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東部支部研究発表会開催のお知らせ【12月2日】

東部支部では昨年に引き続き支部研究発表会を開催することになりました。
当日はどなたでも聴講いただけます。
事前予約などはございませんので会場に直接お越しください

詳細は以下の通りです。

開催日時:2022年12月2日(土)13時〜17時

会場:日本大学芸術学部(東京都練馬区旭丘2-42-1)A棟A-301教室
(A棟は駅から一番遠い校舎です。西武池袋線江古田駅北口を出て右折し直進。一つ目の信号を渡って校舎沿いにしばらく直進してください。ファミリーマートを通り過ぎた先にある守衛所の横がA棟の入口になります。そこからお入りください)。

発表時間30分・質疑応答10分 合計40分

プログラム(予定)

① 13時〜13時40分
・GONG ZHU キョウ シュ(東京工芸大学大学院芸術研究科博士後期課程)
発表タイトル:「バック・ステージもの」と「楕円」型コメディの融合
――『ザ・マジックアワー』(2008)と『トゥ・クール・トゥ・キル』(2022)の比較

② 13時45分〜14時25分
・内山 翔太(京都大学大学院人間環境学研究科士後期課程)
発表タイトル:1920・30年代の日本における女性の映画経験

③ 14時30分〜15時10分
・銭 政印(日本大学大学院芸術学研究科)
発表タイトル:寺山修司の実験映画における海外芸術文化からの影響についてーアメリカの場合―

15時10分〜15時30分休憩

④ 15時30分〜16時10分
・金 秋雨(日本大学芸術学部美術学科助教)
発表タイトル:映像研究における鑑賞者研究の新たなアプローチの必要性:「non-syntax」の事例を通して

⑤ 16時10分〜16時50分
・石毛みさこ(日本大学芸術学部放送学科助教)
発表タイトル:連続テレビ小説『らんまん』が描いた現代社会へのメッセージについて

主催:日本映像学会東部支部
問い合わせなどは
東部支部担当:安部 裕
メール:abe.yutakanihon-u.ac.jp
までお願いいたします。

映像玩具の科学研究会第一回【12月16日】のお知らせ

日本映像学会映像玩具の科学研究会第一回 (2023年12月16日)のお知らせ

この度映像玩具の科学研究会は、下記の通り第一回会合を開催することとなりました。

タイトル アノーソスコープを科学する
内容 プラトーが1829年から1830年にかけて開発したアノーソスコープは、体験できる機会も少なく、機構についてなかなか理解しにくいところがあります。研究会第一回では3人程度の班で、アノーソスコープを実験できるキットを使用し、その仕組や現象について語り合っていただく機会を設けます。
講演会ではなく、参加者のみなさんで考えるワークショップ形式となります。

日時 2023年12月16日(土)13時から3時間程度を想定
会場 明治大学中野キャンパス高層棟208教室
参加費 無料
募集人数 10人〜30名程度
応募方法 Googleフォームより申請 https://forms.gle/XmfQDUyEDubC2864A
配信 なし

問い合わせ 映像玩具の科学研究会 橋本典久 hashimotozeroworks.jp

締め切り 2023年11月27日 24時 (応募状況により早期に締め切る場合もあります。)

映像玩具の科学研究会
代表 橋本典久(明治大学) 
構成員 草原真知子(早稲田大学 / デジタルハリウッド大學大学院) 小出正志(東京造形大学) 瀧健太郎(NPO法人ビデオアートセンター東京 / 東海大学)

活動の趣旨
主に19世紀に発明された映像玩具や、科学的研究に用いられた視覚装置の研究を通じて、視覚体験の歴史的な理解を深め、それらの研究結果を未来の視覚技術や教育に応用することを目的とする。
映像技術の進化や文化的な意義、見落とされがちなアートとしての側面についても再評価し、その知見を現代の視覚体験やメディア文化の活性化に繋げる。また、古典的な映像玩具の原理と最新のテクノロジーを統合し、映像体験や視覚研究の可能性を広げる。これらの研究成果を学会や教育分野に公開し、映像文化や視覚的な創造性の普及に貢献することを目指す。
本研究会では、視覚に関する理解と技術の発展を結びつけることにより、未来の世代においても視覚的な創造性を促進していく。

