:00
全体討議

■参加申込======================================
どなたでも参加できますが、資料作成の都合上、12月12日までに下記までお申し込み頂けますと助かります。
なお申込み無しでのご参加の場合、配布資料をご用意できない場合がございますので、予めご了承ください。

■参加申込・問合せ先============================
日本映像学会映像心理学研究会
〒156-0045 東京都世田谷区桜上水3−25−40
日本大学文理学部心理学研究室(横田正夫)
E-mail: myokota@chs.nihon-u.ac.jp
Tel: 03-5317-9720 Fax: 03-5317-9427
===============================================


報告:会報第166号(2014年4月1日)10頁

第33回映画文献資料研究会【12月7日】

第33回映画文献資料研究会のお知らせ

日本映像学会映画文献資料研究会では下記の如く研究例会を開催いたします。会員の皆様のご参加をお待ちしています。

日 時:2013年12月7日(土) 15時〜17時
場 所:日本大学芸術学部江古田校舎東棟2階E204教室
      西武池袋線江古田駅下車 徒歩5分
            http://www.art.nihon-u.ac.jp/information/access.html#map

発表者:山口博哉氏(映画史家)
テーマ:映画監督・春原政久(すのはら・まさひさ)のフィルモグラフィー作成について        今回は、轟夕起子の研究者として知られる山口博哉氏をお招きし、氏がもう一つのライフワークとして10年かけて調査した、春原政久監督のフィルモグラフィーについて、その作成の経緯や情報収集の苦心談等を発表して頂きます。これまで東宝の『三等重役』を撮った監督と言う程度にしか知られていなかった春原政久監督の全貌が、今回の発表で明らかになることでしょう。

問合せ先:日本映像学会映画文献資料研究会
        代表 田島良一
        〒176-8525 東京都練馬区旭丘2-42-1
        日本大学芸術学部映画学科内
          TEL 03−5995−8220・8944

 


報告:会報第166号(2014年4月1日)12頁-13頁