アジア映画研究会(第3期第21回)開催のお知らせ【12月5日】

日本映像学会会員 各位

《日本映像学会アジア映画研究会(第3期第21回)開催のお知らせ》

アジア映画研究会(第3期第21回/通算第54回)を下記の通り開催致します。
日時:2023年12月5日(火)18:00 – 20:00
ZOOMによるオンライン開催:事前申込制
申し込み締め切り:12月1日(金)
下記 URL より所定のフォームにご記入の上、お申し込みください。
https://docs.google.com/forms/d/1TlERjKcX6Jn3gtmxb55nUftgsIKM9vXpck2YAGHlMCU/edit

期日が近づきましたら、ミーティングIDなどを改めてお知らせする予定です。

【内容】
①発表(40分+討議)
萬宮健策(東京外国語大学)
「これは観てほしい!パキスタンの映画事情」
<発表要旨>
多言語多民族国家であるパキスタンの映画は、日本で上映されたことがあるごく一部の作品以外、ほぼ知られていないのではないか。本発表では、2000年代になって新たな段階に入ったといわれるパキスタンの映画事情を、印パ独立以降の状況と対比させつつ振り返り、その特徴を考える。また、日本で公開してもいいのでは、と思う作品をいくつか提案したい。

②発表(40分+討議)
南出和余(神戸女学院大学)
「バングラデシュ、アート映画のナショナリズムとグローバリズム」
<発表要旨>
1947年の印パ分離独立、1971年のパキスタンからの独立という近代以降二度の独立を経験してきたバングラデシュにおいて、映画は常に社会を示すツールを成してきた。映画の誕生においては現インド西ベンガル州と歴史を共有し、アート映画への造詣を維持しながら、東パキスタンからバングラデシュという枠のなかでは映画が「ベンガルムスリム」のナショナリズムを表象してきた。国内映画監督たちは映画監督としての登竜門の如く、誰もが一度は独立戦争を描く。21世紀に入ると、バングラデシュ海外移民の増加にともなって、映画は「バングラデシュ性(らしさ)」を維持しながらも、そのテーマやストーリーにおいてはグローバルオーディエンスが意識されるようになる。
日本で劇場公開されたバングラデシュ映画は未だ『メイド・イン・バングラデシュ』(ルバイヤット・ホセイン監督、2019年制作、2022年日本劇場公開)のみに限られるが、映画祭での上映作品は21本に及ぶ。これらの一部を紹介しながら、映画によるバングラデシュ社会のイメージ形成について考えてみたい。

【12月座長松岡より補足】

萬宮健策(まみや けんさく)氏は、東京外国語大学において実施されている映画の自主上映プログラム「TUFS Cinema」の南アジア部門において、藤井美佳氏(字幕翻訳家・アジア映画研究会会員)と共にこれまでにたくさんの作品を紹介してきました。下記サイトをご参照いただければと思いますが、研究会の直後にも、パキスタン映画とバングラデシュ映画の上映が予定されています。よろしければ、お申し込みの上お運び下さい。
https://www.tufs.ac.jp/tufscinema/

南出和余(みなみで かずよ)氏は、神戸女学院大学において学生たちと共に、大阪アジアン映画祭で上映されるバングラデシュ映画の字幕翻訳を担当してきました。『メイド・イン・バングラデシュ』もそのうちの1本で、パンドラの配給により、岩波ホールの最終年上映作品の一つとして昨年4月16日に公開されました。映画の公式サイトのアドレスアドレスを付けておきますので、予告編をぜひご覧下さい。
http://pan-dora.co.jp/bangladesh/

◎皆様方のご参加をお待ちしております!(12月座長:松岡環/アジア映画研究会代表:石坂健治)

2023年度 日本映像学会アニメーション研究会・映像心理学研究会 第2回合同研究会【12月2日】

2023年度 日本映像学会アニメーション研究会・映像心理学研究会 第2回合同研究会

日本映像学会アニメーション研究会と映像心理学研究会の合同究発表会を開催いたします。参加登録をしていただければ、どなたでも参加いただける会です。ご興味、ご関心がございましたら、是非ご参加くださいますようご案内申し上げます。

日本映像学会 映像心理学研究会・アニメーション研究会 代表:横田正夫

■開催概要

日時:2023年12月2日(土曜日)PM2:00~5:10
会場:日本大学文理学部百周年記念館会議室2

参加登録:参加をご希望される方は、11月30日(木曜日)までに下の参加登録フォームに必要事項をご記入ください。
https://forms.gle/yK5vVoZUZ1LUX5aB6
登録いただいたメールアドレス宛に登録受付完了のメールが送られます。メールが届かない場合は、お手数ですが運営の野村(nomura.works@gmail.com)までお問合せください。

■プログラム

2:00~3:10 映像心理学研究会(3:10~3:30 質疑応答)

「映像心理学」の授業で何を教えているのか ~運動知覚に関する講義内容を中心に~
日本大学 野村康治

要旨:発表者は日本大学芸術学部映画学科において「映像心理学」という科目を担当している。映像表現に関する専攻・コースを設置している高等教育機関の中でも「映像心理学」を開講している機関は稀有である。授業内容は科目開設以降の担当教員によって変化してきたが、現在は映像表現に関係する心理学的知見を広く取り上げている。その中では、映像制作者と知覚研究者との合同研究会において議論された「映像の動き」に関する問題についても言及している。本発表では、同科目の授業内容を概説し、さらに映像における運動知覚の問題をどのように取り上げているかを述べて研究と教育の連携について考察したい。また併せて「映像心理学」とは何かという問題についても考えてみたい。

3:40~4:50 アニメーション研究会(4:50~5:10 質疑応答)

体験史としてのアニメーション研究
東京造形大学 小出正志

要旨:アニメーション研究というディシプリンについて諸説がある。始まりをSociety for Animation Studies(SAS)の創設(1987)に求める意見もあれば、戦前に遡る見方もある。一方でアニメーション研究とAnimation Studiesを異なるものとする考え方もある。発表者は日本映像学会アニメーション研究会の再発足(1992)、日本アニメーション学会の設立(1998)、インター カレッジ アニメーション フェスティバル(ICAF)の創設(2002)、東京造形大学アニメーション専攻領域の開設(2003)などに関わり、日本の一時期におけるアニメーション研究に当事者として深い関わりを持つ。研究会発足30余年、学会設立25年、学科・専攻開設20年を経て、日本のアニメーション研究黎明期がどのようなものであったかを中心に、アニメーション研究とは何か、その草創についてなど、体験史の視点から総括する。

映像人類学研究会第5回研究会【11月12日】のお知らせ

日本映像学会映像人類学研究会第5回研究会(2023年11月12日)のお知らせ

下記の通り日本映像学会映像人類学研究会第5回研究会をハイブリッド(対面およびZoomでのオンライン)にて開催いたします。
会員に限らず多くの方の参加をお待ちしております。
ドキュメンタリー映画 『Happy Ainu』の監督であり、ドキュメンタリー作家の山田裕一郎氏をお迎えして、「短編」「ネット」「地方」にこだわり、ドキュメンタリー作品を発信し続けることの意味と意義についてお話をしていただきます。

概要:参加者の皆さんには、ゲストスピーカー(山田裕一郎氏)が制作した上記の作品『Happy Ainu』を事前にご覧頂き(参加申し込み後に視聴URLを送らせていただきます)、当日はこの作品にまつわる講演を山田氏から頂き、その後、参加者で活発な意見交換、ディスカッションをおこないたいと思います。

日時:2023年11月12日(日)13時00分〜15時00分
形式:対面およびZoomによるオンラインの同時ハイブリッド開催

場所:桜美林大学東京ひなたやまキャンパス(東京都町田市本町田2600-4)
https://www.obirin.ac.jp/access/tokyohinatayama/
*オンラインでの参加を希望される方には、申し込み後にZoomの招待を送らせていただきます。

参加費:無料
どなたでも参加できます。学生さんも歓迎です。
お気軽にお申し込みください。若手制作者、若手研究者の方で興味がある方も是非ご参加ください。

参加申し込み方法:下記 Googleフォームからお申し込みください。ご質問、ご不明点がございましたら、以下のメールでお問い合わせください。参加者リスト作成などの準備のため、締め切りは11月10日(金)18:00厳守とさせていただきます。
Googleフォーム:https://forms.gle/x6NCJh3L873t8kwU7
メールでお問い合わせ: visualanthropology2021gmail.com

『Happy Ainu』(2020年)
作品概要:北海道の先住民族であるアイヌ。アイヌ語は今、消滅の危機にさらされている。母語として話す人は一人もいない。そんななか、YouTubeを使ってアイヌ語講座を発信する一人の大学生がいる。関根摩耶さん(21歳)だ。父の健司さん(49歳)は長年アイヌ語の復興に尽力してきたが、兵庫県出身でアイヌではない。ともに復興に取り組むものの、摩耶さんが幼いころからぶつかり合ってきた。そんな父娘の葛藤を追う。
ねらい:山田裕一郎氏は海外でドキュメンタリー映像を学び、現在は北海道で「地方発」のドキュメンタリーを発信している。その手法はネットである。ヤフーと契約して資金援助を受けながら作品を発表するという方法を採っている理由は何なのか?海外の映画祭に招かれるなど徐々に活躍の場を広げている山田氏。「ドキュメンタリーはテレビ局が作るもの」という常識を塗り替えたその「発想」と「着眼」に迫る。山田氏は語る。「人間の活力を描きたい」それはまさしく、映像人類学の真骨頂である。放送と配信、メディア激動期における作品発表のかたちを探り、映像制作の手法の多様性を模索してみたい。
ゲストスピーカー略歴
山田裕一郎/ドキュメンタリー作家
北海道出身のフィルムメーカー。
2004年、立命館大学法学部を卒業後、ニューヨーク州立大学ビンガムトン校シネマ学部で実験映画を学び、同大学バッファロー校大学院メディアスタディ科では、ドキュメンタリーとダンス映像の制作を学び、2010年に帰国。2011年に北海道恵庭市にてヤマダアートフィルムを立ち上げる。主に、大学や専門学校、病院などの広報動画を制作しながら、短編ドキュメンタリー映画を制作している。2017年には東京都主催Beyond Awardにて、車いすソフトボールを取材した作品が優秀賞と観客賞を受賞。2018年には、札幌国際短編映画祭で「Choreographer/平原慎太郎の創作」がアミノアップ北海道監督賞を受賞した。
2019年からは、Yahoo!クリエーターズにも選ばれ、ショートフィルム部門のクリエーターとしても活動中。

司会:本研究会メンバー(田淵俊彦、中垣恒太郎)

式次第(予定)
13時00分〜 開会の挨拶、映像研究会のこれまで(第1回~第4回)の活動についての報告
13時15分〜 ゲストスピーカー・山田氏による講演(オンラインによる)
14時15分〜 参加者との意見交換
15時00分頃 終了

映像人類学研究会代表:田淵俊彦

ショートフィルム研究会第30回活動【11/10】のお知らせ

第30回活動「映画祭と作品、人がつむぐ現場性」

来る11/10(金)に映画祭をテーマとするとセミナーを実施いたします。予約不要です。ご都合よろしければぜひご参加ください。

詳細
https://theatercafe.jp/new/seminar2023/

登壇者 
山下宏洋 イメージフォーラム・フェスティバル ディレクター
藤田修平 東京情報大学総合情報学部准教授
新井佑季 立命館大学大学院文学研究科文化動態学専修博士課程前期課程

日時 2023年11月10日(金)開場14:30 開始15:00 終了18:00(予定)
会場 名古屋大学文系総合館7階カンファレンスホール

終了後に懇親会を予定しています。
参加希望の方は11/2までにご連絡ください。

本セミナーの目的は、作品と人、上映の場の関係性について、映画祭の現場性から考えることである。コロナ禍以降、映像視聴のオンライン化への移行が加速して久しい。とはいえ、最近の週末の映画館は大勢の来場者でにぎわっている。日本映画製作者連盟によれば、2019年まで右肩上がりだった映画館来場者数は、コロナ禍により激減したものの、人流の制限緩和が段階的に実施された2022年度においては、前年比130%以上の1億5,252万5,000人であった。さらに今年は、厚生労働省によれば、感染症法上のCOVID-19の位置付けが5類感染症に移行し行動制限が解除されて、感染防止対応が一般的な風邪のレベルになった。このような状況下で人々は再び街へ戻ってきている。一方、東京の岩波ホールを始めとする、各地域の独立系映画館の閉館が2021年頃から相次いでいる。さらに、COVID-19以前から、シネマコンプレックスのスクリーン数が増加し、作品配給の状況に変化がみられるようになった現在、かつては映画祭や独立系映画館を中心に流通してきた映画作品が、シネマコンプレックスやオンラインのサブスクリプション配信で鑑賞が可能な状況に移行した。このような複雑な状況の中、対面で映画鑑賞する意義や意味は何だろうか。本セミナーは、そうした映像を巡る現場性を再考する上で、一時的で非日常な時間と場所として現れる映画祭に注目していく。映画祭が開かれる際には、キーパーソンと作品、資金、場所、スタッフ、機材などのメディア環境、特に大きなものであれば公的機関の協力など、様々な要素が欠かせないといえる。その中でも今回は特に、作品と人と映画祭から考えていきたい。そのために今回は、映画祭企画者、映画制作者、映画研究者など異なる立場の登壇者の話を聴き、ディスカッションパネルを開くことでその現場性の意義と課題点、今後の可能性を考える。

企画 林緑子、新井佑季

主催 ショートフィルム研究会、名古屋大学融合フロンティアフェローシップ(アジア未来創造分野)

2023年度 研究会活動費助成追加公募のお知らせ(応募締切:2023年11月24日12:00)

日本映像学会 会員各位

映像にかんする研究・活動の活性化を図るために、研究会が企画・運営する本年度の研究活動に対して研究会活動費助成の公募をおこないます。有意義と期待される研究活動や、継続的な研究活動を続けている研究会、および新規発足の研究会による研究活動の奨励を目的とします。「2023年度研究会活動費助成申請書」に必要事項を記入の上、応募期限までにご提出ください。
応募された「研究会活動費助成申請書」については審査委員会による研究・活動計画内容、実施の実現性などについて厳正な審査のうえ、助成対象となる研究・活動計画を決定します。
なお、たいへん恐縮ですが、なるべく多くの研究会への助成を行うことを目的とすることから、春の助成公募で採択された研究会は対象外となります。

〆切は2023年【11月24日(金)12:00まで(厳守)】となっております。みなさまのご応募お待ちしております。

日本映像学会 研究企画委員会

詳細のご案内や申請フォーマットは、以下よりダウンロードしてご使用ください。
2023年度研究会活動費助成の追加公募について」.pdf
2023年度研究会活動費助成申請書」.xlsx
日本映像学会 研究会活動費助成 予算書」.docx
[参考]「日本映像学会 研究会活動費助成 決算報告書」.docx *研究会活動費の運用についての報告書式

2023年度 秋期新規研究会登録申請について(応募締切:2023年11月24日12:00)

日本映像学会 会員各位

平素より日本映像学会の活動にご参加・ご協力いただき、ありがとうございます。 日本映像学会では会員のみなさまに活発な学会活動をおこなっていただくため、2023年度秋期の新規研究会を募集します。 従来の研究会にない枠組みでのご活動を検討されている方、映像学への新たな視点をお持ちの方、是非ご申請ください。

〆切は2023年【11月24日(金)12:00まで(厳守)】となっております。 みなさまのご応募お待ちしております。

日本映像学会 研究企画委員会

詳細のご案内や申請フォーマットは、以下よりダウンロードしてご使用ください。
2023年度_秋期新規研究会登録申請について.pdf
新規研究会登録申請書.xlsx

2023年度 研究会継続届提出のお願い(2023年12月8日締切)

研究会代表者各位

平素より当学会において活発な研究活動をご推進いただき、心より感謝申し上げます。
活発な研究会活動を促進するためにも、研究企画委員会から以下のお願いを申し上げます。

(1)研究会の継続確認について
2019年10月5日の理事会にて、選挙のない年度に「研究会継続届」の提出をしていただくことで、継続確認をさせていただくことになりました。お手数をおかけして恐縮ですが、本年度が該当年度となります。【2023年12月8日】までに事務局へメールにて継続届をご提出いただくようお願い申し上げます。

(2)研究会の変更及び廃止について
学会ホームページ上に、「研究会変更届」「研究会廃止届」を掲載しています(https://jasias.jp/wp-content/uploads/2023/10/sg_notification2023.xlsx)。研究会活動内容(代表者・構成員の変更も含)に変更が生じた場合は「研究会変更届」に、研究会活動を廃止する場合は「研究会廃止届」にご記入の上、速やかに事務局への届出をお願い申し上げます。

学会員のみなさまにとって、より有意義な形での学会運営を提供できるよう、ご理解とご協力のほどなにとぞよろしくお願い申し上げます。

日本映像学会 研究企画委員会
委員長 伊津野知多

第56回映画文献資料研究会【11月25日】

第56回映画文献資料研究会のお知らせ

日本映像学会映画文献資料研究会では、下記のように、研究例会を開催いたします。会員の皆様のご参加をお待ちいたします。

「映像と資料から迫る満映日本人の戦後」

企画概要:1937年7月「蘆溝橋事変」を契機として日中全面戦争が幕を開け、その一ヵ月後、満州国政府ならびに満鉄による出資と、関東軍、協和会、そして日本国内の各種機関による人的支援のもとで、「満州映画協会(略称満映)」が正式に発足した。第二次世界大戦が終結する1945年8月までに、満映は計1000本ほどの作品を製作した。
やがて終戦を迎え、満映も崩壊したが、しかし、多くの満映の日本人スタッフはそのまま中国に留まり、中華人民共和国成立(1949年)以降も東北(長春)映画撮影所を主な拠点として、中国映画の製作に携わっていた。
 八木寛(脚本家)、内田吐夢、木村荘十二(以上は監督)、岸寛身、福島宏、気賀靖吾(以上はキャメラマン)、岸冨美子、民野吉太郎(以上は編集)、織田謙三郎、勢満雄(以上は特撮)、村田幸吉(照明)、菊地弘義、秋山喜世志、仁保芳男(以上はフィルム・現像)、持永只仁(アニメ。のちに上海映画撮影所へ配置)、高島小二郎、山元三弥、清島竹彦、佐々木勇吉、光本豊(以上は録音。清島竹彦、佐々木勇吉、光本豊はのちに北京映画撮影所に籍を移し、それぞれ秦彦、左山、高敏の中国名で活躍)、小野沢亘(美術。北京映画撮影所所属)らがそうである(劉文兵著『日中映画交流史』より)。
 本企画は、映像と資料の両面から満映日本人スタッフの戦後、とりわけ彼らの中国での活動に迫る。
 『中国映画を支えた日本人~“満映”映画人 秘められた戦後~』は2006年にNHKによって初放映され、大きな話題を呼んだ。戦前「満州映画協会」に勤め、戦後も共産党政権下の中国で映画制作に携わった日本の映画人の知られざる戦後にはじめてスポットライトを当てたことで、日中映画史、ないし日中関係史に大きな一石を投じた画期的な作品である。上映後、小川道幸ディレクターは登壇し、番組制作について語る。
 いっぽう、『中央公論』昭和29年(1954年)2月号に掲載された「座談会:私たちは新中国で映画をつくってきた」は、満映研究の基本文献として多くの研究者に重宝されてきた。ところが、それはあくまでもダイジェスト版である。近年、座談会の全容を記録した謄写版が見つかり、映画史研究の劉文兵(大阪大学)がそれを関係者から特別に提供してもらい、それに基づいて研究発表をおこなう。

日時:2023年11月25日(土)13時30分~17時00分(予定)
第1部:参考上映『中国映画を支えた日本人~“満映”映画人 秘められた戦後~』(2006、NHK)
第2部:「小川道幸ディレクターが番組制作の舞台裏を語る」
 〇小川道幸 (おがわ みちゆき)
映像ディレクター。1947年香川県生まれ。早稲田大学理工学部金属工学科で学び、後に社会学部で人類学を学ぶ。早稲田大学探検部OB。株式会社 グループアンダリン代表取締役。認定NPO法人国境なき子どもたち元会長、前副会長、現在評議員。2016年よりパンジーメディア(知的障害者の発信するメディア)エグゼクティブプロデューサー。
 世界110か国以上を訪れ、80本以上の作品を監督。NHKを中心に『最期のひばり』『中国映画を支えた日本人~“満映”映画人 秘められた戦後~』『ヒマラヤ大空撮!接近!ネパール8000m峰』『神秘の大河アマゾン・3つの不思議に迫る』など、様々なジャンルのドキュメンタリー番組を手がけている。
 現在は知的障害者と映像を作り、パンジーメディア(https://pansymedia.com/)を拠点に毎月インターネットで放送している。
第3部:研究発表「新資料に見るポスト満映の位相」(大阪大学 劉文兵)
 〇劉 文兵(リュウ ブンペイ)
大阪大学人文学研究科准教授。博士(学術)。中国山東省生まれ。東京大学大学院博士課程修了。
主な単著に『日本の映画作家と中国――小津、溝口、黒澤から宮崎駿、北野武、是枝裕和、岩井俊二まで』(弦書房)、『映画がつなぐ中国と日本』(東方書店)、『日中映画交流史』(東京大学出版会)、『日本電影在中国』(中国電影出版社)、『中国抗日映画・ドラマの世界』(祥伝社)、『中国映画の熱狂的黄金期』(岩波書店)、『日中映画人交流』(集英社)、『中国10億人の日本映画熱愛史』(集英社)、『映画のなかの上海――表象としての都市・女性・プロパガンダ』(慶應義塾大学出版会)などがある。共著、論文多数。日本映画ペンクラブ賞受賞。 

会場:東京工芸大学芸術学部1号館2階1206教室
   東京都中野区本町2-9-5
参加費:無料
連絡先:西村安弘 nishimurimg.t-kougei.ac.jp

主催:日本映像学会映画文献資料研究会(代表:西村安弘)/慶應義塾大学東アジア研究所産業経済研究財団助成プロジェクト「日中戦争後の政権移行と映像文化」(代表者 吉川龍生)/科研費 基盤研究C(研究代表者 劉文兵)